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Channel: ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
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太陽光発電協会のQ&Aを見る。パネルの主成分はガラスを強調。ガラス以外の重金属が大問題なのに!  

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太陽光発電協会のQ&Aを丸のみして、太陽光パネルを売るアルバイトをしている脱原発市民の人がいました。「脱原発のために自然エネルギー」と騙されているわけですが、人間は自分が騙されているとは認めないものです。したがって簡単にステークホルダー化します。収入源になってしまうともう洗脳はなかなか解けないと思われます。利害関係者は自然エネルギーを検証しませんし、こちらの指摘に対し「間違い」とまで言い切る始末です。

原発政策に国民のほとんどが騙されてきた経緯を忘れたのでしょうか?それと同じことをさらに巧妙に、自然エネルギー分野で行っているのが今の再生可能エネルギー政策です。そしてそれを実行してるのは原子力ムラだという構造を読み解かなければ、いつかきた道をたどることになります。

私は昨年から太陽光パネルなど再生可能エネルギーの危険性をインターネット上で伝えてきましたが、国が検索をかけてチェックしたのかどうかわかりませんが新しい報告書が出ていました。

使用済再生可能エネルギー設備のリユース・リサイクル・適正処分に関する調査結果 平成26年3月環境省 経済産業省 です。(以下報告書とします)

太陽光発電協会もこの資料を見ろとQ&A冒頭にリンク先をあげていますが、この報告書ですら、中の都合が悪い部分はQ&Aに載せておらず完全に呆れました。

太陽光パネルは膨大な税金をつぎ込んで開発した高度な工業製品です。ですが危険な重金属が使用されていることを、関心のない人は一切知りません。

なのに太陽光発電協会のA2を見ると、何もわからない一般の素人に対して、太陽光パネルは「ほとんどガラスだ」と言ってるわけです。ガラス以外の金属が大問題なのに!

アメリカでは推進側でさえも、その製造から廃棄に至るまでの危険性を認めているというのに、日本の太陽光発電協会には呆れます。

【参考】 アメリカでは太陽光パネルの会社に成績表があった!ソーラースコアカードって?囚人労働って?

銀等 でごまかしています。大体「等」が出てくるときはあやしいんですよ。使用されている金属を全部書かなければ誠実とは言えないです。有毒な重金属を「等」でごまかしてはいけません。ざっくり金属という言い方をしてはいけないと思います。国の元の資料まで行って検証しながら読まない人や、安全バイアスがかかった人は、このQ&Aに騙される仕組み。

 

 はい、これも驚きました! 

公害原因物質として超有名な毒物、ヒ素が書いてありません!「等」でごまかし。  

報告書の中の太陽光発電設備の素材構成調査・含有量試験・溶出試験の結果を紹介します。この表をQ&Aにピックアップして載せるならまだわかりますが。なぜかA3ではページのみ紹介。

 

 

 

ヒ素がどのタイプのパネルにも入ってることがわかります。カドミウムも一部のパネルではありません。この表のデータも、サンプル検査ですので、すべてのメーカーを検査してるわけではありません。どの国のなんというメーカーかの記載もありません 。

この上の表の一番下の行には最も危険な化合物系のパネルのデータもありますが、これがどこのメーカーのものかわかりません。ファーストソーラー社かどうかもわかりません。

※北九州にはファーストソーラー社製のメガソーラーがあります。http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140317/340540/

仮に日本で発生した同社の廃太陽電池モジュールは、マレーシアのリサイクル工場で処理することが想定されている。

と、報告書の56pにファーストソーラー社の記載がありました。レアアースと同じようにまた、マレーシアに迷惑かけるんですね。 

【参考】 マレーシアのレアアース抽出工場〜ブキメラ放射能汚染「私たちは、涙がかれる程たくさん泣きました」

     市川定夫教授「マハティール氏が三菱系から沢山の選挙資金をもらってたから三菱化成を認めてしまった」

     採掘・製錬時に放射性物質を撒き散らすレアメタル・レアアースは自然エネルギーにも使われている事実

 

少なくともhttp://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/solar_power_survey/pdf/22-3.pdf の35p〜

この資源エネルギー庁のPDFでは太陽電池モジュールに含まれる有害懸念物質によるリスクを認めていますが、太陽光発電協会のQ&Aの中にはこのPDFの紹介はありません。

国が出している山のようにある報告書PDFの中でも、太陽光発電協会に都合が悪い報告書や、部分は紹介しないのだと感じました。

 使用済再生可能エネルギー設備のリユース・リサイクル・適正処分に関する調査結果 平成26年3月環境省 経済産業省  より

 

 

⇒処理方法の中の、精錬工程のことはなぜか無視されています。

報告書の中には以下のフローチャートもありました。

今現在はリサイクル技術が確立されていないので、中間処理業者に集まり、最後は最終処分業者と非鉄精錬業者によって処分されてしまっていることを図で示したものです。

 

 

このフローチャートも一見いいことしか書いていないので、報告書の文章中から気になるところを抜粋しておきます。

 

●中間処理業者・金属スクラップ業者での処理方法は引渡先である非鉄製錬業者等の引取条件次第かと推定される。

●建物解体業者に対するヒアリング調査によれば、今後、行政の解釈を求めたいが、現時点においては、太陽光発電設備は残存物品(建物に固定されておらず、所有者責任で廃棄が求められるもの)ではなく、産業廃棄物となる建築設備とみなされるものと考えている

●建物解体業者ルートでは残ったガラス・セルは、多くの場合、破砕され、埋立処分

●使用済太陽光発電設備の取外し作業のために発注者から受領した料金の平均は約 9万円であった。

●使用済太陽光発電設備の取外しの際に留意する点として、「安全管理(転落防止、感電防止等)」と回答した建物解体業者は約 8 割程度と多かった。

一方で、「有害物質の管理」と回答した建物解体業者は少なかった。

●非鉄製錬業者に対して、ヒアリング調査を実施し、使用済太陽光発電設備の取扱実態を整理した。業者によって違いが見られ、使用済太陽電池モジュールの処理実績のない業者と、前処理(焼却、破砕後)後、銅製錬炉に投入している業者が見られた。

 

つまり、放射性物質や、有毒物質の有無の確認をしたかどうかわからないまま、最後は業者任せで、破砕して埋めたり、炉で燃やしたりしているということです。

炉で燃やせば周辺大気に有毒PMが拡散しますし、埋めれば周辺土壌に有毒物質が溶出します。

どこの業者かもわかりません。

今後、仮にリサイクル技術が確立しても廃物、廃熱が出ることは同じです。


フローチャートを見るといかにも小さい字で最終的に再利用されてるように書いてあるのも巧妙です。廃棄物排出量の予測も、以前の経産省の報告書と比べると過小に見積もられています。太陽光発電協会のQ&Aも、経産省の報告書も、パネルを推進する方向でしか書かれていません。 

微量でも環境中に溶出、拡散すれば人体に悪影響を与えるのが、重金属の毒物です。公害の歴史を学んでいないのでしょうか?

 

http://www.sagasiki-kankyo.co.jp/jukinzoku/what/genin.html

 

パネルを購入する側の主婦が、科学の基礎知識がなく技術にも疎く、イメージやお得感でしか商品を買っていないことを利用して、太陽光発電協会はQ&Aで騙しているとしか思えません。

あたかも、車や冷蔵庫やテレビを買うように簡単に考えさせようとする騙しのテクニック。

テレビが何で出来てるか考えずにテレビを買うように、高額な太陽光パネルを補助金や、売電に釣られて勢いで買うのです。

使われている鉱物資源レアアースが精錬時に労働者を被曝させること、スズなどの紛争鉱物のことなど、都合の悪い事は一切書きません。

そういうことを調べもせず、太陽光発電協会のQ&Aを鵜呑みにする消費者。

今後、膨大で始末に負えない有害なパネル廃棄物が排出されます。今も、放射性物質が降り続く放射能汚染地域に20年以上屋外放置していたパネルは、産廃どころか放射性廃棄物です。

 

それは便利でお得で、最新式のステイタス感のある生活をしたいという人間の欲望と、企業の儲け主義の共同正犯という気がしています。

日本の経済的な繁栄は、電力会社やメーカーが今まで公害や労働災害を、隠して隠して成り立ってきたということが、福島原発事故後、より鮮明になってきたと思います。

 

「重箱の隅をつつくな」と、嫌がらせのコメントやメールがきて、面倒なのですべて閉鎖しました。

自分で調べて検証したまでのことです。みなさんも、面倒だけど経産省のHPにある官僚やシンクタンクが作ったいろんなPDFを読んでみてくださいね。

専門家でなくても調べてみることからすべては始まると私は思います。

 

ポイント 

重要な報告書などのPDFは、自分のパソコンに保存しておきましょう。

国はURLをコロコロ変えてきますので、リンクが切れることがよくあります。

PDF版→市民発電所はどこへいくのか ソーラー編 1
      市民発電所はどこへいくのか ソーラー編 2

ぶた子さんになってる人はいませんか?

 

 

 

 

 


原発事故直前から若い人たちを自然エネルギーに誘導し洗脳していた、環境NPO代表とプロパガンダ映画監督。

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この動画は2011年3月3日に作られています。福島原発事故前だということです。事故前から若い人向けにこういったトークをしていたんですね。

こういった話を聞いて脱原発の思いを持つ普通の市民たちは自然エネルギーに誘導されていきました。専門家ではない素人の自分が、原発をなくすには、専門家の飯田氏、調べて映画を作った鎌仲氏の言うことを聞いて運動するしかないと思わされたということです。

私は、311後に映画「ミツバチの〜」を見にいきました。当時はすっかり騙されて、感動して大泣きしてパンフレットまで買って帰りました。まさか、嘘を言ってるなんて全く思いませんでした。当時は飯田氏も鎌仲氏も原子力ムラと闘っていると思っていました。しかし、自然エネを自分で検証していくと、その嘘がわかるようになりました。 

トークの中から抜粋してその欺瞞を指摘し、画像で反論したいと思います。

10:20あたり

飯田:・・・太陽光を作るのに山手線の内側全部必要だって言うんですけど、そういう絵まで作ったりするんですよ。そうするとみなさん、まるでブルドーザーで山手線を全部焼け野原にしてそこに太陽光パネル作るかのような変な印象を受けて、やっぱり現実的じゃないね、というすごい印象操作されてるんですけど、でも太陽光って屋根とか壁とか使わない土地を探せばいいんです。

屋上とか壁とか太陽光の面積と土地の利用っていうのは全然コンフリクトしない。風力発電も根元まで田んぼとか麦わら作れますから、風力発電も実は土地と全然コンフリクトしない。・・・

 

(管理人より)今、個人の屋根や学校などいたるところにソーラーパネルが設置されています。さらに山も切り拓いてメガソーラーを自治体が作っています。ブルドーザーも十分入っています。ソーラーが作られてるのは空いた土地だけではありません。

http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/580169.pdf

https://twitter.com/LanciaStratosHF/status/458127855914741760

メガソーラーには除草剤を撒きますので、メガソーラーと農業は相容れないと思います。 

風車の下では怖くて農作業できませんし、大量のコンクリを打ち込んで作るのですから、田んぼや畑は土が命なので簡単に風車の足元に作物など作ることなどできません。風車の根元がオイル漏れで土や水が汚染されているニュースもあります。

風車のオイル漏れで、洋上なら海の汚染。山なら水源地の汚染。洗っても追加汚染、産廃でも汚染。

https://twitter.com/emoemorocka/status/465072108037349377 

 

http://www.ne.jp/asahi/seiwa/top/megasolar.html

こんなにたくさんの種類の除草剤。土地の利用とコンフリクトしまくりなんですけど・・・

http://www.hodogaya-agrotech.co.jp/sora.html

除草剤まかないとこうなる↓

 

https://twitter.com/grinpeace24/status/481396268262899713

学校で借りていた田んぼがメガソーラーになるなんて!! 


http://no-windfarm.net/

 

 

 

11:43あたり

飯田:・・・そこでまさに持続可能ということがすごく大事になる。エネルギーは出口としては自然エネルギーに転換する以外に持続的なエネルギーはない。

その中で風力発電というのは最も経済的にコストが安くて今世界的に爆発的に普及している技術のトレンドなので、日本だけ別の文明作るんだったら別ですけども、風力発電を増やすっていうのは今のエネルギーのトレンドでは大きな流れとしては日本もやるべきだと。ただしおっしゃるような問題、これはローカルの問題、地域の問題なので、それは進め方で解決できるんですね。 

司会:問題があることは事実なんですか? 

飯田:電磁波はちょっと別ですけど、低周波は科学的にどうなのかってことはまだ確かじゃないですね。低周波そのものを問題にするであれば、エコキュートとかいろいろあるのでゴニョゴニョ・・・ 

司会:プロペラの形で改善されると聞いたんですが・・

鎌仲:改善されたものが秋田で作られてますよね。 

飯田:ですからその問題と、エネルギーそのものが例えば、核廃棄物の問題であるとか地球温暖化の問題とか、より大きな人類の持続性に影響する問題と、そのローカルに解決できる問題とをちゃんと切り分けないと。

一番典型的なのが野鳥の問題なんですけども、これは例えばまずエネルギーごとに鳥に与える影響ゴニョゴニョ・・・

鳥が風力発電に当たると引きちぎられて、すごく残酷なイメージがあるじゃないですか。それに引きずられるんですけど、しかし、地球温暖化が起きたら化石燃料は地球温暖化と大気汚染によって、風力発電の何桁も大きく種そのものを殺してしまう。

あるいは原子力発電の放射能とか核廃棄物の問題、これも風力発電よりはるかに大きなリスクが、実は野鳥とか生態系にはあるのでそういうことをちゃんと客観的に見ないといけないですし。 

司会:一人をネチネチ殺す映画が嫌がられて、核兵器で一気に殺す映画は何も言われない 

 

風車もパネルも、発電装置は化石燃料を膨大に投入して作る工業製品で、設備寿命が約20年なので、持続可能でも何でもありません。トレンドとか軽いノリで導入されては困るのです。

外国で様々な問題が起きている発電技術を、小さな島国の日本に持ち込む必要はありません。英語で検索かければアメリカやヨーロッパなどの自然エネの問題が山のように出てきます。

「温暖化で地球が危ない!」っていうのは、情報弱者、科学の基礎知識がない人にとって最強の脅し文句です。

CO2地球温暖化説の誤りは世界中で指摘されています。CO2地球温暖化説は原発や自然エネを推進するためでした。

【参考】 Climategate事件と日本の報道機関の無能・・・

     拠りどころを失った温暖化対策法案 IPCC崩壊それでも25%を掲げ続けるのか 伊藤公紀

     地球温暖化詐欺 "The Great Global Warming Swindle"

 

ソーラーパネルや風車の発電装置は高度な工業製品です。資源採掘から製造、廃棄に至るライフサイクル全体で有毒物質で大気や土壌を汚染します。

本当は原発も自然エネも裏で繋がっているくせに、「原発ほど危険なものはない」と言って、それ以外の危険な発電技術をすべて免罪し、個人も企業も売電に狂ってる様に驚かされます。

原発も危ない、風力も危ない。どっちも危ない、健康被害もある。自然も生態系も破壊するんです。EPRも低い。

風力発電によって風車病で苦しむ人に、「地球温暖化防止のために耐えなさい、原発よりましだから我慢しろ」 と言うつもりでしょうか?

