関東に大水害が発生し太陽光発電所が水没していますが、産総研の太陽光発電を研究している研究員のツイッタータイムラインはどうなっているのかをチェックしました。
産総研 太陽光発電研究センター HPにはお知らせ欄があるものの、水没ソーラーについてのお知らせはなく、何も更新されていません。
モジュール信頼性チーム システムチーム 研究員 ⇒ https://twitter.com/kei_sakurai (上の方のツイートが新しい) より 抜粋
太陽光パネルの専門家は感電事故に気をつけるよう以下の資料をあげてツイッター上で注意しています。
2011 年 3 月 18 日 一般社団法人太陽光発電協会 震災で破壊された太陽電池パネルの取り扱い上の注意
大型で非常に強い台風第8号の接近に伴う太陽光発電に関する注意喚起 より
赤囲みは管理人強調
「感電により最悪の場合、死亡する恐れ」があることを、自分の言葉でツイートしない専門家・・・・・
この言葉が一番重要なのに・・・
本来なら宮崎のNPOの資料を引用するのではなく、産総研HPに、太陽光パネルのこういった危険を市民に喚起する災害専用ページがあるべきではないのかと私は思います。
企業と一緒になって太陽光パネルを推進してきた産総研の研究員にも責任があると思います。
産総研で税金を使って国策再生可能エネルギーとして太陽光パネルを研究しているわけです。その研究員がこういった発言をしていることを市民は知らなければならないと思います。
産総研が真っ先に伝えなければならないのに、業界団体やメーカーに責任を転嫁する態度。↓
JPEA 太陽光発電協会 Japan Photovoltaic Energy Association
9/11 一般社団法人太陽光発電協会が注意を出しました。「感電する恐れがありますので、近づいたり触れたりしないようにしてください。」
それをうけて https://twitter.com/kei_sakurai/status/642179995553533952
太陽光発電設備が水害によって被害を受けた場合の対処について http://www.jpea.gr.jp/pdf/t150911.pdf
昨日の報道ステーションでも水没パネルの感電の危険は伝えられていませんでした。NHKも浸水したソーラーパネルの感電に注意しろという内容を流していません。
太陽光パネルの研究員は、このような大水害で被災地域住民が自宅から避難しなければならない事態になっても、ツイッター上でまだ太陽光パネルの自立運転を進めています。
環境省のマニュアルとはこのこと↓
太陽光発電の賢い使い方 -停電・災害時の自立運転コンセントの活用-
住宅の太陽光パネルの自立運転などは、自宅被害が軽微で、避難の必要がない単なる停電のとき位しか実際には役には立たないと思われます。
しかも「電源が切れると故障する可能性が高い機器、例えばデスクトップ・パソコンは、最悪の場合、ハードディスクの破損等にもつながるので、接続を避けたほうが良いでしょう。」と書いてあります。
不安定な太陽光発電につないで高価なパソコンが壊れたほうが大損害だと思います。
蓄電器で冷蔵庫が壊れたという情報もあります↓ http://www.jikojoho.go.jp/ai_national/search/detail.do?id=0000251803
環境省の資料にはいいことしか書いていないので、流石にまずいと思ったのか↓ 遠慮気味に
しかも、常総市の越水した場所のメガソーラーの件については、個人的な意見として
今までさんざん太陽光パネルを推進してきた研究者は、今回の関東の大水害後、このような態度だったということです。
風力発電の業者にツイッターで被害情報をもらいながらツイートしていた模様。 再エネ利害関係者でも危険を認めたということです。
これだけの危険が有るにも関わらず、再エネを推進する利害関係者は、利権に群がる同じ穴の狢です。原子力ムラと同じです。企業も原子力ムラとかぶってるのですから。
太陽光パネルの脆弱性や危険性、妥当性といった発電自体の本質的な問題は棚上げし、そのうち同じように言うのでしょう.
「安全な原発を作る」 「安全な太陽光発電を作る」 「安全な風力発電を作る」 キリッ BY 原子力ムラ=再エネムラ
ご注意ください。市民は騙されないことが重要です。
メガソーラーだけでなく 小規模の野立ての太陽光発電所、自宅屋根の倒壊したソーラーパネルも危険です。十分ご注意ください。
追記 ようやく朝日新聞が記事を出しました。 ネットもチェックしていると思われます。
豪雨で破損の太陽光発電設備、感電の恐れ 「近づくな」
香取啓介 2015年9月11日19時01分
太陽光発電協会(事務局・東京)は11日、豪雨で破損した太陽光発電設備に近づくと感電する恐れがあるとして、注意するように呼びかけた。「光が当たっていればパネルは発電していることを忘れないでほしい」としている。
水没して設備の絶縁が悪くなったり、漂流物の接触などでケーブルが切れたりしている可能性があり、周りの水に触れると感電する恐れがあるという。水が引いた後でも危ないとして、近づかないように促している。販売施工業者や電気主任技術者に連絡して、対策を取る必要があるという。(香取啓介)