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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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赤土がむき出しのメガソーラー造成現場から泥が道路に堆積、泥水が川に流出!田んぼに流れ込む!

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高知市の太陽光造成地から泥水が流出し県が業者に是正命令

2016.09.07 08:10 高知新聞

高知市土佐山地域の太陽光発電施設の造成現場から雨で泥水が流出して鏡川支流に流れ込んだとして、鏡川漁協(高橋徹組合長)は6日、開発の届け出を受けた高知県や高知市から経緯を聞く会合を開いた。被害は8月下旬や9月3日前後に発生し、周辺の市道に泥が堆積するなど住民生活にも影響が出たといい、高知県の担当者は「施工に問題がある。是正するよう命令する」と述べた。

 現場は土佐山都網(つあみ)の山中で、「土佐山太陽エネルギー」(高知市・小森高敏社長)が2017年1月からの売電開始を目指して約2ヘクタールの斜面を造成している。高知市中心部からも、山頂付近で赤土が露出した様子が見えていた。

 高知市鏡川町の鏡川漁協事務所で開かれた会合で、現場近くに住む伊東博文さん(60)は、8月下旬の夜間に雨が降り、斜面の赤土が流出したと報告。濁水をいったんためる池の整備や斜面下部の土留め対策が不十分なまま工事が進んだと指摘し、「道路に10センチほど泥がたまり車が通れなかった。台風の季節が続くのでとにかく早く対策を」と訴えた。

 漁協幹部は、泥水が鏡川支流の網川川に流れ込み、組合員やアユ釣りの愛好家から苦情が相次いでいるとして、「9月中旬からのアユの産卵に影響すれば大損害だ」「斜面をブルーシートで覆うなどの対応も必要では」と指摘した。

 この造成について、高知県は事業者から高知県立自然公園条例に基づく届け出を3月に受理し、「雨水排水等に万全の措置を講ずること」などと命じていた。高知市も市土地保全条例に基づく届け出を受けた際、住民生活や環境に悪影響を出さないことを条件としていた。

 会合で高知県環境共生課の三好一樹課長補佐は、命令内容が守られていなかったことを認め、「7日にも事業者に連絡し、是正を求める」と強調。高知市都市計画課の担当者は「今日の話を踏まえ、対応策を検討する」と述べた。

 発電事業者の小森社長は取材に対し、「工事は専門業者に任せているが、県や市の指導を受けしっかりと対応する」としている。

  

高知市土佐山で太陽光発電が準備着々 造成風景はまるで“穴”

2016.08.17 08:15  高知新聞

お山のてっぺん、何しゆう―? 高知市中心部から北側に見える土佐山地域の斜面に、2カ月ほど前から赤い土がむき出しになった一角が出現している。山頂に開いた“穴”のようで目を引く現地を訪れると、民間企業が太陽光発電事業の準備を進めていた。

 現場は高知市土佐山都網(つあみ)。電気工事を手掛ける「日興電設」(高知市薊野中町)が太陽光パネル設置に向け、斜面を造成している。

 発電事業主は日興電設の小森高敏社長(71)が出資する株式会社「土佐山太陽エネルギー」で、2017年1月に施設が完成し、四国電力に売電を始める計画だ。日興電設所有の約2ヘクタールに太陽光パネル4800枚を設置。出力規模は1296キロワットで、年間発電量は一般家庭約420世帯分に相当する見込み。

小森社長は高知市針木と高岡郡四万十町の計3カ所でも750~1500キロワットの事業を展開しているほか、高岡郡佐川町では高知県や佐川町と共同で発電施設を運営。事業拡大の理由を「仮に伊方原発で大きな事故が起きれば四国は全滅だ。核のごみの問題もある。自然エネルギーへの転換が必要だ」と説明している。