 

「お金が欲しい」という欲望は、強いバイアスとなってどんなにデータを見ても、その危険性がわからない。おそろしいことです。

バードストライクで死んでる鳥は少しではありません。鳥の行動を考えた場合、どの発電所より、風力発電によって死ぬ確率が高いことは発電所の形状からして明らかなのに。

http://www.wildlifeextra.com/go/news/bird-death-prosecution.html#cr   より

 「一方で、風力発電所の経営者に対して同様の告訴が行われていないのは不思議です。毎年、風力タービンで、ワシ、タカ、鳴禽など数十万羽の鳥が命を落としているにも関わらず、経営者は告発を免れています。これでは、あたかも二重基準が適用されているようです」。

 FWSの推定によると、2009年に風力タービンに巻き込まれて死んだ鳥は約44万羽にのぼる。風力発電所の立地や操業の方法が大幅に変更されない限り、国の意欲的な風力発電プロジェクトにより、こうした鳥の死は今後数年間で大幅に増加するだろう。

 調査によると、カリフォルニア州のある風力発電所では、2,000羽を超えるワシのほか数千羽の鳥が死んだことが推定されるが、これまでに、鳥類を保護する連邦法に違反した罪で告訴されたことはない。FWSは、現在、風力発電所の立地や操業に関する任意の(非強制的な)指針の制定を検討している。


残酷なイメージじゃなくて、残酷なんです。風車は。


以下は自然エネルギーのプロパガンダ映画です。環境NPOや、脱原発市民が頻繁に上映会を行っています。豪華なチラシが配られたりすることもあります。「明るいこと」を見せなきゃねと言いながら進められています。この段階で既に欺瞞です。原発事故後の一般市民の不安心理につけ込んでいるからです。

「勉強は嫌だけど映画なら」といったタイプの市民をターゲットにしているため、容易には洗脳が解けません。検証などしないからです。

自然エネルギーは既に国策、国家予算を食いつぶしています。設備寿命の短さや、危険性など国民に周知せず映画で洗脳。

儲かるのは原発企業と同系列の企業。財閥です。

原発をなくそうと思うのなら、原発も自然エネもNO!と真正面から訴える他に道はありません。


「ミツバチの羽音と地球の回転」
「シェーナウの想い」
「第4の革命」
「パワー・トゥ・ザ・ピープル」

「スライブ」

残念ですがこれらの映画を見て自然エネルギーを応援しても原発なくせません。


下水汚泥等の放射能濃度測定結果、ツネイシカムテックスの汚染廃棄物を使った人工砂200ベクレル

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国土交通省の下水汚泥等の放射能濃度測定結果 放射能測定結果一覧 平成26年度(H26.4.1〜H26.5.20)  ・PDF(836KB) PDF 

http://radiation7.blog.fc2.com/blog-entry-3971.html より汚染度の高い順に並べたもの

このPDFデータでは、下水汚泥と、脱水汚泥、焼却灰と、排ガス、放流水などが測定対象となっています。自治体によって書き方が違うので紛らわしいですが、下水汚泥を焼却した焼却灰というのが、放射能汚染が濃縮されて凄まじい値となっています。NDとなっている排ガス項目などは、環境省の検査方法や検出下限が緩く設定されているため出ないしくみ。

焼却場の排ガスに関しては以下当ブログの関連記事をご覧下さい。↓

ゴミ焼却施設の煙突から大気中に放射性物質が放出されている可能性について、三田茂医師も言及 

【知らない市民を騙すな】下水処理場やごみ焼却場の排ガス検査の不検出は信用できません!【ND詐欺】

燃やして減らせの鮫川村焼却炉も、郡山下水汚泥焼却施設も、空に毒を撒き散らす愚かな行為!

鮫川村焼却炉の排ガス検査、環境省は「セシウムが測定されない」測定方法だけしか認めない!

鮫川村の試験焼却の排ガスNDは本当か?樗木博一氏「排ガス中の放射性セシウムの測定法」動画

北九州市のごみ焼却工場の排ガスの検査に信頼性はあるのか?頻度・精度を検証する 

セメント工場周辺住民のみなさん必見!排ガスNDの謎はこうして解ける。ゴミ弁連会長 梶山正三弁護士

 

福島だけでなく関東も汚染されていることを示すデータです。この始末に負えない汚泥や焼却灰はいったいどこに持って行かれてるんでしょうか?

それからもう一つ 市会議員のブログ http://wredpowerppp.blog.fc2.com/blog-entry-636.html  より引用 

福山市で放射能含みの人工砂を? 2014.01.17

昨日、本日の2日間、日本共産党市議団で、埼玉県の寄居町に視察に行っておりました。
と言いますのは、福山市の産業廃棄物処理業者(株)ツネイシカムッテックスが、寄居町のヤマゼンを吸収合併し、ヤマゼンが行っていた一般廃棄物や産業廃棄物の燃えがらやがれきを焼成して、アークサンドと言う人工砂を作る事業を福山で行うということが、福山市議会、文教経済委員会に報告されたからです。

市の報告では、「アークサンドは、自然界の砂と同じ成分だ」と言うことでした。

また、「全国から排出する廃棄物を集積して焼成すると言うことですから、放射能汚染したがれきが入ってくるのではないか」との我が党の質問に対しての市の説明は「放射能汚染物質は搬入されません」ということでした。そこで、事業をすでに行っている寄居町に調査・視察に行ったのです。
(寄居町のツネイシカムテックス(旧ヤマゼン)の廃棄物処理工場は、立派な建屋で覆われています。住民の反対運動の成果です。福山のカムテックスは、処理機械がむき出しです。)

そしたら!結論から言って、アークサンド(焼成物)からは、放射線量200ベクレルが検出されているではありませんか!

アークサンド(焼成物)15%、山砂85%を混ぜて、埋め立て用の土砂として使用するのが用途だそうです。
85%も普通の砂を混ぜるわけですから、成分は普通の砂とほとんど変わらないでしょうね。

搬入された産業廃棄物には、2000ベクレルを越えるものもあるではありませんか!
(この2000ベクレル以上の数字は、寄居町で、産廃処分場の撤廃や監視活動を行っている運動団体の方が、搬入物のマニュフェストの公開を求め、そこからつくられた表から、抜粋しました…4月5日 加筆)

「放射能はありません」なんて!福山市は、何を根拠に言うのでしょう。業者のいいなりですか?

寄居町にある埼玉環境整備センターは、現在、廃棄物のリサイクル企業が9社操業しています。この地に廃棄物の埋立処分場が来る話が持ち上がった時、機動隊も出動する住民の激しい反対運動が10年間にわたり展開された経緯があるそうです。(環境を守る運動をしている方と交流しました。)

そして、県・町、住民と企業との間で、公害防止協定が結ばれ、現在も週に1回、住民の立ち入り調査が行われています。
(町役場内には、資源循環工場の環境調査の結果が公示されています。)

ツネイシカムテックスは、「寄居町に持ち込めない廃棄物を福山でやる」と言ったのです!(ヤマゼンの説明員さんがそう言ったのです!)

福山市民に環境悪化を押し付けることを福山市は、何とも思わないのでしょうか!福山市は、完全に馬鹿にされています?
ツネイシカムテックスが、今後福山で行おうとしている事業や、今回の調査を、急いで市民のみなさんに知らせ、寄居町でダメなものは、福山でもダメ!と、がんばらなくては!!! 

産廃処理業者が関東の汚染された産廃の燃え殻やがれきなどを西日本に運んで燃やすということです。下水汚泥もあるかもしれません。

震災がれきを超える汚染濃度の焼却灰がリサイクルで産廃業者に流れていますね。

福山市のツネイシカムテックスについて調べてみました。

ツネイシカムテックス株式会社 

あらゆるものを燃やしています。 

業界最大規模の受け入れ態勢 

http://www.tsuneishi-g.jp/dbook/2014j/top.html より

 

お決まりの「無害化処理」。無害化してないです。こうして関東のごみ焼却灰などの放射性廃棄物が再生利用の名目で拡散していきます。福山、北九州、セメント工場のある地域は可能性が高いです。

下水汚泥もあるかもしれません。

本当は放射性廃棄物は集中管理が原則なのに、そういった真っ当な世論が潰されるのは、焼却炉利権、廃棄物利権、再エネ利権、復興利権が入り組んでるから。

「放射性廃棄物は集中管理」というのは、廃棄物=商品とする企業にとっては、最も困る論調でしょう。


そこで「燃やす行為は危険だ」ということを山本節子さんの勉強会資料からおさらいしておきたいと思います。 ↓

 ここから

焼却炉は危険です。法律上も有害物質発生装置と位置づけられています。

焼却炉はダイオキシン類、有害重金属類、酸性ガス類、粒子状物質(SPM、PM2.5等)、揮発性有機化合物等、多種の有毒物質を排出。

日本はダイオキシン特措法とごみ処理広域化計画で、全量焼却の道を選んだ。海外は実質禁止。 

ごみ焼却炉は化学反応釜。雑多な物質を高温と酸化作用で破壊・微小化する装置です。

内部では無数の化学反応が連続的に起きており、この過程で大量の有害物質が誕生しています。

解明されている物質はほんの一部。重金属類などの元素は燃やしても消えるわけではなく、微小な形になって人体に吸収されます。 

 

【焼却炉の副産物には必ず有害重金属が存在し、飛灰にはさらに高濃度で存在】 

●水銀〜水俣病原因物質 沸点356.7℃ 

●鉛〜鉛蓄電池、塗料、はんだ、チューブ、水道管等 沸点1750℃ 

●カドミウム〜顔料、電池等 イタイイタイ病原因物質 沸点764.3℃ 

●アルミニウム〜沸点2486℃ 

 

【酸性ガス類】〜亜硫酸ガス、塩化水素 

焼却炉からは毒ガス原料でもある有害ガスが大量に発生しており本来なら防護マスクが必要な職場だが作業員の安全はほとんど無視されている。焼却処理施設や周辺施設の劣化、周辺の樹木の黄変、枯死、金属のサビ等も酸性ガスが関係。人体も同じような被害を受けている。 

【PM】〜大気中に浮遊する百万分の一?単位の微小物質。

汚染物質が付着することが多く海外では死亡率に直結する大気汚染物質として注意報が出されている。焼却炉はPM2.5の発生源。(日本はディーゼル排ガスだけを危険視)

放射性物質もPMに付着し体内に取り込まれる。ナノレベルのPMも存在する。 

【焼却炉にまつわる嘘】 

●「煙突から出るのは水蒸気だけ」⇒未知の物質は垂れ流し、バグフィルターは気体は捉えられない。放射能99.9%捕捉は嘘。 

●「基準値以下」⇒ほとんどが規制値ではなく、環境基準。測定は通知してから。 

●「安全」⇒火災・爆発・浪費事故多発。緊急時蒸気排出弁の存在。 

●「排水は循環利用」⇒未処理で公共下水道へ流されている。 

●「衛生的」⇒毒ガス生成施設。子供たちを社会見学に行かせてはならない。 

●「焼却炉ゴミ処理コストは安い」⇒そこから出てくる廃棄物をコスト計算に入れていない。原発と同じ。焼却炉そのものが巨大な産廃に

 

例) http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201403/0006800540.shtml より     (例は管理人補足)

老朽ごみ処理場”放置”解体には数億円 西宮 (神戸新聞 2013/3/23)

施設の老朽化で2012年7月末に稼働停止した兵庫県西宮市のごみ焼却施設「西部工場」(浜松原町)が解体されず、放置された状態になっている。解体費用が数億円と高額な上、南海地震の浸水想定区域に指定されたため、跡地利用が決まらない。総務省によると、こうした不用な廃棄物処理施設は全国に538件あり、多くの自治体が対処に頭を抱えている。(斉藤絵美) 

阪神今津駅から南へ約700メートル。工場や商業施設などが立ち並ぶ中、工場の門扉は閉ざされ、高くそびえる煙突が目につく。

1912(大正元)年に廃棄物処理場として整備され、第2次世界大戦や数々の災害などで一時停止したこともあったが、操業を続け、現存の工場は83年に稼働した。可燃ごみを焼却する施設として、2011年度には年間3万2526トンを処理した。老朽化が進み、代替施設として鳴尾浜に東部総合処理センターが完成した12年、役目を終えた。

市施設整備課によると、解体にはダイオキシン対策などが不可欠で8億円以上の費用がかかる可能性がある。さらに、新施設への建て替えであれば国から多額の財政措置があるが、更地にする場合は市の負担が大きくなる。

また、敷地内の調査ではダイオキシンなどの土壌汚染は確認されなかったが、建屋内は未調査のまま。川沿いに立ち南海地震で津波が発生した場合、浸水の深さが1〜2メートルとなると想定されているため、防災公園などにも適さない。

同課は14年度予算案で640万円を計上。コンサルタントとともに解体方法などについて探る方針で、「耐震性も低く、防災面でも早く対策をとらないといけない。跡地利用と財源について、できるだけ早く検討に入りたい」としている。

      ◇      ◇

 【公共施設の解体】総務省が昨年9月に実施した調査では、解体撤去の意向がある施設は全国で1万2251件に上る。公営住宅の2810件が最多で、廃棄物処理施設は538件。一方、解体費用の概算は全体で4039億円だが、廃棄物処理施設はその3割の1170億円を占める。高度経済成長期に整備された公共施設は全国的に老朽化する時期を迎える一方、人口の減少などで需要がなくなっている施設も多いという。 

 

 

【焼却炉の困った副産物〜有毒物質「灰」】  

焼却灰・汚泥焼却灰には有害物質が高濃度に濃縮される。  

飛灰は底灰より毒性がはるかに強く処理コストも高い。日本では飛灰処理コストを削減する為、底灰と飛灰を高温で溶融固化し路盤材やコンクリートへの再利用を義務付ける通達行政「ごみ処理広域化計画を実施。 

具体的にはガス化溶融炉、灰溶融炉導入を義務付け。ごみ発電を奨励。後に「循環型社会形成推進基本法」で合法化。全産業がこれを歓迎。「すべてを燃やし固める」が日本のゴミ処理の基本となった。311後がれき広域処理で汚染の全国拡散につながる。 

エコセメントなどの灰の再利用品は品質が悪く有害物質も出ている。これを使用すると必ず将来の二次汚染につながる。 

 

【焼却炉ができるとこんな有害廃棄物が押し寄せる】  

●PCB・PCB汚染物質 

●ばいじん、焼却灰(ダイオキシン類) 

●廃油・e-waste・シュレッダーダスト 

●混合建設廃棄物(アスベスト類) 

●バッテリー(鉛・カドミウム) 

●蛍光灯(ハロゲン・ネオン・水銀) 

●下水汚泥、感染性廃棄物 

●原発解体廃棄物 

●がれき・高レベル放射性廃棄物

●低レベル放射性廃棄物

  

【動画】焼却により発生する微粒子(PM)の危険性-汚染ガレキは燃してはならない

  

 

 ここまで

 

今後、北九州市に押し寄せてくる可能性のある廃棄物。

●福島県の除染廃棄物(がれき以上に放射能汚染されている)  http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20140326000134

●使用済み太陽光パネルのゴミ(鉛、ヒ素、カドミウムなど) http://www.shinryo-gr.com/20130222.html/ 

 

東芝、ブルガリアに原発納入へ 原発メーカー東芝は再エネが増えても原発やめる気ありません。

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http://mainichi.jp/select/news/20140703k0000e020193000c.html

 

原発事故の後始末も出来ていないというのに、他国に原発を売るなんて、メーカーというのはなんて恥知らずなのかと思います。企業というものは儲けることしか考えてないわけです。

日本の原発建設は三菱・日立・東芝のわずか三社によってそのほとんどが担われています。そこで東芝の目指す送電網スマートグリッドに関する資料を読んでみます。

http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2011/12/66_12pdf/a02.pdf

新時代の電力インフラを支えるスマートグリッド技術と東芝の取組み(2011)

この資料には再生可能エネルギーをバンバン増やしてスマートグリッドを構築したとしても、原発なくすなんて一つも書いてありません。メーカー東芝は原発やめるつもりなんかないということです。

外国にも原発を売り、日本でも諦めていません。

上のスマートグリッドの図の中の基幹電力系統というところにちゃんと原発が入っています。(赤囲み)

再エネが原発を補完してることがわかると思います。

この資料を読むと、太陽光パネルだけでなく風力、地熱、スマートメーターや蓄電池など、原発メーカー東芝の再エネ関連製品を大量に販売するために再エネを国策化したんだということがよくわかります。

要はこれらの工業製品を継続的に全国に売りさばいていきたいということ。

http://www.toshiba-smartcommunity.com/JP/smart-grid/battery

http://www.toshiba.co.jp/sis/h-solar/powerful/secret/index_j.htm

 

http://www.toshiba-smartcommunity.com/JP/smart-grid/smart-metter

 

 

なんという我田引水!隅から隅までずずずいと再エネ利権で儲けていこうという魂胆見え見えです。そもそも利潤第一の企業が、最も利益の多い原子力部門をやめるはずがないのです。

経産省のスマートグリッドの図です。原発もしっかり入っていますし、危険な電波を一日中飛ばしまくるスマートメーターも入っています。

これは、再生可能エネルギーを推進していくと、大量の蓄電池やスマートメーターが必要不可欠になるばかりか、原発を温存させてしまうという近未来の日本の姿です。

家庭用太陽光パネルを販売する業者や、生協で自然エネルギーを推進する脱原発市民はこのことを知っているのでしょうか?

