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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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安岡洋上風力反対集会に参加。巨大風車20基建設予定の安岡の海を眺め、貝殻を見つめる。

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私は、本日下関市の安岡地区で開催された安岡洋上風力反対集会に参加しました。近隣住民のみなさんが集まっておられました。その様子を報告します。

●集会は本日で2回目。最初の集会は30人位集まった。現在署名は4000筆を超えた。

●ほとんどの人がこの風力発電に気づいていない。計画が下関市民に秘密にされているかのようだ。

●地元の海が好きで自宅を新築するのを子供と楽しみにしていたのに、このような計画を知り、いろいろ調べて危険性を知った。子供の未来を心配している。

●地元で海が見える土地を購入し、長生きしたいと思っているのに、このような計画を知り驚いた。不動産の価値も下がる。

●近くの風車立地地域で「牛の乳が出なくなった、オスの牛が交尾をしなくなった」「2重サッシにしても眠れない」という話を聞いた。ゴーストタウンになってしまう。

●署名を集めているとき「原発よりましじゃないか」という人がいた。

●遠くに立てればいいじゃないかという人がいるが、建設会社は計画より沖に変更するようなことは考えていない。

●野鳥の調査が始まっているようだが、建設会社の外注。

●風車建設予定地域の近くに住んでいない人というのは、計画に賛成してしまうため、多数決自体がよくない。

●いろいろな活動の提案。人手が足りない。 草の根に署名活動など頑張る必要性。

●ホームページができたので知らせていく。http://yasuoka-wind.jimdo.com/

私は山口県内の海岸線の浜辺を貝殻の採集をして回ったことがあります。日本海側と周防灘側では貝の種類が違います。長門の海岸や角島は貝殻の種類が多く、微小貝を多数採集できました。見島で大変希少なユリヤガイを見つけて興奮したことがあります。

周防灘側には秋穂の東まで行きましたが微小貝はみつけることができませんでした。人工ビーチとかテトラポットがあったり、コンビナート地帯だったりすると、生物多様性が失われてしまいます。浜辺を自然のままにしておかないと小さな小さな貝類はいなくなります。安岡の浜辺には5ミリ程度の微小貝の貝殻はありませんでしたがこういった貝殻はありました。(下画像)

安岡の浜辺で拾った貝殻↓

自然界は人間だけのものではありません。風車を海の中へたてれば、海の生き物への影響、海鳥への影響もあります。

安岡海岸沖合には貴重な生物がいる(アカウミガメ・カブトガニ・ウナギ・トビハゼ、カラスバト・コクガン・ヒシクイ他)そうです。

よく、「ちゃんと場所を選んで立てればいい」という人がいますが、それはご都合主義と思います。人間が住んでいないようなところに風車をたてれば、ものすごい自然破壊になるし、道路がすでにあるようなところにたてれば必ず人家がある。日本にたてていい場所などありません。

今でさえもう自然をいためつけている状態なのにその上、固定買取制度を利用した売電のために、海を、生き物を、人の暮らしを犠牲にする必要があるでしょうか?電気は足りています。

 

 

実際に建設予定地を見て驚きました。住宅密集地にものすごく近い!一番近いところで500mです。そして2〜3km圏に病院と学校!そこに20基も!

 

 

 

 


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