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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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福島第一原発敷地内のコンビニオープンを明るいニュースとして報じるメディアの欺瞞

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福島第1原発にコンビニがオープン 作業員の労働環境に変化(福島16/03/01)



原発構内にコンビニ開店 福島第一作業員に食料品など1000品提供  福島民友  2016/03/02 10:08

 東京電力福島第一原発構内にある大型休憩所内に1日、コンビニエンスストア「ローソン東電福島大型休憩所店」が開店した。日曜を除き午前6時から午後7時まで営業し、作業員に食料品や日用品を販売する。
 東電が作業員の労働環境改善の一環としてローソンに出店を要請していた。売り場面積は54平方メートル。おにぎりや即席麺、飲み物、タオルなど約千品目を取り扱う。店内で調理が必要な揚げ物やおでん、酒類は販売しない。
 初日は開所式が行われ、福島第一原発の小野明所長が「利便性が向上した。大切に利用していきたい」とあいさつした。買い物をした作業員の田所治さん(55)は「職場環境が整い、業務の励みになる」と話した。
 福島第一原発では現在、1日約7千人が廃炉作業に従事している。

 

福島第一原発内にコンビニ開店 3月1日 18時48分 NHK
事故からまもなく5年になる東京電力福島第一原子力発電所で、廃炉や汚染水対策に携わる作業員の労働環境を改善しようと、敷地内の休憩所にコンビニエンスストアが開店しました。 福島第一原発の敷地内に開店したのは、大手コンビニエンスストアの「ローソン」で、1日午後、行われたセレモニーでは店員の男性が「廃炉に取り組む作業員の皆さんのオアシスとなるよう頑張っていきたい」とあいさつしました。
福島第一原発では、廃炉に向けて1日当たりおよそ7000人の作業員が働いていて、労働環境の改善が課題となっています。東京電力では去年、食堂や飲み物の自動販売機などがある休憩施設を整備しましたが、軽食や日用品を買える売店はなく、作業員からも要望が挙がっていたということです。店には早速、作業員が次々と訪れ、おにぎりやカップラーメン、それにデザートなどを買い求めていました。
アイスクリームを買った作業員の男性は「デザートやサンドイッチなどが欲しいと思っていたのでありがたいです。労働環境が改善されて、普通の職場に近づいてきていると感じます」と話していました。福島第一原発の小野明所長は「作業員に便利というだけでなく気軽に立ち寄って気分転換をしてもらうことで、結果として現場での安全性が向上することを期待している」と話していました。   

 

  (管理人より)   ローソン東電福島大型休憩所店開店が、あたかも明るいニュースのように報じられていますが、果たしてそうでしょうか?   労働環境自体は施設ができたので改善になったのかもしれませんが、被曝環境としては決して安全になったわけではありません。 防護服を着なくてよくなったからといって、見えない微粒子が浮遊していないわけではありません。 このコンビニは爆発した原発の目の前であり、放射性微粒子がどこにでも浮遊し存在する高濃度放射能汚染地域であることに変わりありません。       つまりフクイチが普通の職場になったのではなくて、このコンビニがフクイチと同じレベルの危険な職場になったということです。 コンビニの労働環境が原発並みの危険な職場になったということです。
店員の接客用語の最後に、「ご安全に」という言葉が付け加えられていました。
コンビニで働く人たちの健康が心配です。彼らに被曝症状が出た場合の補償があるとは思えません。   「廃炉に取り組む作業員の皆さんのオアシスとなるよう頑張っていきたい」という言葉。 動画を見ると、店内にもたくさんの若い作業員さんや店員さんがいます。私は本当に胸が詰まります。   こういった意図的だろうと思われる「解釈を取り違えた」誘導は、ほかにも感じたことがあります。 この時です。   震災がれきの広域処理をした北九州市の環境局梶原氏の発言  青文字引用  

東日本大震災が起こってちょうど一年経った時点で、東日本大震災で発生した瓦礫が全然片付いてないということで北九州市の、市議会議員全員が全会一致で「安全であれば受け入れるべきではないか」という決議をしました。市長は「是非検討してみよう」ということになり、安全で安心して受け入れられるものは何かということで検討を開始しました。
今日お見えの伊藤先生をはじめ、いろんな専門家の方に参加いただき、ご意見を聞き、安全に受け入れられる方法の検討を重ねてきました。1kgあたりの放射性セシウムが100ベクレルという一つの数値の基準があります。ベクレルとは放射性物質をどれぐらい含有しているかという単位ですが、この基準値は食べものと同じで安全なものです。
この基準値以下のがれきを適切に処理するということで、昨年の6月20日に、北橋市長が議会に受け入れを表明しました。その後北九州市は、市内の焼却工場で9月17日から処理を始めました。

 

実際は、100ベクレル/kgという食べ物の基準は、原発事故前の食べ物の放射能濃度から考えたら1000倍以上高いものです。

そもそも100ベクレル/kgという数字は放射性廃棄物の基準値ですから、「食べ物と同じ基準で安全なもの」ではなく、「廃棄物の基準と同じ危険な食べ物」と言わなければならないのに、意図的に真逆にして、よくわかってない市民に伝えています。

小賢しいことこの上ない。

 

このことからもわかるように

ニュースをぼーっと見てると、間違った解釈を植え付けられるということです。


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