https://twitter.com/konotarogomame/status/723417546947317760 より
(管理人より)河野太郎防災担当大臣が、政府備蓄米を43.4トン被災地に送ったそうですので、今回は備蓄米がどこの県のものか調べたいと思います。
政府備蓄米とは
緊急時に備え蓄えておく米。1994年制定の主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律で条項として定められ,政府米 150万tを基本に,自主流通法人による民間備蓄 50万tが義務づけられるとともに,その目標数量や運営に関し毎年の基本計画で定めることが明示された。
備蓄運営方式に関する食料・農業・農村政策審議会食糧部会における整理
ここに膨大な資料があるので 暇なとき読んで下さい。私はもう目が疲れて読めません。
農林水産省 国内産米穀の政府買入れに係る一般競争入札の結果について から
今年の備蓄米として買い入れ予定数量というのがあって、福島県からはもう、20000トン買うことが決まっていたのです。
新潟 22133
秋田 21343
福島 20000
山形 12707
宮城 9900
岩手 7200
栃木 6771
千葉 1100
茨城 990
埼玉 432
群馬 10
48都道府県で156026トン。半分以上が東日本のコメです。
平成28年産備蓄米の政府買入れに係る一般競争入札(第4回:最終)の結果(平成28年3月8日実施)(PDF:112KB)(平成28年3月9日公表)
福島 20000 トン
平成27年産備蓄米の政府買入れに係る一般競争入札(第8回:最終)の結果(平成27年6月23日実施)(PDF:112KB)(平成27年6月24日公表)
福島 20000 トン
平成26年産備蓄米の政府買入れに係る一般競争入札(第6回:最終)の結果(平成26年4月22日実施)(PDF:76KB) (平成26年4月23日公表)
福島 20000 トン
平成25年産備蓄米の政府買入れに係る一般競争入札(第9回:最終)の結果(平成25年6月25日実施)(PDF:77KB) (平成25年6月26日公表)
福島 11074 トン
平成24年産国内産米穀の政府買入れに係る一般競争入札(第8回:最終)の結果(平成24年6月19日実施)(PDF:51KB)(平成24年6月20日公表)
福島 1320 トン
平成23年産国内産米穀の政府買入れ(一般枠)に係る一般競争入札(第10回:最終)の結果(平成23年8月23日実施)(PDF:74KB)(平成23年8月25日公表)
記載なしでしたが、こちらにありました☟
福島 120トン
23p http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/111130/pdf/sankou1-bunkatu2.pdfより
平成23年度~平成28年度の備蓄米の中に 福島県の米が 約7万トン 含まれているということです。 平成26年度からは事前契約(作付前)で年20000トン決まってる・・・・
食べてない場合は飼料になっている・・・
http://www.nosai-iwate.or.jp/seifubichiku.pdf
こういう資料もありました。
つまり、備蓄米を米菓、おせんべいなど、みそ、米粉、焼酎などの加工品にしたってことです。
さらに
農林水産省では、児童・生徒等に「米の備蓄制度」、「ごはん食の重要性」を理解していただくために、学校給食等に使用する米の一部に対し政府備蓄米を無償または有償で交付しています。(米粉パン等用も含まれます。)
交付する政府備蓄米は、直近年産米とします。
とありますので、給食でも備蓄米を食べさせてるんですね。
福島産のコメを含む備蓄米を、災害時に被災者に食べさて、学校給食でも食べさせる、この国って一体何なんでしょうか?
これを見ると当時の状況がわかります。茨城 群馬 栃木 千葉 宮城の米も当時検出されています。
17 政府備蓄米の買入(事前契約) 平成23年度(この当時基準値が500ベクレル/kg)
日本は基準値以内の福島県米を含む備蓄米を、原発事故以降、加工品や給食や、災害用で国民に食べさせてるということです。
各県のコメをブレンドしてるのかどうかわかりませんが、いずれにしてもロシアンルーレットであることは確か。
備蓄関連資料 を時間があったら読んでみると、さらに絶望が深まると思います(苦笑)