2015年12月19日 09時20分 京都新聞
京都府南山城村と三重県伊賀市にまたがる一帯で、森林を伐採し、大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設する計画が進んでいることが、18日までに分かった。敷地面積は約100ヘクタールで、甲子園球場26個分に相当する。
開発業者が住民に配布した資料によると、事業者は「ファースト・ソーラー・ジャパン プロジェクト6合同会社」(東京都)。敷地のうち、約65ヘクタールに太陽光パネルを置く。発電出力は3万7500キロワットで、中部電力に売電する。敷地のうち、村側は約80ヘクタールで2区画。個人所有地や自治会区有林で、借地するという。
村によると、事業者は、太陽光パネルを設置するため、谷を埋めたり山の斜面を削ったりして地形を階段状に変える。保水力や景観への影響を抑えるため、段ごとに調整池を設け、周囲を樹木で囲う案を示しているという。予定地は小高い山で、コナラやクヌギ、マツなどが生えている。国道163号沿いにあり、周辺には水田や住宅地、小中学校がある。事業者は来年1月16日に住民全体を対象に説明会を開く予定。
府内でこれまで明らかになっている計画では、京都市伏見区のゴルフ場跡地で2017年秋の稼働を目指すメガソーラー(全敷地面積75ヘクタール)が出力2万3千キロワットで府内最大。
(管理人より) 恐れていた事が起きました。化合物系のパネルを使ったメガソーラーが山を造成して作られたら危険だと懸念していたのに・・・ファースト・ソーラー・ジャパンにとうとうやられています。
ファーストソーラーの太陽電池は化合物系で、カドミウム・テルルといった毒性元素を使っています。カドミウムはイタイイタイ病の公害原因物質。
去年、北九州市にファーストソーラー社製のメガソーラーができて、これから化合物系が増えるんじゃないかと恐れていました。
2014年3月19日 米ファーストソーラー、北九州市にメガソーラー カドミウムテルル型パネル採用
本発電所ではファーストソーラー製のカドミウムテルル(CdTe)型を14,000枚以上設置
山を造成し木を伐採して植生をいためつけ、生き物の住処を奪い、水脈をぶった切って自然を破壊するだけでなく、わざわざ公害原因物質を使ったソーラーパネルを設置するなんて呆れることです。
常総市のメガソーラーは、水害で水没倒壊し、その際、ソーラーパネルのガラスなどの破片が田んぼに散乱したのです。
そのガラスの破片を、ボランティアが拾っていました。埋もれたソーラーパネルの撤去などもボランティアの仕事にされていました。感電などの危険もあるのに・・・・
http://hatagaya-saisei-univ.jp/rebirth/support/index.html#20151217
常総市の水没したメガソーラー☟
もしも三重県の山の中に化合物系のメガソーラーを作って、それが土砂崩れで上のような状態になったら、その場所はどうなるのでしょうか?
公害原因物質のカドミウムがソーラーパネルから漏洩することになるのではないでしょうか?
周辺には、水田、住宅地、小中学校もあるそうです。
山を造成するために、どんぐりの木を切りまくって、何がグリーンエネルギーだ! と思います。
住民説明会があるそうです。
周辺住民の皆さん、おかしな人物に、反対運動を乗っ取られないように、まともな人が白紙撤回させてください。
これは、自然を破壊する迷惑事業です。 国策だからといって、そこにつくる必要はありません。
原発に反対する人もそうでない人も、その場所の自然を壊す権利はありません。
常総市も自然堤防を造成したために川が越水決壊したのですから。