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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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中国の「癌症村」〜毒物で水・土・空気を汚すとこうなる!日本、苅田はどうなのか考える。

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中国のPM2.5ばかりテレビで流す日本のテレビ局にも腹が立ってはいるのですが、一定関心は集まりました。しかしこれは無視してくるだろうというのが「癌症村」。この「癌症村」というキーワードに正直ショックを受けました。中国のメディアが使った言葉らしいのですが、ついに中国の環境省もそれを公式に認めています。http://sankei.jp.msn.com/world/news/130224/chn13022417590003-n1.htm

違法廃水で発がん性の高い有害な化学品や重金属などに飲用水が汚染され、がんなどの重度疾患の患者発症率が多い地域のことを「癌症村」「がん村」という。ストレートで恐ろしい名前です。その村に住めば癌患者になるということです。水、土、空気を工場などの排水・排ガス=毒物で汚した結果、45才前後にがんなどの病気で死んでしまう村、それが癌症村の実態なのです。

 

癌症村で画像検索すると恐ろしいほど出てきます。水質汚染に関するものをそのうちのいくつかをアップします。

  

 

2011年の癌症村のニュースがネット上に残っていました。以下に添付していますが、ヒ素汚染の癌症村です。

タイトルの「日本の核汚染よりひどい」かどうかは検証の余地がありますが、他人事でなく自国の問題、自分の住む自治体の問題として考える材料となるので読んでいただきたいです。今の日本と重なります。

 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1014&f=national_1014_047.shtml

 「日本の核汚染」を考えるとまず、事故を起こした福島第一原発とその周辺の東日本汚染地域、それから、原発立地周辺地域、ケミカルプラント密集地域、いわゆる石油コンビナート地域、などは大きく見て「癌症村」に当たるのではないかと考えます。 日本列島は全て原発から160km圏内に入っているので、もはや日本中「癌症村」なのかもしれません。日本人の死亡原因を見ればわかります。ついに1位はがんです。

今の食べ物の基準値100ベクレル/kgだって東電や企業・汚染地域の生産者にとって都合よく設定されたもの。廃棄物の基準8000ベクレル/kgもそうです。3.11以前の基準から密室でいきなりゆるくされてしまったわけです。机上の計算、政治の力で決められた放射能基準。 健康被害などの実態を考慮に入れず、責任をまるなげたらい回し。

反対しようものなら、「風評被害!」「差別!」「非国民」と叫ばれてしまう・・・それでも今でも全国でお母さんたちが空気や水を守ろうと必死でたたかっています。

じつは私もプラントのたくさんの煙突から出る煙を眺めて毎日生活しています。もはや生活の一部になっているので、すっかり恐怖心が麻痺してしまっていましたが、PM(微粒子)を吸い込むことで病気の元が蓄積していることはあると思います。当市に引越ししてきて喘息が悪化したという話も聞いています。個人差はありますが、空気の綺麗なところでは起こらない病気が起きている。引き金になる場合もあるということです。宇部市の対岸では昨年から新門司の清掃工場で震災がれきが焼却されました。震災がれき本焼却が始まった時に鼻血の報告、その後、喘息悪化、じんましん、紫斑病の報告もうけています。

そして今、対岸の苅田町のセメント工場では香川県の汚染土壌(ヒ素・鉛などの重金属)がセメント焼成のためキルン炉に入れられ焼かれています。

一体どれほどの重金属化学物質の微粒子が空気中に放出されているのか目に見えないので住民にはわかりません。民間企業なので行政がすべてをチェックできていません。細かな情報公開もされていません。重金属を薄めて焼いて、空や海をゴミ捨て場にしている自治体と企業。実際自分に健康被害が起きてから気づくのでは遅いのです。

ヒ素に関しては日本でも公害問題がありました(森永ヒ素ミルク事件、土呂久鉱山問題など)

