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益城町では、ゴミがどんどん溜まる一方。生ごみもがれきも山積み。仮設トイレがあふれる寸前

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益城町の避難所に生ごみが山積み 処理が課題に

NHK 4月18日 12時58分

熊本県益城町では、相次ぐ地震のあと廃棄物の処理ができず、壊れた住宅のがれきや避難所の生ごみの処理が課題となっていて、生ごみが山積みされた避難所では、衛生面を心配する声が強まっています。
益城町では、住民が壊れた住宅の片づけに追われていて、けさもがれきの仮置き場を次々と訪れて、木くずや瓦の破片、壊れた家電製品などを廃棄していました。
自宅が被害を受けた70代の女性は「いくら運んでも減らないほど多くのがれきが残っているので、大変です」と話していました。
益城町では、ごみ処理場の焼却炉が地震で壊れたため、廃棄物が一切処理できない状態が続いていて、仮置き場に運び込まれたがれきをどう処理するかが課題となっています。
一方、避難生活で出る生ごみはより深刻な問題となっていて、避難所の1つ「保健福祉センター」では、人通りの多い場所に生ごみがうず高く積まれ、衛生面を心配する声が強まっています。
益城町は、これらの生ごみはごみ処理場に移したいとしていますが、人手や車両が足りず、進んでいないということです。避難所で生活する80代の男性は「臭いもするので、病気にならないか心配です。私たちもごみが出ないよう気をつけていますが、早く処理してほしい」と話していました。

 

 

益城町の避難所状況(熊本地震)
2016年04月17日19時17分 (更新 04月18日 22時50分)西日本新聞 

【ごみが処理できない】(4月17日)

 指定管理者・熊本産業文化振興株式会社の責任者によると、駐車場は2200台収容で、自衛隊、警察の車両用に200台分確保。昨晩は車が一杯になって路上駐車もあった。1家族4人と想定して8000人、隣の小学校に避難している人が車を置いていることもあるから正式な数は分からない。

 グランメッセはもともと物資貯蔵がメーンだった。地震発生当時は100人ぐらいいたと思う。2回目の地震でホールが崩壊、ガラスも飛散して封鎖した。今は、入り口付近で町職員が物資をまとめている。

 問題は、ゴミ処理。もともと避難所じゃなかったところに、2回目の地震以降どっと人が押し寄せた。ゴミ箱が3個、大きなバケットが3個で、満杯になったら施設の奥にある集積ピットに入れてまとめている。どれぐらいあるだろうか、数えようにも人手が足りない。ただ、処理車が回収に来れないので、どんどん溜まる一方。まだ集積ケースに余裕があるが、長期的に考えると、処理が来なければあふれかえる。施設の片付けや、支援相談で手いっぱいで手がつけられないのが実情。ひとつずつ解決していかなければいけない。

 

【仮設トイレが不足】(4月17日)

 本部事務局によると、仮設トイレは、町を通じて、国に要望している。高齢者が多いので、なるべく洋式がいい。少しでもほしい。今、返答待ちの状況。風呂については、すぐ手配してもらうことになった。 16日の地震以降、駐車場での車中泊も合わせて、1000~1500人が生活している。正確には把握できない。仮設トイレは約50基。その4分の1程度が詰まるなど故障している。

 体育館の中のトイレは、断水が続いていて、水が流れないので、原則使用禁止にしている。それでも、自分で水を持って行って使う人もいる。結局、水が足りなくて、流れていない。 仮設トイレも、かなり汚れていた。きょう、ボランティアの被災者と、スタッフの計十数人で、清掃グループを始動させた。定期的に清掃して、よくなるのではないか。くみ取り業者も、要望に応えてくれて、きょうから動いてくれるようになった。仮設トイレは、あふれる寸前だった。

 避難している75歳女性は「今、仮設トイレは汚い。これだけの人数を考えると、本来なら、あと20~30は必要だと思う。とくに洋式が欲しい」と話していた。

■益城町赤井地区のコンビニ駐車場

【仮設トイレが欲しい】(4月17日)

 赤井地区にある木崎集落の自治会長(66)によると、コンビニ駐車場に集落の約50世帯が車で避難。車中泊を続けている。仮設トイレが集落にも、コンビニにも1つもない。大便も田んぼでやっている。男はいいが、女性がかわいそうだ。

 集落は約70世帯あり、約50世帯、約150人が避難している。車は、夜になると100台近くになる。14日夜から、10台ほどで避難を始め、2回目の地震で一気に増えた。

