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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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【常総市若宮戸地区】土嚢が積まれただけの応急堤防の横にまたメガソーラーを作っている事実に驚愕!

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(管理人より)常総市の水害に関して国交省がまとめを出しました。

『平成27年9月関東・東北豪雨』に係る 洪水被害及び復旧状況等について 平成27年12月25日 国土交通省 関東地方整備局  です。

この中には、当時報道されていなかった現場状況の写真などが有ります。

メガソーラー建設のために自然堤防を切り崩して土嚢を積んでいた箇所の状況です。土嚢が崩れる寸前の写真☟

資料には「溢水」となっています。こんな土嚢がいかに役に立たないかわかる写真です。

 

 

そして、そのあとメガソーラーがぐちゃぐちゃになった状態はテレビやネットなどでも報道されました。当ブログでも書きました。

このあと、ソーラーパネルはゴミになり重機で山にされていました。産廃ですね。

 

そして 仮の堤防が作られました。その後、ソーラーパネルのガラス片が土の中に散乱したことで、それをボランティアが撤去するということもずっと行われています。

http://hatagaya-saisei-univ.jp/rebirth/support/index.html#20151217   より 青文字引用

豪雨災害で被害のあった常総市で引き続き復旧活動を行います。
今回の募集は、Twitterでも報告した新しい現場になります。
鬼怒川決壊で話題になった川沿いに設置されたソーラーパネルの横にある田んぼです。
洪水になり、川砂が大量に流出したためにビーチのような状態になり、ソーラーパネルも流れて埋まっているために、砂にはパネルのガラス片も混じっています。
来春にはまた田植えを希望していますが、手付かずの状態です。
かなり広い田んぼですが重機は入れられず、道具に頼らない力仕事になります。

12月23日(水・祝)9-16時
*雨天決行。暴風雨の場合は中止

 

常総市の水害に関するジャーナリストまさのあつこ氏のレポート 若宮戸 国交省が積んだ土嚢の下からの「漏水」だった  を読んで驚いたのは、「メガソーラー建設のために自然堤防を崩した」という一番の原因について追究していないことです。

NHKですら当事このように報じていました☟

 

「ソーラーパネルの設置場所でいくら高く土嚢を積んでも不十分であったであろう」という地質学者の指摘を引用しながら「築堤をしなかった国交省が悪い」という方向への誘導を見て取れます。

そもそもメガソーラー建設をしなかったら、少なくともこの箇所は「溢水」せずに済んだのにおかしな話です。

 

常総市若宮戸地区500名のうち9名のみ「説明会」、転じて1月16日に説明会 のレポートでは、堤防や治水のあり方についての話になっています。

こんなに現場取材をされているのに、メガソーラー自体の問題点などには言及していないのはなぜでしょうか?

レポートの中の現場写真より 引用青文字

無堤防地区の若宮戸。川を背に立つと3段に積まれた土嚢の向こうに被災した住宅が丸見えである(2015年12月20日筆者撮影) 

 

 無堤防区間に(管理人よりで、被災した住宅の目の前でソーラーパネルの設置工事が始まっていた。

「常総市水害被害者集会」で、ある被災者は「ソーラーパネルをもう見たくもない」と訴えた。(2015年12月20日撮影)


あの仮の堤防の大きさはこうです。前より少し大きくしただけの応急処置。これだってまた水が押し寄せれば、染み込んで崩れるでしょう。

また、懲りずに同じ場所にメガソーラーを建設しています。驚きました 

住民は「ソーラーパネルをもう見たくもない」と言っているのに、水害の原因になったメガソーラーへの批判をしないのはなぜでしょうか?

まさのあつこ氏のレポート 鬼怒川の無堤地帯「若宮戸」の溢水の真相 1~7 を 読んでみましたが、どの記事内容も、行政対応のまずさを指摘するにとどまっています。  

「ソーラーパネル設置のために、わずかに残された自然堤防が削られ、「家から川が見えるようになってしまった」と、被害住民が洪水前に起きていた状況を筆者に語った。(若宮戸にて10月13日筆者撮影)」

という写真があるにもかかわらず、そのこと自体を問題化していません。☟

 

「高度成長期後にわずかに残された鬼怒川の自然堤防は、森林伐採をした上で地面と平に削られた。「こうやって削られていったんですよ」と昨年の写真を見せてくれた風野議長(2015年10月13日、筆者撮影)」 という写真があるにもかかわらず、そのこと自体を問題化していません。☟

 

「築堤しなかった」、「住民は十分なリスク情報も整備予定も知らされず、堤防というハードウェアに関する双方向のコミュニケーションを、河川管理者は住民に対して行っていなかった」というまとめになっているのです。

行政対応、情報公開の問題だけにすり替えられているということです。

堤防自体のリスクの情報公開もそれはそれで必要ですが、その前にまず、何故このような場所にメガソーラーが作られたのか?そしてメガソーラーの建設自体が自然破壊になっているのではないかという、そこの検証が必要なのではないでしょうか?

そこをすっとばしている。

これっておかしいと思いませんか?

 

それはなぜか? 

まさのあつこ氏は、脱原発、再生可能エネルギー推進者だからです。

この一連のツイート https://twitter.com/masanoatsuko/status/585414484849590272  をみると、ため息が出ます。

この欺瞞が普通の市民にはわからないと思うと、さらに絶望的になります。

 

ちょっと有名なジャーナリストでも、このような切り口で誘導するんだなとつくづく感じました。

原発をなくしたいと思っているブログ読者の皆さん、ジャーナリストの言説も、当然注意が必要ですよ!

ほかではいかにも正しいことを叫んで、現場に入っていても、肝心なところで追求しない態度を出す。見て見ぬふりすることもあるということです。

全部がおかしいとは言いませんが要注意ということです。

 

 

有名でも何でもない単なる市民、当ブログ管理人の記事まとめ☟

 重要☟

「メガソーラーを建築基準法の適用除外にする」という規制緩和。それを決めるWGに柏木氏、飯田氏がいた事実

金沢大学の藤生助教「丘陵地を掘削したことで、そこにあふれた水が流れ込み水害が広範囲に及んだ可能性」

掘削場所に置かれた土嚢の様子。これで「堤防自体は全域にわたり同レベル」って??ありえない!

鬼怒川氾濫箇所の若宮戸地域の太陽光発電事業者は2社存在する。責任のなすり合いがはじまった。

常総市メガソーラーに最後まで反対した逆井さん「女房を守る為にも堤防を削るなとずっと戦ってきたんだ」

ソーラーパネルを設置した会社「掘削場所は別会社の持ち物で自分たちは関係ない」 報ステ

鬼怒川が決壊した常総市。無堤防の場所を掘削してメガソーラー設置した若宮戸地区は「越水」

 

 

 


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