原発推進者で、自宅に太陽光パネルをのせて売電もして儲けたいと言う人間のほうが、悲しいですが実は整合性が取れています。

 

 

国策でスマートグリッドとエネルギーベストミックスをやることになれば、東芝はいろんな分野で、ず〜っと新規に大量の受注が見込めますよね。再エネは超おいしい事業。

にも関わらず、「原発なくしたい」という脱原発の普通の市民の皆さんは、単純にイメージで「再生可能エネルギーが増えれば原発なくせる!」と信じています。 

いかにも再エネが脱原発につながる、過渡期に必要などと嘘を言って回る市民や政党や環境NPOも問題ですが、調べもせず盲信する市民もよくないと思います。

太陽光パネルを持っていない市民にも再エネ賦課金は押し付けられるし、さらに、危険なスマートメーターの設置も押し付けられる。

こんなこと、理不尽極まりないです。

 

巨大な送電網というインフラを国策で変えていこうというのですから、膨大な国費が使われ、そのつけが全部市民に回ってくるのです。

以前、地デジに切り替わる際に、皆がデジタルテレビに買い換えさせられました。あのさらに巨大なバージョンです。

既存のもので十分なのに、新規で再エネ関連の工業製品(パネル、パワコン、蓄電池、スマートメーターなど)を製造して、国中で買い替えさせる仕組みを作るのは、大きい意味で化石燃料の浪費、国費の浪費なんです。

太陽光パネルいりません、スマートメーターもいりません、前のままでいい、買い換えたくない、あるいは買えないといった市民の声が無視されている状況です。 

既存火力と水力で電気は足りていますので、原発も再エネもいりません。余分な工業製品を作ってこれ以上環境を破壊する必要はありません。

http://nanohana.me/?p=12864 より

 

 

生活クラブ群馬Q&A 1〜6 生活クラブは情報公開していません。組合員のみの限定公開ってなぜ?? その5

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(管理人より) 

元生活クラブ組合員として、今の生活クラブに対する疑問点を自分のブログで追求してきましたが、先日ブログにアップした公開質問状の回答(文書の現物を画像処理したもの)を削除しろという生活クラブからの要請がありました。公開質問状なので公開が前提なのにおかしな話です。

組合員のみの限定公開だからだそうですが、訳がわかりません。よほど隠したい内容なのかとすら思えます。

そこで、公開質問状に対する回答を回答ごとに一つ一つ内容を検証・分析することにしました。

 

質問1 生活クラブは「脱原発社会をめざし」多くの国民とともに運動を行ってきました。現在国内に全ての原発は停止しています。しかし、政府と電力会社は再稼働を狙っています。その理由は「電力会社が潰れてしまう」からと言っています。政府が再稼働する理由をどう評価していますか?

回答1 ・生活クラブはこれまで一貫して原発の再稼働に反対してきました。これまでの社会のエネルギー消費の在り方を反省して生活を見直し、省エネなど消費量全体を減らす努力と再生可能エネルギーの大胆な普及拡大により原発に頼らない社会をめざしています。

 太陽光パネルや風車のエネルギー源は太陽や風ですが、発電設備は高度な工業製品です。資源採掘から製造、運用、廃棄に至るまでのエネルギー消費は膨大ですので、エネルギー消費全体を減らすことにはなりません。再生可能エネルギーが普及拡大すると、余分な付帯設備が追加されるのでエネルギー消費が増え、原発システムを補完することになります。「再生可能エネルギー拡大で原発に頼らない」というのは気持ちの問題で、なんの根拠や裏付けもありません。

 

質問2 原発がなくても電気は足りていると思いますが、今必要なのは原発以外の既存の発電設備をどれだけ効率よく運用するかが問われていると思います。なぜ今新たな発電設備が必要なのでしょうか?

 

回答2 ・説明会でもお話しましたが、電気は足りているという見方に「今日現在だけでなく、来年や数年後はどうか」という視点を加えたいと思います。原発や寿命の近づく火力設備は再生可能エネルギーの発電所に置き換えていく必要があります。それを原発が止まってる今、急ぎ進めるべきだと考えます。

  ・現在、原発以外で稼働中の既存の発電設備はその大半が化石燃料依存の火力発電所です。効率の良し悪しにかかわらず「炊き増し」 と呼ばれる長時間運転が行われることでCO2排出量は急増します。とくに火力の新増設計画では燃料費が比較的優位な石炭に関心が集まっており、これまでの温室効果ガス削減努力と国際公約を無に帰しかねません。

福島原発事故で市民は深い悲しみと衝撃を受けました。そのことを利用して組合員に対し、未来はどうあるべきかについて急いで結論を出すように焦らせて誘導することは生協のすべきことではありません。「原発を再生可能エネルギーに置き換える」ことが果たして必要かどうか、組合員が自分でじっくり調べたり考えることをさせないように仕向けているとしか思えません。さらに問題を「数年後の話」にすり替えるのも近視眼的です。

全ての原発は必ず同じ出力の火力発電(バックアップ発電)設備とセットになっています。そして不安定電力であるメガソーラーも火力のバックアップ発電が不可欠です。

予測不能な風力や太陽光発電に備えて火力が常時ガバナフリー運転(アイドリング)をしています。現在の電力網で処理できる限界は全体の10〜20%。従ってパネルや風車がいくら増えても火力を減らすことは不可能です。むしろ火力発電を増やさなければいけなくなり、常にアイドリング状態なので結局、化石燃料が無駄になります。

「原発なしで石炭を燃やす量が増えた⇒パネルや風車で火力が減らせる」というのはまったくの誤りです。下の経産省の資料にもガバナフリー運転の記載があります。

経産省資料 http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90126a12j.pdf

温室効果ガスのことを言うなら、太陽光パネル、風車は製造する際に膨大なエネルギーを使い、温室効果ガスを排出しています。運転時だけに着目するのはごまかしです。さらに、今国際的にも、Co2地球温暖化説の誤りが指摘され、温暖化対策という国家的詐欺だと皆が気づき始めています。 もう地球温暖化説を脅しには使えません。

Climategate事件 拠りどころを失った温暖化対策法案  IPCC崩壊 それでも25%を掲げ続けるのか 

クライメイト・ゲート https://www.youtube.com/playlist?list=PLC909EFF295B677AC

 

 

 

質問3「生産者とともに再生可能エネルギー事業」の「生産者とともに」とはどういう意味ですか?具体的に説明してください。

 

回答3・生活クラブでは地域の提携生産者に電源計画への自主的参画を呼び掛け、共に考え、共に行動する中で実現をめざしています。 

  ・個々の生産者はもとより、「まるごと栃木提携産地協議会」や「生活クラブ地域親生会」などの団体単位でも賛意をいただき、機会あるごとに意見交換等に加わっていただいています。

「自主的参画を呼びかける」というのは、「強制」と同じです。自主的なら呼びかけなくても参加するわけですから。生産者は、生産することが専門ですので、送電・配電の基礎知識やエネルギー問題を近未来を見据えて概括的に判断する力があるかどうかはわかりません。生活クラブ主催の講演会や学習会に参加しても、自然エネ導入に都合のいい内容の話しか聞かされません。

質問4 「生産者」は事業資金の出資者、資金の貸主であること以外にどのような活動を予定していますか?

回答4 ・参画を表明された生産者の方々には各々が可能な範囲で、発電事業会社の運営協議に参加していただいたり、稼働後の経営点検にタッチしていただく計画です。

エネルギー問題に関する基礎知識がないままに、資金を出資させてしまえば生産者は再エネの利害関係者になり再エネの本質的な問題は考えなくなります。自然エネで被害者が出た場合、加害者側に引き込むことで苦情を封じる手法。

質問5 「エネルギー事業へ市民が民主的に参加する仕組みを作ります」と言われていますが、「民主的」とは具体的に何をすることですか?どのようなしくみですか?

回答5 ・国のエネルギー政策と制度には現在、独占により必要な情報の公開範囲が限られていたり、最終利用者の市民には電源を選択する道がないなど重大な問題があります。

    ・市民発のエネルギー事業を進める中で、これらの問題の根本的な解消をめざします。生活クラブの取組みがひとつのモデルになればと期待します。

エネルギー政策が情報公開されていないと言いながら、生活クラブ自体が、公平な発電所づくりに関する情報を組合員に出していない実態が明らかになりました。組合員には「原発も自然エネルギーもいらない」という選択肢が与えられていないのはまさに矛盾です。市民発のエネルギー事業ではなく、中身は国策に沿ったエネルギー事業であり、反対する組合員の声が潰されている状況は、到底「民主的」とは言えないものです。

質問6 2014年度に3ヶ所のメガソーラー、風力発電所が計画されていますが、今後の予定はどうなっていますか?

回答6 ・複数の生産者から電源開発についてお問い合わせまたはご相談をいただいています。具体的な動きについては生活クラブにおける今後の政策議論と可能性調査の結果によります。

 

生活クラブ連合会 のHP   http://seikatsuclub.coop/coop/press/20140625a.html  プレスリリース より

【2014年度に建設する再生可能エネルギー発電所】
・生活クラブSOLAR 群馬発電所(群馬県前橋市 1,460kW)
・生活クラブSOLAR 栃木発電所(栃木県那須塩原市 1,600kW)
・厚田「風力協同計画」(北海道石狩市 4,000kW)

生活クラブ自体がもっと詳しく情報公開して欲しいと思います。以下生活クラブのチラシより抜粋。赤枠は管理人強調。

 

●生活クラブSOLAR 群馬発電所 (仮称)

生活クラブ群馬のHPにありません。フェイスブックにもありません。 http://gunma.seikatsuclub.coop/news/

公開質問状の回答を出すなというくらい、情報が公開されていないようです。ネットで検索しても出てきません。

よって私のブログから 

 

生活クラブは東電から太陽光発電普及の助成金をもらっていた事実。生活クラブSOLARは欺瞞だらけ。その1 東電と国が生活クラブや環境NPOに助成金をばらまいたのは、自然エネで原発を補完するためだった!その2 建設中の生活クラブメガソーラー(群馬)を画像で見る。フェンスに3重有刺鉄線。えぐり取られた山裾。その3 生活クラブ群馬組合員の生活クラブ群馬への質問状と回答。自然エネ反対の声が大きくなっています!その4


●生活クラブSOLAR 栃木発電所 (仮称)

こんな大きなお金が動く事業なのに、ネット上に一切資料が上がってない。

生活クラブ栃木のHPにもありません http://tochigi.seikatsuclub.coop/news/

 

●厚田風力協同計画  (仮称)

厚田風力発電をすすめているのは北海道グリーンファンド

市民風車ファンド2014石狩厚田 http://www.greenfund.jp/fund/ishikari/#anc03

つい先日行政処分を受けた「おひさまエネルギーファンド株式会社」との関連 http://www.greenfund.jp/fund/gotouchi/

北海道グリーンファンド理事長の 鈴木亨氏は  生活クラブ東京の職員⇒元生活クラブ北海道の職員 http://tokyo.seikatsuclub.coop/life/envi_03.html

北海道グリーンファンドのリンク http://www.h-greenfund.jp/link/link.html   ⇒生活クラブとISEPのつながりが見て取れます。

 

生活クラブ風車 NEWS 発行 2014.2.15 一般社団法人グリーンファンド秋田 より

 

鈴木亨氏 http://morinooto.jp/ecoloco-essay/hgreenfund/  インタビューより

「・・・私は、それまでの抵抗型反原発運動から、電気の共同購入や市民風車の建設など、新しいオルタナティブ型の活動にシフト・・・」

「私が市民風車に注目したのは、3つの理由があります。一つは風車がとてもシンボリックな存在で、風を受けてクルクルと回っている姿は、社会連帯の象徴としてわかりやすいから。また、風力発電は自然エネルギーの中では設備稼働率も発電効率も高く、経済性が見込めます。そして、発電量が大きく、エネルギーシステムを変革する手段として社会的なインパクトが見込めるからです。」

「自然エネルギーはこれまでの大規模集中型のエネルギーと異なり、小規模分散型のエネルギーです。各地にたくさんの自然エネルギーがつくられるようになると、そのぶん、たくさんの問題が起きてくると思います。太陽光発電ならば電磁波問題、風力発電ならば騒音や低周波の問題というように。その時に大切なのが、地域住民が主体となって、市民参加型で問題解決に取り組んでいく、ということです。自然エネルギーであっても、人間が生きてエネルギーを使う以上は、必ず環境に負荷をかけます。問題の程度、持続可能性、問題解決策など、いろんな角度で、市民参加型で議論をしていくことが大切です」

 

驚くような理由で風車を進めていますね。イメージと経済だけ!!!

