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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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竹について知る②竹林が長年にわたって放置されると、その群落の生態系が安定して保持されるようになる

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 (管理人より) NHKが竹害を強調する番組作りをしていたようです。 ネット上にも、個人で除草剤を竹に注入する人のブログ記事などがありました。

「竹林が荒れてる」と強調し、これでもかと竹を悪者にするNHKの見識のなさに驚きます。いま水害などで土砂崩れを起こしているのはメガソーラー建設などの造成地。

NHKにかかれば、こうして市民の声を集めたような誘導番組は作れるのだなとあらためて思いました。

NHKが「クローズアップ現代」で焦点を当て、「難問解決 ご近所の底力」で煽るというやり方・・・こうして市民は騙されるわけです。


 

 渡邊政俊氏(1953~1993年 竹の生態、竹林栽培を研究(農学博士))のHPより抜粋転載 

NHKにモノ申す! 2004年6月24日放映 難問解決 ご近所の底力 “竹”に反論

◎赤い文字で書かれた文言は、 放映された文言をほぼ忠実に掲載あるいは要約したつもりです。


【その1】

オープニングのプロローグで;「・・・・ 竹取の翁が“かぐや姫”と名付けたとさ!」とのナレーションでした。

しかし、“竹取物語”の原文では、翁が“みむろとのいんべのあきた”に頼んだところ、 なよ竹の“かぐや姫”と名付けられたと書いてあります。 ですから、かぐや姫と名付けたのは竹取の翁ではありません。 NHKは原文に目を通したのでしょうかね?

「日本人に親しまれてきた竹。その竹が今、私達に襲いかかろうとしています。」

“襲いかかろうとしている”という表現は、“竹は恐るべき性質を有する危険極まりない植物である” と強調したかったのでしょうが、これは、竹をそのような姿にしてしまったのは人間であって、 竹はまったくそんな怪物でもなければ、私達に襲いかかろうとする植物ではありません。 このことについては、くわしく後述します。

「一日に1メートルも伸びる脅威の生命力。」

“タケノコが一日に1.2メートル伸びた”という記録(上田弘一郎:1963)は、 タケノコの全伸長期間での最大値であって、それは成竹した時の高さの半分ぐらいに伸びた時期です。 しかし、画面では地面から出たばかりのタケノコが一挙にドカッと1メートルも伸びるかのように動画で表現されていました。 普通、地面に出たばかりのタケノコは数センチしか伸びません。 どうしてこんな非科学的な表現をしたのでしょうか。まったく理解に苦しみます。

「畑や雑木林を次々と浸食。大雨が降れば土砂崩れを起こす可能性がある」

“・・・次々と侵食”については、後で詳しく論議しますが、“大雨が降れば土砂崩れを起こす可能性がある”は、 後で話題になる高知県春野町の例から出たのでしょう。 しかし、これには色々な条件が関係します。ですから、ここで一概に“すべての竹林が土砂崩れを起こす”かのごとくに放映されれば、 古くから農家の裏山に竹を植え、生活の一部として竹林と共存している人々に大変な不安を与えることになります。

“もしかして、おらが裏山の竹林が土砂崩れを起こして、おらが家をつぶすのではないか”と恐れおののく農家が少なくないと思います。 そもそも、農家の裏山に竹林が存在する風景は、日本の典型的な農村風景になっているほどです。 そのような状況の中で、“竹林が土砂崩れを起こすものと決めつけるような報道”をする必要があるなら、その科学的な根拠を明確に示さないと、 いたずらに不安をあおるだけです。

【その2】


お困りご近所みなさんは、神奈川県南足柄市南部地区のみなさんでした。

その中で、“安藤さんは、三日ほどして畑に来たら、10本もタケノコが出ていて大変。”、 また“深瀬さんは、地下茎が侵入してきて、4月からの3ヶ月間はまったく作物を作っても育たない”と。 そのお困りぶりは大変説得力があり、お気持ちは十分に理解できます。

堀尾アナ 「では、なぜ竹の被害が拡がっているのでしょうか?」

説明
「かつてこの地域はものさし(竹の定規)の材料となる竹(多分モウソウチク)の産地でした。 (画面はモウソウチクのタケノコ栽培林であって、モウソウチクの放置林ではなかった)  ところが、竹製品が売れなくなるにつれ、竹の伐採ができなくなった。 (画面はマダケの放任林)そして、放置された竹林はまわりの畑や雑木林などを浸食しながら、 あっという間に拡大。この20年でおよそ2倍に拡がった。」

この“放置された竹林はまわりの畑や雑木林などを侵食しながら、あっという間に拡大”という説明の“侵食”とは、 “次第に犯して行って、食い込むこと”(岩波国語辞典)ですから、竹が一方的に畑や雑木林を食いつぶして行ったということになります。

