18:21〜
最初の2つの前提。これは実践的に全く不可能なことですし、それ以下のものは科学的に不正確です。
第1の前提とは、「実効線量というのは、内部被曝と外部被曝の総和である」というものです。
しかし、チェルノブイリにおきましても福島におきましても、あまりにも様々な放射線核種が放出されたために
それを全て計上するというようなことは不可能です。
原子力推進論者たちが、基準として放射線核種として取り上げているのは、ヨウ素131とセシウム137だけです。
しかし、チェルノブイリ以後、ウクライナの首都であるキエフには、あちこちにセシウム137がありますが、キエフにとって放射線核種として重要なのはセシウム137ではないのです。
それから福島の後、どういった放射線核種が放出されているか見てください。
ヨウ素やセシウム以外にどれだけたくさんの放射線核種が放出されたか、これは非常に強力なものですが
こうした放射線核種については取り上げられていないのです。
ですから原子力推進論者たちが、内部被曝や外部被曝の影響を考慮するとかいっても、このセシウム以外の放射線核種について取り上げていないのに、どうやって内部被曝を考慮することができるのかわかりません。
【動画】12/14 アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会「低線量被ばくの健康影響」【文字おこし】 ?〜?