しかも問題が起きることを想定して進めて、市民に解決させるとは!!!加害者側に引きずり込んでの口封じ。

市民全員のいのちと健康を守る視点、危険ではないか、資源や国費が浪費しないかどうかという、エネルギー政策に必要な視点を持ってない人が全国で風車を作って回ってる事実に驚きました。 

このブログをご覧下さい。吹かれてたまるか 石狩の風力発電を考える 

厚田風車もひどい状況ですね。渡り鳥がたくさん飛来する場所に風車をたてる愚かさを、市民は気づかないといけないと思います。

厚田風車 住民に工事予定の説明

契約を交わすなどと おくびにも出さず コッソリ締結 

おひさまファンドと 北海道グリーンファンドの関係

市民風車と名乗りながら 市民をダマす会社

悪徳商法 北海道グリーンファンド 厚田市民風力発電  より抜粋転載

北海道グリーンファンドは 厚田市民風力発電に関してファンドを募集しています。 一般市民から資金を提供してもらって建設資金に回そうという魂胆です。魂胆が悪ければ企画と言うほうがいいのでしょうか。

所詮カネ集めのいいわけです。今時の超低金利の時代に 銀行利息の100倍以上の高利回りです。 私だってカネに余裕があれば応募したいくらいですが、分けのわからない巨大風車を建てられてはたまったものではありませんので、そんなインチキファンドには 投資は出来ません。 ハイリスクハイリターンということでしょうか。   こうやってグリーンファンドは 生協のオバちゃんたちを丸め込んでカネを集めます 自然保護協会の会員の方も騙されて出資してしまった方も少なくありません

住民説明会資料 ⇒ http://www.city.ishikari.hokkaido.jp/content/000037093.pdf

 

 https://docs.google.com/file/d/0B4qkyy8YwOsfa09VaDduSEg3SDA/edit   漫画ダウンロード

http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/7d792b654b9ae2d553b55a8bcc5fb443  チラシや漫画はこちらにもあります。 

 

組合員、住民から反対の声が上がってることを一切書いていないニュース記事↓

生活クラブ、メガソーラー建設し新電力に参入、将来的に組合員にも電力販売 金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所 2014/06/30 10:31 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140630/361805/   生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(東京都新宿区、以下、生活クラブ)は6月23日、新電力(PPS)「株式会社 生活クラブエナジー」を設立することを第25回通常総会で決定した。今年10月に設立する予定で、再生可能エネルギーを調達し、生活クラブの事業所や提携する生産者に電力を供給する。

 2014年度には、関連会社で鶏卵を生産する、生活クラブたまご(埼玉県深谷市)の遊休地を活用した2カ所のメガソーラー(大規模太陽光発電所)と、市民団体と連携した1カ所の風力発電所を建設し、将来的に生活クラブエナジーに電力を販売する。

 建設するメガソーラーは、「生活クラブSOLAR 栃木発電所」(出力1.6MW)と「生活クラブSOLAR 群馬発電所」(出力1.46MW)。前者は、栃木県那須塩原市に今年11月に完成する予定。後者は、栃木県前橋市に建設し、2015年1月の竣工する計画だ。また、市民団体と連携し、北海道石狩市に出力4MWの風力発電所を建設し、今年12月に運転開始する計画だ。生活クラブは、すでに埼玉県飯能市の物流拠点に770kWの太陽光発電所を稼働しており、こちらの発電電力を生活クラブエナジーに販売することも検討する。

 生活クラブエナジーは、新電力として一般電気事業者の送配電網を使って電力を調達し、販売するため、電力の需要と供給を30分ごとに同時同量に保つ必要がある。この需給調整は、当初はほかの新電力と連携するバランシンググループの仕組みで達成する予定だが、将来的には、単独で同時同量を達成することも検討する。さらに2016年に電力小売りが全面自由化された際には、組合員宅に電力を販売するとともに、組合員宅に設置した太陽光発電設備から電力を買い取る仕組みも準備を進めている。


北九州市PCB廃棄物処理上積み問題(7) 7/7(月)エコタウン事業を知る会 北九州市役所、JESCOへの取材報告

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北九州市PCB廃棄物処理上積み問題(7) 7/7(月)エコタウン事業を知る会 北九州市役所、JESCOへの取材報告 

問い合わせ  kitakyu.mamoru@gmail.com

エコタウン事業を知る会 http://ameblo.jp/kitakyu-mamoru/entry-11878736298.html

中間貯蔵、国の特殊会社が運営 法改正で県外最終処分明記

http://www.47news.jp/feature/kyodo/news05/2014/03/post-9029.html

東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設をめぐり、政府は26日、国の特殊会社「日本環境安全事業」(JESCO)の関連法を改正し、同社が施設の運営を担当、汚染廃棄物を30年以内に福島県外で最終処分すると明記する方針を固めた。福島側の中間貯蔵施設受け入れを前提に、今国会中にも改正案を提出する。

石原環境相と根本復興相は27日、福島市で佐藤県知事らと会談し、福島側の見直し要請に応じて新たに作成した建設計画を提示する予定。

中間貯蔵施設をめぐっては、双葉、大熊2町など候補地では不信感が強く、福島県は県外最終処分の法制化を要求していた。(2014年3月26日) 

(管理人より)

北九州市周辺のみなさん、北九州市の風下に位置する自治体にお住まいの皆さん。今、北九州市で行われているエコタウン事業について一緒に勉強しませんか?

今、北九州はこういう状況になっています。

?JESCO除染廃棄物受け入れ問題

小倉タイムス6月21日号より転載

PCBの次は中間貯蔵施設『運営にJESCO浮上 すでに調査業務着手済み』 

 石原伸輝環境大臣が6月15日に「最後は金目でしょ」と、翌日謝罪した、東京電力福島第1原発事故に伴う汚染土などを保管する中間貯蔵施設建設問題だが、その施設運営主体に浮上しているのが、あの日本環境安全事業株式会社(JESCO)だ。

北九州市若松区を含む全国5か所でPCB廃棄物処理事業を展開する国策会社。環境省は5月末から6月15日まで、高濃度の放射性廃棄物を集中的に貯蔵する施設建設について、その建設候補先の福島県双葉町と大熊町の地元住民に説明会を実地。

配布された資料「中間貯蔵施設に係る土地への対応、生活再建、地域振興策等について」の中で、「PCB廃棄物の処理に実績にある同社がく国等の委託により中間貯蔵に係る事業を実施出来るようにし、会社の名称も『中間貯蔵施設』を位置づけたものに変更したいと考えています」と明記した。

 JESCO東京本社経営企画課は「中間貯蔵施設のことは新聞報道程度しか情報がない。正式に国から話はない。仮に中間貯蔵施設の話があっても、PCB処理とは別のもの。若松区のPCB処理工場で中間貯蔵事業をすることはない」と本紙の電話取材に話した。

 同課によれば、環境省が行っている中間貯蔵施設についての検討会や先日行われた地元説明会にも一切、JESCOは参加していないという。一方で、JESCOは、放射性廃棄物や中間貯蔵施設に関する調査業務を2年前の2012年7月から5回、公募している。

 最初の業務名は「放射性廃棄物の処分施設等に関する国外文献の和訳業務」、12年8月には「中間貯蔵事業に関する基礎的資料等の整理・作成業務」、13年6月は「中間貯蔵施設における操業上の技術的課題の抽出・関連データ収集及び体系的整理業務」、14年1月は「中間貯蔵事業の発注方法等に関する検討業務」、同年5月に「中間貯蔵施設に係る管理システム等の技術的事項に関する検討業務」。

 JESCOはPCB廃棄物処理事業に特化した国策会社ではなかったのか。もちろんPCB処理が第1の目的ではあるが、それ以外に、会社定款(2004年3月24日認可)に記載している「環境の保全に関する情報又は技術的知識を提供する事業」が、今回の調査業務の根拠になるという。しかし定款の「目的」には「放射性」といった文言は一切出てこない。しかも公募した調査業務は中間貯蔵事業に対してかなり具体的で、同事業を行うことが前提のようにも受け取れる内容。

 経営企画課は「(調査業務を始めた)理由は、中間貯蔵事業を実施することを想定し検討するため」と話した。

2年前の2012年からということは、北九州市が災害廃棄物の広域処理に関する業務をしている時期とちょうどと重なります。

震災がれき広域処理の話が押しすすめられている水面下では、すでに除染廃棄物中間貯蔵施設(=最終処分場)の話が行われていたことになるというなんとも恐ろしい話です。

放射能汚染を免れた九州の地において高濃度放射性廃棄物の最終処理なんてとんでもありません。

国から処理要請が北九州に来る前に、市民一人ひとりができることを一緒に考えましょう。

放射性廃棄物は、高濃度汚染地域に無人エリアを作って集中管理させるという原則はどこにいってしまったのでしょうか?

 

?響灘東地区処分場整備事業

「北九州市では、廃棄物の減量化、資源化に努めていますが、市民生活や市内企業の経済活動を支えていくためには、長期にわたり安定的な廃棄物処分場を確保する必要があります」と書かれています。

まさに北九州は廃棄物=商品の街だということです。

 

?北九州市地域エネルギー拠点化推進事業

http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kankyou/00200086.html

http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000165125.pdf

洋上に70基もの洋巨大風車を設置ししようとしています。狂気の沙汰!風力以外にも、ゴミ発電、火力発電などやりたい放題です。

 

 

これから先、響灘の生態系、周辺に住む人たちの健康は守れるのでしょうか?

日本列島は台風の通り道。自然災害は想定しなければならない国なのに、国中にメガソーラーがある異常事態。

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最大と言われた台風8号がようやく日本を通り抜けましたが、梅雨前線を刺激して土石流などの水の被害が起きています。私はツイッターで、台風などによるソーラーパネルの危険性をずっと指摘してきました。原発推進派もソーラーの脆弱性を指摘しています。しかしパネル推進の脱原発市民と、パネルの持ち主などの利害関係者は、見たくない事実のようです。

過去記事↓

台風の前に周辺のソーラーをチェック!あのちゃんの漫画チラシ ソーラー編 太陽光発電のヒミツ 自然災害で太陽光パネルはあっという間にゴミになる。それなのに何故「災害時のため」のメガソーラー? 太陽光パネルは安全だと思ってる方へ見て欲しい情報(2)台風・竜巻でパネルはぶっ飛んでいます! 

 

今回の台風8号でどのような被害があったかは、報道があるまではまだわかりませんが、ここで改めてネット上にある過去の台風・豪雪などの自然災害による被害画像を、しつこく集めてみます。

宮崎県豪雨で被災したメガソーラの状況 http://engawa.kakaku.com/userbbs/1092/ThreadID=1092-2435/    より

 

 

http://www.arc-eco.co.jp/solar_demerit/ より

 

 http://www.bigstreet.jp/contract/case.html   より

 

http://blogs.yahoo.co.jp/hose_solar/32617670.html   より

 

パネル業者などの掲示板や、施工業者の事故例、自然エネを推進するNPOのHPに画像がありました。

画像以外の文章を読むと、「施工業者の設置が悪い」という論調です。実際に事故が起きた場合、こういう形で業者に責任をなすりつけることがわかります。ちゃんとした施工業者を選べば大丈夫という論調。太陽光発電そのものの問題点には踏み込むことは当然ありません。

自然エネ推進のNPOは「原発事故ほど深刻ではないが」太陽光発電でも自然災害による事故は起こることが証明された、などと書いています。「原発よりまし」とは究極のご都合です。

業者掲示板には、いろんな意見がありました。パネル自体の強度について語られてるところがありましたので転載します。

太陽電池のパネルの強度について 

スレ主 猫さん961さん  

DIYでやりかかけている方に水をさすようで申し訳ないのですが
太陽電池のパネル自体の強度が大きく不足しています。
十分に気をつけてください。

これは金子さんとのメールのやり取りをちょっと書き直したものです。
太陽電池のパネルの強度が大変な問題になっています。
近いうちにヨーロッパ向けは、3年後には日本の強度の規格が変わるそうです。
相当事故があるらしく私の知り合いの太陽電池屋はやめてしましました。
(何年かして自分にかぶってくるので仕事やらないと言ってます・・・太陽電池屋が仕事やめてどうするんでしょうね)
また、ガラスの厚みも競争が激しく薄くなりすぎてへなへなで超危ないといってました。
国産でまともなのは京セラぐらい。あとはどこもない。中国産なんて論外だと言ってました。(さすが太陽電池一筋です)

ですから私は大型パネルを使うのをさっさと諦めました。
100Wぐらいだと取り回しもいいし、中国製はWあたりで値段を決めるのでそんなに変われないから。

http://pv.way-nifty.com/pv/2012/08/jisc8
955-81a4.html

2012/11/1 08:26  [1092-512]   

   遊び好きさん  

猫さん961さんの参照ページ見たことありますが、これは架台側の強度不足の指摘であってパネル側の強度とは違うのではないでしょうか?

風圧でパネルが枠を残して抜けるとかガラス面に亀裂が入るの紹介ならパネルの強度不足だと思いますが、その指摘ではないですよね?

単価がほとんど変わらないので小さいパネル使用は有りとは思います。
ですが架台が同じであれば100wでも300wでもトータル面積が同じなら架台の強さは固定箇所数の差だと思いますがちがうのでしょうか?

単体では100wほうがパネル面積小さいので強度が強いのはわかります。

2012/11/1 09:36  [1092-513]   

  スレ主 猫さん961さん  

はい、実はこの人が強度不足の指摘の発信源なんです。

ですからついでにくっつけておきました。
今は、一般用家庭用の仕事はやめてしまって研究施設などの仕事をやってみえます。
国産も中国産もものすごく危ないよと言ってみえました。
国産のパネルはモデルチェンジの度毎に年々ダメになって来たと嘆いておられました。
確かに数年前のパネルはくそ重たく丈夫そうでした。
今の、パネルは異常に軽いのです。(それが当たり前みたいになっている)
強度が犠牲になっている事は間違いありません。
架台も含めてへなへなです。事故が起こってからではおそいと思います。
野立ての数段重ねの写真を見るとぞっとします。
自分の設計が大丈夫だという人はそれで結構です。
ただ、パネル自体が以前よりずっと脆弱になってきてる事を頭に入れておくべきでしょう。

2012/11/1 13:58  [1092-518] 

 

確かに、ネットで検索して調べてみると、太陽光パネル推進の産総研も「太陽光パネルは家電化、徹底的な軽量化を」と言っています。

メーカー側も重さを半分にするなど変な企業努力をしてしまっています。http://www.solarjournal.jp/1705/fujipream/    より

ガラスの厚さを3.2mmから0.8mmに薄くするなどしてモジュールの重さを17.0kgから8.2kgへとほぼ半減させています。屋根への負担は減るかもしれないですが、パネル自体が飛んでいって周囲に迷惑かける危険性や可能性には一切触れていません。

PV業界の技術者ですら、将来的な太陽光パネルのトラブルを予測し、責任追及されたくないために職場を変わっています。

そのぐらい太陽光パネル自体の脆弱性がはっきりしているということです。架台を悪者にしようと必死な人間もいますね。

架台VSパネルの責任のなすり合いが、既に起きてますね。

 

さらに、掲示板を見ていくと、施工中にも風であっさり飛ばされています。使う前からゴミ化してます。

台風被害

スレ主 融資待ちさん   

施工中の現場が被害を受けました。保管中のパネルが風にあおられて周囲に飛散しました。
引き渡し前ですので施工業者責任でパネルを交換することになります。

パレットをばらしてしまうと、パネルは簡単に風に煽られて飛びます。施工直前までパレットをばらさず荷姿のまま保管しておくのが安全です。
また台風が発生したようです。皆さんも気をつけて下さい。

2013/10/18 13:04  [1092-1599]   

   Moon昴さん  

いやいや、本当に。

9月には施工中にバラして積んでおいたパネルが飛びました。
1枚20kgもある上、積んだパネルとパネルの間は1mmもないぐらいピッタリ閉じていたので、簡単には飛ばないだろうと思っていたのですが、アッサリ飛びました。
痛かったのは飛んだパネルが施工済みの架台の鉄骨に当たってガラスが粉々に砕けただけでなく、施工済みのパネルのバックシートに角が当たって、セルごとえぐってしまった事です。
これで、完全オシャカ1枚+セルキズモノ2枚+ガラス面にアルミの擦り跡1枚の計4枚もパネルをやられてしまったのがかなり痛い。

そして、同時に保険の限界も。

夏の電線盗難では保険金が下りたのですが、免責10万がネック。結局3万しか保険金出ません。
パネルも4枚では免責以下なので、パネル被害は保険適用もしませんでした。

小出しで被害に遭うと免責ばかりでちっとも保険の用を為さない。
保険の限界を感じました。

でも、荷姿のままのパネルって言うのも放置時間が長くなると・・・
7月には綺麗だったパネルが、今や段ボールがどろどろのボロボロになり貼り付き、カビは生えるは、水は溜まるわ、カエルの住処になるわ・・・DIYは辛い・・・

2013/10/18 22:25  [1092-1600]   

  スレ主 融資待ちさん   割れた太陽光パネル

パネルのガラスが壊れている写真もありますので、参考までにアップしときます。
広い面に力がかかった場合は結構持ちます。内部のセルにダメージがあるかは外観上分かりませんが数メートル飛ばされたものの、表面のカバーガラスは割れていないパネルが多数ありました。

しかし角で応力集中すると駄目ですね。蜘蛛の巣状に割れてしまいます。

ダンボールのまま数ヶ月となると厳しいですね。プレハブ小屋建てて保管するのも難しいでしょうし。

2013/10/18 22:57  [1092-1601]   

   Moon昴さん  

やっぱり割れると全面にヒビが入りますね・・・
私のはどこからヒビが入ったのかすら判らないぐらいまんべんなく全面が粉々になっていました。
セル封止の樹脂にガラスがくっついているものの表面から小さなガラスの破片がポロポロと取れて危ないったらない。
始末に困るとはこの事です。現場に置いておくと邪魔で危険でしょうがないので早々に燃えないゴミセンターに持ち込みました。

2013/10/18 23:44  [1092-1602]   

  スレ主 融資待ちさん  

新たな被害が判明しました。

現地の状況を確認に行ったところ、監視用に引いてあった光回線も死んでました。1週間前に工事したばかりなのに…
電話局と加入者宅のファイバーの接続点がダメとのことで、修理になりました。
光信号が完全に切れているわけではなく、極端にロスが多い状態になっていたとのこと。
ファイバー端の研磨がいい加減だったのか、風による振動で接続部のファイバーが抜けてしまったのか?

