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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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福島2号機 使用済燃料プールの冷却再開後も温度は上昇中。ふくいちプラントパラメータモニタを見る。

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2号機プール、冷却一時停止=福島第1、原因調査―東電

時事通信 11月27日(木)18時24分配信

東京電力は27日、福島第1原発2号機の使用済み燃料プールの冷却が停止したと発表した。冷却は約5時間後に再開され、温度上昇は0.6度だった。
東電によると、27日午後4時45分ごろ、2号機使用済み燃料プールの冷却に使われるポンプが自動停止した。
通常、冷却に関わる弁を開いた状態にすることでポンプが動く仕組みとなっている。弁を開いたままにするには空気を供給し続ける必要があるのに、その供給機器の操作スイッチが停止状態になっていた。東電が原因を調べている。
停止時のプール水温は16.7度で、制限値である65度まで達するには約2週間かかる計算だった。プールには使用済み燃料が587体、未使用燃料が28体保管されている。放射線量の値などに大きな変動は確認されていない。 

 

福島第一原子力発電所における2号機使用済燃料プール代替冷却系の停止について 

平成26年11月27日 東京電力株式会社 

本日(11月27日)午後4時43分頃、2号機使用済燃料プール代替冷却系の一次系ポンプ(B系)が自動停止し、当該プール冷却が停止しました。 

現在、原因・現場状況等の調査を行っております。 

冷却停止時の当該プール水温度は16.7℃であり、冷却停止時の温度上昇率は0.146℃/hであることから、運転上の制限値(65℃)に到達するまでには、約13.8日と評価しております。 

また、プラントデータ(原子炉への注水流量等)の異常、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されておりません。以 上 

 

福島第一原子力発電所における2号機使用済燃料プール代替冷却系の停止について(続報)

平成26年11月27日 東京電力株式会社

福島第一原子力発電所における2号機使用済燃料プール代替冷却系の停止に関する続報です。

 現場を確認したところ、以下のことがわかりました。
 ・使用済燃料プール代替冷却系一次系ポンプ(B)に漏えい等の異常は確認されませんでした。
 ・使用済燃料プール代替冷却系の空気作動弁に、作動用空気を供給している空気圧縮機が停止していました。(空気圧縮機は2台設置されており、通常は1台運転、1台は待機状態)
 ・警報は「系統入口流量低」が発生しましたが、他に異常を示す警報は発生していません。

 使用済燃料プール代替冷却系が自動停止した経緯については、何らかの要因により運転中の空気圧縮機が停止したため、空気作動弁が閉動作し、使用済燃料プール代替冷却系一次系ポンプ(B)が自動停止したものと推定しております。

 今後、以下の対応を行います。
 ・空気圧縮機の健全性を確認した上で、待機状態にあった空気圧縮機を起動し、空気作動弁の開閉試験を行います。
 ・その後、自動停止した使用済燃料プール代替冷却系一次系ポンプ(B)を起動させます。

 なお、使用済燃料プール代替冷却系一次系ポンプ(B)の起動に要する時間は、2時間程度と見ております。また、空気圧縮機が停止した原因について、今後調査してまいります。以 上

  福島第一原子力発電所における2号機使用済燃料プール代替冷却系の停止について(続報2)

平成26年11月28日 東京電力株式会社

福島第一原子力発電所における2号機使用済燃料プール代替冷却系の停止に関する続報です。

待機状態であった空気圧縮機(B)の健全性を確認後、空気圧縮機を起動し、空気作動弁の開閉試験を行い問題がないことを確認しました。
  ・空気圧縮機(B)  午後8時40分起動
  ・空気作動弁開閉試験 午後9時5分~午後9時6分

その後、午後9時26分に使用済燃料プール代替冷却系一次系ポンプ(B)を起動し、使用済燃料プールの冷却を再開しました。

午後11時現在、使用済燃料プール水温度は17.3℃であり、停止時の16.7℃からの上昇は、運転上の制限値(65℃)に対して余裕があり、使用済燃料プール水温度の管理上問題ありませんでした。

なお、続報にてお知らせした自動停止した経緯については、調査したところ、使用済燃料プール代替冷却系一次系システムの出入口弁(空気作動弁)に空気を供給している空気圧縮機の操作スイッチが「停止」になっていたことにより、空気貯槽の圧力が低下し、その後、空気作動弁への供給圧力が低下して出口弁が閉動作したことにより、一次系ポンプが停止したことが分かりました。空気圧縮機の操作スイッチが「停止」になっていた原因については、今後調査してまいります。

また、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されておりません。以 上

 

(管理人より)

11/27福島第一原発2号機の使用済み燃料プールの冷却が停止したトラブルで 「冷却一時停止⇒再開⇒ほっとした」 という流れになってますが、

本当にそうなのだろうかという疑問が残ります。続報も2つ出ましたがそれ以降は出ていません。

このトラブル情報も、時事通信の情報が出た直後に確認しましたが、なんと地元のメディアである福島民友にも福島民報にもHP上のアップがありませんでした。

https://twitter.com/oldblue2012/status/537937749605482496

テレビニュースで流れたかどうかはわかりませんが、何度も確認できるHP等で記事にしていないということに驚きを感じました。

ふくいちプラントパラメータモニタ を見てみました。

今でも上がり続けています。

http://fukuichi.mods.jp/?p=34&fname=p02.csv&cnt=30&update=%E6%9B%B4%E6%96%B0


横軸の日数を増やしてみます。

http://fukuichi.mods.jp/?p=34&fname=p02.csv&cnt=&update=%E6%9B%B4%E6%96%B0


2012年まで振り返ればもっと温度が高い時期もあって、温度の上がり下がりも激しいです。

東電が知らせてないだけで、こういった温度の上下は常に起こっていて、ずっと綱渡り状態は続いているのだということだとわかります。

こういうグラフが新聞に掲載されてないことは何を意味してるのでしょうか?

 

http://fukuichi.mods.jp/?p=34&fname=p02.csv&cnt=5000&update=%E6%9B%B4%E6%96%B0


まだ収束してない福島第一原発において、今後なにか大トラブルが発生しても、地元住民にも日本中の人にも知らされないのではないかとすら思えてきます。

ああ、こんな底なし沼の破局なんて誰が想像したでしょう。

 

報道を読み解き、データを判断できる力がない市民は、こんな破局的な状況下でも

まだ、「新聞⇒人工芝運動の市民の伝言ゲーム⇒選挙」  という流れで体力を消耗させられていると私は思います。

底なし沼の中で、情報を収集し判断力をつけ、東大話法にも負けず、行動し続けることは大変なことですがやるしかありません。


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