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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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ジビエの国策プロパガンダに要注意!①税金を使ってわざわざリスクの高いものを市民に食べさせようとする国 

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 https://en.wikipedia.org/wiki/Trichinella_spiralis  より

 

 

クマ肉食べたら食中毒 原因は旋毛虫、国内で35年ぶり

福地慶太郎2016年12月23日18時29分  朝日新聞

茨城県は23日、水戸市南町3丁目の飲食店「ビゴリ」で野生のクマ肉のローストを食べた客と経営者ら15人が発疹や発熱などの症状を訴え、食中毒と断定したと発表した。

 原因は旋毛虫(せんもうちゅう)という寄生虫で、国内での発生は4例目で35年ぶり。いずれの患者も命に別条はないが、医療機関に通院して治療を続けているという。水戸保健所は同日、飲食店を営業禁止にしたが、同店は18日から自主休業している。

 県によると、11月24日~12月8日、同店でクマ肉のローストを食べた27人のうち15人が症状を訴えた。この肉は北海道で捕獲された野生のクマ肉で、常連客が自宅で調理して店に持ち込んだもの。市場には流通していないという。

 旋毛虫は野生のクマやイノシシに寄生。人間の小腸の粘膜内で幼虫を生み、その幼虫が全身の筋肉に広がるという。腹痛や下痢、筋肉痛などの症状が出る。国内での過去の発生例は1974年の青森県(患者数15人)、79年の北海道(同12人)、81年の三重県(同172人)の3例。いずれも野生のクマの刺し身が原因だった。旋毛虫は加熱すれば死滅するため、県は、野生動物の肉は十分に加熱するよう呼びかけている。(福地慶太郎)

 

クマ肉で食中毒 せん毛虫原因

12/23 18:57 NHK茨城

水戸市の飲食店で、客が持ち込んだクマの肉を使った料理を食べた15人が発疹や発熱などの症状を訴え、保健所は動物に寄生する「せん毛虫」による食中毒と断定しました。
茨城県によりますと、せん毛虫による食中毒が確認されたのは国内で4例目だということです。
茨城県によりますと、11月24日から12月8日にかけて、水戸市南町の飲食店「ビゴリ」で提供された「熊肉のロースト」を食べた20代から50代の15人が、その後、発疹や発熱などの症状を訴えて医療機関を受診しました。
このうち1人が入院しましたが、すでに退院し、全員回復に向かっているということです。
提供されたクマの肉は、客の1人が北海道で捕獲されたものを知人からもらい受けて店に持ち込んだものだったということです。
水戸保健所で調べた結果、冷凍保管されていた肉から寄生虫の「せん毛虫」が見つかったほか患者からも「せん毛虫」の抗体が見つかりました。
このため保健所はせん毛虫による食中毒と断定し、この飲食店を当面、営業停止にしました。
「せん毛虫」はクマなどの野生動物や家畜に寄生し、その肉を十分に加熱しないで食べると発熱や腹痛などの症状を引き起こすということです。
茨城県によりますとせん毛虫による食中毒は珍しく、国内で確認されたのは4例目だということです。

 

(管理人より) 茨城県でクマの肉を食べ、寄生虫で食中毒が起きました。恐ろしいので調べておきます。あれほどジビエは危険だと言い続けているのに、呆れる話です。 

旋毛虫 

旋毛虫(Trichinella spiralis)のオスは体長1.4~1.6mm、メスは3~4mmの白い糸状の虫です。 宿主はヒト、豚、犬、オオカミ、イノシシ、キツネ、タヌキ、イタチ、クマ、ヒョウ、ネズミなどで、成虫は小腸に寄生(腸トリヒナ)し、幼虫は筋肉に寄生(筋肉トリヒナ)します。
幼虫は抵抗力が強く、燻煙、塩漬け、乾燥にも耐え、また、凍結しても死ぬことはありません。 豚肉などの生焼け、生煮えの加熱不十分な肉料理を食べると感染します。
感染すると、全身発疹や高熱、腹痛、下痢などの症状のほかに、ときには呼吸困難や心臓に障害を起こして死亡することもあります。
予防としては、肉はよく加熱して食べること。生肉や加熱不十分な肉は食べるのを止めることです。

