事故情報データバンクシステムをご存知でしょうか?
消費者庁及び国民生活センターが共同して管理運営しているものです。
サイトには「事故情報データバンクシステムは関係機関より、事故情報、危険情報を広く収集し、事故防止に役立てるためのデータ収集・提供システムです」と書いてあります。
http://www.cao.go.jp/consumer/doc/100830_sankou.pdf より
関係機関とは以下
よってここにあげられている情報に関しては、噂話などではありません。 ネット環境にある人であれば誰もが見ることができる情報です。
事故情報データバンクシステム サイトの検索ワードランキング2位は 「太陽光」です。
「太陽光」の検索結果を見て驚愕しました 一体、何件あるんだろう??? 太陽光で検索するのは主に太陽光発電システムのこと。
http://www.jikojoho.go.jp/ai_national/search/aiscc09-accidentsearchcondition.do?forward_search
ざっと単純に計算しても1ページ10件なので22ページ分でおよそ220件!! (2009~2015年) 平均して年間30件のなんらか事故、問題が起きている計算になります。
一件一件見ていくと、いくつか太陽光発電でない事例もありましたが、どうやら最近は住宅用の太陽光発電システムのパワコン火災が非常に多いようです。
太陽光発電システム用パワーコンディショナの事故情報
http://www.jikojoho.go.jp/ai_national/search/detail.do?id=0000251810
ページ右横に類似の情報として、全国の事故情報がずらーっと表示されています。
発生が新しいものから220件 ざっとみてみました。数が多いので数え間違いがあるかもしれませんが、どうかご了承ください。
これらの事故情報は消費者(個人)の住宅の太陽光発電システムのようです。(一件だけ公共施設が入っていました)
●火災事故の概要
パワコン37(取り付け後3年で発火した例も) モジュール13 ブレーカー8 接続箱3 接続ユニット10
接続ケーブル3 昇圧ユニット2 鉛蓄電池2 発電モニタ 配線4 コントローラー 配電盤 正弦波インバーター
●火災事故が発生している都道府県
埼玉5 大分 静岡 岡山 高知 青森 栃木 神奈川4 兵庫3 東京2 鳥取 宮崎 島根 千葉4 茨城 愛知4 長野 奈良 福岡 新潟 京都 沖縄 群馬 福島 鹿児島 熊本 滋賀 香川 富山 愛媛 岐阜
●パワコン、モジュール、蓄電池などの火災事故の当該製品のメーカーとして名前があった企業
ソーラーフロンティア株式会社ブランド 三洋電機株式会社 2
シャープ株式会社 6
BABY FM (丸喜株式会社 斎藤組 輸入)
京セラ株式会社(輸入)
松下電工株式会社
三洋電機株式会社3
オムロン株式会社(京セラ株式会社ブランド)5
日東工業株式会社3
オムロン株式会社4
京セラ株式会社9
三社電機製作所(パナソニックブランド)
株式会社京セラソーラーコーポレーション
パワコンのメーカーを見ると、住宅用のメーカーはほとんど事故情報に出てますね。
パワコンの電機メーカーで原発推進でない企業はないでしょう。~ブランドとしてつながってますから。原発メーカーも当然入っています。
メガソーラーでもパワコンのトラブルが起きているのではないでしょうか?
事故情報データバンクシステムで「太陽光 火災」を検索すると 69件ヒットします。
http://www.jikojoho.go.jp/ai_national/search/aiscc09-accidentsearchcondition.do?forward_search
「製品に起因する事故ではない」「原因がわからない」という記述も見られますが、消費者にとってはその事故が製品原因であっても、施工原因であっても、事故は事故。
火事の被害を被ったことには変わりはありません。建物が燃えたり、冷蔵庫などが壊れたりすれば大きな損害です。
太陽光パネルを屋根にのせなければ被害を被ることはなかったのです。
この事故情報を新しいものから見ていくと、パワコンによる火災事故が増えていることがわかりました。
220件の検索結果の方には、その他、低周波音、電磁波などの影響とみられる健康被害の訴え、太陽光パネルからの落雪による被害も多く含まれていました。
これらは、あくまでも氷山の一角であり、こうした事故情報の形であげられていない事案も数多く存在するはずです。
最近「手作りソーラーパネル」などと、いかにもハンドメイドを強調したワークショップなどのイベントが多く行われていますが、プロの業者が太陽光発電システムを施工してもこれだけの事故が起きるのです。
素人が夏休みの工作気分で、ソーラーパネルの配線に、簡単に手を出していいものだとは私はまったく思いません。
事故が起きたら周囲に迷惑がかかる場合もあります。
静岡の電気柵で人が亡くなった事故からもわかるように、そもそも電気は大変危険なものなのです。
なのに「自分で電気を作りたい」と思わせるような、自然エネルギーの宣伝広告が過剰に行われています。
政府の再生可能エネルギー政策により、こういう宣伝にも、膨大な税金が流れ込んでいますので、「電気の自給自足をしたい」などと勘違いする人間が大量に出てくる始末。
こういう団体などのイベントなどに要注意です↓ イメージや雰囲気、仲のいい友達のすすめなどで手を出してはいけないものです。
電気の自作は簡単だと、敷居を下げてみたり、「障害者の雇用」といった否定しがたい看板を掲げたりすることは、太陽光パネルに関する「本質的な問題」を見えなくしてしまいます。
「自然」「持続可能」というキーワードで人を集めようとしていますが、太陽光パネルは、そもそも「持続可能ではない」工業製品ですから欺瞞です。
太陽電池はハイテク工業製品なので「手作り」という言葉は当てはまりません。
「原発をなくしたい」と普通の家電製品と同じような感覚で、太陽光パネルを購入し新築時にのせてしまった主婦の方もいます。カタログハウスの読者でした。真面目な人ほど誘導されてしまいました。
「電力会社と縁を切りたい、自分で電気を作りたい」として、マンション共用部分のベランダにおいて配線を自分でしている人もいました。危険だと思います。
いろんなパターンで、個人の住宅に太陽光パネルが取り入れられています。ε=(・д・`*)ハァ…
この事故情報には、太陽光発電システム設置に伴う隣人トラブルがいくつもありました。
訪問販売のセールスマンに騙された例もありました。業者が倒産してしまったという例も。
太陽光パネル関連の会社はたくさん潰れています。⇒ 不景気.COM で太陽光発電で検索
太陽光発電の業者は、商売ですからトラブルは対策すればいい、保険に入ればいいと、あの手この手で信用させようとするでしょう。
太陽光パネルを売ろうとしてる人や推進しようとしてる人に、
問題点やトラブルを聞いても意味がないということです。
原発をなくしたいと思って自宅屋根にパネルを設置しても、パワコン発火のリスクが追加され危険が増すばかりか、
結局、電機メーカー(=原子力ムラ)に利益を誘導し、原発を温存させてしまうことになるのです。
参考 ↓
自然エネルギー推進したって原発メーカーは原発の輸出をやめません。原発メーカーの不買について考える