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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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LED照明を国策で強制するな!(6)グリーンエネルギークリスマスの電飾は再エネとLED利権=原子力ムラ

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(管理人より)11月末から12月クリスマスにかけて、全国各地でイルミネーションのイベントなどが話題にされ、NHKもローカルニュースで取り上げている不思議。

”冬の風物詩”にしてしまおうという無理やり感が半端ないことになっています(泣) これは店なのか?と思うようなものすごい電飾の個人宅もあります。

報道を一つ一つ見てみると、何万個というLED電球を使っているようです。田舎なら数万個、都会の多いところで100万個以上。 

冬の夜間に電気が浪費されています。どう考えても省エネと逆行。

  

昔はここまではしてませんでしたよね。そもそも私は、TDLの「エレクトロニカルパレード」にも疑問を持っていたので、ほんとに今の状況に呆れています。

「イルミネーション LED」で画像検索すると⇒こちら  

全国の商工会議所が主催するものも多いことがわかります⇒こちら  2004年ぐらいからやってたのでしょうか・・

調べてみると、資源エネルギー庁がやっている国策再エネの事業でした。

グリーンパワークリスマス 2010年からポスターがありますね。原発事故前からです。

グリーンエネルギークリスマス ここに山のように写真があります。

クリスマスシーズンに、ライトアップやイベントはもちろん、店舗のイルミネーションやオフィスの照明などで、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなど自然のチカラから生まれた再生可能エネルギーを、「グリーン電力証書」を利用して取り入れる全国的な啓発活動です。

資源エネルギー庁のHPに書いてあります。 事業としては平成20年度から実施していますね。

 


2008年 平成20年度 44施設

2009年 平成21年度 86施設

2010年 平成22年度 106施設

2011年 平成23年度 130施設   平成23年度 グリーンエネルギー・クリスマス参加施設  ←福島第一原発事故

2012年 平成24年度 157施設   平成24年度 「グリーンエネルギークリスマス」参加施設一覧  平成24年度 グリーンエネルギー・クリスマス参加施設

2013年 平成25年度 1,426施設  平成25年度「グリーンエネルギークリスマス」参加施設一覧  ← LEDが国策化する道筋が付けられた

2014年 平成26年度  不明      ←青色LED でノーベル賞受賞

 

 

毎年のように増えてます。とくに2012⇒2013年で参加施設の数が約10倍になっています  

ブログの前記事にも書きましたが、水面下で2013年(平成25年)にはLEDが国策化してました。 だから10倍に増えてるんですね

2014年に青色LEDでノーベル賞受賞  日本の3氏に2014年度ノーベル物理学賞—青色LEDの開発で  となってますから、2014年度は参加施設がさらに増えているのではないかと思われます。

しかし、なぜか探しても出てきません。見つけたら追記しておきます。

 

さて ここで平成23年度 グリーンエネルギー・クリスマス参加施設の図を抜粋してみます。

 

原発事故が起きた年のクリスマスに、グリーンエネルギークリスマスとして再エネの電気としてイルミネーションをやっているわけですが

原発事故を起こした原子炉メーカーの東芝がこんなに入っています (赤線部分)※ 一つは日立

東芝は2010年度までに白熱電球の製造を中止して、2011年の原発事故後に東芝が中心となってLEDを国策で売るだんどりをつけてたんですね・・・・

 日本照明工業会の会長は東芝ですからね。

http://www.tosuyeg.com/heartlightfesta/08_history/history.html を見ると、このイルミネーション事業では2011年つまり原発事故が起きた年にはLEDへの電球の切り替えが行われています。 

 

再生可能エネルギーとLEDはセットだということが、イルミネーションを調べていて分かりました。

LEDも再エネもどっちも原子力ムラの利権。 

グリーンエネルギークリスマスは再エネプロパガンダ。

LEDも再エネも化石燃料や鉱物資源を膨大に使って作る工業製品です。

よってイルミネーションはエコでも省エネでもなんでもありません。

ほんとの省エネはイルミネーションをしないことです。

夜間の消費電力を減らすことが大事です。夜間に電力を作るのは原発なんですから。再エネの電力を使ってると言いますが蓄電池に貯めたのを使ってるんでしょうかね。

蓄電池だって鉱物資源と化石燃料使ってつくった工業製品ですから。省エネではない。

このような論理破綻したイルミネーションプロジェトに参加すること、また、それを喜ぶというのは間違いであることに市民が気付かない限りは、

原発は温存され、電子廃棄物が環境を汚染するのを阻止することはできないのです。

 

資源エネルギー庁 新エネルギー対策課の資料です☟  http://www.meti.go.jp/main/yosan2014/pr/pdf/ene_taka_03.pdf

グリーンエネルギークリスマスにも億単位の税金が使われています。

 


 

どうりでグリーンエネルギークリスマスのロゴやらポスターやら、広告代理店臭のプンプンするものが資源エネルギー庁のHPにならんでいるわけです。 

この機密性2という 資源エネルギー庁の資料をご覧下さい。

「機密性2」というのは、

「情報の格付け及び取扱制限に関する規程」 策定手引書 2011 年 4 月 内閣官房情報セキュリティセンター  によるとこういうことです。☟

「行政事務の遂行に支障を及ぼすおそれがある情報」だそうです。確かに内容を見るとそうですね。

これはもう、再エネのPA資料。市民を完全に馬鹿にした内容にうんざりします。

たまたま検索で出てきましたが、消されるかもしれないので各自がパソコンに保存してくださいね。☟

 

平成24年度新エネルギー等設備導入促進事業(再生可能エネルギー等の一般向け普及啓発事業)

平成27年度新エネルギー等設備導入促進事業(固定価格買取制度及び再生可能エネルギーの多面的広報事業)    より

 

発電ビジネスの「地域住民とのトラブル」が、情報不足によるものという決めつけをしていますね。

つまり「地域で金が儲かるとわかって、実際に金が儲かると、立地もスムーズにすすみ、地域住民トラブルはなくなる」というのが国の考え方だということです。

それがよく分かる文章です。

だから国は「FITで儲かる点を強調して成功事例を広報しろ」と言ってるわけです。

広告代理店をつかった、似たような集合写真(市民が仲良くソーラーパネルを囲むといった)がよく広報に使われていますね。どこでも見かけます。

 

 グリーンエネルギークリスマスの広報活動も、当然入っています☟

 

 

ものすごくお金がかかる新聞広告もやると書いてあります☟

 

 

 

再エネPA=原子力PAに広報されてだまされて、冬のLEDの電飾を単純に喜ぶ市民。

原子力ムラから舐められて実験台にされて殺されても仕方ないレベルの市民。

税金節約的、資源節約的という言葉の意味も分からず死んで行くのだと私は思います。


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