 14日から断水している。停電も、2回目の地震の前に一瞬直っただけ。地下水をポンプでくみ上げる家も、水が使えない。 15日から仮設トイレを町に要望している。町は「努力する」と返答したが、その後も返事はない。

 本日、自衛隊が町内の全域捜索で来た際、「何か困っていることありませんか」と聞かれて、「仮設トイレを据えていただきたい」と要望した。でも、「ちょっと待ってください。自信はない」といわれた。相当不足しているのではないか。


 

 (管理人より) 災害廃棄物の問題がまた出てきました。被災地の今の問題は、生ゴミとトイレだということがわかります。

分別して土にかえる生ゴミは埋めるしかないと思います。燃やすごみは圧縮して保管するしかないです。

保存食を食べてもゴミが出ます。悩ましいですが現実です。お風呂に入れないのでウェットテッシュで拭いたりすればそのゴミが出ます。

食料を支援するならトイレも支援が必要です。食べたらそのあとは排泄なので、トイレが要ることはだれでもわかります。仮設トイレを陸送が無理なら、船と車で運んで設置するしかないのでは・・

東日本大震災の時も皆、トイレで困ったはずなのにその教訓がいかせてないのでしょうか。

オスプレイが簡易トイレを運んだと報じられていますが、数はどのくらいでしょうか?

簡易トイレというのは仮設トイレとは違うのではないでしょうか。簡易トイレは使用するたびに尿を凝固剤で固めるのでそれも全部ゴミになってしまいます。

緊急時なので、とりあえずこういった仮設トイレを大量に設置しなければならないと思います。 そしてくみ取りの体制も。

http://used-prefab.com/find/product/p1991.html

 

 

金額が1つ何十万ですので、個人では無理。水などのようにはいきません。

こういうものこそ、行政が間に合わないなら、企業や団体が設置から処理、撤去まで責任を持って 寄付すればいいのにと私は思います。

カンパもこういうものに使ってほしい。

こちらはマンホールを利用したトイレ↓   

【トイレ用品】災害用マンホールトイレ 洋式タイプテントMタイプ ◆ [VE100 PTAM]

こっちのほうが仮設トイレよりは安いです。

しかし以下を見ると、テントは強風で倒壊しています。 トイレ問題を早急にどうにかしないことには、感染症などの病気が発生してしまいます。

マンホール上に設置する簡易トイレを使用したマンションが、のちに汚物が固まり大掛かりな改修工事が必要となったケースがあったそうです。

敷地内マンホール利用については、利用者数と期間により復旧に多額の費用を要するケースがあることも頭に入れておかなければならないようです。

凝固剤で固めたものは、マンホールトイレに流してはいけないことを徹底するしかないと思いますが、それでも、のちのち不具合が発生するかもしれません。

 

 

深刻「食とトイレ」西原村の避難所 3食おにぎり1個

より深刻なのはトイレだ。西原中には体育館だけで約400人が寝泊まりしているが、校内にあるトイレは2カ所だけ。男子の大便器は校内に2基しかなかった。近隣の公共施設のトイレも開放されているが、隣接する村役場の2個を除けば歩くのが面倒な距離にあった。市の職員によると「役場の外に仮設トイレもあったが、前夜の強風で倒壊した」という。

いずれのトイレも断水しているため、水をバケツに用意して流す必要がある。当然、手を洗う水はない。紙は便器に流さずゴミ箱に捨てる。

校内の一角には、花壇に穴を掘り、ブルーシートで前後左右を覆っただけの“青空トイレ”が4個設けられていた。この日も風が強く、ブルーシートがまくれあがり、中が見えることもあった。

30代の女性は「ここでするのは、ちょっと考えられないですね」と困惑顔だった。だが使わざるを得ないケースもあるはずだ。

体の不自由な母親と避難している60代女性は「トイレが大変。仕方がないから、裏の畑などでするしかない」と訴えた。 

 


こういったトイレがありました。自治体も採用しているようです。

http://www.sservice.co.jp/products/pdf/products_01.pdf



防災用マンホールトイレ「サニタハウス」組み立て実演


自衛隊に こういうトイレカーもあるそうです。


野外支援車(やがいしえんしゃ)は、陸上自衛隊の装備。通称「トイレカー」。4tトラックの荷台を改造したものがほとんどである。小用便器と大用便器が別々に設置されている。




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