がれき総量は減ったにもかかわらず、明らかに受け入れ自治体が増えています。放射能安全神話信者、同調性バイアス、拝金主義、マスコミ信者。衆愚政治。
自治体の首長や職員が、安全かどうかを客観的科学的に判断するのではなく、官僚のいいなり、すべては政治的判断により受け入れに手をあげているのです。
その結果、日本中の人たちが放射性物質の浮遊微粒子、放射性PM2.5を吸い込む、日常的に吸入被曝を追加でさせられているということです。
電源交付金をばらまいて、金の欲しい各自治体に原発立地に手を上げさせる、高レベル放射性廃棄物の最終処分場に手を上げさせる、それと同じように復興予算をちらつかせて、がれき受け入れに名のりをあげさせているのです。
空間線量の方に注目させて、「基準を大きく下回るから大丈夫」と発表しているのは、私たちが毎日20kgも吸い込んでいる空気の中に浮遊する放射性微粒子の存在をごまかすため。その「吸入被曝」「呼吸被曝」をごまかすことが、おそらく原子力を推進する側にとって最も大事なことなのだろうと思います。
がれきのサンプリング検査、ゆるい基準での放射能検査、能力の低いモニタリングポストの空間線量データなどでいくらでも何も知らない市民をごまかせます。既成事実を積み上げていってあきらめさせるという常套手段です。
総量や、大気浮遊じん、PM2.5のことは無視して、速報値を出さない、放射能検査をしない。
これだけ日本中の問題になっているのに、そらまめくんの全国の測定局でグラフが出るPM2.5の速報値が出されているところが少な過ぎます。測定していてもそらまめくんに反映してなかった県が多いです。これはまた別記事で書きたいと思います。
この「吸入被曝」や生物濃縮された食材を食べる内部被曝を「絆」「復興」という印籠をかざして、「風評被害だ!」とごまかせば、日本中どこでも、どんな放射能汚染物でも焼却し放題。国民に吸わせ放題、汚染食品食べ放題となります。一億総被曝まっしぐらということがこの図からわかると思います。
私は、推進側が「言葉」でごまかしていこうとするなら、こちら側もわかりやすく言葉を変えていったらいいんじゃないかと思います。
「内部」じゃわかりにくいのかもしれません。「吸入被曝」の方が肺に入ったきり出てこない状態をより正しく表せているのではないかと思います。あと、生物濃縮を認めない自治体もありますので「食事被曝」はどうでしょうか?
内部被曝=呼吸による被曝+食べ物を取り込む被爆です。「吸入被曝」は「呼吸」というと、全部出てしまう感じになるので肺胞に付着して出てこないことをイメージできる「吸入」の方がいいのではないかと思いました。「食事被曝」は「経口」というより「食事」と言ったほうがわかりやすいと思いました。
いかがでしょうか?これからは「吸入被曝」「食事被曝」。この言葉で当事者意識を持って放射能防御対策してください。そして危険を伝えてください。(=防災)
黒沢監督 「夢」より「赤富士」 ↑ YOUTUBEは途中カットされていたので追加。