(管理人より)当ブログでは、PM2.5については、震災がれき問題のときからずっとしつこく(笑)伝えてきました。ブログ左端にカテゴリーで分類もしています。
PM2.5について国と企業に騙されないように山本節子さんの動画を見て勉強しておくことが重要この中のジャーナリスト山本さんの動画の中で(28:30)に大気汚染物質としてだけでなくタバコのPMについても触れています。
「”中国から”のPM2.5」としてメディアが騒ぐ前から指摘してきたわけですが、震災がれき焼却問題が起こったときに、私が北九州市役所職員にPM2.5のことを何度伝えても新聞記事が出るまでは適当にスルーされていました。
市民がSNSなどで騒ぎ、新聞が報じるようになって初めてそらまめ君の表示や自治体HPなどの改善が見られるようになりました。そのかわり、メディアに”中国から”のPM2.5というような誘導をされてしまい、市民の認識が日本の国内の大気汚染公害という視点からずらされてしまったのも事実です。プロパガンダに使われてしまったわけです。
さて今日は私がツイッターでフォローしている、禁煙外来のドクターの3/2のツイートをご紹介します。 ドクターはタバコに含まれる発ガン物質や放射性セシウムについても言及されているので、私はフォローしています。こちらのやり取りをご覧下さい。 ドクターはタバコについての授業をするために小学校などに何度も行かれ、子どもたちにわかりやすく説明されています。
そんなドクターのタバコのPM2.5に関するツイートが大拡散しています。 ずっと言い続けておられたのに、なぜ今ごろ?と思いますが、とりあえず中身を見ていきます。
https://twitter.com/happylife0951/status/704808608626663424
そらまめくんの大気汚染のデータでも3桁超はたまにあります。狭い閉ざされた空間においては、原因があればすぐに内部の空気は汚染されるということは想像できるわけですが、想像しない、できない人もいるのでしょうか。これだけRTが増え、「初めて知った」といった反応にも驚きます。
タバコによる室内汚染に関して日本禁煙学会の松崎道幸医師が詳しい論文を出されています。この論文を読むとよくわかります。
敷地内完全禁煙が必要な理由 NPO 法人 日本禁煙学会 の資料より 抜粋転載(青文字)
このファクトシートは、受動喫煙で殺されるリスクを示し、 ごくわずかの受動喫煙を放置するなら、食の安全、アスベスト汚染、ダイオキシン汚染など他の環境汚染、生活 汚染対策を行う意味が全くなくなることを論証して、敷地 内完全禁煙が唯一法の下の命の平等を保証する対策で あることを示すために作成しました。
飲食店などサービス業界で 屋内・敷地内完全禁煙が必要な理由
1.従業員が長時間、高濃度の受動喫煙 にさらされる
2.わずかな受動喫煙でも発作を起こした り体調を崩す顧客・従業員が少なくない
3.受動喫煙によって病気を起こしやすい 未成年者・中高年者の雇用比率が高い業界である
結論
• ごくわずかにタバコ臭を感知できるレベルの受動喫煙はすでに、アスベストの規制基準を二桁越えた致死的汚染環境である。
• 敷地内完全禁煙化だけが法の下の命の平等を担保できる唯一の受動喫煙対策である。
今、国は東京オリンピックまでに「分煙」の方向に持っていこうとしています。☟
受動喫煙、規制法を検討へ 施設管理者対象、罰則付き 朝日新聞 分煙補助金は不人気「受動喫煙防げない」の声も 毎日新聞もしかすると、今回はネット工作員が、ツイッターのRT数を操作した可能性もあると思います。ほんのわずかの時間で膨大なRTがつくときは操作が入っているということを私は経験したことがあります。ネットで炎上させて話題を作り出す意図的な操作は実際に存在します。ブログのアクセス数もお金で買えるそうですから、何があってもおかしくはありません。
なお当ブログのアクセス数は、いっさい何もしていませんので数字のままです。当たり前ですが。
今後、日本で大量発生する病気の原因を、タバコのPM2.5のせいにしようという意図があるのかもしれません。PM2.5に福島原発事故由来の放射性物質が含まれることを隠して。
タバコのPM2.5は原発事故後はとくに致死レベルの公害原因だと認識する必要があるのに、PM2.5にフォーカスするのは、やれ「スピン」だとか「分断」だとかいう市民がいますが、それは間違いです。
そもそも放射性物質が危ないと言いながら、セシウム入の国産タバコを吸うということに、矛盾を感じないのでしょうか? 内部被曝そのものなのに。
日本たばこ産業(JT)が葉タバコ購買の際の放射性物質の畑の基準値を、2012年の土壌1キロ当たり1157ベクレルから2226ベクレルに緩和したため耕作農家が増え、2013年度時点で、福島県には葉たばこ農家が377戸もあるのです。 原発事故前はもっと多くて全国3位でした。 ソース 以下
葉たばこの基準値は100ベクレル/kgです。事故後2011年は300ベクレル/kgでした。
在来・バーレー種葉たばこ(乾燥済)の放射性物質検査結果(2013年産)
これ↑を見ると喫煙という行為が、自分の命も他人の命も縮めているということがわかると思います。
この論文をぜひ読んで印刷して、喫煙者の家族や友人に読んでもらいましょう。このPM2.5のグラフをトイレや冷蔵庫に貼るというのも効果的だと思います。
さらに言うと、飲食店従業員が立ち上がって、店内全面禁煙を求めるしか手はありません。
長距離運転の仕事をする喫煙者なども、内部被曝が進むのではないでしょうか。高速道路を通る時も車内で吸っているところを見たことがあります。
内部被曝による運転中の突然死が増えれば、重大な交通事故が頻発することになります。
2月の大阪・梅田の事故のように歩行者を巻き込めば大惨事です。
レベル7の放射能汚染国において、自分ができる反被曝の運動の一つが禁煙とタバコの不買だと私は思います。
現在喫煙者で今回の記事を読んで、反発を感じる人もいると思いますが、喫煙の被曝リスクは、紛れもなく現実です。
どういった場所で副流煙を吸う可能性があるか、自分の頭で考えなければ、吸わされっぱなしになることでしょう。
突然タバコの煙を吸わされた私の個人的な経験を書いておきます。小さなお子さんがいらっしゃる方の参考になればと思います。
●トイレの横に喫煙所がある道の駅のトイレは、トイレに入っただけで煙を吸わされる構造
●高速道路サービスエリアの喫煙所近く
●観光地の駐車場。バスの付近で運転手が吸っている。大型観光バスの後ろの座席のところから窓が空いてタバコの煙が出ている
●道の駅の駐車場
●温泉旅館内喫煙所が、大浴場の横にある場合がある
●結婚式場の建物の横の通路で、結婚式参列者がたむろして吸う(喫煙所ではない単なる通路)
●バス停で吸い始める人がいる
●観光地のお土産物売り場の前に置いてある椅子とテーブルの場所で吸い始める人がいる
●コンビニ入口にある灰皿でタバコを吸う人がいて、コンビニに入る際に煙を浴びせられる
●飲食店で待ってる間に、食べ終わった人に一服された
●ファミレスで禁煙席に座っても、ドリンクの場所が喫煙席のところにある
●店内・営業所・事務所などの強烈なタバコ臭(パチンコ店内、居酒屋、不動産会社、運送会社、タクシー内部・・・・)