水揚げされたばかりのサンマの炭火焼、およそ5000食が無料でふるまわれ、家族連れなど訪れた人たちはおいしそうに食べていました。
(管理人より)毎年秋になると 2012年に書いたブログ記事が拡散しています。☟
秋の味覚、サンマを食べるかどうかを考える。海の放射能汚染シミュレーションを直視する。2015年度の厚生労働省のサンマ(水産物)についての放射性物質検査データです。これだけみると、「ああサンマはもう大丈夫だな」なんて、一瞬錯覚をおこすようなグラフ。
以下の表を見ると検出下限値が15や25ベクレル/kgのものもあります。それで「不検出」・・・。
農林水産省のデータより
もちろん検査はサンプリングですし、検査項目の中にトリチウムやストロンチウムや銀などの核種は入っていません。食べて数年後に病気になっても誰も因果関係を証明できませんし、責任もとってはくれません。
そもそも原発事故後、全国でさんまが「無料」で「ふるまわれ」ていることになんの疑問も持たないのでしょうか?
毎年秋になると「イベントでさんまが無料で振舞われました」といった明るい感じで流されるニュースに対し、実に憂鬱な暗い気分になります。
一体その経費がどこから出てるのでしょうか?すべての”さんま祭り”について調べてはいませんが、実際に復興支援として税金が投入されていることはわかりました。
結局 さんまの「食べて応援」をさせているのは国。海を汚しているのは原子力ムラの企業たち。
例)http://www.town.onagawa.miyagi.jp/hukkou/pdf/kouhukin/h26_03_sokushin.pdf
サンマ収穫祭 漁業集落復興効果促進事業 事業費: 10,000,000円(委託料)
例)https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/e-shinko/ward/higashiku/chiikiryoku/h24hyoka2.html
例)http://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/zaisei/yosan/gaiyou27.files/27honpen5.pdf
イベントに行って食べるのは自己責任だけれども、 結局、最終的には何もわかっていない人や子どもの口に入ることになります。
子どもにサンマを食べさせてる映像も毎年ずっとニュースで流され続けています。
2014年10月 沖縄でも https://twitter.com/oldblue2012/status/525618136549056512
2014年9月 大牟田のイベント https://twitter.com/oldblue2012/status/516047092796489728
2014年9月宮城のさんま祭り https://twitter.com/oldblue2012/status/516106226455674880
2014年9月 山形市 気仙沼さんま祭り https://twitter.com/oldblue2012/status/513651125124210688
2015年1月 骨付きのさんまの寿司 https://twitter.com/oldblue2012/status/556412013241323520
きのこやさんまに税金が投入され、子どもの口に入るような流れが作られていて、それを疑わない市民・・・
それをやれデマだとか、「食べるな!というのは漁業者に生活保護を受けろ!というのと同じ」とか言う人たち・・・・
海に放射性物質を垂れ流している張本人は、国と企業です。よって国と企業が責任を負うべきです。
国や企業は、日本の庶民には、大好きな食べ物=さんまの不買なんてできないとタカをくくっているのでしょう。
しかし海外は違います。☟
ロシア、日本産サンマを忌避2011年8月11日(木) 日経ビジネスロシアが、台湾の水産加工企業に許可を出した理由は明快だ。東京電力福島第1原子力発電所の事故による放射性物質の汚染を気にしての対応だ。
日本から輸入の冷凍サンマ、カドミウムの基準値超えで返送=中国山東省
【新華社】 中国山東省の日照検験検疫局は13日、日本から輸入された冷凍サンマ24トン、456万円相当について、カドミウムの含有量が基準値を超えていたとして日本に送り返した。
「日本産サンマに危険性」 中国で報道 2012/6/17 21:45
日本から輸入されたサンマを調べたところ、安全基準を超えるカドミウムが検出されたと伝えた。当局は「安全面に重大な危険性がある」と判断し、返品の手続きに入った。
放射性 Ag(銀)は壊変後「安定カドミウム(イタイイタイ病原因物質)」になるということを知らない人は、食べてしまうでしょう。
中国もロシアも日本のさんまを避けているということです。
ブログ読者の方の中には、もうさんまを諦めておられる方が何人もいらっしゃいました。
原発事故さえ起きなければ、秋になったら「きのこご飯とさんま」の組み合わせで食べたかったのに残念でなりません。