どうもファイバーよりもメタルケーブルの方が信頼性が高そうです。

2013/10/20 01:04  [1092-1603]   

スレ主 融資待ちさん  

台風による工事中のパネル破損などのトラブルもありましたが、11月半ばから連系して売電を開始することができました。
発電設備のスペックとしては、245Wパネルで8直の3ストリングを5.5kWパワコンで受け、パワコン9台で49.5kWです。(パネル出力は52.92kW)

モニタリング用にエコめがねが取り付けてあります。エコめがねの発電量データとなりますが、11月半月での発電量が約2800kWhとなりました。
11月は晴天が続いたので、予想よりも好調でした。

2013/11/30 21:29  [1092-1640]   

    掲示板上は問題は解決したとまとめられていますが、パネルが風であっさり飛んでしまった事実が具体的に書かれています。   さあ、こんな問題がこれから全国で起きます。屋外に放置して、夏は50℃以上になり、冬は雪が積もるパネルが劣化しないはずはありません。予期せぬトラブルも増えることでしょう。
再エネ賦課金・固定買取制度のせいでこんなにソーラーを作ってしまいました。もう取り返しがつかないです。生態系も壊れていきます。
日本全国の太陽光発電所一覧地図  メガソーラーマップ



世界国勢図会より

そもそも既に日本には、あの面積の広いアメリカとほぼ同じだけの太陽光パネルがあるということ自体、もう異常事態なんです。 日本は人口密度が高い、個人の屋根に置けば”パネル密度”も高くなるということではないですか?
日本みたいなせまい人口密集地に太陽光パネルを置きまくれば、この先、火災事故の懸念や、台風や豪雪、雹の度にトラブル発生の可能性があります。 そして最終的にはパネルはゴミ化します。
農地まで規制緩和してメガソーラー作ろうとする狂気の国、日本。 これらが20年後に大量の廃棄物になります。負の遺産。   いったい誰が責任取るんでしょうか?      

フクイチ5,6号機が綱渡り状態。冷却停止なら爆発やメルトダウンもありうるのに追加の報道がない恐怖。

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福島第1原発5号機の燃料プール冷却停止 県が緊急立ち入り調査(2014/7/7)

福島第1原発5号機の使用済み燃料プールで、冷却水を冷やすための海水が、配管から漏­れ出しているのが見つかった。冷却が停止した状態は、今も続いている。
配管の弁で見つかった、直径3mmほどの穴。
プールの冷却水を冷やすための海水が、この配管から漏れ出したことから、5号機の燃料­プールの冷却を停止させた。
東京電力は、会見で「使用済み燃料プールの冷却と、原子炉冷却を交互に運転することに­よって、双方の温度上昇を抑える」と述べた。
燃料プールの水温は、1時間あたり0.2度ほど上昇が見込まれていて、東京電力では今­後、別の系統の配管を使い、温度の上昇を抑えることにしている。
一方、この問題を受け、福島県は7日、緊急の立ち入り調査を行い、対応を協議した。
福島県の担当者は「県民の不安を招くことのないよう、対応状況について、復旧の見通し­を含め、わかりやすく丁寧に情報を提供すること」と述べた。
福島県は、「原子炉と使用済み燃料プールの安定冷却は、県民の最大の関心事」として、­今後も監視を強化することにしている。

6号機プール冷却一時停止 第一原発、配管で水漏れ

http://www.minpo.jp/news/detail/2014071216831 ( 2014/07/12 09:49福島民報  )

東京電力は11日、福島第一原発6号機の使用済み核燃料プールを冷却する配管から0.5リットルの水漏れが見つかったと発表した。プールは作業のため同日午前から冷却を止め、夕方に再開する予定だったが、一時冷却できなくなった。

 東電によると、同日午後3時半ごろ、原子炉建屋6階で、配管の弁の下に水がたまっているのを社員が発見した。 冷却停止中のプールは同日午後4時現在の水温は25.5度あった。プールに接続する配管2本のうち、水漏れが見つかった側の弁を閉じ、午後7時13分に冷却を再開。午後8時現在、水温は25.1度まで下がった。

 東電は12日から3日間程度、冷却を停止し、漏えいの原因を確認する。 福島第一原発では6日にも、5号機でプール冷却の設備から水漏れが見つかり、冷却を一時停止したトラブルがあった。 

■県が緊急要望

 福島第一原発での相次ぐトラブルを受けて県は11日、東電に漏えいの原因調査や5、6号機での点検強化を要望した。 緊急の申し入れは県庁で行われた。玉根吉正県生活環境部次長が高原一嘉東電福島復興本社福島広報部長に早急な対策を求めた。 

■第二原発1号機 燃料取り出し完了

 東京電力は11日、福島第二原発1号機で使用済み核燃料764体の取り出しを終えたと発表した。 東電は福島第二原発の長期にわたる安全性の向上や管理態勢を整えるため、平成24年10月から各号機で原子炉から使用済み核燃料プールへの燃料移送を続けている。 1号機は6月2日から燃料の移動を始めた。1日35本程度を移し、7月10日に全ての取り出しを終えた。東電は残る3号機を含め、全号機で26年度中に燃料の取り出しを終える予定。

東京電力  報道関係各位一斉メール 

2014/7/7  福島第一原子力発電所 5号機補機冷却海水系停止に伴う使用済燃料プールの冷却停止について(続報3) より

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140707_01-j.pdf

硬化剤で仮補修されています。



2014/7/11 福島第一原子力発電所における6号機燃料プール冷却浄化系の弁から水漏れについて(続報)  より

本日(7月11日)にお知らせした、6号機燃料プール冷却浄化系の弁から水漏れについての続報です。 6号機燃料プール冷却浄化系については、弁の漏えい状況を確認するため、午後7時13分に起動しました。 その後の状況確認において、当該弁の漏えい範囲が拡大していないことから、漏えいは継続していないものと判断しました。

また、午後7時40分に燃料プール冷却浄化系の運転状態に異常がないことを確認したため、燃料プール冷却浄化系による燃料プール水の冷却を継続いたします。 なお、当該弁は全閉状態で燃料プール冷却浄化系の運転を再開しましたが、燃料プール冷却浄化系の燃料プールに戻るラインが確保されているため、燃料プール水の冷却に問題はありません。

 

(管理人より) 原発事故後3年たって、フクイチは今も綱渡り状態です。いたるところがサビサビで穴が開くということです。

もともと、安全神話洗脳されている原発推進派の市民だけでなく、今回の5、6号機のトラブルについて脱原発市民ですらあまり騒いでいないことに驚きます。ツイッター上にはガザの画像が溢れていますが、日本がまた原発爆発するかもしれないことに気づいていないのか、諦めたのか、もう理解不能です。

「ま、大丈夫でしょう」という感覚は安全性バイアスとしか言いようがありません。

 

 ふくいちプラントパラメータモニター http://fukuichi.mods.jp/?p=&fname=p56_1.csv&cnt=120&update=%E6%9B%B4%E6%96%B0

このサイトの左上側の囲みは5.6号機に設定し、左下側の囲みの中に、5号機原子炉水温度、5号機使用済燃料プール温度、6号機使用済燃料プール温度にチェックを入れて、温度を確認します。


5号機の温度は上昇しています。

42〜3℃まで上昇したら下げるようにプールと交互に冷却をしています。もうハラハラします。ジェットコースターに乗ってる感じ。

今までも、フクイチに関しては嘘の情報を国と東電は流してきたので、こんな報道発表も、もしかすると嘘なのかもしれませんが、現時点で市民が確認できることはこの程度です。NHKなどのテレビニュースも信用できません。

4/12早朝の地震も恐ろしかったわけですが、もしフクイチでまた爆発が起きた場合に、放射能漏れ、プルームが流れてくることが怖いわけです。ここに、いざという時チェックするところを書いておきますので、ご参考に。


ふくいちプラントパラメータモニタ

1号機  2号機  3号機  5・6号機 

環境防災Nネット 

nGy/h ⇔ μSv/h の換算

全国放射線量グラフ 

SPEEDI(風向きがわかります)   

スイスによる日本の放射能拡散予測

http://www.meteocentrale.ch/ja/weather/weather-extra/weather-in-japan.html

 


太陽光パネルが増えると消防士が感電・有毒ガス等の危険に晒される。東京消防庁はリスクを過小評価。

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Growing Solar Panel Use Poses Huge Safety Risk For Firefighters 2:49 PM 06/26/2014 http://dailycaller.com/2014/06/26/growing-solar-panel-use-poses-huge-safety-risk-for-firefighters/   増大する太陽光パネルの使用は、消防士に巨大な安全上のリスクをもたらす

コストの低下と、連邦・州・地方の莫大な補助金によって、太陽光パネルの使用が上昇しています。しかし屋上のソーラーパネルは、燃える建物を消火し、内部に閉じ込められた人々を救出しようとする消防士に大きなリスクをもたらしています。

アメリカ南西部でも多くの家庭が屋上にソーラーパネルを設置していますが、既に火災の危険性が高いエリアにおいては、消防士に追加的なレベルの危険をもたらします。

アリゾナ州の消防士は、屋上太陽光を使用している住宅や建物の数が増加していることについて、消火の課題に対応するため準備をしています。ソーラーパネルの問題点は、消防士が感電し、消火や建物を保存することが困難になるということです。

ソーラーパネルの太陽電池セルは、「従来のグリッド電源の電気接続のように単純にオフにすることはできない電流を生成する」と、イーストバレー·トリビューンは説明しています。「つまり、消防隊員がアクセス(通気)のために屋根に近づいたり、または炎上する火に放水する必要があるときは常に、追加的な予防措置を講じなければならないことを意味する」

これは、太陽光パネルの電気系統への接続でさえも切断されることを意味します。そしてそれがまだ電気を発生させることは救助隊員に衝撃的な驚きをもたらします。消防士が心配しなければならないのは感電だけでなく、太陽電池アレイの追加重量は屋根を予想以上に早く崩壊させるということです。

「我々がシステムを確保することを早く確認することが重要です。しかしあなたはシステムをオフにすることはできません」と、キース・ウェルチ(アリゾナ州チャンドラー消防部隊の責任者)はイーストバレー·トリビューンに述べました。

しかし、それだけではありません。消防士によると、ソーラーパネルは換気も妨害し、炎上中の建物の屋根への放水も妨害します。時には太陽光パネルを逃れ、屋内に入るために建物が部分的に崩壊するのを消防隊員が待たなければならない、とウェルチ氏はイーストバレー·トリビューンに語りました。これは火のついたエネルギー生成回路に水を噴霧する懸念の上にあります。

CBSロサンゼルスは2月に以下のことを報告しています。「フィラデルフィア郊外の工業団地での火災は29時間燃え続けました。なぜなら消防士が言うには、屋根が通電したソーラーパネルで覆われていたために屋根に届かなかったということです」

しかしニューイングランドをこえた東北の多くの家庭も屋根上のソーラーパネルを設置しているので、それは南西部の消防士だけの問題ではありません。

「確かに隣接する州で消防士が死亡した地域へは、電力が逆潮流されていたという例がありました」とマサチューセッツ州ノーサンプトン消防主任ブライアン·ダガン氏は22WWLPのI-Teamに話しました。

ダガン氏はまた、消防士が屋根で換気をするため炎上する屋根を切り崩すのに2倍も長く時間がかかるとI-チームに語りました。「イースタンプトンの例として屋根に切った通気孔がありますが、それを行うのに約25分かかりました、これはほぼ倍の時間がかかります」と彼は言いました。

非常事態を照らすのに用いられる投光照明灯さえ太陽電池パネルが電気を発生させる原因になることがありえると、コネチカット州ダンベリーの副消防署長マーク・オマスタは、ニュースタイムズに話しました。

「我々はパネルをカバーするために防水シートを使いましたが、パネルからインバータへ行くパイプは通常まだ充電されています」と、オマスタ氏は言いました。「我々は、消防士に常に太陽電池パネルは通電しているものとして扱うよう教えています。」

北東部の消防士は、今後数年間で太陽光発電をさらに設置するためより多くの建物を予想しており、この開発に対処するために訓練と消防活動戦略を調整し始めています。

「太陽光発電に移行するために住宅所有者や企業に提供されているすべてのインセンティブによって、我々は今後5〜10年で、より多くの太陽電池を見ることになると予想しています」とオマスタ氏は言いました。「我々はこれらの構造に関して間違いなく戦略を調整しなければなりません。

太陽光発電業界は、「建築基準法と製品規格の開発を通して防火性を改善する」ことが全国の消防士の作業であると言っています。「我々は太陽光発電のしくみについて消防士を教育するためにより熱心に取り組んでいます」と太陽エネルギー産業協会は声明で述べています。

しかし、太陽光パネルが消防士に大きな危険をもたらさないと、ノースイーストソーラーの社長グレゴリー・ギャリソンは、22WWLPのI-Teamに話しました。

「彼らに残っている唯一の問題というのは、おそらく屋根の換気とその便利な方法を見つけることでしょう」と彼は言いました。「テクノロジーは、我々にそれらの解決を与えるために進み続けています。しかし現在のところ、電気的な観点からは問題は起きていません」

  (管理人より)

最近のアメリカのニュースから翻訳してみました。素人翻訳なので、分からない箇所があったら原文を見てくださいね。誤訳があったらお許しを。

ソーラーパネルの火災についてはいくつか記事を書いてきましたが↓、アメリカでは消防士がソーラーパネル火災で感電して死亡しているようです。アメリカでもパネルメーカーは技術を盲信して、問題視しない態度ですね。消防士に勉強させれば解決すると思っているところに驚きます。危険を増やしたという認識が欠如。

太陽光パネルは安全だと思ってる方へ見て欲しい情報(1)太陽光パネルの火事・火災について 

ここでアメリカと日本の太陽光パネル火災に関してどう備えているか資料をあげておきます。翻訳はご自身でどうぞ。

【アメリカ】 

Fire Operations for Photovoltaic Emergencies PDF 68p より抜粋

Lead acid batteries contain sulfuric acid that can cause harmful and explosive fumes.

