定期整備中、溶融炉内の壁に付いた焼却灰をはがす作業をしていて焼却灰の中に転落、死亡したとあります。
焼却灰は危険だと、何度も環境局に電話して注意を促してきましたが、やっぱり犠牲者が出ました。
焼却工場で働く人の気持ちになってください。そもそもたくさんのほこりを吸い、高いところに登り危険な仕事です。
その上、あらゆる化学物質・重金属・ダイオキシン・放射性物質が凝縮した焼却灰の中に上半身が埋まったのです。
そして1時間後に死亡。もしも汚染されてない草木灰だったら死亡したでしょうか?
新門司工場は灰も溶かして、放射性物質を濃縮する「ガス化溶融炉」です。
下請け業者の人は大変危険な仕事をしています。原発の仕組みと同じなんです。一般の人は、何も知らず電気を使って、ゴミをポイポイ出す。それで犠牲になる労働者がいるのです。もう二度と犠牲を出さないように、北九州市環境局に電話で抗議をお願いします。
追記 環境局災害廃棄物担当 森氏 と電話で話しました
「作業員の方は頭から埋もれて窒息状態、物理的に呼吸ができないことが原因で亡くなったと考えている。化学的な中毒ではないと考えている 。死亡原因はまだわからない。知らされていない。市の委託業務で重大な事故が起きたということは市民に対して申し訳なく思う。いろいろな観点から具体的な安全対策を徹底する」
焼却灰や、焼却炉・焼却工場自体の汚染・危険性についてはまったく理解を示すことはありませんでした。特に原因については急性中毒を完全否定。実際は原因はわからないのに、非常にムキになって否定。挙句なぜかこちらに質問を投げかけてくる始末。今までの話ぶりとは違う横柄さ。そこに、犠牲となった作業員の方の死を悼む気持ちはまったく感じられませんでした。
灰を吸い込む危険性すら理解しない、病気になる可能性を指摘するも、被災地の話に論点をすり替える。
森氏は「危険を指摘する人はゼロを目指している、こちらは安全に問題のないの範囲を検査してすすめる、ここに落としどころはない」と言って対話にならず、イライラした様子で、市民が質問をする窓口の対応とは到底思えないような話し方をされました。
言葉尻の揚げ足もとりながら「基準値以内は問題がないのにあなたがたはすぐそう言う」と逆ギレ。
読売・西日本・朝日など新聞社に今回の事故の情報を「投げ込んだ」ので市民に知らせる義務を果たしたと思っているそうです。
私は市のHPでもきちんと説明をすべきであると伝えました。
すべての核種の検査をするように、焼却工場では原発並みのマスク類の装備をするように言いました。あの様子では聞いてはもらえないと思いますが
言わなければそのままですので言いました。
大阪でも本焼却に向けて進められていますが、このように焼却工場で働く人が犠牲になる可能性がありますのでどうかこのことを知らせてください。
いつも犠牲になるのは、弱者です。
私もずっと電話してきましたが今回はさすがに驚きました。「環境都市」のゴミ行政って人が死んでもこういう態度なんだなと悲しく思いました。
どうかみなさんも聞いてみてください。
093-582-2411 北九州 がれき専用ダイアル
毎日新聞↓
釜の中の固まった灰が作業の足場になるから、灰に上がってという表現になります。二人で作業、一人は無事です(森係長)