 母体の日興電設が施設の整備や補修を担うことで雇用維持にもつなげているという。

 高知市土佐山の現場周辺は日当たりが良く、幡多郡黒潮町で高知県などと共同で太陽光発電を手掛ける福留開発(高知市南宝永町)なども既に発電施設を設置している。資源エネルギー庁によると、主に企業などが売電を目的に高知市で導入した太陽光発電設備(10キロワット以上)は、2016年4月末までに956件。2014年4月の365件から約2・6倍に増加している。

  

(管理人より)

メガソーラー建設のために山のてっぺんを穴を開けたように造成して雨が降って泥水が流れた、というわかりやすい高知県の事案。自然破壊すればこうなるという見本のようなものです。

現場をグーグルで見てみましょう。

場所:グーグル衛星画像  ストリートビューもない山の中です。木を伐採して斜面を造成してますね↓

 

報道を読むと、相変わらず、施工の問題にすり替えたり、業者の言い分まで載せていますがで、全国的にこういったメガソーラーが自然を大きく傷つける形で作られています。

山の中が狙われています。日本の地形の特徴は急峻な山と、そこから流れるたくさんの川。それが豊かな海を育んできたわけです。

それなのにその大事な山を傷つけている愚かさ・・・

「遊んでる土地」「遊んでる山」といった言い回しは、私は大嫌いです。こういう詭弁でもって地権者が騙されて、金に釣られてメガソーラーが作られ、自然が破壊されているのです。

メガソーラーを作ってしまったあとに、行政がいくら業者に是正を求めたところで、もう二度と元の自然には戻りません。行政の指導なんて、そんなの茶番です。

事業拡大の理由を「仮に伊方原発で大きな事故が起きれば四国は全滅だ。核のごみの問題もある。自然エネルギーへの転換が必要だ」などと業者は訴えているようですが、

自然エネルギーを増やせば原子力推進企業の利益になるだけで、自然エネルギーが増えて原発がなくなるという法的な根拠はどこにもなく、実際は自然エネルギーが原発を温存させているということは、このブログではさんざん伝えてきたので、過去記事をご覧下さい。

こんなひどい状況は高知県だけではありません。 

こういった事案は、国策にとって不都合だからでしょう、新聞やニュースになかなか出てこなくなっていますのでツイッターで見つけます。

 

埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬の美しい寺坂棚田の向かいにも太陽光発電施設が作られ、そこから流れ出した土砂、泥水が田んぼの方に入り込んでいます。

場所:グーグル衛星画像  データ上、造成、建設以前の画像を見ることができます。

https://twitter.com/tnkyuji0604/status/770571318764765184  より

 

 そして、北海道でもメガソーラー建設現場から土砂が流れて通行止めになっています。日高門別の道道351号線のようです。

場所:グーグル衛星画像  おそらくこのあたり。 データ上、造成、建設以前の画像を見ることができます。

https://twitter.com/Akky_Star/status/769469919943544833 より

 

 メガソーラーを作るときは、面の広がりで大地を裸にしていきます。もしそこが雑木林であったとしたら、根こそぎ木を切った後、表面の腐葉土、数十センチを剥ぎ取り、やせ土を出した上でパネル設置となります。腐葉土は販売に回すそうです。 

こんなことをしたら、いつ、どこで土砂災害が起こっても仕方ない!


土砂災害危険箇所を見てください↓ 人間ってなんて愚かなのでしょうか。 メガソーラーを作らなくても、このように、危険な箇所はたくさんあるというのに・・・もうため息しかありません。

わざわざ、災害を招き寄せるような、発電所を作る国策の愚かさ。

災害リスクを追加してくる自然エネルギーの利用は、根本から間違っています。エネルギーミックスという言葉に騙されて、こんな国策にホイホイ乗っかる人は、災害が起きたら責任とってくださいね。

急傾斜地崩壊危険箇所等 

出典:国土交通省「都道府県別土砂災害危険箇所」

  



 自然破壊  再生エネ 自然エネルギー 新エネルギー 再生可能エネルギー 

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