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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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伊方原発2号機 放射性物質コバルト60などを含む水 配管から漏出! 

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伊方原発で配管から水漏れ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8003294921.html?t=1416312812289

11月18日 19時22分 NHK

現在、運転停止中の伊方原子力発電所2号機で、低レベルの放射性廃液を処理する装置の配管から微量の放射性物質を含んだ水が漏れるトラブルがありました。

愛媛県によりますと、このトラブルによる放射性物質の外部への漏えいはなく、作業員の被ばくなどもないということです。
愛媛県によりますと、17日午後0時40分ごろ、伊方原発2号機の補助建屋の放射線管理区域で、ステンレス製の配管を包んでいる保温材の一部に水が漏れ出した跡があるのを定期検査中の作業員が見つけました。
この配管は、低レベルの放射性廃液をアスファルトと混ぜて固めて処理する装置の配管で、当時、中は、水で満たされていたということです。
配管には、漏れ出した水と、水に含まれていたホウ酸や、コバルト60と呼ばれる放射性物質が、乾燥して固まった状態で付着していて、漏れ出した水の量は分かりませんが、乾燥した物質は34グラムだったということです。
固まりに含まれていた放射性物質の量は、国への報告基準の500分の1程度で、環境への影響はないということです。
四国電力によりますと、この配管は、今月15日に点検をした際には、異常は確認されなかったということです。
この配管は2号機が運転を始めた昭和57年から32年間、一度も交換されておらず四国電力はなんらかの原因で配管に穴が開いた可能性があると見て、水が漏れ出した原因を詳しく調べることにしています。 

 

伊方原発:配管から廃液漏れ

http://mainichi.jp/select/news/20141119k0000m040077000c.html

毎日新聞 2014年11月18日 20時31分(最終更新 11月18日 20時58分)

18日午後0時40分ごろ、四国電力伊方原発2号機(愛媛県伊方町)で、放射線管理区域の原子炉補助建屋内にある配管から、微量の放射性物質を含む水が漏れているのが見つかった。四電によると、外部への漏えいや作業員の被ばくはない。

 原子炉冷却水や作業着の洗濯排水などが混じった低レベル放射性廃液が、ステンレス製の配管(直径34ミリ)から漏れ出し、乾燥した状態だった。放射性物質のコバルト60が8500ベクレル検出されたが、国への報告基準の約500分の1の量だという。

 四電によると、配管には目に見えるひびはないが、微細な穴ができた可能性があるとみて原因を調べている。

  平成26年11月18日 四国電力株式会社 プレスリリース 伊方発電所2号機 アスファルト固化装置廃液供給タンクへの配管からの析出について

 

定期検査中の伊方発電所2号機原子炉補助建家(管理区域)において、アスファルト固化装置の廃液供給配管の保温材に析出物があったため、保温材を取り外し、配管の状況を確認したところ、本日、12時40分に、配管表面に漏えい跡と思われる析出物があることを保修員が確認しました。なお、漏えい跡は乾燥した状態であり、現在漏えいはありません。 

 今後、引き続き、詳細調査を実施します。 
 本事象による環境への放射能の影響はありません。 
 本事象は、法律に基づく国への報告事象に該当するものではありません。 

(参考) 

アスファルト固化装置 
アスファルト固化装置は、機器の分解点検等に伴い発生するプラント廃液や作業衣の洗濯排水等の低レベル放射性廃液をアスファルトと混合して固化処理する装置 

 
以上
 

 

愛媛県 県民環境部原子力安全対策推進監 26年11月18日

伊方2号機アスファルト固化装置廃液供給タンクへの配管からの析出について

 

(管理人より)

伊方原発もやめるべきということです。32年間一度も交換されてない配管はもうぼろぼろです。

中央構造線の上にあるこんな原発など、地震が来たら老配管が破断して、もう西日本もおしまいです。

それでも再稼働させたいと原子力推進側は考えているため、この伊方原発の放射能漏れに関する報道も、微妙に正直さがないことがわかります。

時系列で言うと、まず

2014/11/18 16:38   【共同通信】 伊方原発2号機で放射性物質含む水漏れ 

それから 

2011/11/18 19:22 NHK   「伊方原発で配管から水漏れ」

2014/11/18 20:31 毎日新聞 「伊方原発:配管から廃液漏れ」


NHKと毎日はタイトルを見ただけでは、放射性物質が漏れたかどうか判断できなくなっています。

一発目のニュースは放射性物質という言葉を入れていますが、後の二つは放射性物質という言葉は入っていません。タイトルだけ見れば、水だけが漏れた感じを受けます。

ブログを書く人間として思うのですが、タイトルは非常に重要です。そのタイトル一文で読むか読まないか、相手に判断されてしまうからです。

そう考えると、新聞社やNHKというのは、逆に放射能漏れの事実を伝えたくないんだということが伝わってきます。

実際にはコバルト60だけなのかどうかもわかりませんし、34グラム、8500ベクレルというのも、別々に報道されています。


このようにマスコミと電力会社は一緒になって、放射能漏れを過小評価、隠蔽したいということがわかります。

本当に危険を知らせたいと思ってるなら、こんなタイトルは付けません。中立公平でもありません。


電力会社は引き続き調査すると言って、続報がないことばかりだし、「放射能の影響はありません」と言い切るし、納得いかないです。

放射能の影響は晩発性ですから、トラブルの直後に「影響ない」って言い切るのは本当はおかしいと思います。無意味です。


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