報告:井原伸之「屋根の太陽光パネルですが溶けて大きく形が変わっています」(音声のみ)
消火活動難航 「爆発」で避難勧告も
フジテレビ系(FNN) 2/19(日) 12:23配信
埼玉・三芳町の倉庫で16日に起きた火災は、丸3日がすぎた19日午前も燃え続けていて、19日未明、大きな爆発があったことから、近くの住人に避難勧告が出された。
16日午前9時すぎ、三芳町にあるアスクルの物流センターの倉庫で起きた火災は、丸3日たっても、鎮火のめどは立っていない。
19日未明には、2度の大きな爆発があり、炎や煙が再び激しくなったため、町は午前2時40分、近くの3世帯7人に避難勧告を出し、そのうち6人が公民館などに避難している。
近所の住民は、「黒煙を出しているので、家にいても鼻が真っ黒になる」、「洗濯物を全て室内でやっているが、それでも(煙の)臭いがつく」などと話した。
火は、倉庫内の3階に積まれている化粧品のスプレー缶に燃え移り、爆発を繰り返しているとみられ、消火活動は難航している。
アスクル倉庫火災 出火から3日 鎮火のめど立たず
2月19日 18時42分 NHK
長期化の理由は?
アスクルの物流倉庫で発生した火災は、火が出てから19日で、丸3日がたちましたが、鎮火の見通しはたっていません。なぜ消火活動が長引いているのか。消防によると、建物に窓がほとんどなく、放水が難しいことに加えて、19日未明に内部で爆発が起きて建物が倒壊するおそれがあるためだとしています。
消防が今回の火災を覚知したのは、今月16日の午前9時すぎ。「1階の段ボールから火が出た」という会社からの通報でした。消防がかけつけて消火活動を始めましたが、3階建ての建物の1階と2階の天井が早い段階で崩れ落ちたため、火は建物全体に燃え広がり、屋上に設置されたソーラーパネルにも引火して激しく燃え上がりました。
一方で消火活動は困難を極めています。建物の2階と3階には窓がほとんどなく、火が出ている場所に、直接放水することができなかったからです。
さらに建物の中の温度が500度に達するなどしたため、消防隊員が近づくこともできませんでした。
このため消防では17日重機を使って、2階と3階の壁に穴を開けて放水を始めました。この結果、18日の午後8時ごろには消防隊員が2階部分の火がほぼ消えたことを確認しました。ところが19日の午前0時13分と15分の2回にわたって爆発が起きました。3階の南東側に保管されていた大量のスプレー缶に引火して爆発が起きたと見られています。
爆発のあと火の勢いは大きくなり、倒壊のおそれがあることから外からの放水を行っていますが、鎮火のめどはたっていません。
(管理人より)
アスクル倉庫の火災が発生して3日目にようやくFNNが屋根の上のソーラーパネルについて言及しました。現場上空のヘリからの報告で一言だけですが。
「屋根の太陽光パネルですが溶けて大きく形が変わっています」と。テロップにもなっていません。音声のみ。屋根の上のソーラーパネルはこの時点で、半分は燃え落ちているように見えます。NHKもようやく、ソーラーパネルに関して触れました。たった一行ですが⇒「火は建物全体に燃え広がり、屋上に設置されたソーラーパネルにも引火して激しく燃え上がりました。」
爆発音の原因が化粧品のスプレー缶などとなっていますが、この火災で中身が詰まった状態の新品に引火しているわけですから、実際のところ手がつけられない状態と思われます。そもそも使用済みスプレー缶は穴を開けて中身を出してからゴミとして捨てなければならなりません。爆発の危険があるからです。中身が少し入ったスプレー缶たった一個でもゴミ収集車で爆発という事故も起きています。そんな危険なものにガンガン引火しているのです。中の温度が500℃にもなると思います。
スプレー缶以外にも爆発物、危険物はあるはずです。
倉庫内の在庫品の種類の聞き取りをすれば、爆発物の有無はわかります。倉庫内でのその棚の位置を確認すればいずれ火が回って行くことは想定可能。もっと早くに避難指示を出さなければならなかったのではないでしょうか。引火した場合、爆発するのはガスボンベやリチウムイオン電池もあります。そういった爆発の危険がある商品が他にも倉庫以内にあるかどうかを伝えないメディアの腐れぶりに泣けてきます。
