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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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新小野田火力発電所の火災原因発表、11月再稼働へ 原因はコンベアローラーの回転不良⇒発熱⇒石炭粉着火

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新小野田発電所:全面再開、早ければ来月20日−−中電 /山口

毎日新聞 2014年10月31日 地方版

 中国電力山口支社は30日、県庁で記者会見し、火災で運転停止していた新小野田発電所(山陽小野田市)について、早ければ11月20日から運転を全面再開すると発表した。出火原因は設備の老朽化とみられるという。 

 同支社によると、発電所には石炭火力による発電機が2基ある。火災は8月17日に発生し、二つのボイラー建屋に石炭を運ぶベルトコンベヤーが約200メートル燃えた。

 火元付近を分解点検したところ、コンベヤーを動かす金属製ローラーの回転不良が原因でローラーの軸受け部が発熱し、周囲に付着した石炭粉に引火してゴム製ベルトに延焼したとみられることが判明した。軸受け部は劣化し、摩耗していたが、2年に1度の定期点検や、目視での見回り点検でも気付かなかったという。同支社は「マニュアルに乗っ取って確認していたが、方法に問題があった」と述べた。

 再発防止策として▽全ベルトコンベヤー約1700メートルの材質を燃えにくいものに変える▽コンベヤーの下に温度センサーと消火配管を付ける▽温度監視を強化する−−という。【田中理知】

〔山口版〕

  新小野田発電所来月全面再開へ

NHK 10月31日

 


新小野田発電所 石炭搬送用コンベア火災に係る原因と再発防止対策および復旧見込みについて 
平成26年10月30日 中国電力株式会社 プレスリリース

 

 当社新小野田発電所(石炭火力,所在地:山口県山陽小野田市,発電所出力:50万kW×2基)については,8月17日に発生した石炭搬送用コンベア火災に伴い発電を停止(同日お知らせ済み)し,その後,火災原因の検証を行うとともに,冬季重負荷期前の発電再開に向け,コンベア設備の復旧作業を進めています(9月5日お知らせ済み)。

  このたび,火災の原因と再発防止対策,および現時点での復旧見込みを取りまとめましたので,以下のとおりお知らせします。

【火災原因および再発防止対策(詳細は別紙参照)】 〈火災原因〉

  火元付近のコンベアローラーの分解点検を行った結果,そのうちの1つに回転不良の痕跡が認められたことから,当該ローラー軸受部が発熱,周囲に付着した石炭粉に着火したことで,ゴム製のコンベアベルトに延焼したものと推定しました。

〈再発防止対策〉 石炭搬送用コンベアローラー等の総点検を実施し,健全性を確認(実施済)。 携帯温度計使用による,石炭搬送用コンベアパトロール時の温度監視強化。 当該コンベアについて,ベルト材質を難燃仕様へ変更するとともに,温度センサー(新設),消火配管(追設)を設置。 【復旧見込み】

  早期復旧およびより安定的な燃料搬送の観点から,現在,1号機のボイラー近傍に石炭搬送用垂直コンベアの新設も行っており,構内貯炭場から同コンベアまで石炭をトラック輸送することで,1号機については,11月7日頃に発電が再開できる見通しとなりました。
  また,焼損したコンベアの復旧も順調に進んでおり,現在定期点検中の2号機については,11月20日頃に発電再開する予定です。

  このたびの火災に伴い,皆さまにはご心配をお掛けし,大変申し訳ございません。
  当社におきましては,再発防止に万全を期すとともに,引き続き,電力の安定供給に鋭意取り組んでまいります。

以上

添付資料 別紙:火災原因および再発防止対策(イメージ図)[PDF:186KB]

 10/31宇部日報

 


(管理人より) 結局最後まで、中国電力から火災による大気汚染に関するコメントはありませんでした。

火災原因もポンチ絵で説明されて、「はい終わり」と幕引き。 「原発よりまし」の心理で、なんとなく許されて流されてしまう風潮がここにもあります。

ここ最近ベルトコンベアの火災事故が多いのは気のせいでしょうか・・・

ベルトコンベアで石炭を運ぶ工場は火力発電所だけではありません。新日鉄などの製鉄工場もそうです。

人間の記憶はどんどん薄れて、忘却していきます。

石炭を運ぶベルトコンベアで火災事故が起きたことは覚えておきたいものです。





 


 



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