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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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また言葉で騙されていませんか?「低線量被曝」という言葉に隠された「呼吸被爆」

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木下黄太さんのブログより一部転載

さらに、「低線量」という言葉が間違いを引き起こしやすいと僕は常々思っています。要はセシウムが500Bq/kgの土壌があっても、バックグラウンドが0.10μSVだと、0.11μSV程度しか線量はあがらないということです。「低線量」ということが大切なのではないのに、「低線量被曝」と被曝が軽くなるような単語のイメージ作りがそもそもなされている。これは、政治的なトリックがあるような気がしてなりません。 よろしいですか、吸気で影響を受けるのに十分なくらいの量の放射性物質が存在している状態。明確に汚染は大量にある状態。しかし、外部線量が低いという状態なのです。これを「低線量被曝」という単語で説明していることに無理がある。そう思います。

 

 

私もその通りだと思っています。いのち・未来うべでは、先日、市民研究会において、「言葉で騙されるな」ということをアーサー・ビナードさんの本などから学びました。大体、原子力関連の言葉の中で「低〜」というのは、そもそも何かをごまかそうとしています。「低レベル〜」もおかしいです。

何を基準に「低い」のか、実際のところ本当に「低い」のか?まったく考えずに「な〜んだ低いんだ」と受け入れてしまってませんか?ということです。

私は今でも覚えていますが、亡くなった日隅一雄さんが、実は「低レベル」汚染水は「高レベル」汚染水だ、と言われてました。それから「低レベル放射性廃棄物」も、ドラム缶に入れるのに「低レベル」ってなんかおかしい。冷たくないのに「冷温停止」もおかしいし、木下さんが言われるように「低線量被曝」も実はおかしかったのです。

元東電社員の蓮池透さんも、ご自身の体験から電力会社は「言葉を言い変える」と言っていました。昨年の岩上さんとイベントに出ている時の動画ですが  http://www.ustream.tv/recorded/15750406 (1:11:22~)一部文字おこし

言葉で言うと、(東電が)「被曝」って言うのをやめましょうと。昔から。「被曝(ひばく)」って言うと原爆の「被爆(ひばく)」になるから、みなさん、「受けた線量」って言いましょうと(東電は)いう。我々が驚いたのは、「ABWR」。Aはアドバンス=新型。ずっと新型〜って言ってたのに、「新型」って言うと、旧型と対比されるから、今日から「改良型」と言いなさい。・・・「使用済み燃料貯蔵庫」って言わないんです。なんて言うかと思ったら「リサイクル燃料貯蔵庫」。使用済みの汚い燃料なんですよ。そういうと受けが悪いから言い換える。・・・

 

 

市民の側も「言葉で騙された」は通用しないと思います。低線量でも空気中に日常的に放射性微粒子があって吸い込む状態にあれば危険だし、空間線量だけに着目させて、空気中の放射性微粒子⇒呼吸による内部被曝にあえて着目させない意図を強く感じます。放射性微粒子に着目した以下の動画をご覧下さい。

 

<日本語訳: Jo2Rayden>
【科学者、マルコ・カルトフェン氏の警鐘と放射線対策の概要】5/2
・放射性粒子は、身体に入るとダメージを与え始め、細胞や組織を痛めつけます。
・放射性粒子は細胞に生き残り、強力に腫瘍に変化します。
・放射性粒子を避けたければ、粒子が飛散したどこの空気を呼吸するか、どこの食物や水を取るかをという、我々の行動により違いが出てきます。
・放射性粒子は、家に入り込みリサイクルして、継続して人々を被ばくさせます。この放射線被ばくは、数時間や瞬間で終わらない。継続していきます。
・被ばくしたら、強力に放射性物質は体内に一生残ります。
・放射性粒子は、表面に張り付き、服、肌、コンクリート、カーペット、植木などにも張り付きます。 被ばくを減らしたければ、粒子の最初の飛来場所、服をきれいにする、影響受けた土壌を取り除く。とにかく、長期間の放射線被ばくを減らすことです。
・日本と世界中で、1950年から60年代の核実験の全期間より、今のフクシマの放射性物質の拡散レベルは、広範囲です。
・存在する放射性粒子の塵は、どこかの場所へ飛来し、誰かを継続的に被ばくさせているのです。
・半減期の長い物質、セシウムの様な放射性粒子は、長期間留まり影響します。
・カリウムを基礎とした科学肥料があります。今は放射性粒子セシウムが、カリウムと混ざっているのです。それらが、カリウムの代わりに吸収されるのです。
・私は、日本に住む人達と、放射性物質の影響のある地域の人達にこう言います。食物を準備する前に手をよく洗うこと。いくつかの検査をすること。落ちてきた放射性物質を、­食物からの取り除く方法、農作物を観察して確認して、汚染が拡散するのを防ぐこと。
・約70%の家の塵は、家のすぐ周りからの汚い塵です。塵の家の内への侵入を減らすこと。我々が家に入る前に防げば、拡散していきません。家のドアのところで靴を脱ぐ、汚­れた服を家の中に入れない。
・特に(東)日本に住む人達には、外出して新鮮な空気を吸ったり、運動したり、新鮮な食物を食べるのは、放射線リスクを伴います。
・ガイガーカウンターを持っていても、窓に向けた計測機は役に立ちません。空気中の放射性物質の塵の計測は出来ません。空気中の放射性物質の塵の計測には、もっと高価な計­測装置が必要です。ですから、政府に向かって、政府機関にこの観測をするよう請求すべきです。

 

やはり、自治体が持っているハイボリウムエアサンプラーを使って、大気を吸引し、精度・頻度を最大限高めて放射能検査をするよう言わなければなりません。PM2.5も放射能検査をするよう言わなければなりません。

完全に国や県は隠蔽しています。 

 

 


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