 

旋毛虫症 

トリヒナ症ともいい、人獣共通感染症である。旋毛虫幼虫の寄生した不完全調理あるいは生の獣肉を食べることにより感染し、小腸上部で幼虫を包んだ袋が消化され、脱出した幼虫は3~5日で成虫となり、雌は腸粘膜内に幼虫を産出する。いちじに多数が侵入すると腹痛や下痢、ときに血便などの消化器症状を呈する。しかし、おもな症状は筋肉内に侵入した幼虫によるもので、高熱、発疹(はっしん)、目の周囲の浮腫(ふしゅ)、筋肉痛などがみられ、末梢(まっしょう)血中における好酸球の増加は診断の手掛りとなる。潜伏期は通常10~20日くらい。急性期で重症の場合には、横隔膜、肋間(ろっかん)筋、心筋などが侵されて死亡することもまれではない。
 診断としては、食べた肉の検査をはじめ、筋生検のほか、患者血清による免疫学的検査が行われる。治療としては、メベンダゾールとステロイド剤との併用投与が有効である。欧米では古くから知られ、現在では世界的な規模で分布しており、アジア地域ではとくにタイ北部が最大の流行地である。日本でも1974年(昭和49)以来、青森県や三重県などで、ツキノワグマやヒグマの刺身、輸入ブタ肉による発症例がある。[山口富雄]

  

<シカ目撃急増>害獣駆除に若手確保急務   

河北新報 2017年01月09日月曜日

青森県内でニホンジカの目撃が急増し、農作物などの食害が懸念される一方、ハンターの高齢化による駆除の担い手不足が深刻だ。県は若手ハンター獲得を目指し、昨年から「狩猟体感バスツアー」を実施。猟の実演や銃砲店の見学、野生鳥獣肉を使ったジビエ料理の試食などを通し市民に狩猟を身近に感じてもらう取り組みを進める。過去4回は毎回、定員30人を超える希望者があり、狩猟免許取得のきっかけになったケースも出ている。

<71%が60歳以上> 
 「狩猟は気むずかしそうな男性が1人でするイメージだった。和やかな雰囲気やチームプレーに驚いた」。津軽地方で昨年12月4日にあった県のバスツアーに参加した青森市の女性デザイナー(39)が振り返る。
 狩猟犬で標的を追い込んで狙い撃つキジ猟を見学し、座学で狩猟の基礎を学んだ。女性は「こういう機会でもなければ窓口が分からなかった。垣根の高さを感じる」と指摘した。
 県猟友会によると、2015年度の会員1053人のうち約71%が60歳以上。60~69歳が517人で最も多く、次いで70~79歳が201人と狩猟人口の高齢化が進んでいる。
 ハンターになるには一定の初期投資が必要なことも若い人をちゅうちょさせる。ツアーに参加した青森市の会社員向山充さん(36)は「やってみたいが、道具をそろえるのがハードル」と語った。
 県猟友会の柴谷孝悦事務局長は「(猟銃の購入などには)補助制度があり、若い人でも始めやすい環境が整っている。銃は正しい扱い方さえ学んで徹底すれば誤発砲による事故も防げる」と懸念の払拭(ふっしょく)に躍起だ。

<食害増加を懸念> 
 県が若手ハンターの確保に乗りだした背景には、食害増加が懸念される現状がある。県のまとめでは本年度の県内のニホンジカ目撃数は昨年12月9日時点で84件。データのある2010年度以降で最多だった昨年度の年間実績(81件)をすでに超えている。
 県はツアーに定員を上回る申し込みがあることに手応えを感じている。自然保護課の村松栄一総括主幹は「自然を楽しみながら、青森県の農業を害獣から守る担い手として活躍する人が増えてほしい」と話す。

 

