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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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竹野内真理さんへのIAEAからの返事 【ああ、世の中のすべてのお母さんが立ち上がれば】

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(管理人より) 竹野内真理さんへのIAEAからの返事を掲載します。ちょっとその前にIAEAについて書いておきます。

日本では外務省 核軍縮のところにIAEAに関することが掲載されています。http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/atom/iaea/iaea_g.html 

IAEA東京地域事務所 http://www.unic.or.jp/un_agency/iaea/iaea_j.html

 

  原子力の平和利用を推進しつつ、軍事目的に転用されることを防止するため、1957年に発足された。

2007年9月現在、加盟国は144か国。本部はオーストリアのウィーン。

 

 

 

 

 

世界の原発 を見ると自国で原発つくりまくってるところが指定理事国なんだなとわかります。オーストラリアはウラン産出国。

 

 

IAEA  http://www.iaea.org/

 International Atomic Energy Agency. 原子力の平和利用に関する国際協力を推進することを目的に設立された国際機関。国連での審議を経て1956年にIAEA憲章が採択され、1957年に発足した。2012年時点で154ヶ国が加盟している。IAEAは原子力平和利用の推進とともに、軍事利用(核兵器の拡散)の防止を目的としており、この目的の達成に向けて、原子力の研究・開発及び実用化に係る協力と情報交換、開発途上国に対する支援、保障措置の設定・実施等を行っている。こうした活動を行うため、ウィーンに本部を置き、ニューヨークとジュネーブに駐在員事務所、さらに東京とトロントに保障措置事務所を置いている。

 

 

 http://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/06/iaeareply-from-iaea.html  より

IAEAからのお返事 Reply from IAEA  6月 18, 2013 

なぜか、私のPCが攻撃にあい、今までのブログhttp://savekidsjapan.blogspot.jpが更新できなくなりました。 

皆様、6月初頭、ウィーンのIAEA本部に行ってまいりました。

下記にもあります、IAEA事務局長への公開質問状もメールで送り、面会をお願いした際のお返事が以下です。

広報部長Gas氏によるお返事です。少なくとも、Gas氏のお返事は丁寧な言葉遣いで、きちんとこちらの言いたいことを読んで下さっています。

また、Gas氏がUNSCEARのお知らせを教えてくれたおかげで、私はその後、UNSCEARの方にアポイントを取り、直接、日本における窮状、特にすでに現れている健康被害について訴えることができました。(Gasさん、ありがとう。)

同時期に行われていた国連人権理事会のグローバーさんの報告にばかり注目が行き、今後の政策により大きな影響を与えるUNSCEARについては、働きかけている人が皆無なようです。

放射線による健康被害はたいしたことがないという前報告を出しているUNSCEARにどうぞ皆さんからも訴えてください。

(本報告は9月に出ます)

日本の人がやらねば、誰もやってくれません。今年に入って米国と欧州を訪問してきて、痛烈にそれを感じています。

健康被害については、甲状腺がんの増加も含め、グローバー報告にも入っていません。

以下がUNSCEARへの連絡先です。3人の方がいらっしゃり、私がお会いしたのは、インド人女性のMohanさん。

私が子供を抱えて、書類をばらばらと落としてしまったのを静かに拾ってくださり、私の話をじっと聞いてくださった素敵な女性。ご自身も小さい子がいるのでよくわかる、よくぞ来て報告してくれたとおっしゃってくれました。

(ああ、世の中のすべてのお母さんが立ち上がれば、原発などなくなってよいはずなのです!) 

UNSCEARへのメールはこちら (英文でお願いします)

Ms. Jaya Mohan jaya.mohan@unscear.org 

Ms. Anne Thomas anne.thomas@unvienna.org 

Ms. Regina Rohrbach  regina.rohrbach@univienna.org

以下がIAEAからのメール

竹野内様

お手紙をありがとうございました。背景にまつわる自己紹介と貴方のコメントと質問事項は、注意深く読ませて頂きました。貴方と息子さんが体調不良であることに心を痛めています。 

貴方の提起している問題は、実際複雑なもので、質問の多くは国内問題に相当します。IAEAは、国際機関であり、これらの問題に対処するには、当事国の決定に対する権限を持たないということも時折あるため、対処するのにふさわしい機関ではありません。 

それでもIAEAは、福島第一の原子力事故からの教訓を、原子力を人類ができる限り安全にするのに生かすため、広範な事業を行っていることをお知らせさせていただきます。

私どものウェブサイトでは、事故に関する広範な事実と最新のIAEAの原子力の安全性のためのアクションプランの詳細が記されています。これは2011年9月に加盟国により満場一致で支持されたものであり、IAEAと加盟国が追随していくロードマップとなっております。また、我々はIAEAの加盟国と、事故の包括的な報告書を作成するため引き続き作業を行う予定です。この報告書は、2014年末までに発行される予定です。
また、放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が事務局のあるウィーンで第60回目の会合を開いており、6月31日に二つの報告書をリリースします。ひとつは子供に対する放射線の影響であり、もうひとつは日本における人間と環境に対する放射線の影響についてです。この情報は、あなたの懸念事項に特に関連しているように思われます。これらの報告書は、国連総会に、今年度中に提出されます。(訳者注:その後UNSCEARの人に直接聞いた話だと9月だそうです)

あなたのリクエストされている面会についてですが、他にも緊急事項があり、またIAEAが貴方の質問の多くにお答えする能力における制限もあり、天野事務局長および副事務局長のFlory氏は、残念ながら貴方のインタビューリクエストにお答えすることはできません。 

それでも私がここでご提供した情報が役に立つこと、貴方のされていることがよい方向に行くことをお祈りしております。 

Below is the mail from IAEA

Dear Ms.Takenouchi,

Thank you very much for your correspondence, the background introduction and your comments and questions that I have carefully read. I am sorry to hear that you and your son have been unwell.

