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豚の血を豚に食べさせていいのでしょうか?豚の血の飼料を開発したのは「三菱」=原子力産業

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三菱長崎機工、豚の血液を粉末飼料に 養豚向けプラント開発 
2016/2/10 3:53日本経済新聞 電子版

 産業機械製造などの三菱長崎機工(長崎市)は、豚の血液から豚の飼料を製造するプラントを開発し、営業を始めた。栄養価が高く、豚を出荷するまでの期間が短くなるなど業者の生産性向上を期待できる。鹿児島や宮崎、北海道など養豚業の盛んな地域に売り込む。

 同社の装置は、と畜場などで大量に発生する豚の血液を高温・高圧で加水分解し、低分子にする。具体的には高圧押し込みポンプとヒーターを使い、圧力を3メガ(メガは100万)パスカルに、温度をセ氏200度に上げて約10分熱処理する。ウイルスなども遺伝子レベルで破壊できる。これを乾燥させると黒い粉状の粉末飼料になる。食肉関連会社と共同開発した。

 北海道での試験で母豚にこの飼料を与えたところ、生まれた子豚の体重の増加が通常の餌の子豚より大きかったという。その後、南九州を中心に試験を続けている。

 同社は1日5トンの血液から1トンの飼料を作るプラントを開発した。1日2000頭弱分の豚の血液を処理できる。飼料は母豚1頭に1日に25グラム与える。消化率が高く、母豚の健康状態の向上や、下痢などによる子豚の死亡率低減が期待できる。成長を促して出荷までの期間を短縮できる効果も見込めるためコスト削減につながるとみている。

 豚の血液はと畜場で大量に出る。国内で年間5万トンともいわれ、一部は飼料などに再生しているが、大部分は廃棄処分される。飼料にできれば血液の処理費用を減らせる。

 同社は養豚事業場やと畜場などと組み、プラントを販売。血液処理コストの減少と養豚の生産性・収益性向上につなげ、この装置を環境プラント事業の柱に育てる方針。 

 

(管理人より) こんな恐ろしいニュースが流れました。豚の血を飼料にして豚に食べさせるなんて、共食いです。

狂牛病問題が起こったときのことを忘れたのでしょうか?


狂牛病と”共食い” (テレビ朝日)より 青文字で引用


 肉骨紛――それは、ウシから人間が食べる部分を取り除いて、あまった肉や骨などを細かく砕いたものです。畜産業者は、それを飼料としてウシに食べさせていました。先週の放送で、香取慎吾はこれを「共食い」ではないかと指摘しました。狂牛病と共食いの因果関係について検証してみましょう。

「共食い」とは、学術的には「カニバリズム」と言われるものです。この共食い、実は自然界では決して珍しいことではありません。
 有名なのは「カマキリ」です。カマキリは交尾の途中、メスがオスを食べてしまいます。これは、メスが産卵のための栄養補給にオスを食べるとも考えられています。「カエル」にも、同じような行為をするものがいます。カエルは、繁殖しすぎて生息圏内の密度が大きくなると、食べ物がなくなってしまうため、弱った仲間を食べることがあるというのです。「ライオン」の世界にも共食いはあります。オスのライオンは、群れのボスになった時、前のボスライオンの子供を殺し、食べてしまうことがあるといいます。これは、メスのライオンを「母親」の状態から「メス」という状態にして、早く自分の子供を作らせるためといわれています。さらに、人間に近いといわれるチンパンジーの仲間でさえ、先ほどのライオンと同じ理由で、群れの中の子供を殺して食べてしまうことがあると確認されているのです。このように、自然界の「共食い」には子孫を確実に残す為といった、自然の摂理にかなうちゃんとした理由があるのです。

