http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=05150023204&day=20130515 より
OBS大分放送ニュース 福島の火力発電所の石炭灰受け入れへ(5/15 19:19)震災後、中断していた福島県の火力発電所からの産業廃棄物の受け入れを津久見市のセメント工場が再開することになりました。
県によりますと、受け入れる産廃は福島県の常磐共同火力が保有する石炭火力発電所で発生した石炭灰です。津久見市の太平洋セメント大分工場では、2011年1月からこの石炭灰をリサイクルし、セメントの原料に利用していました。東日本大震災で発電所が津波被害にあって以降受け入れは中断していました。県はきょうの会見で、石炭灰について現地調査などを実施した結果、県が定めた受け入れ基準に適合したと発表しました。県は、放射性物質も検出されなかったため、安全性に問題はないとしています。石炭灰はすでに北海道と8つの県で受け入れています。太平洋セメントは石炭灰の受け入れを今月中に再開する予定です。来年3月末までにおよそ2万トンが貨物船で搬入される見通しで県は今後、空間放射線量の測定を複数回にわたって実施する方針です。
管理人より
ついに、福島県の産業廃棄物が九州にやってきます。
北九州へ宮城のがれき、苅田町に香川のヒ素汚染土、そして津久見市に福島県の石炭灰です。福島県の石炭灰についてひとつずつ調べていきます。
常磐共同火力 東北電力株式会社と東京電力株式会社が株主
勿来発電所 福島県いわき市にある火力発電所。石炭灰はここからきます。
「石炭灰」と言っていますが、石炭を燃やしただけの灰ではありません。
http://www.joban-power.co.jp/nakoso_power_plant/feature/
なんと 下水焼却汚泥や、木質バイオマスも混ぜて燃やしています。さらにHP上のPDFを調べていきます。
http://www.joban-power.co.jp/environmental_initiatives/renewable_energy/ より
平成19年10月より、東京都の下水汚泥から製造される炭化燃料を使用し、平成20年4月より石炭と混合し、本格運用を開始しています。
この燃料は、石炭の性状とほぼ同じであり、石炭と混合して燃焼でき、二酸化炭素削減効果があります。
平成22年度は約 5,300トン使用し、年間約 5,600トンの二酸化炭素削減となりました。
http://www.joban-power.co.jp/wp/wp-content/uploads/2013/02/ea4b21df9b82a5bf3a2489bec84522e2.pdf 平成24年7月発行 より
平成24年7月のパンフレットでは、下水焼却汚泥は入っていないようですが、バイオマスペレットは入っているようです。
このペレットは福島県の木材で作られているのかどうかわかりません。放射能検査のデータも出てません。
平成25年度は下水焼却汚泥が混焼されているかどうかわかりません。これから確認したいと思います。
下水焼却汚泥が311以前は東京都のものだったということは分かりました。
これが石炭灰です。
石炭灰を全国に売っています。「北海道と、8つの県」が受け入れと書いてあります。具体的にどこか確認したいと思います。
苅田三菱マテリアルでヒ素汚泥がセメントに、そして津久見では太平洋セメントが福島の石炭灰をセメントに焼成する。
石炭灰に含まれる放射性物質の濃度データも知らされないまま、セメント焼成炉で高温で焼けば、がれき焼却どころではない放射性のPM2.5が大気中に放出される可能性があります。
電気集塵機で放射性pm2.5がすべて捕捉できるはずはありません。
煙突から出る汚染物質は設備で取り除かれほとんどは水蒸気だという子供向けの説明がHPにありました。驚きました。大人はそのような説明で納得できるわけがありません。
このイラストをご覧下さい。http://www.remnet.jp/lecture/forum/07_02.html より
吸い込んだとき放射性物質粒子が細かいほど肺胞から血中に入って全身に運ばれていきます。その人に持病があれば、悪化する可能性もあると思います。
土壌に落ちて野菜などに移行するまでには時間がかかりますが、汚染物を燃やせば、あっという間に煙突から放射性PMは移動し拡散します。
セメント会社の焼成炉が、原子炉になってしまうということです。
自治体ではないので排ガスの放射能検査データも出さないかもしれません。
なぜ放射性物質を吸い込むのが危険なのかみてください。http://youtu.be/wu3ZrzwU35U
大分県だけでなく 、近隣自治体 山口県、福岡県、愛媛県の人に関心を持っていただけたらと思います。