リチウムイオン電池は国策として膨大な税金を投入し進められているハイテク工業製品です。ソーラーパネルも同じ。だからマイナスになることを報じないのだと思われます。現場で消火作業に当たっている消防士が感電の危険があることを知らないはずがありません。実際アメリカでもソーラーパネルがのった倉庫火災が起こって全焼しているのです。
ソーラーパネルのために消火活動が阻害されている事実☟ 2013年
September 03, 2013 at 3:17 PM, updated September 04, 2013 at 6:39 AM
Dietz & Watson warehouse blaze: solar panels hampered firefighting, officials say より抜粋転載(翻訳は管理人)
Dietz & Watson warehouse の倉庫火災:ソーラーパネルが消防活動を妨げたと、当局は言う
バーリントン郡の燃えている倉庫の屋根にある7000枚以上のソーラーパネルは、消防士にとってあまりに危険であることがわかったと地元当局が明らかにした。
デランコの消防長ロン・ホルト氏は、30万平方フィートのDietz&Watsonの屋根(日曜午後から炎上している)の上に消防士を派遣することを拒否した後、「我々は代替エネルギーがある建物を保存することはできないだろう」と、ニュージャージーの消防司令官代理のウィリアム・クレイマー氏に語った。
「ソーラーパネルはいくつかの理由から消防士にとって特に危険である」と、全米防火協会の部長であるケン・ウイレット氏は述べている。
「パネルへの電力供給を遮断できないため感電する可能性がある」とし、「換気孔をあけるために屋根の上に障害物がない経路を持っていないということは別の問題だ」と述べた。
ウイレット氏曰く「基本的にソーラーパネル(セルから成る)は太陽光線から発電を行い、そしてどんな灯り(街灯、投光器、消防士の懐中電灯など)でもパネルを起動させる。それらのパネルはとても効率的だ。」
クレイマー氏によると、Dietz&Watsonの火災とたたかった人たちは水の問題でも働きを妨げられていた。火災の大部分が今日までに鎮火できたとしても、建物は依然として消火ホースから水をかけられている。専門家によると、感電、それから屋根の上に広がっているソーラーパネルで滑ってつまづくことは、いわゆるグリーンと言われる建物の火災と戦う潜在的な危険のうちの2つに過ぎない。
火災にさらされた太陽電池は非常に多くの腐食性の煙やガスを発生する可能性があり、その吸入曝露による危険や、屋根の上のパネルの重量による構造的崩壊の危険もある。
アスクルの火災とよく似ていますね。黒煙がすごい。最後は骨だけになっています。
Massive fire at Dietz & Watson warehouse in Delanco, New Jersey
ソーラーパネルが燃えると腐食性の煙やガスが発生するとアメリカでは報じているのに、日本はだんまり。恐ろしい話です。迷惑がかけられているのはご近所の人達。
有毒な煙を吸いこんで病気になったら訴訟になるのではないでしょうか?
近隣住民の人たちの声を集めてみました。
上のFNN記事より
●近所の住民は、「黒煙を出しているので、家にいても鼻が真っ黒になる」、「洗濯物を全て室内でやっているが、それでも(煙の)臭いがつく」などと話した。
<アスクル火災>3日目も鎮火せず 周辺住民「眠れない」「心配」 埼玉新聞 2/18(土) 22:44配信 より
●住居兼事務所を構える会社員小笠原頼子さん(67)は「風向きが17日の夕方から北風になり家の中に煙が入ってきた。主人は『眠れない』『煙臭い』と言っていた。こんな状況が何日も続くと心配」とこぼした。 現場付近を休日の散歩コースにしている会社員男性(85)は「今日で3日目だ。でも消えそうにない」と途方に暮れたような表情だった。
<アスクル火災>喉、目が痛い…住民訴え 小学校も対応、社長ら謝罪 より
●倉庫の隣りで工場を経営する佐々木進さん(61)は「朝には消えていると思ったが、まだ煙が出ていた。24時間燃えるとは思わなかった。プラスチックの燃える臭いがした」と話す。女性従業員は「喉が痛いし、目も痛い」と煙の影響を口にする。