 しかし、そんな、自然の摂理にそむき、動物に共食いを強要したものがいました。人間です。ウシは、元来草食性動物です。そのウシを、より早くより大きく成長させるための魔法の飼料を人間は見つけました。それが「肉骨紛」だったのです。1920年にアメリカの会社が開発したこの「肉骨紛」は、ウシから人間が食べるところを取り除いた部分の肉や内臓、骨などを乾燥させ細かく砕いたものです。つまり人間は、ウシに自分の仲間の身体からできた餌を食べさせ、草食動物のウシに共食いを強要したのでした。何故人間は、そのような事をしたのでしょうか。それには、2つの理由がありました。
 そのひとつは、成長促進です。動物性の飼料――しかも自分とまったく同じ成分の餌を与えられたウシは飛躍的に成長します。そして二つ目は経済効率。ウシやその他の動物を原料としたこの動物性飼料は他の飼料に比べ、安くて経済的だったのです。さらに、肉骨紛を作り、食べさせるということは、捨て場に困っていたくず肉や骨を再利用できるリサイクルにもなったのでした。これらはすべて、食べ物の大量生産を迫られた人間の身勝手な「エゴ」がさせたものなのです。

 自然界では1頭の動物が突然変異で病気になっても、その1頭が死んでしまえばそれで終わりです。たとえ、その病気の動物を食べたものがいたとしても、その動物が死んでしまえばそれで終わりです。突然変異の病気は、生命のメカニズムの中で、自然に淘汰されるものなのです。しかし、人間はその病気の動物を、飼料という形で数え切れないほどの動物に与えてしまいました。人間のエゴは、自然界ではあり得ない食物連鎖を引き起こし、その結果、淘汰されるべき病気「狂牛病」が広がってしまったのです。

 1900年代、パプアニューギニアの奥地で、「クール」と呼ばれる、脳がスポンジのようになってしまう病気が発見されました。実は、この地では、今はもう行われていませんが、ヒトを食べる風習があったのです。「クール」にかかった人間を食べてしまったことで、この病気は広まったと言われています。遺伝子操作、クローン――文明の発展はいつのまにか神の領域を侵し始めています。そして「肉骨紛」によるウシの不自然な「共食い」状態。「狂牛病」は人間の身勝手なエゴによって自然界の摂理をねじまげた事への神からの警鐘なのかもしれません 

■狂牛病/プリオン

1996年春、イギリスで発生が確認され、ヨーロッパはもちろん、世界中を震撼させたのが狂牛病だ。この病気は、脳がスポンジ状になって運動神経の障害を起こし、最後には死んでしまう牛の病で、ウシ海綿状脳症とも呼ばれている。その病原体とみられたのが、もともと生体内にあるたん白質粒子のプリオン。82年、アメリカ・カリフォルニア大学の研究チームによって発見、命名された。狂牛病のほか、スクレイピー(羊の病気)、クロイツフェルト・ヤコブ病などの原因になっているとみられる。

■クロイツフェルト・ヤコブ病

クロイツフェルト・ヤコブ病は、プリオンが原因で人間に起きる脳の疾患。狂牛病同様、脳がスポンジ(海綿)状になり、人格障害や痴呆、分裂病同様の症状を呈したり、錯乱状態を示すことも多い。35~60歳代の男女に多く、100万人に一人ぐらいの割合で発生する。治療法はなく、発病後1年程度で死に至ることが多い。1920年に初めてこの疾患を報告したドイツの二人の神経精神科医の名前をとって命名された。狂牛病との関連性がとりただされているが、脳硬膜の移植によってこの病気に感染するおそれもあることが、すでに87年に厚生省研究者によって学会誌で警告されている。


狂牛病 牛海綿状脳症

クールー病

 

牛が牛を食べれば狂牛病、人間が人間を食べればクールー病。そしてどちらも脳の機能障害から死に至る・・・・・。

ならば豚が豚を食べたらどうなるのか、わかりません。私は心の底から恐ろしいと思います。 ”狂豚病”という文字が頭に浮かびます。

今回の豚の血の飼料問題も、成長促進、経済効率、リサイクルという3つの条件が全て当てはまります。

この飼料が、九州の養豚場に出回れば、どうなるか・・・・・まさに、実験台です。さらにその豚肉を人間が食べた場合、どうなるかわかりません。

鹿児島、宮崎、北海道の養豚家の方が食べさせないで欲しいと願います。でなければ、肉食は諦めざるを得ない・・・・・

 

豚の血を資料にする研究、開発をしたのは、三菱長崎機工です

以下の説明を見ると、どうやら「日本ハム」と開発してるので、日本ハムに使われる豚は、今後、この飼料を食べている可能性はあると思います。 

豚血液ペプチド飼料化プラント 

 

 

 

 


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