(管理人より)
2013年3月に北九州市での震災がれきの焼却が終了しました。終わる前に、福岡の市民グループがばいじん調査をすることになり、私も協力しました。ベランダに設置した衣装ケースに精製水を入れて10日間放置。落ちてきたばいじんを含む水を市民グループに送りました。家のベランダは日頃から物干し竿などはザラザラします。いろんなものが工場から降ってきてるのだろうなとは思ってましたので、衣装ケースに浮かぶ粒子を見てもそんなに驚きませんでした。しかし、この成分分析検査をする費用がかかります。そこでお願いです。以下を読んでご協力いただけたら、山口県におけるばいじんのデータとなります。どうかよろしくお願いします。m(_ _)m
すでに、5試料の分析は行われております。残る試料の分析検査を依頼するために、 是非募金活動にご協力ください。
がれき問題を考える会・福岡の代表の脇さんが、先日7/12バンダジェフスキー博士に、直接ばいじん調査のことをお聞きしたところ、調査機関は「日本にもあるのではないか。そちらに当たってみてはいかがか」と答えた後、さらに「信頼できる調査機関を探している」と懇願したところ、「こちらにも調査機関がある。機関名など分かったら、木下黄太さんを通じて、知らせる」と答えてくれました。
がれき問題を考える会・福岡 http://gareki.net/
ツイッター https://twitter.com/gareki_fukuoka
震災がれきの焼却と埋め立て、放射性廃棄物など有害物資の拡散に抗議し、その中止を求める全国のみなさんに訴えます。
「がれき焼却環境影響調査基金」設立の訴え
2013年6月16日 がれき問題を考える会・福岡
それは、北九州市のこと、大阪市のこと、富山県のこと、そして、全国各地のこと
当初北九州市は、当初2年間で62000トン以上の宮城県で発生した震災がれきを受け入れる計画をたてました。しかし、北九州市内外の抗議の声の高まりで、初年の7ヶ月で取りやめざるを得ませんでした。それでも、今年3月末までに、23000トンを北九州市の3工場で一般ごみと混ぜて焼却し、響灘に面した処分場で埋め立ててしまいました。
震災がれきには、放射性物質、有害な化学物質や重金属が付着していました。これを焼却し、埋め立てたのですから、環境と健康に影響が出るはずです。現に、健康被害が訴えられています。
北九州市は、受け入れた震災がれきには、放射性物質など有害物質が付着しているが政府が定めた安全基準内しか含まれてないので安全だと放言しています。また、工場での焼却では、放射性物質は飛灰に付着し、それは付設されたバグフィルターで99.9%捕捉が可能であり、煙突を通して大気中に飛散することはないとも公表してきました。
国の放射性物質の「安全基準」の上限値100Bq/kgを採り、北九州市が受け入れた震災がれきの重量23000トンで乗ずると、実に23億ベクレルの放射能が震災がれきとともに、北九州市に持ち込まれたのです。しかも、北九州市が公表した測定値を計算式に当てはめると、放射性物質捕捉率は6割にも落ち込むことが、市民自身の計算によって、明らかにされました。この捕捉率低下は放射性物質の大気への拡散の事実として、北九州による市民説明会などで鋭く追及され、北九州市は市民の計算方法とその結果を否定することはできませんでした。
私たちは、この「市民による放射性物質量算定結果」を市民自身の調査によって、根拠づけようと、焼却最終旬にあたる3月21日から3月31日までの10日間、北九州市と山口県の17箇所で、降下ばいじん法による有害物質捕捉調査を実施し、凡そ1リッターの試料瓶70本を用意しました。そして、分析機関の選定に入り、既にいくつかの試料瓶は放射性物質分析機関に検査依頼をお願いしている段階です。
「がれき焼却環境影響調査基金」設立を訴えます。
はじめに
私たちは、基本的にこの有害物質検査は、震災がれきを受け入れた北九州市、震災がれき広域処理を進めた国と福岡県に実施する責任があると考えます。また、有害物質の環境と人のへの健康について調査を行い、原状回復と健康診断を講ずることを求め続けます。しかし、震災がれき焼却と埋め立てを実施した行政機関に客観的な検査結果を期待できないのが物の道理です。
したがって、私たちは行政機関とは相対的に独立した検査機関、例えば大学の研究機関、や国際的に高い評価を受けている機関に、物質分析を依頼することにしました。ただ、それは別に高い経費がかかることを意味します。
◆動機
以前にも降下ばいじん調査への資金カンパを依頼しました。その折には最低300,000円が必要だとカンパを訴え、ご協力いただいた方も出始めています。それでも、高い評価を受けている検査機関に分析を依頼すると、1検査に20,000円の検査料金がかかります。それでも、少なくとも放射性物質については検査結果が得られるようにしたいと存じます。また、有害化学物質や重金属についても検査依頼ができる金額まで資金を得たいと「がれき焼却環境影響調査基金」設立を計画しました。
◆収入と支出
みなさま方からのカンパが基本的な収入源です。ボールペンなどの「ばいじんグッズ」カンパなども収入源となります。
各地の震災がれきの焼却・埋め立てによって環境に拡散された放射性物質、化学物質、重金属など、自然と人体に影響を与える有害物質を科学的方法で収集し、分析検査する費用に支出します。
◆当面のこと
1.北九州市が行った震災がれきの焼却・埋め立てによって、環境中に拡散された放射性物質などの有害物質を分析検査することに集中し、信頼度の高い分析機関の確定、分析結果、当日の収集場所の風向・風速、北九州市公表の放射能などの数値と比較した濃度の原因確定などの成果を得て、各地で同様な検査に役立てます。
2.「がれき焼却環境影響調査基金」は「がれき問題を考える会・福岡」の一活動として位置づけます。よって、納金方法は別に口座を設けず、カンパ受け入れは「がれき問題を考える会・福岡」の口座を活用します。
カンパの送金先は下記です。
郵便振替口座が変わっています。ご注意ください。また、郵貯普通口座は閉鎖しました。
郵便振替口座は 01790−9−72964 がれき問題を考える会・福岡
他行からの振込み 一七九店(179) 当座 0072964
3.ボールペンなど「ばいじんグッズ」は6月30日をめどに活用開始とします。
4.ばいじん基金宣伝広報のためブログなどでのインターネットによる広報のほか、郵便振替用紙を印字したチラシを発行します。
5.2013年6月16日のがれき問題を考える会・福岡定例会で、添付のがれき焼却環境影響調査基金約定案を採択します。
6.福岡から始めますが、成果と方法は各地の「がれき焼却環境影響調査基金」に引き継がれます。