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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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私たちはいい加減、弁護士だとか学者だとかその発言をうのみにすることをやめて、自分でたどたどしくはあっても己の人生経験のすべてをかけて考えるのだ。

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(管理人より)

先ほどブログ読者の方から、3月に行われる「上関原発を建てさせない山口県民大集会」についての考察が寄せられました。

以前に、毎年行われているこの集会について私も考察をブログで書いたことがあります。

参考 山口県内の脱原発運動の不自然さに対する私の考察。自然エネルギーと脱原発がセットにされてるのはなぜ?

2017年も実行委員会が行われ、原発をなくしたい善意の市民が動いています。そういった中でご自身の渾身の考察を送ってきてくださいましたのでご本人の了解を得て匿名でご紹介します。

原発をなくしたいという強い想いを抱いておられる読者さんです。↓   ※強調部分、画像資料部分は管理人によるもの

今年の3月の脱原発集会には、河合弘之氏がメインゲスト。


河合弘之氏が講演などで歌う飯館村の村民歌の内容はどんなものか?

豊かな自然賛歌、人生賛歌であることはよしとして、結びの言葉は3.11後は不適当であり人々を間違った人生に誘い込み、人々を滅ぼすものであることは認めなければいけない。

飯館村には3.11後はもう住んではいけないのだから、村を興すために手と手を固くつなぐことはできないし、してはいけない。また村を富ますために共に励むことも同様にしてはいけない。ただいますぐそこから立ち去らなければいけないのだ。

それを知ってか知らずか、あえて何回も歌う河合氏というのには、酩酊のうちに人を盲動させる何らかの作為を感じるものだ。今回も会場で歌うに違いない。

歌というものは心を豊かにし、情動的にし、楽しくさせるものだが、もう一つの側面もあって、それはあのスリーS政策に共通するものだ。敗戦後の日本でアメリカ占領軍が自国に都合のいいようにこの国を統治するために天皇の扱い方を考え、人々に対してスリーS政策を行い、人々が目前の欲望追及にかまけて現実を知ることがないように仕組まれたものである。国民はまんまとその思惑に乗っかり、日本に原発が54基もあるという異常事態を生み出したのだ。

それを今再び繰り返す愚を行っているのは河合弘之氏その人である。
このような人を山口県の脱原発集会のゲストに立てるのは間違っている。
河合氏も再生可能エネルギー推進である。
私たちは本物の脱原発とそうでない偽物を見分けなけれないけない。
脱被曝ということの大切さも見なければいけない。

本物か偽物かを見分けるには再生可能エネルギーの正体をしっかりとみることにつきる。
私たちはいい加減、弁護士だとか学者だとかその発言をうのみにすることをやめて、自分でたどたどしくはあっても己の人生経験のすべてをかけて考えるのだ。
それは人間の文明とは何かというあたりから始めることになりそうだ。

この集会への参加を呼び掛ける人に言いたい。
あなたは再生可能エネルギーの正体を調べたのか?
本物の脱原発と偽物を区別しているのか?
被曝の実態を知っているのか?
脱原発と言いながら、脱被曝を言わないのはどうしてか?

脱原発が本物なら、脱原発で脱再生可能エネルギーも同時に言わなければならないし、当然脱被曝にも及んでいなければならない。
しかし、この集会は脱原発という言葉だけが独り歩きし、脱再生可能エネルギーを主張もせず脱被曝にも言及していないどころか、被曝を推進するという実におぞましいものになっているということの責任を知っているのか?

飯館村の人たちの切ない願望は歌としてわかるし、当然である。
しかし、それを運動する側が情動的効果を期待して間違った方向に利用するのはダメである。 

 

 

 

市民運動では、集会や集いで、よく一緒に歌を歌ったりします。左翼的な運動も、ロハス的な運動でもあります。それで一体感を得たとしても、肝心なことが抜け落ちていたら、間違った方向に連れて行かれても気づかないままになってしまうと私も危惧しています。

さて集会のゲストになっている河合弘之弁護士について、誰もが見ることのできるネット上の情報をいくつか上げておきます。

プロフィール

Wikipedia より 駆け出しの頃は社会派弁護士として学生運動家や労働組合の弁護をしたが、一転して企業弁護士となる。

東日本大震災後は原発訴訟をリードし、海渡雄一弁護士(社民党首・福島瑞穂の夫)とともに反原発映画を製作している。 浜岡原発差止訴訟弁護団長、大間原発差止訴訟弁護団共同代表、脱原発弁護団全国連絡会共同代表、3・11甲状腺がん子ども基金理事、ヒロシマ被爆者団体員、中国残留孤児の国籍取得を支援する会会長、フィリピン日系人リーガルサポートセンター代表理事、環境エネルギー政策研究所監事。

 

河合弘之監督の最新作『日本と再生 光と風のギガワット作戦』の予告動画から

製作・監督:河合弘之  企画・監修:飯田哲也  制作協力:木村結  エンディングテーマ:坂本龍一

『「原発を無くしたあと、自然エネルギーで十分にやっていけることが分かる映画を作ろう!」河合は、20年来自然エネルギーならこの人と信頼してきた飯田哲也を仲間に招き、河合と飯田の二人の旅が始まった。』とサイトには書いてありました。

その予告動画の中から↓

まるで針山のように大地に突きささっている巨大風車の数々。どこを飛んでも鳥はぶつかって死んでしまいそうな恐ろしい風景です。

そして、その巨大風車の真下で笑っている河合弁護士と飯田氏。ジェット機が飛ぶような大きな音が聞こえ、立っていられないような恐ろしい場所なのに・・・。↓



再エネについては当ブログでは検証を重ねてきましたのでこの記事中ではもう反論を書くことはしません。

「安全で楽しくて儲かる」を売りにする自然エネルギーの本質は、原発と同じ。

今日はここまで。


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