工場でベルトコンベヤー燃える火事 山口< 2015年5月2日 0:00 >
1日夕方、山口・山陽小野田市にあるセメント関連の材料を作る工場で、全長約135メートルのベルトコンベヤーが燃える火事があった。約3時間後に消し止められ、ケガ人はいなかった。
火事があったのは山陽小野田市にある太平洋マテリアル小野田工場。1日午後4時10分頃、石炭を運ぶ全長約135メートルのベルトコンベヤーから出火したもので、周辺に、水と反応する石灰類があったため、慎重な消火活動が続けられ、約3時間後の午後7時15分に鎮火した。
この火事によるケガ人はなく、有毒ガスの発生などもなかった。 警察と消防では今後、現場検証を行って、出火の原因を調べることにしている。
太平洋マテリアル小野田工場で現場検証(山口県)
山陽小野田市にある太平洋マテリアル小野田工場で起きた火災で、2日、警察と消防が現場検証を行った。この火事は1日午後4時過ぎ、生石灰などの原材料を受け入れ口から貯蔵用サイロへと運ぶベルトコンベアから出火したもので、全長およそ135メートルのベルトコンベアなどが焼けた。ケガ人をした人はいなかった。太平洋マテリアルによると、火災のあった1日にベルトコンベアを使って運んだのは発火性の無い原材料で、出火当時、運搬作業は終わっていたという。
[ 5/2 18:31 山口放送]
激しく吹き出した黒鉛は空高く上った。現場が市街地周辺だったこともあり、工場周辺の道路にはたくさんの人が集まって不安そうに様子を見守っていた。
宇部・山陽小野田消防局は消防車両11台を出動させた。
(管理人より)
昨年、山陽小野田市の火力発電所でもベルトコンベア火災が起きました。
時系列に
中国電力新小野田火力発電所で火災。被災地域の木質系廃棄物、東北の木のチップを受け入れている可能性。
新小野田火力発電所火災は16時間も燃え続けたのに、翌日午後にしか報道しなかったNHK。そしてすぐ削除!
中国電力、新小野田火力発電所の火災事故の続報、防府にバイオマス・石炭混焼発電所建設計画
中国電力新小野田発電所火災 続報 「復旧見込みについて」 原因はいまだ分からず。新日鉄の煙と比較する。
中国電力新小野田発電所火災 続報 11月下旬に運転全面再開 原因は現在も究明中。
新小野田火力発電所の火災原因発表、11月再稼働へ 原因はコンベアローラーの回転不良⇒発熱⇒石炭粉着火
そして今回も山陽小野田市の太平洋マテリアルでベルトコンベア火災です。今回の報道を見るとベルトコンベアで、石灰石を運んでいたのか石炭を運んでいたのかわかりません。
何が燃えたのかもわかりません。有毒ガスの発生がなかったと何故言い切れるのかもわかりません。
消防車は11台も出てますから相当な火災事故です。ツイッターにもリアルタイムで見た人が撮した画像も流れていませんでした。
主に日テレ系がニュースを流していて、NHKニュースには出てない不思議。
ベルトコンベア火災はこれからも起きる可能性があると思います。
太平洋マテリアル株式会社 は太平洋セメントの100%子会社。
こういう物を作っています。⇒https://www.taiheiyo-m.co.jp/products/
セメント関連の材料を作る工場。どんな廃棄物が混ぜ込まれていたかどうかは不明。
山陽小野田市は「セメント町」という町名もあるガチガチの企業城下町。「セメント町」は旧・小野田セメントに由来。
火災があっても何も言わない市民が周りに住んでいるということです。
不安は訴えても、最終的には黙る。
HPにも何も出ていません。https://www.taiheiyo-m.co.jp/company/news/
沿革 http://www.taiheiyo-cement.co.jp/company/history.html より
2001年(平成13年) エコセメント販売開始都市ごみ焼却灰の資源化事業(灰水洗システム)を開始
2001年からエコセメントを作っています。
関東のエコセメント工場周辺では裁判が起きています。
エコセメント工場(東京都日ノ出町)差し止め請求裁判のお知らせ より
●エコセメントとは?
