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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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福島県の野生イノシシの革製品、ネームホルダーから赤ちゃん用の靴まで試作されている事実。補助金の事業

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福島ダイハツ販売が職員用のイノシシ革製品を採用

福島民友 2016年03月28日 20時48分

福島ダイハツ販売(青木信幸社長)は地域貢献の一環で、職員のネームホルダーに伊達市農林業振興公社(佐藤真也代表理事)のイノシシ革製品を採用する。28日に同市霊山総合支所で引き渡し式が行われた。

 同公社は有害獣として捕獲されるイノシシを地域資源として活用。さまざまな商品を開発している。同社は、当たっても車両を傷つけない利点に着目し、イノシシ革のネームホルダーを採用することにした。

 式では、佐藤代表理事がダイハツロゴ入りネームホルダー200個を青木社長に手渡した。青木社長は「ダイハツはラブローカル活動を展開している。(ネームホルダーで)福島から明るく元気な情報を発信していきたい」と述べた。同社の菅野晃常務が同行した。

 

(管理人より) 福島県のイノシシが高濃度に放射能汚染されてしまっていることがわかっていながら、このような取り組みがなされ、まるで明るいニュースのように報じられるこの国。

福島県のイノシシの放射能濃度を厚生労働省のサイトで確認しました。 

  

イノシシ肉はほぼ100ベクレル/kg以上です。野生のイノシシは汚染キノコや汚染ミミズを食べているので当然と言えます。チェルノブイリ事故後のドイツの森でもイノシシが放射能汚染されました。

実は2015年12月にも同じ伊達市農林業振興公社のイノシシ革活用のニュースがNHKでありました。ツイートでは少し拡散したのですがブログではとり上げていなかったのでこの機会に記録しておきます。 

 

捕獲イノシシで毛皮を活用 福島県 

NHK 2015年12月09日 21時12分 

農作物の被害を防ぐために捕獲したイノシシの皮を、キーホルダーなどに加工して活用する取り組みが 伊達市で始まり、9日、本格的な事業展開に向けた勉強会が開かれました。 
伊達市では、農作物の被害を防ぐために捕獲されるイノシシが年間1500頭近くいますが、摂取制限で 食用にはできないため皮をキーホルダーなどに加工して観光施設などで販売する事業をことし3月から試験的に行っています。 
9日は、事業の本格展開に向けて地元の猟友会や観光施設の代表などを集めた勉強会が開かれ、はじめに、 実際に加工を行っている市の農林業振興公社の作業場を見学しました。 
今の試験的な事業では、イノシシの皮は業者になめしてもらい、地域の住民や障害者施設の人が公社の職員の指導を受けて加工していて、作業場では住民たちが革を編むなどして製作にあたっていました。 
このあとの会議で参加者たちは、イノシシの皮で財布や名刺入れなど、およそ50種類の商品をそろえブランド化を図っている岡山県の事例を参考に、伊達市でも今後、年間200万円の売り上げを目指して事業を進めることを確認していました。 
伊達市農林業振興公社の梅津善幸事務局長は「魅力ある商品を作って積極的に販売先を広げていきたい」と話していました。 

     

伊達ケーブルテレビでも 平成26年12月19日に放送しています 


この中で伊達市農林業公社の担当者は「イノシシ革はNDだった」と言っていましたが、革だけのデータは農林水産省のHPや厚生労働省のHPにあるのでしょうか? 

毛皮自体が放射性物質だらけの野山で泥だらけになっているわけですから、木で言うところの樹皮と同じだと思います。それをなめした革がNDだから使うというのはどうなのでしょうか?

毛皮表面についた放射性物質はなめす工程で他に移動したということではないかと考えられます。なめすのは業者に出すということなので、その業者の地域に移動することになります。

NHKの報道では、イノシシの革で赤ちゃん用の靴まで作っていました。

食用でなければいいのかということです。どうしてこのようなことが行われるかというと、税金が投入されているからです。

こちらをご覧下さい☟

地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)事業一覧 福島県伊達市 平成27年2月25日  より

平成 26 年度 事務事業マネジメントシート  より





657万円 


相馬市では捕獲されたイノシシは、2016年4月から専用焼却炉で焼却される予定です。それまでも燃やしていました。伊達市やその他の地域ではどうなのでしょうか。

放射能汚染地域ではイノシシを駆除して、食べられないからと焼却していたのです。猛烈に放射能汚染されたイノシシは焼却すれば放射能を環境中に再拡散することになります。

焼却灰に放射能は濃縮し、放射性PMも煙突から出ることはわかっています。風下周辺地域は追加汚染、追加被曝の可能性。

日本はこれから汚染イノシシがさらに深刻な問題となってくるでしょう。

「農作物に被害⇒イノシシやシカを駆除」という大義名分で、いま日本中でイノシシやシカを殺してジビエで食べさせることが国策で進められています。

参考記事☟

学校とメディアは猛省すべき(2)危険をおかしてまで学校給食で「ジビエ料理」を食べさせてはいけない。


6次産業化と再エネがセットでジビエをすすめているのです。

「再生可能エネルギーによる乱開発⇒野生動物の住処や餌場が奪割れる⇒山を降りてきた動物を殺してジビエで食べる」という流れが見て取れます。

こんなことが行われていいとは私は思いません。

 

 

 


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