神奈川新聞 6月30日(火)7時0分配信
29日午前3時ごろ、箱根町湯本茶屋の自動車専用道路、箱根新道を走行していた大型トレーラー(16・5トン)が橋のガードレールを突き破り、約40メートル下の県道に転落して炎上した。車内からは運転手とみられる男性の遺体が見つかった。小田原署が男性の身元や事故原因などを調べている。ナンバープレートの情報から、車体は兵庫県内の運送業者のものと判明している。現場は片側1車線の右カーブ。後続車が転落を目撃、110番通報した。
同署によると、荷台のコンテナには樹脂などの原料となる化学物質「ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)」1万6千リットルが積載されており、大破した車から県道の路上や近くの沢などに流出した。沢の下流にある須雲川ではアユ約30匹が死んでいるのが確認され、県がPTMGとの関連性を調べている。
川で数十匹のアユが死んでいるのが見つかりました。
29日午前3時ごろ、神奈川県の箱根新道で、下り坂の右カーブに差し掛かったトレーラーが前の車を追い抜いた後、曲がりきれずにガードレールを突き破り、約40m下の県道に転落して炎上しました。火は約1時間半後に消し止められましたが、運転手の男性とみられる遺体が見つかりました。警察によりますと、当時、トレーラーは、兵庫県の会社から川崎市にプラスチックの原料となる化学物質「ポリエーテルグリコール」を運んでいるところでした。転落したはずみで一部が近くの川に流れ、その後、数十匹のアユが死んでいるのが見つかったということです。警察は、トレーラーがスピードを出しすぎていた可能性もあるとみて、事故の原因を調べています。
最終更新:6月29日(月)17時10分 テレ朝 news
29日、神奈川県箱根町でトレーラーが橋のガードレールを突き破り、およそ40メートル下に落下、車内から運転手とみられる遺体が見つかりました。
この事故の影響で、トレーラーに積んであった80本のドラム缶のうち、数本が破損し、プラスチックの原料となる液体状の化学物質「ポリエーテルグリコール」が道沿いの川に流れ出ました。現場近くではおよそ30匹のアユが死んでいるのが見つかっていて、神奈川県などが関連を調べるとともに、亡くなったのは運転手とみて、警察が身元の確認を急いでいます。(29日00:15)
神奈川・箱根町でトラックが橋から40メートル転落、炎上 1人死亡 神奈川・箱根町で29日未明、トラックが、橋からおよそ40メートル下の県道に落ちて炎上した。
午前3時ごろ、箱根町の山あいにある箱根新道の橋で、走行中のトラックが、カーブを曲がり切れずに、ガードレールを突き破り、およそ40メートル下の県道に転落し、炎上した。
運転席から、性別不明の遺体が発見され、警察は、身元の確認を急いでいる。
近所の住人は、「ドカーンという音がしまして、それですぐ表に出たら、もう真っ赤になって、火柱が30メートルくらい上がってまして」と話した。
警察によると、トラックには、ポリエーテルグリコールという可燃性の液体が入った、200リットルのドラム缶80本ほどが積んであったということで、警察は、くわしい事故の原因を調べている。
トレーラー転落、男性死亡 化学物質が流出
6月29日(月)14時46分配信 日本テレビ系
29日未明、神奈川県箱根町で大型トレーラーが橋の上から約40メートル転落し、運転手の男性が死亡した。また積み荷の化学物質が川に流れ、アユが死ぬなど被害が広がっている。
警察によると29日午前3時ごろ、箱根町の「箱根新道」で大型トレーラーが橋の上から約40メートル下の旧東海道の路上に転落したという。トレーラーは大破して炎上し、運転手の男性が死亡した。また、トレーラーに積まれていたドラム缶の一部が壊れ、プラスチックの原料となる液体状の化学物質「ポリエーテルグリコール」が道沿いの川に流れ出し、アユが死ぬなどの被害が出ている。
箱根町などは、化学物質の流出を防ぐなど対策に追われている。
(管理人より) また危険物運搬車輌の事故が起きました。運転手もなくなり環境が汚染されています。少し前にブログ記事にもしたのですが、その通りになってきました。☟ 頻発するタンクローリー事故。危険物を運ぶ車がひとたび事故を起こせば、必ず環境中に毒物を撒き散らす。
工業生産が増えれば、化学物質や産業廃棄物を運ぶ車が増えます。そういった車両が街の中を走れば人々を危険にさらすことにもなりますし、田舎道を走れば事故が起きたとき
このように川や田畑を汚すことになるのです。 それが先進工業国である日本の近未来の姿です。