鉛蓄電池は、有害で爆発性煙霧を引き起こす可能性がある硫酸を含みます。

Fire will produce irritating, corrosive and/or toxic gases including hydrogenfluoride gas.

火災は刺激が生成されます。水素を含む腐食性および/または有毒ガス、フッ化物ガス

If present, battery banks can also present toxic and explosion hazards for interior firefighting crews. The fumes and gases generated by batteries exposed to fire are corrosive and flammable. Spilled battery electrolyte can produce toxic and explosive gasses if it comes in contact with other metals. Because of these hazards,
water as an extinguishing agent should be avoided if possible. or dry chemical extinguishers are strongly recommended for extinguishing fires involving lead-acid batteries.

バッテリー列は存在するならば、内部の消防活動作業員にとって毒物と爆発の危険を提示します。炎にさらされたバッテリーで発生した煙霧とガスは、腐食性、可燃性です。こぼれたバッテリー電解液は、他の金属と接触した場合、有毒で爆発性のガスを生じる可能性があります。これらの危険のため、消火剤としての水は、なるべく避けなければなりません。または 鉛蓄電池に関連する消火には、ドライケミカル消火器が強く推薦されています。

 

【日本】

太陽光発電システムを設置した一般住宅の火災における消防活動上の留意点などについて 平成25年3月26日 PDF 12p

 たった12pしかないと思ったら、1年後、さすがに増えてる

太陽光発電システム火災と消防活動における安全対策 平成26年3月 PDF 158p  総務省消防庁消防研究センター

これは研究報告なので、実験結果がたくさん報告されていてなかなか読み応えがあります。シャープやソーラーフロンティア、京セラのパネルを燃やして実験しています。正直カドテルとかも実験して欲しかったですが・・  火災事例や感電事例が書いてあります。日本でも起きてるということです。

つまり、日本でも太陽光パネルが激増したために、こういったさまざまな対策をとらざるを得ない状態になったということです。アメリカよりうんと日本の方が国土が狭くて密集して住んでいるのですから危険はそれだけ高まるということです。

さらに東京消防庁のサイトにも、以下のような太陽光パネルに関する消防活動についての掲載がありましたが、これら読み進めていくと、有毒ガスについての記述がおかしいと気がつきました。

太陽光発電設備に係る防火安全対策検討部会  東京消防庁 

リチウムイオン電池を用いた蓄電池設備の普及に 対応した火災予防対策等検討委員会報告書

重金属を含む太陽光パネルが高温で燃えるということは、素人が考えても有毒なガスが発生することは明らかです。上のアメリカの消防マニュアルにも書いてありました。バッテリーも燃えると有毒ガスが出るということです。

なのに、上の東京消防庁の資料のまとめでは、一酸化炭素とホルムアルデヒドのサンプリング検査(実験委託先 アイエヌジー株式会社) のみで「有毒ガスは出ない」と結論づけているのです。

知らない人が読んだら安全なんだと勘違いすると思います。特にこれから先火災が起きる可能性がある人口密集地域の東京で、そんな勘違いが起こるような資料をアップするとは・・・驚きました。ムカついたので画像は小さくしときます。

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-yobouka/sun/repo_03.pdf    よりPDF10p目

リチウムイオン電池の方も危険性を過小評価

総務省消防庁消防研究センターの資料 http://nrifd.fdma.go.jp/publication/gijutsushiryo/gijutsushiryo_81_120/files/shiryo_no83.pdf

 (資料のページ番号で p95、96、133、136より)をみるときっちり有毒ガスが出ると書いてあります。↓

 

 

 

太陽光パネル火災時の有毒ガスに関して総務省消防庁の研究機関である消防研究センターが出した結論と、東京消防庁が出した結論が違うという事実!

何故違うのか? 調べていきますと、原因が分かりました。

東京消防庁の方は、太陽光パネル推進の人間が検討部会の構成員になってるということです。


その他の会員がエネルギーについてどのような考えの人かはわかりませんが、少なくとも有毒ガスについて嘘のまとめをいっしょに作ったということは事実です。

嘘をついてまで太陽光パネルを推進するという行為は、「御用」と呼ばれても仕方がないものです。リスクを過小に見積りたいのが見え見え!

太陽光発電協会、産業技術総合研究所⇒再エネ御用

ついに市民の命を守る消防署にまで、太陽光パネルの御用が入り込んでるということです。太陽光パネルを売るためには有毒ガスが出るということが知られてはまずいということでしょう。有毒ということをどうしても言いたくないんだな〜と思います。

こんな調子ではせっかく消防研究センターが実験研究して本当は「危険」だと分かっても現場では「安全」ということにされてしまうかもしれないですね。原発と同じです。感電防止対策もうまくいくかどうかはわかりません。消防士さんはこれからピンチです。

一応、消防研究センターの方のまとめを上げて終わりにします。あ〜恐ろし。

アメリカの消防士の装備はこれ! 全面マスクは当然です。

 

 

日本は、大丈夫でしょうか?面体って書いてあるけど・・・・

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-yobouka/sun/repo_03.pdf

 

がれき撤去で放射能20キロ飛散、コメ汚染の報道についての考察(1) 農水産大臣は原子力規制庁の言いなり

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7/14付朝日新聞が、フクイチ3号機がれき撤去で放射能再拡散しコメが汚染というニュースを連発で流しました。そのあと、農水大臣の会見報道がありましたが、この問題はまず昨年のできごとでもあり、情報精査力や科学の知識がない市民は何重にも戸惑い、錯誤に誘導するニュースだと思いましたので、自分なりに調べてみます。

がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先

http://www.asahi.com/articles/ASG7F4JF9G7FUUPI005.html  青木美希 2014年7月14日07時22分 朝日新聞デジタル

 

東京電力福島第一原発で昨夏に実施した大規模ながれき撤去作業で放射性物質が飛散して、20キロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性を農林水産省が指摘し、東電に防止策を要請していたことが分かった。福島県は「他の要因は考えられず、がれき撤去の可能性が限りなく高い」としている。東電は要請を受けて撤去作業を凍結してきたが、広範囲に飛散した可能性を公表しないまま近く再開しようとしている。

 原発から20キロ以上離れた南相馬市の避難区域外の水田14カ所と、20キロ圏の避難区域内の5カ所で昨秋に収穫されたコメから基準値(1キロあたり100ベクレル)超のセシウムが検出された。農水省が調べたところ、放射性物質は8月中旬に出始めた穂などに局所的に付着。事故当時に飛散した放射性物質を土壌から吸い上げたのなら均一的に検出されるため、穂が収穫された9月末までの間に新たに飛んできたものと分析した。

 この間の8月19日、東電が第一原発3号機の大型がれきをクレーン車で撤去する際、がれきの下敷きになっていた放射性の粉じんが飛散し、別の場所にいた作業員2人が被曝(ひばく)して頭部から最大1平方センチあたり13ベクレルが検出された。この時、風下の北北西方面の5カ所の測定点(原発から2・8〜8・3キロ)でも空間線量が上昇し、福島県はがれき撤去による飛散が原因と推定していた。

 農水省は?コメからセシウムが検出された南相馬市はさらに風下にあたり、8月19日のSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の計算では3時間で達する?基準超が複数検出されたのは同市だけ?前年度は同地域のコメから基準超は検出されていない――などの理由から、8月19日のがれき撤去で飛散した可能性があると判断。今年3月に東電に再発防止を要請した。東電は「どこまで飛散したか把握していないが、防止対策に取り組みながら近く作業を再開する」としている。

 東電は3号機のがれき撤去を終えたが、高線量のがれきが残る1号機は手つかずで、建屋を覆ったカバーを近く解体する方針だ。「最も早く作業が進む方法だが、放出量は増える」とし、飛散防止剤の散布を増やして対応するという。それでも天候や風向き次第でどこまで飛散するかは不透明だ。村山武彦東工大教授(リスク管理論)は「飛散の可能性を情報提供するのが大前提だ」と指摘する。(青木美希)

 

 

 

さらに朝日新聞

がれき撤去で20キロ飛散の恐れ、説明せず 国や東電

http://digital.asahi.com/articles/ASG7F51M7G7FUUPI009.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG7F51M7G7FUUPI009

青木美希 2014年7月14日09時30分

福島第一原発事故から2年以上たった昨年8月のがれき撤去作業で、住民が暮らす20キロ以上離れた地域まで放射性物質が飛散した可能性を知りながら、国や東京電力は公表してこなかった。今後も新たに飛散する恐れがあるのに、東電は詳細な作業日程の公開など十分な対策をとらないまま作業を進める構えだ。 

福島県南相馬市で昨秋に収穫されたコメから基準超のセシウムが検出されたことを受け、農林水産省は今年2月、地元の農業関係者の会合で「現時点で原因は不明」と説明していた。3月に東電に対してがれき撤去で飛散した可能性を指摘し、防止策を要請した後も地元には説明していない。 

 農水省穀物課は当初からがれき撤去で飛散した可能性があるとみて、1月に原子力規制庁に相談。3月に気象庁気象研究所に問い合わせ、「20キロ程度は飛散し得る」と回答を得ていた。がれき撤去による飛散の可能性を地元に説明していない理由について、同省の担当者は「原因がはっきりした後で説明するつもりだった」と取材に語った。 

 国は南相馬市の作付け制限を今春に緩めてほぼ全域でできるようにしたが、地元には「基準超のセシウムが検出された原因が不明のままなのに時期尚早」との疑問もあり、作付け農家は昨年の約160戸から半減。ある農家は「自分で原因を調べてきたが分からなかった。3年前の事故ではなく、がれきの撤去で新たに飛んできた可能性があるとは信じがたい。情報がほしい」と取材に語った。市農政課は「農水省ががれき処理が原因とみて東電に要請したこと自体、知らなかった」としている。 

■東電、抜本対策なく再開方針 

 東電は抜本対策をとらないまま撤去を再開する方針だ。近く予定するのが1号機建屋カバーの解体。1号機は放射性物質の飛散を抑えるため2011年10月にカバーで覆った。がれきを撤去するにはカバーの解体が必要で、その際、3号機よりも多くの放射性物質が飛散する恐れがある。 

 東電は昨年8月19日の3号機のがれき撤去で放射性物質が飛散したことを受け、より危険性の高い1号機での作業を半年以上凍結して飛散防止策を練ってきた。カバーごとコンテナで覆って撤去作業をする抜本対策も検討したが、見送った。工期の遅れやコスト増を避けたとみられる。飛散防止剤をより多くまくなど応急対策をまとめたが、効果は不透明だ。 

 国は今年4月に田村市で20キロ圏内の避難区域を解除し、次に川内村で解除を目指す。今年から帰還困難区域以外での作付けを認めたため、避難区域内の水田に通い始めた農家もある。 

 第一原発で働く40代作業員は「避難区域解除で住民が戻り始めたので、東電は飛散問題を起こさないようにピリピリしている」と明かす。さらに「作業日程や線量の変化を細かく公表すべきだ。コンテナを設置してカバーごと覆えば安全だが、数百億円かかる。国が費用を出し、第三者が安全対策を管理することも必要だ」と指摘する。(青木美希) 

毎日新聞  <福島第1>放出量は最大4兆ベクレル がれき撤去で東電http://mainichi.jp/select/news/20140715k0000m040129000c.html 7月14日(月)22時38分配信 毎日新聞

東京電力福島第1原発で昨年8月のがれき撤去時に放射性物質が飛散し、20キロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性がある問題で、東電は14日、同原発からの放射性セシウムの総放出量を最大4兆ベクレルと試算していたことを明らかにした。しかし「かなり大づかみな計算」として公表せず、市にも伝えていなかった。

東電によると、敷地内や同県双葉、浪江町のモニタリングポストで実測した空間放射線量の上昇度合い、気象データを基に放出量を試算。がれき撤去で放出されたのは1時間当たり1000億〜1兆ベクレルで、放出時間は計4時間と推定した。4兆ベクレルは、事故後の福島第1原発から1日に放出される放射性セシウムの1万倍以上に上る。

 南相馬市には、セシウムが最大で1平方センチ当たり0・04ベクレルが沈着したと見積もった。東電は「極めて微量な放射性物質が南相馬まで到達した可能性は否定できない」と説明しつつも、同市のコメから基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えるセシウムが検出されたこととの因果関係については「事故直後の放射性物質によるものかもしれず、断定できない」としている。

 東電は農水省の要請で、この試算を実施。4月に農水省に結果を伝え、6月には県にも情報提供したという。【岡田英】

フジテレビニュース

放射性物質検出米問題 林農水相、対応に問題なかったとの認識

7月15日(火)12時29分配信

 http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00272592.html

福島・南相馬市で収穫された米から、基準値を超える放射性物質が検出され、東京電力が福島第1原発で行った、がれき撤去作業が原因となった可能性があることについて、農林水産省が地元に説明していなかった問題で、林農水相は、対応に問題はなかったとする認識を示した。
林農林水産相は「原子力規制庁からは、がれき撤去による飛散との関係を含めて、現段階では原因は不明という回答が、農林水産省の事務方に対してあった」と述べ、外部からの付着で汚染した可能性はあったものの、原因は不明だったとしたうえで、農水省の対応に問題はなかったとする認識を示した。
今後の対応については、福島県と原子力規制庁と連携して原因究明を進め、要請があれば、地元への説明を行いたいとしている。 

最終更新:7月15日(火)12時29分  

Fuji News Network

  (管理人より)

一連の報道の流れから、フクイチのがれきを動かす作業で膨大な量の放射性物質が飛散し、二次汚染、追加被爆につながるということを、どうにかうやむやにしたい国と東電の対応が見て取れます。これは今後、フクイチ周辺のがれき撤去、全国でがれきなどの放射性廃棄物を処理する際、認めると都合が悪い内容だからではないでしょうか。

放射性粉塵が飛散して土や水や作物を汚染しているということはどうしても隠したいということでしょう。

さらにコメの汚染は、「食べて応援」の最大の邪魔になるため、原子力規制庁が圧力をかけて農水大臣に原因不明・対応問題なしと言わせ、フジテレビがそこを強調して報道。「原因不明」なのに「対応に問題なし」とは意味不明。無責任過ぎます。呆れます。

環境的不正義とはまさにこのこと。

 まず、がれき撤去のあった日2013/8/19についてですが空間線量が上がったことを福島県放射線監視室が確認し報告しています。福島県のHPに報告資料があります。

福島第一原子力発電所周辺のモニタリングポストにおける空間線量率の一時的な上昇について

平成25年8月19日に県が設置しているモニタリングポスト(双葉町郡山局、福島第一原発から北北西へ約2.8km)において、空間線量率の一時的な上昇が確認されたことに関連し、県が実施した追加的なモニタリングの結果、原因は大気中の放射性セシウム濃度が上昇したためと考えられ、その放出源は、当時の気象条件等から、風上に位置する福島第一原子力発電所と推定しました。

福島第一原子力発電所周辺のモニタリングポストにおける空間線量率の一時的な上昇について(第1報)[PDF形式/2,144KB] 福島第一原子力発電所周辺のモニタリングポストにおける空間線量率の一時的な上昇について(第2報)[PDF形式/307KB 第2報より 抜粋転載

 

 

