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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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東京電力川崎火力発電所で放射能汚染された布製吸気フィルターが火事で燃えた。その時なぜかPM2.5が欠測!

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 http://www.tepco.co.jp/cc/press/2014/1234690_5851.html  ↑ 東電プレスリリースより

 

 東電火発で吸気フィルター焼け放射線…大気吸着

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140308-OYT1T00261.htm

7日午後2時20分頃、川崎市川崎区千鳥町の東京電力川崎火力発電所にある産業廃棄物総合保管庫で、使用済みの発電機用布製吸気フィルター約0・5立方メートルが燃えた。

約45分後に消し止められ、けが人はいなかった。

 東電の発表によると、燃えたフィルターから毎時4・5マイクロ・シーベルトの放射線量が計測された。保管庫近くで午後6時半に空間放射線量を測定したところ、同0・17マイクロ・シーベルト。約460メートル離れた発電所正門付近では午後7時の時点で、同0・06マイクロ・シーベルトだった。東電広報部は「外部への影響を調べている」としている。

 フィルターは同発電所で使われたもので屋外に置いてあった。保管庫に入れる前、作業員7人が乾燥作業中、出火したという。フィルターは東京電力福島第一原発事故で大気中に排出された放射性物質を吸着したとみられる。

(2014年3月8日18時40分  読売新聞)    (管理人より)

ゴミ焼却炉の使用済みバグフィルターを燃やすなということをずっと叫んできましたが、まさか、関東の火発のフィルターが燃えるとは驚きました。事故当時、プルームが通過し、汚染された地域の、車や住宅換気扇、すべてのフィルターと名のつくものは、すべて保管し集中管理すべきものかもしれません。ほとんどもう、ゴミと一緒に燃やされているでしょう。とんでもないことだと思います。

火発のフィルターもこのようにずさんな管理で、燃えてしまい、有毒な煙を撒き散らしている可能性がありますので調べてみました。

3月7日の14時あたりのモニタリングポストの空間放射線量と、PM2.5の数字を見てみます。19時ぐらいに高くなっています。

現場から最も近い測定局のみ見ていきます。なぜかちょうど、13時〜15時の間に欠測があります。理由は分かりません。

煙は周辺に流れていきます。赤マルが現場周辺 

雨は降っていないと思います。

 周辺に、PMが流れるというのはありうることです。

 

 おまけで、驚く動画を見つけたので紹介します。このブログでは花火に関する記事を書いてきました。

フクイチ3号機が不穏当な時ですら花火に浮かれる日本中の人々、まさにパラレルワールド!

昼間に花火を打ち上げたらどうなるか海外の動画がありましたのでどうぞ。

驚くべき大気汚染!日本では夜なのでさほど見えないのですが、こんなに、空気中に重金属の煙がばらまかれていたんですね〜みごとに可視化されました。

 

この動画に出てる喜んでいる人たちの気がしれません。日本では花火大会の日はできるだけ近いところに陣取って、頭から重金属の微粒子浴びながら、重金属PM埃のついた何かを食べながらビールを飲んだりしていますよね・・・・。

喘息の人など呼吸器が弱い人はマスクをしたほうが良いと思いました。

要するに、放射性物質が付着したフィルターを燃やすということは、このように大気中に放射性PMを撒き散らすということです。

チェルノブイリの火事と同じなんです。汚染フィルターの集中管理を徹底するべきです。


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