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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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【フクイチ停電】配電盤内部に毛がちりちりに焦げた小動物の死骸⇒ネズミが原因か?

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 東京電力提供の小動物の死骸の写真↓

 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2013032102100003.html  より抜粋

東京電力福島第一原発の使用済み核燃料プールの冷却などが同時多発の停電でストップした事故で二十日、問題の仮設配電盤の内部の壁に、焦げた跡が見つかった。その近くには、感電死したネズミらしき小動物もいた。東電は、小動物が配電盤に入り込んで端子に触れ、異常な電流が流れて事故につながった可能性があるとみて、さらに詳しく調べている。

冷却装置など九つの装置が、二十日午前零時すぎまでにすべて運転再開した。約二十九時間も複数の重要装置が停止し続け、福島事故の発生後、最悪のトラブルとなった。 東電は復旧を受け、社員ら約二十五人で本格的な調査を始めた。

同日午後零時半ごろ、トラック荷台上の大きな金属箱に入った配電盤の扉を開け、内部に設置された端子などを確認したところ、箱中央付近の上部の内壁に焦げ跡があり、その下には、毛がちりちりに焦げた小動物の死骸が横たわっていた。 小動物が配電盤内に入り込み、端子に触れて感電、異常が起きた可能性が高まった。

 3/20 東電の会見で木野さんが小動物について質問してましたが、なぜか東電の尾野本部長代理はネズミの死骸が焦げてるかどうか答えませんでした。木野さんのツイッターより

 

今回のフクイチの恐怖の停電は「ねずみが原因」ということで発表されましたが、危うく冷却できなくなって大量の放射性物質がまたばら撒かれ大惨事になるところでした。

ハムスターを飼ったことがあればねずみのことは多少想像できると思いますが、少々の隙間ならどこでも入りますし、餌じゃなくても何でも齧るのがねずみです。今回のは結構大きいドブネズミのようで、配電盤を壊して停電させて、こんなに日本全国の皆さんを恐怖に陥れて、寝不足にもさせたねずみは、テロリストならぬ「テロネズミ」か!なんて復旧したからこそ言えてますが、本当に怖くてずっと興奮状態でした。

当然ねずみが悪いんじゃなくて、原発というのはたったネズミ一匹でも世界を破滅に導く恐ろしい施設なんだということが身にしみてわかったと思います。「何がフェイルセーフとフールプルーフ じゃ!」と私は叫びました。配電盤という重要なところにねずみが入るかもということを前提に設計されてないのか・・・・と愕然としました。「毛がチリチリ」というのはイマイチ写真ではわからないので、とにかくあのネズミの死体を、感電して死んだかのかどうか検死して欲しいです。

今まで原発を54基も運転してきて、ネズミによる事故とか不具合とかなかったのでしょうか?ネズミは日本全国にいます。他の原発の重要な配電盤もどうなってるのか、この機会に各電力会社はチェックしたのでしょうか?ネズミが入れないように、それこそ「ねずみ返し」のようなものとか、かわいそうだけど「ネズミホイホイ」とか、全力で対策して欲しいです。

外にこんなふうに低く置いてたらそりゃねずみも来るでしょう!

それこそ登呂遺跡 高床式倉庫↓みたいにして欲しい!

ねずみが入れないようにした配電盤を、非汚染地域でじっくりと組み立ててフクイチに輸送し、高床式倉庫みたいにねずみ返しもつけて高く設置したらどうか。現場が高線量で大変なのはわかります。だったらほかの地域で組み立てたらいいと思うのです。

ところで、今回の停電の原因はねずみではなく2号機の危機ではないかという見方があることについて、小出先生は以下のように話されています。 http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2852.html  より

 2013年3月23日

Sawada:
昨日ですね、福島第一原発の方で停電騒ぎというのがございました。
発表によるとですね、こちらは
「小動物、ネズミのようなものが原因ではないか」と言うのが発表されている中、
皆さん疑心暗鬼になっていろんな事を想定される方がいまして、
あるブログではですね、
2号機が特に危険であるから、それに対する対応を増強していたための停電ではないか?とか、
いろんなお話しが出ています。
小出先生の方ではどう思われますか?


小出:
はい、私は今回のようなトラブルというのをもちろん歓迎しませんし、
起きて欲しくないと思ってきましたし、今もそう思っていますが、
今回起きた事故という事に関する限り、東京電力の説明は合理的だと思います。
起きてしまったことも小動物がショートさせてしまったという事は実にあり得る事だと私は思いますし、
それを防ぐ事が出来ないほどの厳しい現場だと皆さんに理解してほしいと思います。


Sawada:
そうしますと、特に言われるところで1号機から3号機が、特に何か今危険な状態にあるのではないかと、
「今2号機が特に」であるというような表現が出ますが、
それはどう思われますか?

