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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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【問い合わせ】箱根町須雲川に流出した化学物質とアユについて 「ドラム缶80本は全て壊れた」県環境保全課

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(管理人より)

箱根でトレーラーが転落、化学物質1万6000リットルが流出か?須雲川ではアユ数十匹が死ぬ。   という記事を昨日書きましたが、昨日の夜に日本テレビが「アユ一万匹死ぬ」と報じたので、箱根町役場に確認したところ、役場では回答せず、神奈川県に聞くよう言われました。

聞いたことをそのままアップします。☟

 

神奈川県環境保全課 (045-210-4358)

 

「1万匹」という数字は、こちらでは発表していない。テレビ局がどういうところから得た情報かわからない。

1万匹放流したという事の聞き違いではないか。

神奈川県では朝も確認に行った。アユの死骸は確認できなかった。

鮎は弱い生き物なので、化学物質が流出したところに、アユがいて死んだと認識している。

水が流れてしまったのでもう水の化学物質の検査はしない。

アユの死骸も廃棄したので魚の化学物質の検査はしない。

化学物質のドラム缶80本は全て壊れ、中身は周囲に流出した。

一部は道路や山にも流れたので、川にすべてが流れ込んではいないと思う。

トレーラーの火災を消すために消火に使った水も川に流れ込んだと思われる。

事故を起こしたのは「栄友」という兵庫の運送会社。

運んでいたのは「インビスタ」というメーカーの化学物質。(おそらく輸入品)


早川河川漁業協同組合(0465-22-8659)

1万匹放流したが、一部は今回の事故の化学物質の流出により、酸欠で死に、あとはいなくなってしまった。

県から毒性はないと聞いている。川の水は1時間で海に流れてしまう。アユは危険を感じ逃げてしまった可能性。


(管理人より)

聞いたことをそのまま、載せました。あとは各自でご判断ください。

結局、化学物質1万6000リットルは全て流出していたわけです。

残念で仕方ありません。

落胆ついでに、神奈川県のアユの放射能汚染についても、調べておきます。

科学雑誌のネイチャーの「Scientific Reports」に掲載された、滋賀大学のリスク研究センター水野敏明氏らのレポートに付随している2011年のアユのセシウム汚染に基づいた地図です。

 

Overview of active cesium contamination of freshwater fish in Fukushima and Eastern Japan



神奈川県HP http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160414/  

神奈川県内で生産された水産物の放射能濃度の検査結果(神奈川県水産課検査実施分)  より

 

 

 

鮎はコケを食べる魚なので川の底が汚染されていたら、アユは放射性物質を取り込むことになるでしょう。川の魚の汚染度が海の魚より高いようです。

アユは最大で198ベクレル/kgの放射能濃度。(平成24年)どの川のアユかは書いてありません。

 

2013年のデータには箱根が出ています。

  

今年も早川河川漁業協同組合は稚魚を放流しています。☟

http://ashigaranet.com/html/5/201504/2015040403.html

 

 

 

 


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