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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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高知県土佐清水市大岐メガソーラー中止。JFEエンジニアリングが地区内外で起きた反対運動を受けて判断

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高知県土佐清水市大岐メガソーラー中止 地元理解得られず

2016年03月25日08時11分

高知県土佐清水市大岐地区の民有地の山林に大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を計画していたJFEエンジニアリング(東京都)は3月24日までに、「地元の理解が得られない」などとして、計画中止を地区の住民や土佐清水市の担当者らに電話で通知した。2015年6月に計画が表面化して以降、地区内外で起きた反対運動を受けて判断した。

【写真1】美しい砂浜が広がる大岐の浜。写真右手の山を切り開く形で、メガソーラー計画が持ち上がっていた(土佐清水市大岐)

 

高知県土佐清水市の以布利地区が大岐メガソーラー反対

2016年02月16日08時11分

 高知県土佐清水市以布利地区(川上裕敏区長、239世帯)は14日、2016年度の通常総会を開き、隣接する大岐地区の民有地にJFEエンジニアリング(東京都)が計画している大規模太陽光発電所(メガソーラー)について、建設反対を決めた。土佐清水市内の各種団体による反対の意思表示は2015年11月の大岐地区、2016年1月の以布利共同大敷組合に続き3件目。

 以布利漁民センターで開かれた総会には、成立に必要な過半数(120世帯)を上回る174世帯が出席した。出席者らによると地元の飲食店経営、中嶋豊さん(45)が「この土地で暮らし育まれる子どもたちのために、美しい自然を残したい」として、メガソーラー建設の賛否を問う動議を提出。質疑はなく、拍手多数で計画反対を決めた。

 中嶋さんは「漁業者だけでなく、市民の問題として考えてくれた熱意ある拍手にほっとした。計画中止まで活動を続けたい」。川上区長は「直接の地元ではないが、住民は自然環境が壊される脅威を感じていて、当然の流れ。さまざまな形で大岐地区を応援したい」と話している。

 

高知県土佐清水市の以布利大敷組合が大岐メガソーラー反対を決議

2016年01月18日08時16分

高知県土佐清水市以布利沿岸で定置網漁を行っている以布利共同大敷組合(中平義久組合長)は17日、2015年度通常総会を開き、JFEエンジニアリング(東京都)が大岐地区内の民有地の山林(約25ヘクタール)に計画している大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設について、反対を決議した。 

 

高知県土佐清水市の大岐メガソーラーで地区投票「反対」大多数

2015年11月09日08時16分

 高知県土佐清水市の大岐地区(近藤敏彦区長、155世帯)は8日、大岐福祉センターで臨時総会を開き、JFEエンジニアリング(横浜市)が地区内の民有地の山林(約22ヘクタール)に計画している大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設への賛否を問う投票で、「反対」が80票と「賛成」の6票を大きく上回った。

 開会の時点で、臨時総会成立に必要な全世帯の過半数を上回る計116世帯(実出席77世帯、委任状39世帯)が出席した。近隣地区の住民や漁業関係者らも傍聴した。

 地元で反対署名を集めている「土佐清水の豊かな自然を未来につなぐ会」の山田浩一さん(58)が、メガソーラー計画への賛否を問う議案を提出。大規模な森林伐採による土砂流出、除草剤散布による海洋汚染▽約5万枚のパネルによる景観破壊▽パネルの撤去責任を事業者や地権者が負わない―などが予想されるとした。

 住民で計画地の地権者「オーシャン四国」の岡田充弘社長が「(JFEは)海を汚さない信頼できる会社であり、問題は全部クリアできる」と発言したが、他の住民からは「面積が広過ぎる。地権者だけの問題でない」「開発すれば地形が変わり影響が大きい」「大岐の手つかずの自然を守りたい」など、計画反対の意見が相次いだ。

 約1時間半の議論の後、計画への賛否を問う無記名投票が行われ、反対80世帯、賛成6世帯、白紙1世帯と、反対票が、出席世帯の過半数を大きく上回った。近藤区長は取材に対し「圧倒的な反対で、地区の意思は完全に示された。区長として結果に従い行動する」と話している。

 「土佐清水の豊かな自然を未来につなぐ会」の山田さんは「結果に喜んでいる。この動きが周辺地区や漁協に波及してほしい。計画が中止になるまで活動を続ける」と話した。岡田社長は「ノーコメント」とした。

 臨時総会は計画に反対する住民有志が中心になり、地区規約に基づき、開会請求に必要な全世帯の3分の1を上回る81世帯の署名を集めて開かれた。

 JFEは当初、2015年度内のメガソーラー(出力約13メガワット)着工と2018年度中の稼働を目指していたが、これまでの取材に「住民の理解が得られるまで着工スケジュールは未定」(JFE総務部広報室)としている。 

 

 (管理人より) この事案に関しては、地権者が同意撤回をさらに撤回するといったことがあったため、どうなるかと思っていましたが、ほんとうに中止になってよかったと思います。

ブログ読者の方にも、ご協力頂きましたありがとうございます。言い続けてよかったです。

ここは、今後の為に、どうして中止にできたのか、経過をきちんと確認しておく必要があると思います。

組合と地元の自治会が反対すれば、こういった迷惑事業は止まるということです。

今、ご近所にメガソーラー計画が持ち上がって悩んでる市民のみなさんの参考になると思います。

ブログ記事で振り返っておきます。

  2015/6/13  高知県土佐清水市緑が丘のメガソーラーの為に削られた山から泥が海に流出。大岐の浜にも建設計画。 2015/6/22  土佐清水市の大岐メガソーラーで地権者が同意書撤回へ(高知新聞6/22) 漁業や環境に影響がないはずがない 2015/11/6  高知県土佐清水市の大岐メガソーラー「同意撤回はただの茶番だった」と憤る住民。

 

高知県が2016/3/28 に 「太陽光発電施設の設置・運営等に関する ガイドライン」を出しています。


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