震災がれき広域処理を西日本ではじめて受け入れた北九州市ですが、やっぱり廃棄物ナンバーワンの町でした。
日本の廃棄物処理 平成21年度版 平成23年3月 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部 廃棄物対策課
www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/h21/data/disposal.doc
北九州市で産廃中間処理の事業報告書を文書開示請求すると黒塗りが出てくるそうです。これはその時の開示請求文書です。見てみましょう。
茨城、埼玉、群馬、栃木、千葉、東京、神奈川の、放射能汚染地域の関東圏から、燃え殻、汚泥、廃油が来てますね。
恐ろしい程燃やされたあとですね。がれきなんてもんじゃない!
北九州市小倉北区西港町16 は http://goo.gl/maps/vW7sU 新日鐵高炉セメントと出ます。
よくわからない報告書でした。
福岡県に同じ文書名で請求すると、全て開示されたそうです。しかも北九州市で「県外産廃搬入届」を文書開示請求したのは初めてだそうです。北九州市という町は「公害に厳しい都市」とテレビで宣伝してますが、今まで市民の監視はなかったのでしょうか?
市民や環境団体で産廃搬入届けや事業報告書の開示請求をして、行政を監視することが、いま求められています。
「リサイクル=燃やす」ってことを知らない人いますが、海外ではごみを燃やすのは「ダーティ・テクニック」。日本は世界最悪のダイオキシン汚染、重金属汚染大国なのです。
震災がれき焼却処理の際に、新門司焼却工場で作業員の方が亡くなりました。
震災がれきを燃やしていた新門司焼却工場で焼却灰の中に作業員が転落死亡!
さらに今、PCB廃棄物処理も北九州市で行われています。これも燃焼過程が伴います。
北九州市PCB廃棄物処理上積み問題(4)説明会の実際。処理方法。責任者名。周知されてないトラブル。
超オススメ!一家に一冊!子供と一緒に読みましょう!
ごみを燃やす社会―ごみ焼却はなぜ危険か 山本節子 築地書館https://twitter.com/timestimes1954/status/257682911376048128 小倉タイムス
北九州市は、震災がれきの焼却の際、何度言っても、PM2.5のデータをHPやそらまめ君に反映させませんでした。私も市に申し入れに行きました。今は、少しましになったようですが、結局肝心な時にデータを市民に公表しませんでした。http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kankyou/00600065.html
焼却工場に電話して聞いても、「あの煙は水蒸気」と答えます。実際はこうではないでしょうか↓
さあ、この煙の元はどうやって運ばれたかみていきましょう。北九州在住の方が2012〜2013年にかけて注意深く若松などで地道に産廃トラックなどを撮影されたものです。
ドラム缶を満載した産廃トラック、コンテナ車が激増、4台も続く特殊なタンク車、金属がれき、木屑、荷台に社名が見えない、木材やチップを運ぶ車も増加。磯の腐ったような匂いのするトラックもいたそうです。
もうどこの木質チップか、木屑かわかりません。どれだけ放射能汚染されたかもわからないまま燃やされました。もう、周辺住民の方、風下の人たちは吸い込んでしまいました。目に見えない匂いもないからわかりません。
誰かが命を犠牲にして電気を作り、誰かが命を犠牲にしてゴミを燃やしていることに気づかなければ、原発も止められないし、ゴミもなくならない。日本列島はリサイクルの美名で隅から隅までPMで空気を汚され、放射性物質にまみれて、老いも若きも皆、病気で死ぬ事になります。
<参考>
日本の循環型社会づくりはどこが間違っているのか?http://bit.ly/KRkbgc
明治学院大学 熊本一規
産業政策としての循環型社会づくりがこのまま進められていくならば全国各地で大気や水質や土壌が汚染されることになり「資源循環型社会」でなく「汚染循環型社会」ができあがってしまう。