オオクチバス
北米原産の外来魚で、全長40〜60cm程に成長します。ブラックバスの1種で、名前のとおり口が大きく、上アゴの後端が目の後縁より後方に位置しています。肉食性で、甲殻類や魚類を捕食します。滋賀県では1974年(昭和49年)に彦根市沿岸で初めて確認され、1979年(昭和54年)には琵琶湖全域に拡大し、1983年(昭和58年)頃に大繁殖しました。
http://www.pref.shiga.lg.jp/g/suisan/mamorou-b-s/gairaigyotaisaku/gairaigyotaisaku-text.html より↑
(管理人より)
琵琶湖汚染チップ放置問題ですが、琵琶湖の汚染は魚に出るので、私は今日、滋賀県庁に電話をかけて魚の検査担当者と話をしました。
(魚類関係) 担当水産課 担当者名 二宮 電話077-528-3873 メールgf00@pref.shiga.lg.jp
まず、滋賀県のHPで魚類の放射能検査の結果をPDFで昨年9月から見ることができるわけですが、はっきり言ってわかりにくいです。
一級河川鴨川の河川敷等における木材チップの無断放置事案にかかる農産物、水産物への影響調査について より
検出下限値が なんと 25ベクレル/kg!24.9ベクレル/kgでも「検出せず」になります。
「25ベクレル/kgの検出下限は高いのでもっともっと低くして欲しい。1ベクレル/kgして欲しい、ゲルマニウム半導体検出器にして欲しい」というと、
「食品の観点で決めた。国の基準に沿っている。100ベクレル/kg以内は安全という認識」「意見があったことは伝える」
「あなたは1ベクレルのセシウム137の原子の数を知っていますか?」と聞くと知りませんでした。
「バイスタンダー効果を知っていますか?」と聞くと知りませんでした。
「どの県だからは関係なく100ベクレル/kgの基準以下なら自分も家族もなんでも食べる」そうです。
「10ベクレルずつでも体内に蓄積していき健康を害す」という私の指摘にも、終いには
「言うてはることがよくわかりません・・・言うてはることがよくわかりません(繰り返し)・・・・」という返答でした。
みなさん、このような人が琵琶湖の魚の検査をしています。これが実態です。是非電話でお確かめください。
放射能濃度の検査結果について(PDF:22KB) ※平成26年1月10日更新 より
S3というところで捕まえたブラックバスです。大きさによって数匹。
9月には5種類の魚を検査していたのが、10月〜1月はオオクチバスの1種類に減らされています。検出下限値もそのまま。たったの月1回!
ブラックバスを選んだのは、「移動しない魚、魚食性の外来種を指標として選んだ」ということでした。やっぱり、指標としてアユを外してはいけないと思います。仕方ないのでブラックバス(オオクチバス)を調べました。
閉鎖性水域の琵琶湖に入った放射性物質が生物濃縮されるとしたら、たしかに魚食性のブラックバスの汚染にも出てくるでしょう。もし、検出限界25ベクレル/kgで、24ベクレル/kgだとしたら、どうでしょうか?
「琵琶湖のブラックバスについては、ぜひともお持ち帰りの上、ご賞味いただけたらと、願っています。」という記載もあります。私は食べたことはないけれど、食用なんですね。
滋賀県の魚はどうなるんでしょうか??
安全とそこまで言いはるなら滋賀県庁の食堂で職員の人全員で食べたらいいと思います。
以下の放射能汚染地図はアユの汚染状況を地図化したものです。アユという魚は日本中に生息しているため、全国の汚染レベルを比較しやすいと思います。
東北・関東の鮎の汚染は凄まじいです。一番新しいデータを見てみます。
水産庁のHP【平成26年1月14日までの検査結果】(エクセル:3,301KB) の中からから、アユとオオクチバスの検査結果を、琵琶湖に一番近い県、山梨、神奈川を絞り込んでみました。
芦ノ湖のオオクチバスが、セシウム合計で 57ベクレル/kg 出てますね。
汚染チップがどこに行ったかわからないような状態が起きてますので、私は西日本も含めて日本全国でモニタリングをすべきではなかろうかと思います。