http://sippolife.jp/article/2016062000002.html より
毎日新聞2016年6月24日 10時57分(最終更新 6月24日 10時57分)
駆除したニホンジカを有効活用する方策として、長野県小諸市が鹿肉をペットフードにする事業に乗り出した。同市甲に設けた加工施設で鹿を解体し、精肉にしてペットフード業者に販売するほか、一部は業者に委託してペットフードを作り、ブランド商品化を図る。【武田博仁】
鹿肉のペットフード化は北海道などに例があるが、長野県内では初めて。低カロリーで高たんぱくのため、複数の業者から引き合いがあるという。市は年内にも販売態勢を整え、商品化を目指す。
地方創生交付金などを財源とする事業費は約6000万円。旧県施設を改修して加工施設や冷凍保管庫、鹿個体収集コンテナを設けた。施設には精肉用の金属探知機や放射性物質検査機も備え、安全面にも配慮した。解体・加工作業は食肉処理会社に委託。年1500頭を処理できる。
16日には報道陣に解体作業を公開。包丁を持った作業員4人は慣れた手つきで皮はぎや肉の取り出しを進め、1頭15分ほどで処理を終えた。竹下毅・市野生鳥獣専門員は「鹿は骨や皮も需要がある。なるべく早く商品化したい」と話した。
商品化には原料の安定供給が必要で、佐久市などの周辺自治体にも駆除個体の搬入を呼び掛けている。
県内では年間約4万頭の鹿が捕獲されているが、ジビエ(野生鳥獣肉)として利用されているのは5%程度にとどまっている。
小諸市では有害駆除と個体数調整で2014年度に136頭、15年度は220頭の鹿を捕獲し、地中に埋めるか市動物園でライオンの餌にしてきた。捕獲数の増加に伴い、昨年から焼却処分も始めたが、1頭1万5000円の経費がかかる。このため、処分経費の回収も兼ねてペットフード化を決めた。
長野県小諸市、駆除したシカ肉でペットフード
2016/6/17 7:00 日本経済新聞
小諸市は駆除したニホンジカの肉をペットフードとして販売する事業を始める。同市は4月に市内にシカの解体施設を建設。シカ肉をペットフードメーカーに原料として販売したり、OEM生産(相手先ブランドによる生産)したりする。2016年度内の商品化を目指す。将来的には周辺の自治体などからもシカの処理を請け負うことを検討する。
小諸市ではシカなど農業に被害を及ぼす動物の駆除を強化しており、ペットフードの売り上げなどで処分費用を補う。昨年度はニホンジカだけで220頭を捕獲。5年間で5倍に捕獲頭数が増えた。その分コストがかさみ、昨年度には焼却費として53万円がかかった。
シカ肉を食肉として提供するためには、駆除後に素早く処理を済ませる必要があり、手間や費用面での課題も多い。ペット向けなら手間をかけずに商品化が可能だ。
ペットフードにシカ肉いかが? 有害駆除獣を加工「低カロリー高たんぱくで犬猫に最適」 長野・小諸
増えすぎて有害鳥獣として駆除されたニホンジカを有効活用するため、長野県小諸市はシカ肉をペットフードの原料として販売することを決めた。国内では、エゾシカなどがすでにペットフードとして商品化されているが、長野県内では初めてとなる。市は16日、市内につくった野生鳥獣商品化施設を報道陣に公開した。
施設にはシカを解体してミンチ状に加工する設備があり、加工した肉を冷凍保存することもできる。市が委託した民間の解体作業員が解体する。ミンチやブロック肉をペットフード業者に販売するほか、小諸市の特産品としてペットフードを販売することも計画している。