がれき撤去に伴う放射性物質を含む塵は確かにプルームとなって飛散し流れていったことを示しています。「原因不明」ではありません。

周辺に住む人たちは大気浮遊じん=放射性微粒子を吸わされたということは言うまでもありません。

追加被曝させられてるのです。恐ろしい話です。

にもかかわらずフジテレビは「対応に問題無し」だけを強調テロップで流しており市民を錯誤に誘導してますので悪質です。実際の農水大臣の記者会見をみてみます。

がれき撤去によるコメ汚染問題に関しての記者とのやり取りの文字起こし抜粋↓

 平成26年7月15日(火曜日)9時00分〜9時15分 於:本省会見室 http://www.maff.go.jp/j/press-conf/min/140715.html

記者:福島第一原発一号機の建屋カバーが、近く、撤去される予定になっているんですけれども、当然、あの、周辺の農作物に対する、その影響が懸念されることになるかと思うんですが、農水省としての今後の対応策などあれば。

大臣

はい。この、農林水産省としてですね、今後、行われる(東京電力福島第一原子力発電所の)一号機のがれき処理に伴う飛散防止対策ということで、この、具体的にどういう対策を行えば、飛散防止が徹底できるかと、このことについては、残念ながら、農水省に専門的な知見がないためにですね、今年の3月以降、東京電力、それから、原子力規制庁に対してですね、農産物に影響が生じないように、一号機のがれき処理に伴う飛散防止対策、これの徹底方を、依頼をしてきております。これに対してですね、東京電力からは、建屋カバーの撤去、それから、がれき処理作業、こういうものに伴う飛散リスクをですね、低下させるために、飛散防止剤の散布ですとか、それから、散水、水をまくということですね、それから、防風シート、ダストの吸引、こういったですね、対策の追加・充実を図ることによってやっていきたいということについて、農林水産省の方に説明があったと、こういうふうに聞いておりますので、しっかりと対応をしていきたいと思っております。

記者:今の質問に、ちょっと絡むんですが、あの、昨年、南相馬で、セシウムが基準を超える稲が出たことについて、農水省として3月に東電に要請なさっている、今、おっしゃったとおりだと思うんですけれども、この要請行為についてですね、まず、あの、大臣として、どういうお気持ちだったか、どう受け止めていらっしゃるかということを、初めにお伺いしたいんですけれども。

大臣

はい。この福島県の南相馬市の一部地域でですね、生産をされました(平成)25年産米で、昨年の10月に基準値超過が検出されております。で、農林水産省で調査をしたところですね、土壌からの吸収だけでなくて、放射性セシウムが稲に直接付着をした可能性が明らかになっております。昨年の8月に、福島第一原発(「東京電力福島第一原子力発電所」)における、がれき撤去作業に伴って放射性物質が飛散した事象もあったわけでございますので、農林水産省からですね、専門的知見を有する原子力規制庁に相談をいたしましたところ、原子力規制庁からは、がれき撤去による飛散との関係を含めて、現段階では原因は不明という回答が農林水産省の事務方に対してあったということで聞いております。こうしたことで、農林水産省ではですね、本年2月に、地元の南相馬市にですね、超過要因の調査結果を説明する中でですね、直接付着での汚染の可能性を示す一方で、その要因は不明でありですね、原子力規制庁や福島県と協力して、モニタリングの強化、それから、原因究明を進めると、こういう説明をしてまいりました。それから、今後のことについては、先ほどお答えをしたとおりでございますので、福島県、それから、(原子力)規制庁と連携してですね、引き続き、要因調査、モニタリングの強化を進めていきたいと考えております。

記者:地元からは、あの、なるべく早くですね、その可能性があるんであれば、あの、8月に飛んできたということを知らせてほしかったという声があがっております。あの、朝刊にも書かせていただきましたが、市長もですね、報道より早く、まあ、つまり、いち早くですね、そういう可能性を、農水省さんが考えているんであれば、知りたかったという声があがっています。こちらについて、どう受け止めていらっしゃるかということと、大臣自身、これについて、把握なさったのは何月ぐらいなのかということをお伺いしたいんですけれども。

大臣

はい。あの、コメの直接汚染の要因ですが、我々の知見というか、こういう専門的な技術は持っておりませんので、先ほど申し上げましたように、その専門的な知見を有する原子力規制庁に相談をいたしましたが、その段階で原因が不明ということで、先ほど申し上げましたようにですね、原因の解明に向けて、協力して調査やモニタリングを行うと、こういうことになったところであります。その後、農林水産省からもですね、大学等の専門家にも相談をしたところでありますが、周辺環境からの飛散などですね、様々な飛散の可能性が指摘をされておりまして、がれき処理に伴う飛散は可能性の一つであると、こういうふうに報告を受けております。したがって、そういうですね、説明を、当時の段階でですね、この、まだ、原因が特定されておりませんので、この外部から付着したと、したがって、その生育途中で入ったものでないという説明を、当時、行っていると、そういう報告はその当時に受けております。

記者:当時というのは、何月になりますでしょうか。

大臣

平成26年、今年のですね、1月、これに、汚染の原因について、原子力規制庁に相談をしております。2月にですね、「現段階としては不明」という回答ございますので、その回答を受けてですね、南相馬市にそういう説明をしているということです。

記者:すいません。大臣自身、お聞きになったのは何月なんでしょうか。

大臣

その後、あまり時間をおかずに、その時点で説明を受けているということです。

記者:3月とか、そんな感じですかね。あの、原発に行ったのは3月の3日なんです。現地に。

大臣

2月の初めには報告を受けております。

記者:最後なんですけど、あの、市長さんの方でですね、可能性があって、東電に要請した時点でですね、少なくとも知っていたかったという部分をお持ちなんですね、可能性の一つとしても、その可能性を元に農水省さんとしてアクション起こしてる時点で教えてほしかったということをおっしゃられているんですけれども、こちらについて、伝えるべきだったか、それとも、まあ、現状でよかったかという部分について、どう受け止めていらっしゃるか教えていただけないでしょうか。

大臣

はい。繰り返しにもなりますが、原子力規制庁の方に、この相談をしておりますが、がれき処理作業による飛散を含めてですね、コメの汚染との関係が不明と、こういう回答であります。したがってですね、先ほど申し上げたとおり、その事実関係としてですね、この稲、放射性物質の直接付着、したがって、外から付着してるという汚染が生じた可能性ということは、報告をしております。その要因を特定するに至っていないということで、今後、調査を行うという説明をしたということであります。一方で、その可能性があるということですので、東電(「東京電力」)に対してはですね、いずれにしても飛散防止については、しっかり、対応してもらいたいと、こういう説明をしておりますので、そういう対応をしたということでございます。

記者:東電から、去年8月に来たという可能性があって要請行為を行ったということ自体を伝えなかったことについて、不適切だと思うか、それとも、あの、よかったと、それでよかったと思うか、大臣はどちらなんでしょうか。

大臣

はい。あの、そのことについては問題なかったと思っております。

記者:それは、理由としては、あの、はっきりしていなかったから。

大臣

それは、規制庁と相談した上で、専門的な知見を持つですね、規制庁から、原因が特定できないと、こういう回答であったということです。

記者:さっきのセシウムの関係で、あの、まあ、結果的に、その南相馬市長から、まあ、あの、不信、まあ、農水省に対する不信の声があがってるんですけれども、改めて、まあ、農水省から、あの、その南相馬市の市長に対して、まあ、これから説明をするとか、そういう予定みたいなものってありますでしょうか。

大臣

あの、南相馬市はもちろんですが、地元の皆様とはですね、信頼関係をキープするというのは、大変、大事だと思っておりますので、必要があれば、いろんなレベルでのですね、説明は、引き続き、やっていきたいと思っております。

記者:今の段階では、具体的に、その、「いつ、こういう説明をする」と決まっているわけではないと。予定。

大臣

特に、はい。今の段階で、具体的に何か決まっているわけではありません。

記者:あの、必要があればというのは、じゃあ、いつ、いつの段階で必要があればということになるんでしょうか。あの、市長の方で、あの、御相談をしたいという形で、こちらにも連絡が入っていると思うんですけど。

大臣

もし、そういう御要請があれば、真摯(しんし)に対応したいと思います。

記者:18日にも説明してほしいっていう話になっています。そうしたら、18日に説明するということですかね。

大臣

あの、そういうふうに、もし、御要請があったとしたらですね、したいと思っております。

記者:今まで必要ないと思っていたけど、現地からやってほしいという声があったのでやるという理解でよろしいですか。

大臣

必要がないと思っていたこととは申し上げておりませんが。

記者

今、先ほど、問題なかったと思うとおっしゃってたと思うんですけど。

大臣

説明は、先ほど申し上げたように、報告をしておりまして、そのときに、外部付着の可能性もあるということであります。そのときのやり取りの中で、可能性について、どういうことがあるかと、当時の時点でですね、その飛散があったと、がれきの撤去においてですね、ということは、公知の事実でありましたので、別に、そのがれきの撤去によって飛散があったということ自体についてですね、知識がなかったということではなかったわけでありますので、その可能性についてはですね、この、特定できないということで、その時点の説明は、そういうことであったし、先方からも、そういう御質問もなかったと、こういうことでありますので、その時点で、どうこうということではなくて、今後、先方からですね、そういう御要請というのがあるのであれば、真摯に対応するということであります。

報道官

はい。他によろしいでしょうか。ないようでしたら、これで会見を終わります。

大臣

はい。ありがとうございます。以上

 

 

農水省がオートラジオグラフィーを使って調べ、がれき撤去によるチリの拡散が原因と推定したにも関わらず、原子力規制庁の一言で大臣が一気に「原因不明」宣言。原子力規制庁の言いなりです。

この大臣は国民の命の方を見てなくて原子力規制庁のほうを向いてるということです。こんな人間を国会議員に選んだということです。

それをマスコミが拡散。「原因がわからなかったから地元に知らせなかった。対応は問題なし」ということになっています。これからもこういうことが続くでしょうね。

二次被曝に関わる重要な情報が公開されず、気づいたときは、放射性微粒子を吸わされていたという状態です。

原発事故後も何も変わっていない日本です。このままだとまたフクイチから大量の放射性物質が漏洩していても隠蔽されるでしょうね。1号機のがれき撤去も思いやられます。

 

この一連の報道を見て、時系列に整理しました。間違ってたらすみません。

 

2013/8/19 3号機がれきを撤去  モニタリングポスト(双葉町郡山局、福島第一原発から北北西へ約2.8km)において、空間線量率の一時的な上昇が確認された 

2013/8/27 福島県ががれき撤去が原因の放射性物質の粉塵の飛散を推定

2013/10  福島県南相馬市で収穫されたコメから基準超のセシウムが検出される 

2014/1 農水省が大学などの専門家に相談

2014/1 農水省が原子力規制庁に相談

2014/2 原子力規制庁が「原因不明」と回答 2月初めに農水省の事務方に報告、大臣も確認

2014/2 農水省は地元の農業関係者の会合で「現時点で原因は不明」と説明

2014/3 農水省は気象庁に問い合わせ、「20キロ程度は飛散し得る」と回答を得る

2014/3 農水省は東電に対してがれき撤去で飛散した可能性を指摘し、防止策を要請。地元に説明せず

2014/4 東電が農水省に福島第一原発からの放射性セシウムの総放出量は最大4兆ベクレル、南相馬市にセシウムが最大で1平方センチ当たり0・04ベクレルが沈着したことを伝えた

2014/6 東電が福島県に福島第一原発からの放射性セシウムの総放出量は最大4兆ベクレル南相馬市に、セシウムが最大で1平方センチ当たり0・04ベクレルが沈着したことを伝えた

2014/7 国と東電ががれき撤去で20km飛散の恐れを地元に説明しなかったことが一斉に報道される 

2014/7 農水大臣記者会見「原因不明・対応に問題なし」


地元の人が4兆ベクレルの追加被曝、追加汚染された事実をはっきりと知らされたのは10ヶ月後だったということです。



がれき撤去で放射能飛散コメ汚染の報道についての考察(2)放射性粉塵4兆ベクレル撤去作業の画像なし?

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50キロ先、住宅地にも粉じん 福島第一原発がれき撤去

http://digital.asahi.com/articles/ASG7H5SVWG7HUUPI00C.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG7H5SVWG7HUUPI00C    2014年7月16日07時33分

東京電力が昨年8月に福島第一原発で実施したがれき撤去作業で放射性の粉じんが20キロ以上離れた避難区域外の水田に飛散した可能性が指摘されている問題で、この時の放射性の粉じんがさらに50キロ付近まで飛んでいた可能性が高いことが京大研究グループの調査で分かった。今後も実施していくがれき撤去作業による汚染が広範囲に及ぶ恐れを示すものだ。 

調査したのは、京大大学院医学研究科の小泉昭夫教授(環境衛生)ら5人。住民の被曝(ひばく)量を予測するために2012年9月以降、福島県内の住宅地の3地点に空気捕集装置を置いて大気中の粉じんを集め、1週間ごとに放射性セシウム濃度を測定してきた。 

 このうち原発から北西48キロの相馬市で集めた昨年8月15〜22日分から、他の時期の6倍を超す1立方メートルあたり1・28ミリベクレルの放射能を検出。北北西27キロの南相馬市では20〜30倍だった。西南西22キロの川内村では変化がほぼなかった。 

 小泉教授らは?原発の北西や北北西で放射能濃度が上がり、西南西で変化がほぼないことは当時の風速や風向きによる放射性物質の拡散予測に一致する?大気中から集めた粉じんの粒子は比較的大きく、第一原発のような放射性物質が密集する所に長くあるうちに大きくなったと推測される――などから第一原発でこの時期に行ったがれき撤去で飛散してきたとみている。 

 さらに南相馬市の地点では昨年5、6月にも1度ずつ粉じんのセシウム濃度が急上昇した期間があり、この間にも撤去作業で飛んだ可能性があると分析。小泉教授らは今年3月、「第一原発のがれきが汚染源とも考えられる」とする報告書を環境省に提出していた。 

 東電は昨年8月19日に第一原発3号機で大規模ながれき撤去を実施。20キロ以上離れた南相馬市の水田で収穫されたコメから基準超のセシウムが検出され、農林水産省から飛散防止を要請されていたことが14日の朝日新聞報道で発覚した。東電は記者会見で撤去作業との関係は不明としつつ、「ご迷惑をかけた」と謝罪。当時の放出量はふだんの1万倍以上にのぼり、4時間で最大4兆ベクレル(試算)だったと発表した。 

 東電は今月下旬に1号機を覆うカバーを解体し、大規模ながれき撤去に入る方針だ。飛散防止剤を多くまくとしているが効果は不透明で、詳細な作業日程や放射線量の公表を求める声が出ている。(青木美希)

(管理人より)

住宅地までプルームが流れ、放射性浮遊塵が飛散していましたね。2012年9月から京大がエアサンプラーで大気浮遊塵を引いて測定してたんですね。できるだけリアルタイムに近い形で早く国民にデータを公開するべきだと思います。 

「2013年5、6月にも1度ずつ粉じんのセシウム濃度が急上昇」と上記事にありましたし、結局4兆ベクレルもの追加汚染をした3号機のがれき撤去が、私たちを汚染水漏れ報道で目くらまししながらどう進められていったのか、報道されていたのかを、東電の報道発表資料を時系列で2012年5月から振り返ってみることにしました。リンクの山になるかもしれませんがどうかお許しを。


2013年の東京電力の「報道関係各位一斉メール」  

2013年5月 5/4 3号機原子炉建屋上部ガレキ撤去工事における高線量ガレキの発見   約540mSv/hの高線量率ガレキ

           5/18 3号機原子炉建屋上部において、ガレキ撤去作業に使用していた無人重機の制御に使用している油が漏えい

2013年6月  6/29 生コン車の汚染 それ以外はほぼ汚染水漏れのこと 

2013年7月  7/10 7/11 3号機原子炉建屋上部において、ガレキ撤去作業に使用していた無人重機の油圧カッターから作動油が漏えい

                 7/18 3号機原子炉建屋5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)で湯気らしきものの確認  

      