小出:
特に2号機だけが危険という事はないと思います。
1号機から3号機まで等しく危険です。
どれも原子炉の炉心という部分が溶けて落ちてしまっていますので、
それをとにかく収束させなければいけないという事が最優先でして、
今でも東京電力は間断なく水をとにかく入れ浸すという事をやっている訳です。
それはやり続けなければいけませんし、
ただしやってしまえば汚染水が増えてくるという、
どっちに行っても大変だという、その仕事に追われているという状態です。
2号機だけが危険という事ではないと思います。


Sawada:
そんな中、窒素を注入したというニュースがたまに入ると
これはまた「危険だからなのじゃないか」という事なのですが、
こちらは一応「爆発を防ぐため」というようなところをよく聞かれますけど、
あの…、「入れたから危険」という事ではないのでしょうか?

小出:
要するに水素爆発というものが2011年3月11日以降、
12日14日15日と次々と1号機3号機4号機で起きたわけで、
ああいう爆発というものはなんとしても防がなければいけない訳ですね。
で、あの時に起きた水素爆発というのは、
燃料が溶け落ちていく過程で、
燃料の被覆管に使っていたジルコニウムという合金が水と反応して発生した水素、
大量に発生するのですが、それが原因だったと私は思っています。
ただし、水素が発生する原因はジルコニウムと水が反応する以外にも、
水が放射線に被曝する事によって分解して水素が出るという、そういう物理現象もありますので、
今現在も水素の発生はゼロではありません。
その水素がどこかでまた爆発するという事は、出来れば望まない訳だし、
何とかして防ぎたいと東京電力も思っているはずで、
そのために窒素も入れているという事だと思います。
やらないよりは、もちろんやった方がいいと思います。

 関東電気保安協会のHPよりhttp://www.kdh.or.jp/safe/document/by_es/high_file05.html

  

※キュービクル式高圧受電設備⇒ http://www.sp.jewa-hp.jp/common/pdf/cubicle_qa.pdf

関東電気保安協会のこの記事を読むとネズミの事故は今までにもあったようですが、原発以外の施設なら停電だけで済みます。それでも上記事ではちゃんと「事故」と認めてるのに、尾野本部長代理は今回のことを「事故」と言わず「事象」と言い続けました。東電はあくまでも過小評価したいわけです。原発の配電盤にねずみが侵入して停電したことを小さく見せようというのが、見え見えで泣けてきます。(T_T)

言葉に騙されるなというアーサービナードさんのお話を思い出しました。

設備を壊すのはネズミだけでないかもしれません。そういえば福一ライブカメラにタヌキも映っていたことがありましたね。そもそも現在フクイチの配管や配電盤なども仮設なわけだし、植物がホースを突き破ったりしてます。またロシアみたいに隕石だって落ちてくるかもしれません。もちろん地震も起きるかもしれません。

ああもう完全に綱渡り状態です。(ToT)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130322/k10013388671000.html  みると

不具合が起きた場合、東電も原子力規制庁も、「短時間でどうにか解決できたら言わないで済ませたい」という態度が見え見えですよね。

これまでも、そしてこれからも なんでしょうね。

 

 

追記

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130325-00000060-mai-soci

<福島第1原発>停電 ネズミによるショートが原因と断定  毎日新聞  3月25日(月)19時51分配信

福島第1原発で18日に停電が起き、使用済み核燃料プールの冷却などが長時間停止した問題で、東京電力は25日、仮設配電盤の真下から死骸で見つかったネズミが、配電盤の高圧部に接触してショートさせたのが原因と断定した。周辺の回路にも異常電流が流れて遮断機が働き、この配電盤と直接はつながっていない設備を含む9設備に波及し、復旧に約30時間を要した

東電によると、仮設配電盤は屋外に設置したトラックの荷台に置かれ、3、4号機のプールなどにつながれている。現場を調査したところ、ネズミの死骸に感電した痕跡が見つかった。配電盤の高圧部の端子の間隔はネズミの体長とほぼ同じ約15センチで、周辺に焦げ跡も見つかった。

 付近では小動物のフンも見つかった。東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「ケーブルの引き込み口はシートで覆っていたが、すき間から侵入した可能性がある。小さなところにも目を配って小動物対策を検討したい」と話した。【西川拓】

 


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