すると、20年間も畑や雑木林に誰も注意しなかったことを証明していることになります。 本当に畑や雑木林が大切であるなら、竹が侵食してきたなら、直ちにバッサリ切るはずです。 では、なぜ侵食させたのでしょうか。このことがまったく話題にならなかったのは、 どうしてでしょうか。

続いて、大賀さん宅の画面で、タケノコ(マダケ)と地下茎が紹介され、 “家の床を突き抜ける不安があります”というコメントでした。 確かに、地下茎の成長力は強く、またタケノコが床を持ち上げたという例がありますので、 注意するに超したことはありません。

しかし、大賀さん宅の裏山はスギかヒノキの造林地で、しかも相当厳しく間伐されていて、 立木密度は大変低い感じでした。そして、その斜面のかなり上方に竹林らしきものが見えるだけで、 少なくとも、大賀さん宅のまわりにはマダケ林はまったく確認できませんでした。

すると、大賀さん宅に伸びてきた地下茎は一体どこから伸びてきたのでしょうか。 まさか、遠く離れた斜面上部から突然大賀さん宅まで降りてきたというのでしょうか。 そんなことは生理的にまったく説明できません。 なぜ、地下茎とともに竹林の映像がなかったのでしょうか。

【その3】 

竹林の所有者のみなさんのお話

竹林が荒れた原因は人出がないこと、高齢化していること、頼みはボランティアと。

そして、堀尾アナは追い打ちを掛けるように「竹が異常繁殖している」と。

スタジオ内では、加藤さんがマダケのタケノコを手にされ、“毎年60本から100本のタケノコが出てきます”、 また井上さんは、“ミカン畑が20年の間に竹に占領され、それに不法投棄に悩まされている”と。これは、とても困ったことです。

ここで、アドバイザーとして住民の力で里山を守る実践をしておられる東京農業大学宮林茂幸教授が紹介されました。

堀尾アナ 「竹林の拡大がストップしない理由は?」と。

宮林先生、“竹は日本の植物の中で一番成長力がいいこと、タケノコの節々にそれぞれ生長点があるので、ものすごく伸びる”と説明されました。

続いて、「拡大を防ぐにはどうしたらいいか?」という問いに、

“竹の性質をよく理解して管理すること。人間との共存関係が里山を守る手段であって、竹もその中に入っている。” という説明をされました。

ここで、大変失礼な反論になりますが、先生の“竹の性質をよく理解して管理すると拡大しない”というような意味のご説明にはまったく同意できません。 実は、竹の性質を十分理解し、竹林を理想的に管理したとしても、隣接地との間に何の遮蔽物も存在しないなら、 地下茎はごく自然に隣接する土地へ拡がっていきます。 これは、竹に意志が働き、好んで隣接地へ拡がるのではありません。 単に、地下茎の進行方向がその隣接地に向かったというだけのことであって、竹の持つ生態的特徴ともいえるものです。

ですから、竹林が管理されていても、また放置されていても、地下茎は竹林の内に伸びるし、新しい土地へも拡がるものです。 しかし、そこで重要になるのは、先生の仰る“人間との共存関係が里山を守る手段”です。 つまり、竹林が拡大している最大の原因は、人間が里山(畑、雑木林も含め)を放置したからであって、 人間との共存関係が崩壊したからです。もちろん、竹には一切責任がありません。 ですから、この点では先生のご説明に大賛成です。

そして、番組では、難問解決のキーワードとして;

①「越すに越されぬ10センチ」
②「竹とタケノコは使いよう」
③「竹立てかけてくれた人」
が示されました。

【その4】 

キーワード①「越すに越されぬ10センチ」

大阪府「食とみどりの総合技術センター」主任研究員 伊藤孝美さんのお話

「地下茎は1年に5メートル、枝分かれして拡がる。 これが竹林が異常に拡大する原因です。」

確かに、地下茎の伸長量の測定結果では年5メートルという発表があり、その通りです。 ですから、これが新しい土地へ伸び出すと、いかにも異常に拡大したように見えるのです。

「では、どうすれば地下茎を止められるか?」

その一例として、深さ50センチほどの水路(U字溝)が地下茎の伸長を防いでいた例が示され、 “地下茎は深さ30センチを成長するので、それ以上の深さでは進めない”という説明をされました。 また、高さ60センチの波トタンを土中に埋めることも提案されました。

実際には、溝を掘ったり、波トタンを埋める方法はかなり以前からあり、それなりに効果的な方法として評価されてきました。 しかし地下茎は、時には深さ80センチにも潜ることがありますので、万全ではありませんし、 また溝を常に見張り、地下茎が綱渡りしていないか注意する必要があります。