市によると、昨年度に市内で捕獲されたシカは220頭。捕獲頭数は毎年増え続けており、今年度はこれまでに80頭を超えている。市は小諸市動物園で飼育するライオンの餌としてシカ肉を与えてきたが、餌として消費されるのはごく一部にとどまっている。焼却処分には1頭あたり約1万5千円の費用がかかり、費用負担も大きくなっていた。
市農林課野生鳥獣専門員の竹下毅さんは「シカ肉は低カロリー高タンパクで、犬や猫の餌にも最適」と話す。県外の業者に委託し、ミンチ状にした肉につなぎとして寒天を加えレトルトパックにする。年内にも商品化したいという。
県内では、シカ肉の一部がジビエ料理に利用されているものの、多くは廃棄処分されている。ペットフードの原料として販売するには肉の安定供給も必要となるため、市は周辺自治体にも捕獲したシカの提供を呼びかけていく。(桜庭泰彦)
ペットにも「おせち」=高級食材、料理教室も―飼い主、SNSも意識
時事通信 2016/12/30(金) 14:53配信
ペットにも家族の一員として一緒に正月気分を味わってもらおうと、犬や猫用「おせち」の人気が高まっている。
最近では、国産の高級食材を職人が調理したり、野生鳥獣肉を使うジビエ食材を使ったりするなど、工夫を凝らしたおせちも登場している。
犬用おせちの販売を手がけるドッグダイナー(東京)によると、12月中旬の時点で、今年の注文は前年比約3倍の6000個を超えたという。
ペットフードを販売するピュアボックス(岡山市)の「ドットわん酉(とり)おせち」(1万800円)は「究極のご褒美」をコンセプトに、マダイや黒毛和牛などの国産の高級食材を厳選。飼い主のおせちに引けを取らない豪華さだ。島根県浜田産の高級魚「のどぐろ」を原料にした手焼きせんべいは、職人が1枚ずつ手焼きした。予約開始から1カ月たたずに限定300個は完売したという。
同社の担当者は「ペットとの関わりが濃くなり、飼い主の食材に対する意識が高まっているのでは」と話す。
ペット用食品などを扱う帝塚山WANBANA(大阪市)は「猫向けの商品はあるのか」との問い合わせが相次ぎ、今年から犬用に加え猫用のおせちも販売。鹿や馬肉などを使った犬猫用の「ジビエの重」(7980円)も売り出した。
ペット用食品をウェブサイトで販売する「ペットの食卓.com」は、兵庫県尼崎市で犬用おせち料理教室を開催。同サイト代表の辻本文哉さん(30)によると、「インターネット交流サイト(SNS)に犬とおせちの写真を載せたい」という声が目立つという。
料理教室では完成したペット向けのおせちを前に、「うちの子どもが食べてしまいそう」という声が上がった。参加者の同市に住む女性(48)は、「愛犬に健康的で手の込んだおせちを食べさせてあげ、一緒に正月を楽しみたい」と笑顔で話した。
(管理人より) ついに駆除した鹿の肉がペットフードにされていきます。
「施設には精肉用の金属探知機や放射性物質検査機も備え」とあるので、鉛の散弾や放射能汚染のこともわかっててやっているのです。
愛犬家の皆さん、こういった事情の肉で作られたペットフードを愛犬に与えても平気ですか?犬や猫はもともと人間より寿命が短いです。もっと短くなったら・・・??
人間の事情で野生の鹿を殺して、それをペットの餌にするということについて、もっと考えなければならないのではないでしょうか?