慢性砒素中毒とはどんな病気か  と調べてみました。呼吸器、皮膚に症状が出て肺がん、皮膚がん、膀胱がんです。

 一般的には、長期にわたって、経口、経気道的に比較的少量の砒素化合物にさらされる場合に起こる慢性中毒症です。
 慢性中毒で最も重要なのは皮膚症状です。全身の皮膚に色素沈着として現れる黒くなる現象に伴い、皮膚が白くなる脱色素斑も合併してきます(砒素白斑黒皮症(ひそはくはんこくひしょう))。手のひらや足の裏などの皮膚には、角質が増えてたこ状になります(角化症)。
 長期にわたって砒素にさらされたあとには、ボーエン病皮膚がんも発生します。そのほか、鼻出血、鼻中隔穿孔(びちゅうかくせんこう)(孔(あな)があく)、しびれ感を示す末梢神経障害なども認められます。
 職業病として問題になることが多いのですが、経口的曝露による一般住民の慢性砒素中毒症もあります。多くは環境汚染により起こった事例で、近年ではタイ、インド、台湾、中国などで、砒素に汚染された井戸水による多数の中毒患者の発生が問題になっています。
 日本の一般環境の砒素汚染では、宮崎県土呂久鉱山周辺地域の住民、島根県笹ヶ谷鉱山周辺地域の住民の慢性砒素中毒症が有名です。1973(昭和48)年2月には国の「公害にかかわる健康被害に関する特別措置法」のなかに、指定疾病として慢性砒素中毒症が追加され、また旧鉱山および精錬所の労働者に関しては労働者災害補償保険法が適用されています。
 砒素を含む粉塵曝露(ふんじんばくろ)による肺がんの発生、砒素化合物の経口、経気道曝露によるボーエン病および皮膚がんの発生があり、これらは多くの疫学的研究により明らかにされています。

経気道曝露が長期に及ぶと、慢性気管支炎が起こり、また急性中毒にみられる皮膚炎とは違った部位に皮膚症状が現れます。すなわち、足の裏、手のひらを中心に角化症が認められるようになり、顔面、四肢、体幹部のとくに衣類などでの摩擦部位を中心に角化、色素異常(黒皮症と白斑)が認められ、このあとの経過で角化いぼ、ボーエン病皮膚がんになります。
 呼吸器症状および皮膚症状が現れる前後から疲労、倦怠感(けんたいかん)、めまいなどの全身症状を訴え、高度のものでは神経痛に似た疼痛やしびれ感など、末梢神経炎の症状も加わってきます。また砒素化合物、とくに三酸化砒素の高濃度曝露では、鼻中隔穿孔を起こします。金属精錬作業者には肺がんの増加が認められています。
 経口的曝露による慢性砒素中毒症では、台湾における井戸水の常用により起こった烏脚病(うきゃくびょう)(下肢の壊疽(えそ)および皮膚がん)が慢性砒素中毒ともされています。
 この場合、経気道曝露と違い、疲労、倦怠感、めまい、体重の減少などの全身症状が最初にみられ、同時に皮膚の角化症、顔面、四肢、体幹部の色素異常が認められます。
 日本では土呂久鉱害や笹ヶ谷鉱害の慢性中毒者中にボーエン病が認められ、角化、色素異常、いぼや膀胱がんがあり、また多発性であることが特徴です。

アジア砒素ネットワーク より画像 

 

苅田町でヒ素汚染土を7万トンも薄めて燃やして、何年か後にこのようなことにならないでしょうか?ならない根拠があるのでしょうか?国の基準値がもし間違っていたらどうなるのでしょうか?  中国の癌症村は周辺自治体に点在します。

つまり震災がれき問題は北九州市だけの問題ではないし、苅田汚染土問題も苅田町だけの問題ではありません。大気汚染は越境するのに、自治体は他自治体に干渉しません。同じ国内の自治体同士でなぜ、モノが言えないのか理解不能です。市民の方ではなく企業の方ばかりを向いているということでしょう。企業城下町=癌症村 では???

 「日本は経済技術大国だ」「品質管理はちゃんとしている」と思っている企業の傲慢さもあると思います。企業にとって都合のよい品質管理ならいくらでもできると思います。そうして日本でも水俣病などの公害が起こりました。基準値以内でどんどん食べて皆病気になりました。がれき受け入れ自治体の職員に水俣病の教訓は全く生かされていません。国に手を挙げて復興予算から自分の自治体に交付金を引っ張ってくるのが行政の仕事と思ってますから。市民の健康を守る仕事は後回し。指摘をおそれて、「安全だからこそ受け入れるのです」と、知見もないのに開き直る始末。私は何度もそれを聞き目撃しました。

現在、原発事故で200種類以上ある核種が東日本を中心に環境中にばらまかれ続けているというのに、国は全核種の検査も細かい土壌調査もしていない。放射性微粒子を吸い込む内部被曝が問題なのに空間線量でごまかそうとする国。品質管理も何もできてません。ねずみ一匹、もぐら一匹で日本全滅の大ピンチは今も続いています。

原発事故の問題をエネルギー問題とか経済の問題とかにしてしまっていますが、核汚染問題=公害問題です。国や自治体が防御対策せず放置してたら病人死人が出る、生き死にの問題。もう詰んでる気がしてきています。

 東日本の放射能汚染を隠して、国策で全国に汚染を拡散しようとする愚かな日本政府、もはや中国のことは言えません。日本でも声を上げる市民に不当逮捕、不当告訴をしています。

 

 

難病患者の増加も確認してください⇒http://www.nanbyou.or.jp/entry/1356

結論=日本も十分「癌症村」 

水も汚れています↓ 

 


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