http://drrta.jaea.go.jp/2/21.htm より
(管理人より)
第 3 4回原子力安全委員会 資料第2 号
平成23年度下期放射線管理等報告について 平成24年8月9日 文部科学省 のPDFファイルの中に
放射性廃棄物管理状況について(平成23年度)というページがあります。(13pから)
放射性廃棄物は、気体・液体・個体に分けられます。その管理状況がしめされているのですが、試験研究用原子炉施設から出たものと核燃料使用施設から出たものとに分けられています。
驚くのは、気体と液体は、周辺環境へ「放出」されてるということです。
気体廃棄物は前のブログ記事でも書きましたが、正直厄介です。そこで放射性気体廃棄物について見てみます。
試験研究用原子炉施設の放射性気体廃棄物
核燃料使用施設の放射性気体廃棄物
(管理人より)さらっと、PDFの見えにく〜い表になってますが、大きく拡大してアップしました。原子力発電所で希ガスが排気塔から出てることは有名ですが、あらためて原子力発電所以外にも、これだけの施設で、放射性気体廃棄物が出されていたことに、恐ろしくなりました。
空気は避けられないので、怖いので考えないようにしていませんか?
原発以外の核関連施設で事故とか爆発がなくて通常運転でもこれだけ放出されてるんです。小出先生がHEPAフィルターつけてると言ってましたが、熊取からも出てますよね・・・
たとえば、茨城県の 原子力科学研究所 で、1年間にトリチウムが1.2×10E11ベクレル=1200億ベクレル放出されてる事実。
http://drrta.jaea.go.jp/2/21.htm ここです。
普通に吸わされて、被曝させられてるんですね、国民は。しかし、もう追加はやめろ!と言いたいです。
原発なくすためならまだしも、原発推進する研究のために気体廃棄物を出して欲しくないのです。
加えて日本には一般ゴミ焼却場の煙突が全国で1700箇所。震災がれきを燃やした焼却炉は内部が放射能汚染されてますので出続けます。
放射性気体廃棄物で、もう、空はゴミ捨て場状態。
ハイボリュームエアサンプラー をもっと増やして、もっと細かくモニタリングする必要があるとつくづく思いました。
空気中に何が、舞ってるかわからないということです。
人間は1日に20kgの空気を吸います。吸気被曝について、放射性微粒子に対して鈍感になってはいけないと思いました。