「ジビエは美味しい」「農業を害獣から守る」 この二つの看板を掲げて、国策ジビエプロパガンダが凄まじい状態になっています。

そもそも日本は福島第一原発事故で世界一の放射能汚染国になったので、野生動物の肉は、放射性物質の濃縮を考えると危険な食材。

2016年3月12日でこの状態 ⇒ イノシシ、シカの9検体、放射性セシウム基準値超 栃木県検査


当ブログではイノシシ問題を取り上げ記事にしてきました。

チェルノブイリ事故後のロシアの汚染イノシシが18万7000ベクレル/kg。日本にはそれを超えるイノシシも 「原発がイノシシを増やした」 個体数管理という理由で年間1万頭以上のイノシシ捕獲。駆除という理由で殺す 【汚染イノシシ問題】近くのゴミ焼却施設に運べば駆除を奨励する市から1頭当たり2万円の報償金(福島 福島県相馬市にイノシシ専用焼却施設が稼働。イノシシを殺し燃やし続けるレベル7の日本 福島県の野生イノシシの革製品、ネームホルダーから赤ちゃん用の靴まで試作されている事実。補助金の事業 


野生動物は何を食べているかわかりませんし、衛生管理もされていません。さらに、鉛の散弾、E型肝炎、今回のような寄生虫といった大きなリスクがあります。

それなのに膨大な税金を投入して、どうにかして市民の口に入れようとしています。 学校給食にも使われているということは以前のブログ記事にも書きました。

学校とメディアは猛省すべき(2)危険をおかしてまで学校給食で「ジビエ料理」を食べさせてはいけない。 


「ジビエ」という言葉を知らない人もいますが、そういった呼び方もグルメ、食通っぽい印象を与えています。

国策ジビエに税金が投入されていますから、雑誌にも取り上げられています 。

dancyu 2016年2月号 にジビエの特集があります。この内容が恐ろしいです。こういう雑誌を見た自称「グルメな」人が、軽いおしゃれな感覚で、ジビエを食べてみようとするのでしょう。

刷り込みがあちこちで行われています。

 「最近、日本のジビエがおいしくなっています」 「日本のジビエを知ろう 熊/猪/鹿/雉/真鴨」など・・・


 

私は日本では、もうリスクの高すぎるジビエは食べてはいけないと思います。国策で税金を投入してすするものではありません。

それなのに、学校給食などで食べさせられている異常。

有害鳥獣を捕獲しジビエで村おこしという国策(6次産業化)は放射能汚染国では、そもそも無理な話。

「産地を選べば」という人間がいます。「命を感謝して頂く」などと言いジビエの加工品を販売する人間もいます。

セシウムが検出されていないイノシシやシカ肉があってもそれはサンプリングに過ぎません。他のストロンチウムや放射性銀などの核種を調べてはいません。

野生動物は何を食べているかわからないということを無視しているのです。

まだらに汚染された日本列島は福島第一原発からおよそ1200kmの範囲に位置する島国。 チェルノブイリから1000kmのドイツですら今でもイノシシの肉が高濃度に汚染されているのに。

日本の森のどこにホットスポットがあるかわかりません。そこにはえたキノコは放射性物質を吸い上げてピンポイントで濃縮します。

木の皮やミミズも高濃度に汚染されています。イノシシやシカの食べるものを考えたら汚染してないとは言えないはずです。

植物と動物との間で放射性物質は循環し、濃縮します。イノシシやシカなど野生動物の肉の放射能濃度は年が経つにつれ、増えていく可能性すらあります。

 

国が国民に野生のイノシシやシカを食べるのを給食などで強制してはならないと私は思います。

 野生動物の肉を常食にすると内部被曝が進むということは既に調査されています。

にもかかわらず放射能汚染国となった日本で原発事故後、イノシシ・シカなどジビエを食べることが国策で推進されている異常さに気づかなくては。

 

1962年夏ハンフォード研究所一行がアラスカ海岸や内陸五箇所のイヌイット部落(原文:エスキモー)で五百余人の全身放射能測定を行ったところ、同じ夏アメリカのワシントン州で測定した結果にくらべて、はるかに多量のセシウム137をイヌイットの体から検出した。サイエンス誌1963年10月号

どうしてそうなったのか?放射能降下物を含む地衣をカリブーという野生動物が食べ、その肉をエスキモー(原文)が常食にするからだろうという。カリブー肉を食べない人間は同地域にいてもセシウム137が少ない。(沈黙の春~解説より) 


 


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