東京・三多摩地区の住民400万人ゴミ焼却施設(日の出のごみ処分場)から発生する焼却残さ(焼却残灰と飛灰を含む)や下水汚泥などを主原料として作られるセメント類似のものをです。
●エコセメント裁判について
東京高裁では以下のような争点で裁判が行われています。
1) 多摩地域のほぼ全域から毎日エコセメント製造施設に持ち込まれる焼却残さ(主灰及び飛灰、飛灰固化物)は著しく放射能汚染されており、 宮古、釜石地域の一般廃棄物焼却残さに比しても著しく高い。
2) エコセメント製造施設の操業時には、放射性物質の一部は煙突から排出されて周辺地域を汚染し、一部は、下水道を通じて日々大量に多摩川に流出し、さらには東京湾の汚染を高めている。
3 )施設周辺地域の空間線量率及び表層土壌の放射性セシウム濃度は明らかにエコセメント製造施設からの放射性セシウムの放出(煙道)の影響を受けて汚染されており、それによる周辺地域の住民は低線量被曝リスクに曝されているが、そのリスクは有意に高い。
4) 上記明白な汚染事実に対して、事業者側は「放射性セシウムの放出」の事実を全面的に否定しているが、それは、測定方法の欠陥に由来する。
5 )エコセメント製造施設からの高濃度の放射性セシウムを含む排水は、全量下水道放流されているが、その放流水を処理している八王子水再生センターには、放射性セシウムの処理能力がなく、流入する放射性セシウムの96%を無処理のまま多摩川に日々排出している。
6) 東京都内には、3.11福島原発事故の直後には、大量の放射性ヨウ素131が流入しており、その放射能は放射性セシウムの10倍以上に達していた。その、 152日後(半減期8日で計算して52万分の1に希釈されている)の下水道放流水にも放射性ヨウ素131が有意に検出されている。放射性ヨウ素による被爆 リスクは初期被爆が決定的に重要なので、それによる健康被害が、今後発生する蓋然性が高い。
7 )エコセメント製造施設は、バグフィルタを二重に装備しているにも拘わらず、毎日、焼成系からだけでも、19kgの粉じんを周辺にまき散らしている。
エコセメント製造施設は、バグフィルタを二重に装備しているにも拘わらず、
毎日、焼成系からだけでも、19kgの粉じんを周辺にまき散らしている。
政府からセメント協会に対して、放射性物質が含まれている脱水汚泥等を安定的に受け入れるよう要請されています。 (H23年6月28日付け)
http://www.jcassoc.or.jp/cement/4pdf/110728.pdf
放射性物質が検出された下水汚泥、浄水発生土のセメント原料の利用について セメントを生コンクリートや地盤改良材として利用する場合には、生コンクリートや土壌と混練する段階まで管理されていることから、少なくともセメントが2倍以上に希釈されることを考慮し、セメントの段階ではクリアランスレベルの2倍の濃度まで許容されることとなる。ただし、セメントとして袋詰めで一般に販売される場合には、販売店に引き渡される前に、セメントの段階でクリアランスレベル以下とすることが必要である。セメント各社は、脱水汚泥等の放射能濃度の管理や希釈度合いをコントロールし、セメントを利用して製造される生コンクリート等が安定的にクリアランスレベル以下とすることにより、今後とも脱水汚泥等を安定的に受け入れるようお願いしたい。
別添2では、セメントのユーザー団体(124団体)ならびに下水道管理者(都県ならびに市の24自治体)に、上記(1)の内容を満たしているセメントを利用して差し支えない旨の周知が行われています。
なお、クリアランスレベルについては「セシウム134とセシウム137の放射能濃度の和が100Bq/kgである」ことが明記されています。
セメント協会の会員社ではこの要請を受け、放射性物質が検出された下水汚泥、浄水発生土の使用について慎重に検討し、セメントの放射能濃度が政府より示された要件を満足することを確認して、下水汚泥、浄水発生土の使用を順次、再開しております。
太平洋マテリアルではどうなのでしょうか?