環境汚染があたかも対策を取れば克服できるかのように宣伝されていますが、実際は不可逆的。一度汚染されてしまった自然は用意には元に戻らないということは、過去の公害が示すところです。
この度のトレーラー事故に関してメディア各社の報じ方も、微妙に違いますので、一社しか見なかったら、全体像は掴めません。
なぜかNHKの記事が見当たりません。見落としか、何かわかりませんが・・・
とりあえずえまとめておきます。
29日午前3時ごろ
箱根町湯本茶屋の自動車専用道路、箱根新道兵庫から川崎に運んでいる途中
大型トレーラー(16・5トン) 橋のガードレールを突き破り、約40メートル下の県道に転落し、火柱が30メートルくらい上がって炎上運転手の男性は死亡
積み荷 プラスチック材料の液体の化学物質 ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG) 200リットルのドラム缶80本で1万6000リットル
80本のドラム缶のうち、数本が破損、川に流出
沢の下流にある須雲川ではアユ数十匹が死んでいる⇒1万匹が死んだ
早川河川漁業協同組合は、アユ釣りの時期のこの事故に困っている
箱根町は化学物質流出を防ぐ対応に追われている
結局どれだけの量が川に流出したかまではわかりません。
ポリエーテルグリコールについて調べてみると、白色ワックス状固体(溶融時は無色透明液体)で、匂いもほとんどありません。
毒物及び劇物にもなっていないのに魚が死んだということは、逆に恐ろしいと思いました。
転落時の車の油が原因じゃないかという人もいましたが、水を調べないとわかりません。
http://www.m-kagaku.co.jp/grproduct/company/mcc/c4/product/1194290_4261.html?category=chemical より
私たちの暮らしの中に溢れかえるプラスチック製品を作る原料が、こうして環境中に撒き散らされ、川の魚が死にました。
運転手が事故に気をつければいいという問題でしょうか?
もっと根本的に、プラスチックを大量消費する私たちの暮らしそのものを変える時ではないかと強く思います。
嘘のCO2地球温暖化説に乗っかり、火力発電ばかりが槍玉に挙げられていますが、石油の使われ方としては、電力用よりプラスチック製品原料の方が多いことはニュースでも報じません。
ものづくりの日本の産業界にとって不都合だからです。
今回の事故のトレーラーがどの企業の車かすべてのメディアが報じていません。記者はわかってるはずですが。映像をみても車体が燃えて真っ黒でわかりません。
この企業は責任を問われないのでしょうか? 漁協から訴えられてもおかしくないのでは?
プラスチック製品の原料を運ぶ石油、工業製品の製造の燃料に使われる石油も必要になりますので、プラスチック製品を製造し、ゴミにして燃やすということが
いかに石油の浪費しているかということがわかります。
今回の流出した原料が、何の製造に使われる予定だったかまでは、ニュースからはわかりませんでしたが、
仮にペットボトルだったとします。
ペットボトル1本を回収するにもペットボトルの80本分の原油を使うそうです。つまり、500mlのペットボトル1本(35g)の容器を作るのに必要な原油は、35g×150=5250g。
リサイクルするのに35g×80=2800g。 重さ35gのペットボトルを作り、回収するまでに必要な原油は約8kgも必要、ということになるそうです。
以下より 参考 分業は文明の罠:エネルギーを食い潰す分業中部大学教授 武田邦彦:ゆっくり考える、ペットボトルのリサイクル
こういう事故がこれから頻発すると予想されます。
理由は日本が放射能汚染国家だからです。今回の事故との因果関係はわかりませんが、被曝の影響で体調不良になり運転ミスが起こり、重大事故につながります。
職業運転手の内部被曝の検査を義務付けない限り、こういった事故は起き続けるでしょう。
公共交通、危険物運搬の運転手はとくに気をつけなければならないと思います。
追記 夜のニュースで 死んだアユの数が1万匹と報じられました。
トレーラー転落で1人死亡 アユ1万匹死ぬ2015年6月29日 23:28 日テレNEWS24
29日午前2時50分頃、神奈川県箱根町でトレーラーが橋の上から転落し、影響は下を流れる川に及んだ。
神奈川県箱根町でトレーラーが橋の上から約40メートル転落し、運転手が死亡した。この事故でトレーラーに積まれていた化学物質が川に流出し、アユが約1万匹死んだ。この川では、アユ釣りが今月解禁されたばかりだった。