もう一つ、「タケノコを蹴っ飛ばしても、また生えてくる。じっと我慢して、6月になり、 一人前の竹になってから切ること。すると、地下茎の栄養を使い切っているのでもう生えてきません。と説明されました。

この説明は生理的に正解です。しかし、問題は、一旦一人前の竹にしてしまえば、伐採するのが大変な作業になり、 また伐採のタイミングを見逃すと、その新竹がどんどん同化作用をして養分を作り出し、地下茎へ送り続けることになり、 返って大変な結果を招くことになります。

そんなことから、私は若干手間ではあるけれども、「タケノコの蹴っ飛ばし法」を提唱してきました。 この方がタイミングとか労力的により可能だからです。

スタジオ内に竹林が再現され、「波トタンをどこに埋めればいいか?」の場面へ。

会場の深瀬さんは、1メートルほど離れたところを提案しました。 すると、Take2(漫才師?)が実際に掘り出した地下茎を持ち出し、5メートル先に埋めないとダメだと言いました。

しかし、私はどれも正解とはいえません。その正解は、“竹林と接する場所であれば、どこでもいい”になります。
普通、タケノコは2年前以上に伸長した地下茎から発生するので、竹林の外でタケノコを見付けた時点での地下茎は、すでにその先、 5メートルあるいは10メートル以上も伸長しているかも知れないのです。

ですから、波トタンを埋めるのであれば、竹林との境目に埋め込み、その後、竹林の外に出てくるタケノコを蹴っ飛ばせば、それで終わりです。 伊藤さんの説明のように、タケノコは地下茎に蓄えられた養分で成長しますので、葉を持たないタケノコは光合成ができません。 つまり、切断された地下茎の養分を使い切ってしまえば、地下茎もそれ以上伸長できないことになり、 やがて枯死します。

しかし、会場から「広い面積なので、トタンを埋めるなんてことは出来ない」とか、 「コンクリートを持ち上げるほどの力だから、そんなもの埋めても何にもならない」という意見が出ました。 考え方によっては、その通りかも知れません。

地下茎の拡大を止めるもう一つの方法として、千葉県白井市 NPO白井環境塾の例が紹介されました。 それは、3,4本の竹が突然、完全に枯れてしまった。その原因を調べたところ、地中の温度が70度を超えていて、地下茎が熱ですっかり弱っていた。 これは、4ヶ月前、竹を砕いたチップを1メートルほど積み上げた結果発酵したものでした。 そこで、河合泰さんは、人為的にこの状態を作れば地下茎が死ぬのではないかと提案されました。 そのような条件を人為的に作ることは簡単ではありませんが、とても参考になる提案だと思います。

【その5】

キーワード②「竹とタケノコは使いよう」

楽しみながら竹を制す! 遊びに来た人たちがついでに竹を切る!

  横浜市 日本の竹ファンクラブ 代表 平石真司さんのお話

「10年前、竹林をみた時、見通しが利かず危険な状態だった。 我々が手を入れて明るい公園にしたい。 そこで、ご近所に呼びかけて竹林の手入れを開始した。 最初は20人ほどだったが、集まるのはタケノコの時期だけ。 それではいけないと、竹を切るのが楽しみになればと考えた。 竹を使った遊びや伝統の料理などをいろいろ調べたところ、いろんな情報が集まり、 「楽しみながら竹を切る」を実践することにした。 今ではお年寄りから小学生まで400人が参加している。」

このようなお話で、ボランティアによる取り組みがとても効果的であることを発表されました。

スタジオで実際に楽しみ方、遊び方、食べ方の例として;

 穂先タケノコ を賞味 (約2mほどに伸長中のモウソウチクの先端部を生で食べる)

堀尾アナ 「楽しみながら竹を切る程度で竹林の拡大を防ぐことが出来るのか?」

説明 「竹林はある程度の密度を保てば拡大しない。その目安は番傘をさせる間隔。」

そして、ゲストの松居さん(タレント・歌手?)がスタジオに再現した竹林の中を番傘をさして歩くシーンへ。

堀尾アナ 「では、なぜ竹林を間引くと拡大が防げるのでしょうか?」

説明 「竹が密集すると中に陽が当たらなくなり、環境の良いところを求めて外に拡大します。 竹林を間引き、陽が射すようにすれば、タケノコは竹林の中で育つため、地下茎も拡大しません。」

しかし、この拡大防止法はまったく竹の生理・生態的特徴を無視した考え方によるものです。 まず、竹林の適切な密度管理は竹林の生産力を最高に導くための栽培法の一つであり、一般にいう適当な密度は、 経験的に“傘をさして歩ける程度”といわれています。 しかし、これも竹の種類や栽培の目的によって適正な密度は変わります。 そして、竹林の密度が高まると、陽当たりが悪くなり、そのために竹が外へ広がるという根拠はどこにあるのでしょうか。 この説明は、私にはまったく理解できません。