This are indeed very complex issues that you raise and many of the questions that you pose are of a domestic nature. The Agency, as an intergovernmental organisation would not be appropriate to address them, sometimes simply because they are not in its mandate, which derives from its Member States decisions.

I want nevertheless to inform you that the IAEA is engaged in a broad undertaking to help ensure that the world learns from the nuclear accident at Fukushima Daiichi to so that we can make nuclear energy as safe as humanly possible. We are also giving priority to supporting Japan’s efforts to recover from it.

On our website you will find extensive factual information about the accident and up to date details about the extensive IAEA Action Plan for Nuclear Safety, which was unanimously endorsed by our Member States in September 2011 and has since provided a road map for the IAEA and its Member States to follow. We also continue to work with Member States of the IAEA in preparing a comprehensive report of the accident. This report is planned to be released by the end of 2014.

I would also like to mention that the United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation (UNSCEAR) is currently holding its 60th annual meeting in Vienna, where its secretariat is based, and on 31 June will release to the public two reports: the effects of radiation exposure on children, and the radiological impact of events at the Fukushima-Daiichi nuclear power plant in Japan on humans and the environment. It seems to me that this information will be particularly pertinent to your concerns. These reports will be presented to the United Nations General Assembly later in the year, see their press release: http://www.unis.unvienna.org/unis/en/pressrels/2013/unisinf475.html

As for your request of meetings, with other pressing commitments, and the limitation of the Agency’s capacity to answer most of your questions, Director General Amano and Deputy Director General Flory will unfortunately not be in the position to offer you an interview.

I still hope that you will find the information I have provided useful and I wish you good luck in your undertakings.

Best regards,
Mr Serge GAS | Director |Division of Public Information | Department of Management | Vienna International Centre, PO Box 100, 1400 Vienna, Austria |Follow us on http://www.iaea.org

 http://takenouchimari.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html  竹野内真理ファイルより抜粋転載

 IAEAの人には、メールのやり取りの後、結局、面会は拒絶されました。

しかしながら、UNSCEARの人には会うことができました。(以下をご覧ください)IAEAと同じ場所。ウィーンのUN Cityです。

ちなみに、警備員は、私のことを知っていました。なんとアポをとる前から。Save Kids Japanのブログhttp://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/05/open-questions-to-iaea-director-general.htmlを読んでいたのでしょう。

「あなた、真理でしょ?前にもここに来たことのある。日本のジャーナリストの。。。」 「ええ!私ブラックリストに入っているの?」「そんなわけないさ!入っていたら、この建物自体に入れないよ。」と笑ってくれた警備員。まじめに、「世界の原子力村相手に、万が一、息子になにか危害が及んだらどうしよう」と一睡もできなかった夜もあった私はほっとしました。といってもいろいろ起こるのでまだまだ油断禁物。(皆様、いつも言っているけど、私に何かあったら、エートスともんじゅ西村事件を世界に広げて!)

ところで、皆さん、UNSCEARに訴えるのは大事ですよ。なんといってもここからの報告に基づき、ICRP報告が生まれ、また各国の政策が左右されるのです。仲間内(怪しい人もいるかもしれませんよ!)で情報を回すより、ここに直接訴えるのは非常に大事だと思います。

毎年、海外旅行に何百万も行く日本人。円安になっているといってもベラルーシと違い、日本は海外旅行にいける人が大勢いる。たまにこういうところに、旅行がてら訴えに行く人があってもいいのにと私は思う。私だって、IAEAからの手紙の返事を待つ間、ちゃあんと、観光バスに乗って市内観光したり、ハプスブルグ家の王宮見物をしましたよ。息子も大喜び。いつもちっちゃいアパートに住んでいるから、「豪華なおうちでしょ〜」と。それにうちの子は今年に入って2度海外に行っているので、外国人をひとつも怖がらず、進んであいさつしたり、外国人にちょっかいを出したりしています。

 はっきり言います。日本人は、もっとすでに起こっている健康被害を対外的に発信しないと、手遅れになります。(すでに手遅れだが、さらに手遅れになり、子供たちの寿命がさらに縮んでしまう)

国連人権理事会のグローバー報告はすばらしいですが、もっとも大事な健康被害については、甲状腺増加についてさえも触れていません。日本人がやるしかありません。

後述しますが、日本ですでに起きている健康被害について、健康被害はないことにしている、「放射線影響に関する国連科学委員会UNSCEAR」にメールを送りましょう!

以下、5月31日に出されたUNSCEARのプレスリリース仮訳
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/3288.html

6月末に、福島後の子供の放射線影響、人間と環境への放射線影響の報告書を出し、9月に本報告を出す予定だそうです。

この報告が今後の政策を左右するはずです(ただし英文で。簡単なものでもいいのです!長いものは私が送りました)


UNSCEARへのメールはこちら (英文でお願いします)
Ms. Jaya Mohan jaya.mohan@unscear.org 
Ms. Anne Thomas anne.thomas@unvienna.org 
Ms. Regina Rohrbach  regina.rohrbach@univienna.org 

 


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