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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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金属スクラップ火災を考える(2)太陽光パネルリサイクル「研究」施設が北九州に!ゴミが全国から大集合!

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http://www.fdma.go.jp/ugoki/h2302/2302_28.pdf  消防研究センターより画像↑

昨日、金属スクラップ火災の原因の一つとみられるリチウム電池が危ないという記事を書きました。

NHKの番組では昨年、分かっている範囲で全国で20件の金属スクラップ火災が起きてると伝えています。昨年北九州市では8件。福岡市内で2件。博多と北九州で全国の半分の金属スクラップ火災が起きています。それだけ福岡に全国の大半の金属がれきが集まってくるということです。http://scraptimes.net/quotient.html  スクラップ指数(この値が高いと、その地域はスクラップ活動が盛んな傾向にある)

 

 

もう、家電などで電池を大量に使うことを市民が諦めるべきと思います。子供のおもちゃにも電池を入れるタイプが多すぎ。最近、私はガイガーカウンターにすら入れたくない気がしています。IHなんちゃらみたいな家電にもリチウム電池は入ってるだろうし、電池自体が危ない。

太陽光パネルだって太陽「電池」です。そしてオール電化の暮らしを進めるために「スマートハウス」など、ハウスメーカーから売り出されて、いかにも未来のクリーンな住宅みたいな宣伝がされていますが、果たしてそうでしょうか?今後かならず、蓄電池(バッテリー)がついてきます。屋根にも太陽電池、電気をためとく電池、電池、電池・・・もうやばいです。どんだけ危険な電池のゴミが出るんでしょうか?

 太陽光パネル、大量廃棄に備え 環境省が指針作り 2013/7/31

発電した電気を一定の価格で買い取る制度を追い風に普及が進む太陽光発電で、耐用年数を過ぎたパネルが新たな環境汚染を引き起こす恐れが出てきた。パネルには鉛などの有害物質も含まれているが、廃棄方法に関するルールはないためだ。環境省は今後予想される大量処分に備えて、撤去や廃棄の方法を定めたガイドライン(指針)作りに乗り出す。

 処理方法や再資源化への問題点などを議論する検討会を8月2日に設置する。環境省のほか経済産業省、大学教授らで構成し、下部組織となるワーキンググループにはパネルメーカーや施工業者も参加する。今年度内をめどに指針をまとめる。

 2012年7月に始まった固定価格買い取り制度を受けて、各地でメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設が進んでいる。屋根に取り付けて自宅の電力を賄い、余った電力を売る家庭も増えており、資源エネルギー庁によると既に100万世帯を超えている。

 太陽光発電パネルの耐用年数は一般に20〜25年程度とされる。日本では1990年代から普及が進み、15年ごろからは加速度的に廃棄が進む。環境省の推計によると、30年には年間で35万トン程度の発電設備が「ごみ」となる見込み。

(中略)

「消費者は購入時点では処理費用まで見込んでいない」(廃棄物・リサイクル対策部)ということもあり、処理費用の負担方法についても研究していく方針。回収、処理をメーカーに求めている欧州での例などを参考にしながら、将来的には適切な処理を推進するための法制度化も視野にいれる。(1)メーカーが販売価格に上乗せ(2)消費者が前払いで負担――などの方法を検討していく。

買った方は、ゴミのことを考えていたのでしょうか?簡単に業者に出せば良いと思っているのでしょうか?

太陽光パネルはゴミになったら処理費用は利用者負担の可能性。

 北九州市に、太陽光パネルのリサイクル研究施設が作られます。つまり、北九州(若松地域)というのは

金属スクラップ火災が何度も起こる場所⇒電池など危険な金属ゴミが集まっている⇒太陽光パネルのリサイクル施設を作られる場所

ということです。しかもまだ研究段階。確立してない。あ〜こわ。朝日新聞2013年3月4日掲載

以下 、それを請け負う「新菱」という会社のHPより。 http://www.shinryo-gr.com/20130222.html/

菱が付いてるので「三菱」ですね。三菱ケミカルホールディングスグループ。また原発メーカーが 再エネのリサイクルでも儲ける構図。

太陽光パネルリサイクル実験設備がマスコミ公開されました。 http://www.shinryo-gr.com/20130222.html/  より転載

 ←がれきだけでなく、太陽光パネルも燃やす気マンマンの北橋市長(BY管理人)

(ここから)

2月20日(水)、二島地区(北九州市若松区)に設置されている太陽光パネルリサイクル実験設備がマスコミ公開され、北九州市の北橋市長もご視察なさいました。本設備は、北九州市の外郭団体である公益財団法人北九州産業学術推進機構(略称:FAIS)が、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(略称:NEDO)の委託を受け設置したもので、当社は機器設計や設備立上げに携わり、今後も設備運転、技術課題・事業化検証、データ収集を担当して参ります。
現在、太陽光発電システムは急速な普及が進んでいますが、耐用年数は約20年で、将来、大量の廃棄物となることが予想されています。
今後の太陽光パネルリサイクルの需要が拡大する場合に備え、リサイクル処理技術の研究・開発を行うため、平成22年から本事業がスタートし、今回公開の運びとなりました。
この設備では、太陽光パネルを加熱処理してガラスや微量の銀等を取り出し、部品の95%の再利用を可能にするもので、4年後の実用化を目指しております。
太陽光パネルリサイクルの本格的な研究設備は国内で初めてということで、多くの報道陣が集まり、関心の高さがうかがえました。

(ここまで) 

 太陽光発電システムのリサイクル研究開発施設の北九州市の報道発表資料
 http://www.ksrp.or.jp/fais/news/2013/02/07/%E5%8D%B0%E5%88%B7%E7%94%A8%E6%9C%AC%E6%96%87.pdf  より 

 

リサイクル装置は、「500度の高温で燃やして、ガラスと電極類に分類 」とあります。

燃やす ⇒ 排ガス ⇒ 作業者の曝露+有毒PMが環境へ+リサイクルできないゴミもある

ではないかと思います。

金属スクラップ火災は起きる。太陽光パネルのリサイクル施設はつくられる。今後ますます北九州周辺部の空気は汚れていくでしょう。残念でなりません。 「うすめて吸わせる」国策です。

空気を汚す ⇒ ばいじん ⇒ 肺に取り込む ⇒ 全身に回る ⇒ 健康影響(弱いところに出る) ⇒ 病人発生 ⇒ 公害

リサイクル施設周辺住民の吸う空気を汚して、どこがエコかと思います。2030年に500万枚の太陽光パネルのゴミが出ることを無視して

「脱原発=再生可能エネルギー」と叫ぶ脱原発市民に矛盾しか感じません。「原発よりまし」じゃないです。


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