この説明だと、“竹という植物は意志を働かせることができ、陽当たりが悪くなったところはイヤなので、 新しい陽当たりの良い場所へ逃げ出すのだ”という話になります。

いうまでもなく、“植物は、動物と違い、意志など働かせることはできません。常に環境に適応して生活するだけ”です。 プロローグで宮林先生のご説明に反論したように、“竹林の拡大と竹林の管理法とはまったく無関係”ですから、そのような説明には納得できません。

それでは、竹林が放置されるとどうなるのか。これについては、今から40年以上も前に世界でドクター・バンブーと評価された上田弘一郎博士と 世界の生態学者沼田真博士の共同研究で、「原生竹林の更新とその生態学的研究」(京大演習林報告33、1961)があります。 この研究で、竹林が長年放置されると毎年生まれる竹の量と死んでいく竹の量が一定になり、一種の極相に近い状態に移行することが証明されました。 すなわち、竹林が放置されると、立竹密度が一定になり、生態系が安定した状態に移行していくことが示唆されているのです。

すなわち、竹林が長年にわたって放置されると、その群落の生態系が安定して保持されるようになるのであって、生活環境が変わったので、 生活条件の良い場所へと拡がるのではありません。このことを明確にしておきたいのです。

この番組の構成を思うと、多分、“傘をさして歩ける程度の密度”に目が行き、それを無理に拡大防止に関連付けようとしたためこのような説明になったのだろうと思われます。 この問題の結論として、“竹林の適切な管理法”と“竹林の拡大”とはまったく無関係であることをきちんと説明した上で、番組が構成されるべきであったと思います。

なお、スタジオで、平石さんが穂先タケノコの元の部分には水、「竹水」が溜まり、これを飲むと美人になれるという「一つの楽しみ方」を紹介され、 大いに盛り上がりました。 そして、宮林先生は「ボランティアは基本的には楽しさが一番で、さらに竹林の中に工房や東屋などを造り、 竹と共存できることを目指すとさらに楽しい」とコメントされましたが、まさにその通りと思います。

【その6】

キーワード③「竹立てかけてくれた人」

普通、竹林を整備するといっても人様の竹林に入り、勝手に整備することはできない。

では、「所有者の許可をどうして取るか?」

ここで、高知県春野町では、「春野町里山利用林」として、どんどん整備されているのが紹介されました。

春野町産業建設課の森下智弘さんの説明によると、次のようです。

春野町でこの制度がはじまったきっかけは6年前(平成10年)、高知県を襲った集中豪雨でした。 この時、斜面にある竹林で土砂崩れが相次ぎました。竹は浅く根を張るため、雨で緩んだ地盤を支え切れなかったのです。 防災の点からも、これ以上竹林を増やせないと動き出した町役場に壁が立ちはだかりました。

(一つの竹林を示す図面に斜線で示され)この面積でざっと見渡しても30人ほどの所有者があり、 その人達の許可を得るのは人的にも、予算的にも大変なことでした。

そこで、いろいろ調べていたところ、林野庁の補助事業に「里山利用林」(現「みどり世紀の森」)という制度があるのを見付け、 林野庁に尋ねたところ、竹林も立派な里山だからこの制度が適用できるという返事を得ました。 この制度は、里山を市民に開放するために作られた。自治体が地主の許可を得て、里山利用林に指定すると、 その後は一々許可を得なくても伐採などの整備が進められる。 そこで、町内35ヘクタールの竹林を里山利用林に指定することにしました。

この場合、竹林の利用者が個人や企業でなく、住民グループやNPOなら適用されるとのこと。 このようにして、高知県春野町では着々と竹林整備に取り組まれているそうです。これは、大変素晴らしいことです。

スタジオに竹繊維のタオルや竹のフローリングなどの新製品が持ち込まれ、竹は有効な資源であり、 大いに活用されるべきであるとの話が展開しました。
このように竹を資源として活用することを知った「お困りご近所」の皆さんは、最後に

「竹林を宝の山にし隊!」

で番組は終わりました。

まさにその通りであり、お困りご近所の皆さんのご奮闘を期待します。

 

私の結論として、この番組が「難問解決」を目指した構成としては、これで良かったのだろうと思うものの、 核心部分が非科学的な説明に終始した点に猛省を促したいと思います。

かつて、平成13年5月21日、NHK「クローズアップ現代」で竹林の拡大問題を取り上げられた折もいくつかの問題があり、 そのことを各方面に訴えてきたのですが、またしても今回、このように批判しなければならないことをとても残念に思います。

 

 

 

 


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