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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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常総市の災害廃棄物は三重中央開発が受託。水を含んだ汚泥など数万トンを最終処分。委託費用十数億円!

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常総市、災害廃棄物の処理委託へ : 読売新聞 

2016/1/23

関東・東北豪雨で大量に出た災害廃棄物の最終処分について、常総市が三重県の産業廃棄物処理業者に委託することがわかった。早ければ今月中にも仮置き場からの搬出が始まる見込みで、復興に向けた動きが加速しそうだ。 市によると、豪雨被害による災害廃棄物は推計約9万3500トン。市の一般廃棄物の約5年分に相当する。このうち、市が参加する常総地方広域市町村圏事務組合と、下妻地方広域事務組合で処理しきれない数万トンを委託する。 市は当初、近隣市町村の協力を受ける「広域処理」を想定し、ごみ処理施設を持つ県内25団体と調整を続けていた。だが、水分を含んだ汚泥など分別が難しい廃棄物が多く、別の処分方法を検討。手間や費用の課題もあり、業者に委託し一括処分するのが最善と判断した。県幹部によると、委託費用は十数億円になる見通しで、このほとんどが交付税措置を含む国の予算でまかなわれるという。市担当者は「復興業務を進めるためには、廃棄物の処理が不可欠。最終処分が具体的になったことで、仮置き場の復旧作業なども進められる」と話した。 

 

(管理人より)

常総市の水害がれきを、国の税金十数億円で、三重県の産廃業者に委託することが1/23の報道で明らかになっています。

都心の川の堆積物の汚染は200~300bq/kgです。豪雨で決壊した鬼怒川の堆積物の放射能汚染がどのくらいかはわかりませんが、常総地域に流出したということは、原発事故後に川底の泥などに吸着され、たまり続けていた放射性物質が再拡散したということです。

常総地域自体にも放射能の雲が通過し、放射性物質は鬼怒川の上流にも降り注いでいます。☟

 

その泥をかぶった膨大な水害がれきを、今燃やしているのが茨城県です。 放射性廃棄物の焼却安全神話は続いています。

読売新聞の記事の中に、この水害のがれきがどの程度、放射能汚染されているかという内容の記述はいっさいありません。水分を含んだ汚泥を放射能検査したのでしょうか?

そして茨城県で処理しきれない水害がれき数万トンを委託された企業はここです。 関西で震災がれき広域処理の反対運動をした人なら知っている企業。

三重中央開発株式会社 - 大栄環境 

大栄環境グループ 第7次経営計画を発表いたしました  より引用 

「2015年の関東豪雨災害においては、D.Waste-Netによる支援第一号となった市の処理業務も受託」 と書いてあります ☟赤線部分

 

2016/3/8に自社のHPに大栄環境グループ 第7次経営計画としてアップされていました。

「大栄環境グループは、関連会社含め近畿・中部圏内14カ所にリサイクルセンターを保有しており、広範囲な地域からの廃棄物の受け入れが可能です。」

とHPに書いてありますので、この中のどれかで☟、常総市の水害がれきが処理されている可能性があると思います。

三重の企業だけど、関西で処理? 


 

ここから先は、ネットだけでは調べられませんでした。 最終的に燃やされているのか、埋め立てか・・・わかりません。 

この産廃企業も、最終処分場跡地でメガソーラーやってますね。(ಠ_ಠ)

 

今度は環境省のHPで調べてみました。 D.Waste-Net(災害廃棄物処理支援ネットワーク)   より 青文字引用

メンバー (五十音順)  支援者グループ  国立研究開発法人 国立環境研究所 公益社団法人 全国都市清掃会議 公益社団法人 地盤工学会 一般財団法人 日本環境衛生センター 一般社団法人 日本廃棄物コンサルタント協会 一般社団法人 廃棄物資源循環学会 公益財団法人 廃棄物・3R研究財団 

(個人) 計11名(発足時の支援者グループ(個人)は、「大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討会」の委員(自治体関係者等は含まない。)) 

民間事業者団体グループ 

(1)廃棄物処理事業団体

一般社団法人 環境衛生施設維持管理業協会 公益社団法人 全国産業廃棄物連合会 一般社団法人 日本環境衛生施設工業会 

(2)建設業関連事業団体 

公益社団法人 全国解体工事業団体連合会 一般社団法人 日本建設業連合会 

(3)個別処理工程関連業界団体 

一般社団法人 セメント協会 一般社団法人 泥土リサイクル協会 

(4)輸送関連事業団体等 

日本貨物鉄道株式会社 日本内航海運組合総連合会 リサイクルポート推進協議会


廃棄物利権団体がズラリ。D.Waste-Net 自体は、大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討委員会の中で発足しています。(2015/9/16 関東・東北豪雨のすぐ後)

災害廃棄物処理支援ネットワーク(D.Waste-Net)について (平成 27 年度) 

 

大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討会(第1回)  2015年06月01日(月)

大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討会(第2回) 2015年07月06日(月)

平成27年9月関東・東北豪雨 2015年9月9日から11日にかけて発生した

大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討会(第3回) 2015年09月15日(火)

大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討会(第4回) 2015年10月23日(金)

ここではじめて以下の記述が出てくる

資料7 平成27年9月関東・東北豪雨災害における災害廃棄物対策について 


 

第5回大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討会の開催について

平成28年1月21日(木)13:30~15:30  株式会社三菱総合研究所大会議室(4階)

となっていますので、直近の検討会はこれです。一応公開だったようです。この会の仕切りも委託してるんですね。三菱に(呆)

この検討会の結果、三重の企業が常総市のがれきを処理することが決まったのではないかと思われます。

しかし、議事録等の内容が一切アップされていませんのでわかりません。


ああ、どんながれきが、どこへ運ばれたんでしょうね・・・・・   数万トン!


 

 

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