驚いたのは、「ペットのおせち」。ジビエをつかっているようです。
「ジビエの重」を調べてみました。原産国:日本 と書いてあります。シカとイノシシは日本でしょうか?馬肉はカナダ産とあります。
■原材料・・・
1、鹿肉、ラム腸、寛平、アセロラ粉末
2、寒ぶり
3、鹿もも肉、ブロッコリー
4、馬肉、ブロッコリー、小豆
5、無塩かたくちいわし
6、紅鮭、ブロッコリー
7、鹿もも肉、かぼちゃ、ブロッコリー、猪髄
8、馬肉、キャベツ、にんじん
9、馬肉、さつまいも、にんじん、かぼちゃ、ビルベリー、ブロッコリー、寒天
10、猪、猪髄、さつまいも、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、寒天
11、鹿肉、ブロッコリー
■原産国・・・日本
SNSにペットとおせちの写真を載せたいという人が増えていると書いてあります。
そういう人が居るということをマーケティングされて、犬猫用のジビエおせちがつくられているのです。
人間はバチが当たると思います。いや、もう、あたっているのかもしれません。
この動物園で何を食べていたかは不明ですが、名古屋の動物園では2歳のライオンが死んでいます。
原発事故後に生まれたライオンです。東山動物園のHPより引用
ライオンのステラが死亡しました平成27年5月12日(火)午前8時50分にライオンのステラ(メス)が死亡しました。
ステラについて
性別:メス
生年月日:2012年6月18日東山動植物園生まれ(2歳)
死亡時の体重86.3kg、体長142cm 双子として生まれ、愛嬌のある人気者でした。
■死亡日時及び経緯
2013年4月頃から右頸部に腫瘤が確認され、超音波等の検査を実施し経過を観察してきました。腫瘤が著しく大きくなってきたため、本月に入り摘出処置等の検討を行い、5月11日に動物園内の動物病院にて摘出を行ないましたが、本日12日8時50分に入院室において獣医師により死亡が確認されました。
■死亡推定原因
頭頸部腫瘍摘出後における急性心不全(詳細については調査中です。)
ここ☟にこのライオンについての考察があります。
朝日新聞にも記事が出ていましたが、今は消されていますのでこちらから引用しておきます。
※ 朝日2015年6月15日
東山動植物園(名古屋市千種区)で先月、双子のライオンのうちの1頭、メスのステラ(2歳)が死んだ。生前から首にこぶがあることはわかっていたが、死後の検査で、甲状腺にできた腫瘍(しゅよう)だったことがわかった。死因との直接の関係は不明。しかし、もう1頭のソラの首にも同様のこぶが確認されており、園では対応に頭を抱えている。
ステラは2012年6月、同園で生まれた。13年4月、飼育員がステラの首にこぶのような肉のかたまりである腫瘤(しゅりゅう)を確認した。経過観察を続けていたが、腫瘤はじょじょに大きくなり、来園者から「何とかできないのか」と指摘する声も寄せられたという。園は5月11日、除去する手術に踏み切った。
腫瘤は直径17センチで静脈に達していた。手術終了後、ステラは起き上がったが翌日朝、死亡した。死因は急性心不全とみられる。
腫瘤を調べたところ、甲状腺にできた良性の腫瘍だった。獣医師で同園の茶谷(ちゃや)公一・指導衛生係長によると、良性だったためそのままにしておくことは可能だったが、さらに肥大化し、破裂して、大量出血する危険性もあった。
京都の動物園のライオンも病気になっています。
2017年01月02日 20時50分 京都新聞
京都市動物園(京都市左京区)で2日、メスのライオン「クリス」が死亡した。人間で80歳過ぎにあたる18歳だった。
クリスは昨年9月下旬ごろから食欲不振で、2日午前9時過ぎに獣舎で死亡しているのを職員が確認した。詳しい死因は不明。
クリスは2000年11月、同園が和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」から譲り受けた。同園のライオンはオスの「ナイル」1頭だけになった。
今年の1/2に死んでいました。
東山動物園のHPには、飼育下では24年生きると書いてありましたが18年。
クリスはどこの、どういう事情の肉を食べていたのでしょうか?
同じ動物園のライオンは馬肉と鶏肉ですね。どこの馬でしょうか?
競馬の馬でしょうか?こちらをどうぞ。☟
競馬馬 引退後は9割が殺処分に。競馬が残酷な訳。 #搾取と虐待 #乗馬 より馬が好きで、競馬に行くことは矛盾しています。
勝っても負けても、競走馬たちは、ストレスや酷使で心も体も痛めつけられながら、身を削って走らされ、最後は屠殺場で殺され、動物園のライオンの餌やドッグフード、それでも余る大半の馬たちは、なんと畑の肥料にされるのです。
競走馬として生まれた子馬が、天寿を全うできる確率は、1パーセントもないと言われています。