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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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【必見動画】福島の子供の衣服・頭髪の放射能汚染調査結果⇒空気の汚染が原因

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毎日の生活の中、被ばくは続いている
衣服の放射能汚染調査結果

【ふくしま集団疎開裁判ブログより】


21:16〜  南相馬在住 安心安全プロジェクト 吉田那博さん

南相馬の方から安心安全プロジェクトという会をやっている代表の吉田といいます。
この団体は避難支援をスタートとして始まったものなんですけれども、
私自身が東京電力の第二原発で勤務していたということもあり、
以前の原子力発電所の指導の方法だとか、
どんなような装備をしながら、どういうことに注意しろと言われていた事をよく分かっているが為にですね、
今回この汚染の調査をしてみたわけですけれども、

最近よく皆さん「管理区域」という言葉をよく使われているんですけれども、
「管理区域」というのは、0.6以上のところが「管理区域境界線」ということで、
建屋が1.72だったかな、1.74だったかな、
それぐらいの、シーベルト数から建屋は管理区域ということになるんですけれども、
その中でC区域というのがあるんですが、
これはちょっと時間が少ないためにあまり詳しくお話はできませんが、
ABCDと、4つランクがあって、Dが最高なんですけれども、

そのC区域という所はこのたびの昨年の文部科学省の発表の土壌の汚染の調査を公表しているんですが、
それで見ると、岩手の一部と宮城の南部の一部、福島県のほぼ一部を除いたほぼ全部。
それと、群馬、茨城、千葉、というような所が、ほとんどこのC区域に値します。

そのC区域での装備というのは、作業内容によって変わるんですけれども、
マスクは絶対に必要になります。
高性能マスクです。全面マスクと半面マスク、それと、フードマスクといって、頭からかぶって、ろ過した空気をフードの中に送りこむわけですけれども、そのような装備を、東電は、事故前は作業員に求めていました。

実際に管理区域同等エリアでは、作業員は一日10時間以上いてはいけないという話になっています。
そのように指導していたにもかかわらず、
事故後は、何も無かったようにマスクもしなくても良い、
防護服も着なくても良い、何もしなくても平気です。こういう人で良いですよと、
まして事故前の、現在もそうですけれども、原子力発電所は未成年が立ち入る事は禁止していますので、
それと同等のレベルの汚染をされているところに、妊婦や子どもが、未成年がいるということは、
本来これは考えられない事です。

これは法律で定めている事なので、それを国が破るということはどういうことでしょうかと。

飯館にしてもそうですし、双葉、三春町なんかは事故直後、
爆発直前から、最高レベルのD区域というふうにとれる情報がいっぱい出ていますが、
そこではですね、フルフェイスの完全全面マスクで、
そこでは酸素ボンベを背負い、またはホースによってエアーを送り込んで
どこかでろ過した空気を長いホースで送りこんで作業しなければいけないというほどのひどい汚染。

それがやはり内部被ばくを東京電力というか原子力発電所は一番恐れているのですけれども、
そのためにそのような空気を送るような装置。
で、双葉も三春町もですね、そういう状況下で誰ひとりマスクを付けるという指導をうけた事が無いし
ヨード剤も飲めとは言われていないですから、
いかに国がとった行動がひどいかというのがこれで分かると思います。

それでですね、今の防護服なんですけれども、これを着ていても、一切外部被ばくは防げません。
要は、持ち出さないようにするためと、
着ている衣服が汚染をされないようにという名目で着るわけですけれども、
東京電力のマニュアルでも、
「衣服の汚染は余計な被ばくに繋がるので気を付けるように」とちゃんと書いてあります。

それを防護服を着ていないとどういうことになるかというと、
今回私たちが調べて「衣服がどれ位汚染しているか」ということで、
長袖のTシャツとか学生さんのジャージだとか、いろんなものを今測り始めているんです。
あとは頭髪だとか、測ってるんですけれども、私が一番最初に測った、ここの赤色の長そでのTシャツですけれども、
これ自身が、このシャツ1枚から130ベクレル。
5回洗濯した後にもう一回ためしに測ってみたら、150ベクレルと増えています。
150ベクレルということは1秒間に150発の放射線が出てくるということです。

子どもさん、郡山の学生さん、中学生の子どもの服をだいたい別々に測ってみて合算しますと、
470とか、460ベクレル。
それにですね、頭髪の汚染。
これは郡山はちょっと調査していませんが、南相馬市の人間の男性の方の髪の毛を測ってみたら、
1kgあたり、130ベクレルという数値も出ていますので、
これは床屋さんなのでいろいろとミックスになっていますから、
ま、平均的な南相馬の数値になるのではないかなと私は思っています。

そこから考えて、中学生が着ている、体全体で背負っているベクレル数は、
500ベクレルを超えるという数字になりましたので、
それをシーベルトに換算してみたら、0.8ぐらいあるんです。

着て歩いてる服から、0.8マイクロシーベルトを発しながらその子は生活しているのです。

だから、学校をいくら除染しても、その着ている服から発しているので被ばくしているわけです。
で、なお且つ学校というのは集団でいろいろな行動を起こしたりしますので、
たとえば、おしくらまんじゅうを、そんな事は30人50人でやることはないでしょうけれども、
そうなった時に汚染されている衣服が、要は30倍になるということですよね。

だから、何マイクロシーベルトになるのか試した事はないのでわかりませんけれども、
ものすごい放射線量である事は間違いないと思います。

それがたまたま10人とかそれぐらいでも十分影響のある数字であると。
さらに空間の、学校は下がっていても、外へ出た時に空間線量として郡山なんかは、平均で0.6あります。
で、町中に、本当の町中にですね、2マイクロを超えているようなポイントも、
本当に小さいのではなく、大きくポイントとしてホットスポットみたいなのが点在しております。

