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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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学校とメディアは猛省すべき(2)危険をおかしてまで学校給食で「ジビエ料理」を食べさせてはいけない。

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学校給食向けジビエ料理を学ぶ 

2015年02月25日 20時15分 NHK福井 

野生のシカなどを食材にする「ジビエ」料理の研修会が、25日、美浜町で開かれ、地元の学校給食の担当者が料理のコツなどを学びました。

県が美浜町で開いた研修会には、嶺南地方の小中学校で給食の調理を担当する栄養士など10人余りが参加しました。

「ジビエ」はシカやシノシシなど野生動物の肉を意味するフランス語です。研修会では地元のイタリア料理店のシェフ、川端治雄さんが、肉の臭みを取り除くためしっかりと火を通すことが大切だなどと調理のコツを説明しました。

このあと参加者はイノシシとシカの肉を使った料理にとりかかりました。「シカ肉のあぶり焼き」は、ロース肉をかたまりのままフライパンにのせ、まず表面を焼き上げました。このあとオーブンに入れて中までじっくり火を通ししっとりとした味に仕上げていました。

「シカ肉の唐揚げ」は、一口大に切った肉をみそやしょうゆ、ショウガなどで作ったたれに漬け込み、片栗粉をつけて香ばしく揚げていました。

このほかイノシシ肉を使ったソースのスパゲッティと2種類の肉をキノコと煮込んだスープの4種類の料理を作って試食しました。

県によりますと、小浜市や若狭町の学校で給食のカレーなどにジビエを使ったことがあるということで、今後、さらにジビエを活用してほしいとしています。

参加した小浜市の栄養士の女性は「肉の臭みを感じず、おいしく調理できたので、今後の学校給食のメニューに組み込めるかどうか検討したい」と話していました。

 

 (管理人より) 子供の命を預かる栄養士や給食調理員の無能さにめまいがします。県が開いてる研修会ですから、もうどうしようもありません。

そしてさも明るいニュースのように報じるNHKの狂気。

イノシシが原発事故後、高濃度に汚染されている現実を知らないのでしょうか?

それとも、原発立地県だから、放射能汚染を過小評価しているのでしょうか?もうわかりません。

2014/10/28 衆院・環境委員会での福島県トラック協会会長・渡邉氏の発言

「高速道路の現場で人のいない場所でイノシシが繁殖しています。これが建設機械にぶつかって死亡する。これを測るとなんと50万ベクレルというイノシシの死骸なんですね。」


農林水産省のデータを見てみます。 

農産物・野生鳥獣肉の放射性物質検査における基準値超過事例についての各都県の報道発表資料

http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/s_chosa/houdou_24kensa.html

岩手県(平成26年12月17日更新) 宮城県(平成27年2月6日更新) 福島県(平成27年2月4日更新) 茨城県(平成25年12月9日更新) 栃木県(平成27年2月23日更新) 群馬県(平成27年2月23日更新) 千葉県(平成26年3月4日更新) 東京都(平成24年6月29日更新) 長野県(平成24年6月29日更新)  

 


農林水産省は、9つの自治体しかリンクを出していません。

放射性物質は原発事故で日本中に「まだら」に降り注ぎましたので、どこにホットスポットがあるかわからない上に、野生動物はそういった場所に自生するキノコを食べ、さらに濃縮し高濃度汚染になるというのは当然のことです。

福島の平成26年捕獲のイノシシでも最高で15000ベクレル/kg出ています。

学校給食に使おうとするジビエを、どこの業者がどこから仕入れるのか流通もわかりません。

仮に地元、福井県だとしても、福井県のジビエにどの程度の汚染があるのか、調理員の人はわかっているのでしょうか?

長野県ですら、平成24年12月16日捕獲のイノシシが100ベクレル/kg あります。

チェルノブイリ事故の際、ヨーロッパの野生動物の肉が汚染されたということは知られているのに、給食調理員の人は原発事故以降、何も勉強してないのでしょうか?

レベル7の放射能汚染国で、子どもがジビエを食べていいはずがありません。

以下の動画を給食調理員みんなで見て、ジビエを給食で出すのをやめてほしいと思います。


ゴフマン博士の【年齢別、放射能の影響】の研究によれば、

55歳以上と子どもを比べると、10歳の児童は200倍以上の影響を受け、

0歳の乳児は、300倍以上も大きな影響を受ける


給食調理員の責任は大きいと思います。

NHK2011年4月30日 放送の チェルノブイリ原発事故25年 (2) ~環境汚染は今もドイツでも~ 

動画文字起こし

チェルノブイリの事故では人々の健康被害だけでなく、土壌などの環境汚染も大きな問題となりました。

こちら2008年に報告された地表でのセシウムの濃度を示した地図です。放射性物質はヨーロッパを中心に北半球全域に広がりました。

とくに北欧の濃度が高いことがわかります。実はチェルノブイリ原発事故の翌日、1000キロ以上離れた、こちらスウェーデンで通常より高い放射線量が確認されたことが、

世界が重大な事故に気付いたキッカケだったんです。そして今でもドイツ南部やオーストリアで比較的高い濃度を示しています。

ここでも人々の暮らしに今なお、影響を与えています。


ドイツ南部の森林地帯(コンラーツハーフェン)

(銃声)