そういうふうなところも加算すればですね、
20ミリを超えるような数値になってしまうのではないかというのが
私たちの今やっているデータで何となく感じていて、
今これを早急に進めていますが、
それぐらい福島県の子ども達が危険な状況にあるということと、私は言えると思います。

で、そのように服が汚染されるということは空気も汚染されているということですので、
マスクなどを学校はむしろ「はずすように」という勢いで学校が動いていますので、より危険であると。
それが科学的も証明されているから、
事故以前にこういうこと(東京電力マニュアル、防護服、フルフェースなど)をさせていた訳ですから、
事故が起きたからそんな事は関係ないなんて言われてもですね、
誰も信じる人はいないと思います。

そのような状況の中から子どもたちを守らなければいけないということで、私たちも協力している次第でございます。
以上です。


30:12〜弁護士 柳原敏夫(弁護団)

今の吉田さんがお話になった衣服や頭髪に非常に放射性物質が付着していると。
これがどこから来るかというと大気中なんですね。
これは昨年中通で、切干大根が高濃度の放射性物質が検出されまして、
これは福島県は大気中放射性物質が切干大根を干す時についたという事を、もう認めています。

何故こんなに大気中に沢山の放射性物質が今なお浮遊しているのか?
これが非常に今重要な大きな問題になっているんですけれども、
一つさっきもお話しました武本さんという方が、こういうふうに言っています。

「除染で生じた草木などの可燃ごみについては焼却することで、除染の廃棄物の減量を郡山市は図っています。
しかしこれらについては放射性物質汚染処置法対策で定める
指定廃棄物である可能性を十分に否定できないまま、
市内のゴミ焼却施設、一般焼却場で焼却処分をしています。
その結果、これで燃えたゴミが気化して、
放射性セシウムが大気中に出て大量に飛散している事が大いに懸念されます」と、こう言っています。

いわゆるその、福島県では基本的には収束宣言した後の自治体は
「普通にゴミを燃やしても良いんだ」というような感じでですね、
こう言った除染されたものについてもですね、燃やしているためにですね、
どんどんこの、せっかく沈殿した放射性物質が、また再び一般処理場の煙突から大気に
放射性セシウムが飛散するということが起きているのではないかという事。

これによって、今の福島県も私も大量の放射性物質を大気から吸い込んだり衣服に着くことによって、また極めて危険な状態になっているということが懸念されています。

管理人より  

一般ゴミの焼却場で汚染されたものを焼却をすることで、空気中に浮遊する放射性の微粒子が増えていることを指摘しています。

村上周三・東京大学名誉教授は「住まいと人体、工学的視点から(臨床環境医学 第9巻第2号、pp.49-62)」、のなかで、次のように述べています。

"「人間は環境化学物質の83%を空気(肺)から取り込み、食品からは7%、飲料からは8%に過ぎない」

「我々は空気環境に もっと神経質になるべきである。我々は濁った水を飲むことには強い拒否反応を示すが、濁った空気を吸引することには それほど強い拒否反応を示さない。清浄な水を確保することが人間生活にとって不可欠であるように、清浄な空気を確保することも人間としての基本的な要求である」"

 

私たちが一日に呼吸する空気は約20キロも必要といわれており、これは、食べ物や水の摂取量の およそ10倍にもなります。

放射性物質の高濃度汚染地域に住んでいて、「検査され基準値以下のものを食べてれば大丈夫、空間線量はそんなに高くない」と安心し避難しないことは間違いだということがわかります。空気中に浮遊していて、吸い込めば肺からゼロ距離で被曝するわけです。血中に入るわけです。避けられません。

このことから、原発推進側からすると、市民が空気の放射能汚染に気づき、行動を起こされるとまずいので、そらまめ君のPM2.5のデータを、汚染地域は隠蔽するんだなということがわかります。

ホットスポット柏市のクリーンセンターに電話してみたところ、煙突から出る煙はまったく気にしていなかったですし、北九州市役所の環境局係長も、「空中浮遊の放射性物質があれば空間線量に数値が出る、それが出てないということは浮遊してない」などと言い出す始末。大気浮遊じんの放射性濃度を調べもしないで、PM2.5を出しもしないでそう言うのです。本当に呆れました。

福島の人の衣服や頭髪が、北九州に運ばれる震災がれきよりも汚染されている、この状態この現実をみなさんはどうお考えですか?

放射性の空中浮遊物が常にある福島などの場所からは子供を即時避難、マスク徹底はもちろんのこと、がれきの焼却、首都圏などのホットスポットがある地域のすべての一般ゴミ焼却工場と、火葬場に放射性物質を濾しとる高性能の専用フィルターを後付けすべきだと私は思います。

危険な浮遊微粒子を常時吸わされて、病気になって死んでいく人達(高濃度汚染地域に住む住民、原発内作業者、被曝労働者、ごみ焼却場労働者)は、その大気汚染の仕組みにおそらく気づいてないので、大気を汚染した加害者から見れば、「静かに口封じができる」ということだと私は思います。裁判を起こす前に死んでしまうことになります。

下記のブログをご覧下さい。

http://inventsolitude.sblo.jp/article/53148788.html    ブログ  ずくなしの冷や水 さんより

http://vogelgarten.blogspot.de/2011/10/das-leise-sterben.html  ジーデントップフ医師  静かな死 

 

中国のPM2.5も経済発展のために撒き散らされている。日本も国の間違ったエネルギー政策、がれき広域処理によって放射性微粒子が全国大気汚染拡大中です。

人類を不幸にする技術=原子力はもういらない。

 

 


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