ライナー・ギュンターさんはイノシシ狩りのベテランです。

「イノシシはここを掘って餌を食べたんだ」

射止めたイノシシを地元のレストランなどに卸しています。

「肉を持ってきたよ」

「じゃあ検査します」

ドイツではチェルノブイリ原発事故以降、野生の生き物の肉を売る際に放射性物質の検査が義務付けられています。

持ち込まれた肉を測定してみると

「どうかな、高いなあ・・・」

基準値の600ベクレルを超えてしまいました。


イノシシはキノコを好んで食べるため汚染された土壌の影響を受けやすいとみられています。

「この肉は売ることはできません。」

バイエルン州ではこうした汚染された肉は、チェルノブイリ事故当時よりは大きく減ったものの、今でも2%ほどの割合で検出されているといいます。

「残念ですが結果はダメでした」

「そうかい」

チェルノブイリ事故のあと、ミュンヘンには環境の放射線量を監視する民間の研究所が作られました。

企業や一般市民の求めに応じて食べ物の放射線量を測定し、その結果を公表しています。

セシウムがとても高い値です。測定することでリスクの度合いが分かり納得することができます。

万が一の事態に備えてこれからも常に監視し続けていくことが必要です。


もう一つドイツのイノシシの記事 

ドイツの森で放射能汚染されたイノシシが見つかる

2014.09.28 , 11:09 

ドイツのザクセン州で実施された調査の結果、同地域に生息するイノシシの3分の1以上が放射能汚染されていることが分かった。 

ドイツの森にはまだ野生のイノシシが生息しており、イノシシ肉は珍味とされているため、狩猟されている。一方で、イノシシは食用には適さないレベルにまで汚染されていることが分かった。

専門家たちは、イノシシの放射能汚染について、今から28年前に発生したチェルノブイリ原発事故の負の遺産であると考えている。

ザクセン州はチェルノブイリから1126キロ離れた場所に位置しているが、風や雨で西ヨーロッパ全体に放射性物質が広がり、フランスでも土壌汚染が確認された。

イノシシは、土壌から有害物質を吸収したキノコなどを食糧にしているため、放射性物質が蓄積されたと考えられている。

2012年、ドイツでは狩猟したイノシシの放射線検査の実施が義務付けられた。基準値を超えた放射線が検出されたイノシシは、処分しなければならない。ザクセン州では1年間で、752頭のイノシシのうち297頭が処分された。基準値の10倍を超えるイノシシも確認されたという。

専門家たちは、今後50年間はこの問題が続くとの見方を表している。




 なんと日本では、原発事故後、食べることのできない高濃度に汚染されたイノシシの肉を焼却処分していました

震災がれき以上に汚染されているイノシシの死骸を「広域的な対応する」と農水省が語っている実態!

焼却すれば焼却灰に濃縮し、煙突から放射性PMが周辺に流れ出るのに・・・


駆除イノシシ、行き場なし 福島の避難区域、食べられず処分できず 国が対策検討

東京電力福島第一原発事故後の避難指示区域などでイノシシが増えている。家や田畑を荒らし、有害鳥獣として殺処分された死骸が行き場を失っている。放射能に汚染され食用にはできず、焼却や埋却も進まない。福島県相馬市では冷凍保存しているが、保管も限界に近づいており、農林水産省が調査に乗り出した。 

 「原発事故前はイノシシを撃てば、東京の業者がすぐに料亭用に買い取っていった。今は引き取り手も、埋める場所や燃やす施設もなかなか見つからない」。相馬市沿岸部の工場跡地。福島県猟友会の阿部多一会長(82)は大型冷凍庫の扉を開け、嘆いた。 

 本格的な漁を自粛中の地元漁協から無償で借りた容量約20トンの冷凍庫。零下20度の内部は、3分の2の高さまで約270頭のイノシシが山積みになっている。大型成獣で100キロ以上、5キロ未満の子イノシシもいる。満杯までわずかだ。 

 農水省は食害防止のために全国のイノシシ頭数を半減させる必要がある、としているが、福島県によると、原発事故後、県内産の野生鳥獣の肉などから食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)超の放射性物質が相次いで検出され、出荷規制を受けた。「捕っても売れない」と猟をやめる人が続出し、県猟友会の会員も事故前から約千人減って今は2629人に。それに反比例するように、県によるとイノシシの頭数、農作物被害額とも事故前の約1・5倍に増えた。 

 残る猟友会員が駆除に追われているが、今度は死骸の処分が障害となった。阿部会長は「相馬近辺にイノシシを大量に埋められる土地はない」と言う。猟友会では冷凍庫の容量を確保するため、数頭ずつ公共の廃棄物焼却施設で処分してきたが、今年度は施設の負担を減らすため1頭ずつ細かく解体するよう求められ、焼却をやめた。高齢化した会員に解体や運搬は重労働だ。 

 福島県自然保護課の担当者も「自治体単位では解決できない。各地の処分実態を調査しつつ環境省などと処分方法を相談している」という段階だ。阿部会長は「原発事故からの復興というなら国の予算で専用焼却施設を建ててほしい」と訴える。 

 16日に相馬市の冷凍庫などを視察した農水省の秋葉一彦・鳥獣災害対策室長は「イノシシ処分は全国的な問題。焼却施設の新設は規模や運営などで難しい課題もあり、広域的にどう対応するか環境省や県と協議していく」と語った。(本田雅和)

 

 


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