                  ※湯気問題で公表された画像ですが、この7月の段階で3号機の屋上にあった、グニャグニャの大きめの鉄骨はすでになくなっていることが分かります。

             ※補足で湯気問題の動画を2本あげときます。東電の尾野氏も言ってますが、7月にはかなり撤去されているようです。

          「3号機の屋上のがれきの線量というのはもともと非常に高いということが分かっておりまして、がれきなどがだいぶのけられてきて、

          ここの線量というのを初めて測ったものですから、比較できるものが存在してない」https://www.youtube.com/watch?v=1AOyRDBLBfY

     

2013年8月 8/23   免震重要棟前に設置されている連続ダストモニタの高高警報 

             <3号機原子炉建屋上部〔原子炉上西南西側(下方向)〕>

              ・8月22日午前11時35分から午後0時5分(採取時刻)

                セシウム134:1.2×10-3[Bq/cm3]

                セシウム137:2.6×10-3[Bq/cm3]

      8/20   免震重要棟前に設置されている連続ダストモニタの高高警報

              <1、2号機開閉所東側>

               ・午前11時30分から午前11時50分(採取時刻)

               セシウム134:4.6×10-6[Bq/cm3] 

               セシウム137:8.6×10-6[Bq/cm3]

             <モニタリングポスト−2>

             ・午前11時58分から午後0時28分(採取時刻)

               セシウム134:3.1×10-7[Bq/cm3] 

               セシウム137:4.2×10-7[Bq/cm3]

      8/19   免震重要棟前に設置されている連続ダストモニタの高高警報

                        <1,2号機開閉所東側>

                       ・午後0時48分から午後1時08分:

              セシウム134:3.2×10^-5[Bq/cm3]
              セシウム137:7.2×10^-5[Bq/cm3]

                       ・午後1時50分から午後2時10分:

              セシウム134:8.0×10^-6[Bq/cm3]
              セシウム137:2.1×10^-5[Bq/cm3]

             <モニタリングポスト−2>

             ・午後7時55分から午後8時25分

             セシウム134:3.1×10^-7[Bq/cm3]
             セシウム137:4.5×10^-7[Bq/cm3]

      8/12 免震重要棟前に設置してある連続ダストモニタで、放射能濃度が高いことを示す警報が発生  身体汚染が確認された10名は、頭部・顔面が最大19Bq/cm2で汚染

参考  南相馬の玄米に放射性物質が直接付着:その2「3号機の汚染ダスト」  おしどりマコさんのレポート

2012年9月 9/13 9/15 9/16 9/18  3号機原子炉建屋5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)より、湯気

2013年10月11日にガレキ撤去作業を完了

 

報道関係各位一斉メール には、先日からの報道を裏付けるものが残っていますね。

そもそも3号機のがれきははじめはこうでした。大中小のぐにゃぐにゃの鉄骨、コンクリートのがらなど、どう考えても動かせば埃がしそうです。強烈に高い線量の場所。

 

がれきの撤去を画像で見てみたいのでさらに 福島第一原子力発電所 3号機の現状 より画像 を時系列に抜粋してみていくことにします。

2013年2月からがれき撤去作業を行ってますね。

参考 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130206_03-j.pdf

参考 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130422_10-j.pdf

 

 


参考 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130527_03-j.pdf

 


大量の放射性浮遊塵を飛散させた7、8、9月のがれき撤去作業の画像が何故かありません!!

連続ダストモニタの警報が鳴りまくっていた8月がないのはおかしい。記録してないはずないですから公表してないということでしょう。

ぐにゃぐにゃの鉄骨やコンクリートがらを撤去している時の粉塵の出具合などが確認できません。この段階で浮遊塵が飛散すれば風に乗って飛んで行き、田んぼの稲穂に付着するでしょう。

次の更新が10月のがれき撤去完了時点。もう稲刈りです。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_131016_06-j.pdf

 

 


東電は除染すると書いています。(赤囲い)機械を使った除染作業でも埃は舞うと思われます。

2012年2月ぐらいから継続的に粉塵は漂っていたと思いますが、8月の撤去作業が一番埃が多く出たのではないかと思われます。

ビル解体現場でも埃がたくさん出ますので、3号機で出ないはずがありません。



参考  これは福島第一原発ではありませんが↓ がれきを撤去するときはこんなに埃が出たのではないかと思いましたので参考イメージとしてアップしておきます。

私はこれを見て、今後放射性物質を含んだコンクリートを使ったビルやマンションが解体されるときはまた放射性物質が飛散するんだな〜とぞっとしました。


マレーシア航空機MH17便 撃墜。搭乗者298人全員死亡。墜落現場 画像 動画 まとめ

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連日ガザでの悲惨な戦争の実態が伝えられる中、ついに、ウクライナ東部の空域で民間の航空機が撃墜されました。マレーシア航空機MH17便です。7/17の夜中にツイッターで知り、墜落現場画像などネットで情報を収集しましたが、よくわからないこともあります。ネット上では様々な憶測、考察が語られていますが、とりあえずざっと海外の報道から動画をアップしておきます。

マレーシア航空機に搭乗し亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。


 

 【写真特集】ウクライナのマレーシア機墜落現場 画像 34枚

http://www.afpbb.com/articles/-/3020890

リンク先には!のマークの画像があり、閲覧注意を促しています。!のついた画像はご遺体などのショッキングな画像ですのでご注意ください。

 

マレーシア航空、墜落したアムステルダム発777-200の搭乗者数と国籍を発表

http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_1010108.html

2014年7月18日(金)16:49(マイナビニュース)

マレーシア航空は、7月17日に運航していたアムステルダム発クアラルンプール行きの777-200がウクライナ東部に墜落した件について、搭乗者数とその国籍を発表した。

座席を使用しない幼児3人も含めて搭乗者数は283人・乗員15人であり、298人全員が死亡したとみられている。なお、機体は整備記録上、異常はなかったと発表されている。

搭乗者国籍
オランダ: 154人
マレーシア: 45人(うち、乗員15人・幼児2人)
オーストラリア: 27人
インドネシア: 12人(うち、幼児1人)
イギリス: 9人
ドイツ: 4人
ベルギー: 4人
フィリピン: 3人
カナダ: 1人
国籍未確認: 41人
合計: 298人


ウクライナで墜落のマレーシア航空機、エイズ会議出席者らが搭乗

http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2014/07/130533.php

[メルボルン 18日 ロイター] - オーストラリア政府は18日、ウクライナ東部で墜落したマレーシア航空機MH17便に、豪メルボルンで開催される国際エイズ会議の出席者らが搭乗していたと発表した。

ビショップ豪外相は記者団に対し、「国際エイズ会議の出席者の多くが搭乗していた」と述べ、MH17便はマレーシアのクアラルンプールに到着後、オーストラリアのパース行きのフライトに接続する予定だったと語った。

同会議を主催する国際エイズ学会(IAS)は声明で、過去にIAS会長を務めたオランダ人のユップ・ラング氏が搭乗者に含まれていたとの情報を受けたとし、正しい情報であれば、HIV・エイズ研究界は非常に重要な人物を失ったと指摘した。

国連合同エイズ計画(UNAIDS)のシディベ事務局長はツイッターで、乗客の多くは同会議に向かっていたと明らかにした。同会議は20日から1週間にわたり行われる。ビル・クリントン元米大統領も講演する見通し。

マレーシア機のブラックボックス回収

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140718-00000185-jij-int

【キエフ時事】インタファクス通信によると、ウクライナ国家非常事態局は18日、東部ドネツク州で撃墜されたとみられるマレーシア航空機のブラックボックス二つを回収した。州当局者が明らかにした。フライトレコーダーとボイスレコーダーの二つを指しているとみられる。


http://coresugo.com/saisin/

 


 http://live.reuters.com/Event/World_News

 

  ⇒閲覧注意 ショッキングな画像です。

【愕然】5号機配管はサビサビ!いつ大穴が空いてぶち壊れてもおかしくない!こんな配管いつまでもつの?

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福島第一原発5号機の配管で水漏れ

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140719-00000035-nnn-soci

日本テレビ系(NNN) 7月19日(土)17時10分配信

 福島第一原発5号機で、使用済み燃料プールにつながる配管から水漏れが見つかった。5号機では、今月の初めにも別の配管で水漏れが見つかっていた。

 水漏れが見つかったのは、5号機の使用済み燃料プールの水を海水で冷やした後で、プールに戻す配管。19日午前1時半頃、2か所の弁の周辺で、計100リットルの水たまりが見つかった。東京電力が原因の特定を進めているが、プールの温度などに影響は見られないという。

 5号機では、今月6日にも、別の配管で水漏れが見つかり、一時、プールの冷却を止めるトラブルがあったばかり。

(管理人より)

5,6号機がかわりばんこに冷やされて綱渡り状態だということは前の記事で書きました。↓

フクイチ5,6号機が綱渡り状態。冷却停止なら爆発やメルトダウンもありうるのに追加の報道がない恐怖。

5号機の配管がまた水漏れです。写真がアップされたのを見て愕然としました。これに大穴が空いて壊れて冷却できなくなったら・・・・メルトダウン。

これについて「サビサビだ!」というのは、もはや「王様は裸だ!」というのと同じノリですね。

こんな錆だらけの配管が永遠にもつと思うんでしょうか?もはや恐怖しかありません。

http://photo.tepco.co.jp/date/2014/201407-j/140719-01j.html

福島第一原子力発電所5号機原子炉建屋5階オペレーティングフロアにおける水溜りの発見について(続報)

http://www.tepco.co.jp/cc/press/2014/1239306_5851.html 

平成26年7月19日
東京電力株式会社

 本日(7月19日)お知らせした、5号機原子炉建屋5階オペレーティングフロアにおける水溜りの発見についての続報です。

 当該弁2箇所(A系およびB系)の水溜りについて、放射能分析結果は以下の通りです。

 (A系:水溜り深さ約9cm)
 ・コバルト-60  2.1×10^0  Bq/cm3
 ・マンガン-54   7.3×10^-2 Bq/cm3
 (B系:水溜まり深さ約18cm)
 ・コバルト-60    3.4×10^0 Bq/cm3
 ・マンガン-54    7.3×10^-2 Bq/cm3

 このコバルト-60の放射能濃度レベルは、使用済燃料プールにおける濃度と同程度となっております。

 また、当該弁からの漏えいの有無を確認するため、弁ボックス内の水の汲み上げを完了し、現在、状況を確認中です。

 なお、5号機については、既にお知らせしているとおり、残留熱除去系による原子炉停止時冷却運転(炉心冷却)と非常時熱負荷運転(使用済燃料プール冷却)を交互に実施しており、現在は、炉心冷却を行っております。

 本日(7月19日)午前5時現在の使用済燃料プールの温度は25.2℃で、65℃(運転上の制限)に達するには、8日程度(0.192℃/h)余裕があります。

 今後、非常時熱負荷運転による使用済燃料プールの冷却再開を7月20日までに予定しております。以 上

ふくいちプラントパラメータモニタの綱渡りは続く!

http://fukuichi.mods.jp/?p=3%2C4%2C9&fname=p56_1.csv&cnt=120&update=%E6%9B%B4%E6%96%B0

 

花火大会を考える。花火=火薬。重金属は空気中に飛散。花火工場では世界中で爆発事故が起きている事実。

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また今年も花火大会が近づいてきました。昨年も放射能汚染地域の花火大会の際にゲリラ豪雨があり、放射性物質や重金属などを捕捉した危険な雨に若者がずぶ濡れになるという事態がありました。

昨年の記事↓

フクイチ3号機が不穏当な時ですら花火に浮かれる日本中の人々、まさにパラレルワールド!

エンタメのために命を懸ける?レベル7の日本の現実です。私は311後は環境が汚染される花火大会はやめるべきだと主張してきましたが、まあ一切広がりません。

理由は3つ。一つは庶民の楽しみ。二つ目は地元経済。三つ目は伝統文化?放射能を懸念する人々も花火に関してはほぼ無視。 重金属と放射能の複合汚染がより症状を悪化させることは、バンダジェフスキー博士も指摘しておられたのに・・・・ 

福島原発事故後は放射性物質のダストが舞っているわけですから、花火を上空で爆発させると重金属との複合汚染になるので環境に良くないことは明白です。 

花火の環境工学より引用

重金属汚染

リチウム(赤色)、ナトリウム(黄色)、銅(青緑色)など、金属イオンと炎色反応の色の関係を、中学校の理科第1分野や高校の化学の授業で学んだ記憶があるだろう。花火の色は、この炎色反応を利用して表現されている。火薬の中に、色火剤と呼ばれる金属化合物が入っているのである。

では、色を出した後、それらの金属元素はどうなるのだろうか?

消えてなくなるわけがない。もし花火でそんな変化が起こっていたならば、ドルトン(Dalton John:原子説の提唱者。1766〜1844)もびっくり。ノーベル賞どころの騒ぎではない。

入っていた金属元素は、何らかの化合物として空気中に飛散することになる。そして、いずれは降下し、地表面や水面に沈着する。あるいは、雨で洗い流されて地上に到達する。その中には、銅(青緑色)やストロンチウム(深赤色)といった重金属も含まれる。土壌や水系の重金属汚染が懸念される。

二酸化硫黄 

花火は酸化剤、可燃剤、そして前述の色火剤からなるが、このうち可燃剤には、硫黄が用いられることもある。硫黄が燃えれば、当然、二酸化硫黄が発生する。二酸化硫黄は無色で刺激性の強い気体であり、気管支炎や喘息を引き起こす。空気中の濃度が0.012%以上になると人体に害があるともいわれる。また、酸性雨の原因物質の一つとしても有名である。

そのため、二酸化硫黄の排出量は大気汚染防止法によって厳しく規制されている。施設ごとの量規制、工場全体での総量規制、あるいは燃料使用基準など、様々な規制が存在する。

しかし、花火は工場ではない。従って、規制は適用されない。どれだけ排出しても、大気汚染防止法には引っかからないのである。黒色火薬の場合、全重量の10数%は硫黄だというのに……。 

二酸化窒素

ものが空気中で燃えるときには、必ず、空気中の窒素と酸素が反応して、二酸化窒素が発生する。花火とて例外ではない。

二酸化窒素も刺激性の気体であり、鼻や喉を刺激するほか、呼吸器系統への慢性的な作用、気管支や肺機能への影響などが指摘されている。世界保健機関によれば、空気中の濃度がわずか0.5ppmでも、人体に対する強い影響があるとのことである。また、水に溶けると硝酸になるため、二酸化窒素は、酸性雨の原因物質でもある。

例えば自動車は、排気ガスを三元触媒と呼ばれる触媒に通すことによって、発生した二酸化窒素を分解している。だが、上空で炸裂した花火の排出ガスを、触媒に通せるはずがない。二酸化窒素は、そのまま空気中に放出されてしまう。

浮遊粒子状物質 

花火の後には、多量の煙が残る。煙は、ススなどの微粒子からなる。粒が小さいために風で巻き上げられやすく、空気中を長時間にわたって浮遊する。こういった粒子は呼吸器系に入り込みやすく、気道や肺胞への沈着を起こして、呼吸器疾患の原因となる。

大気汚染防止法は浮遊粒子状物質についても規制を定めているが、やはり花火には適用されない。 

  

にもかかわらず、ネット上の花火の環境影響について懸念するQ&Aは、「影響はない」とする答えばかりです。まさに「火消し」。

「少しだからいい」「年に一回だからたいしたことはない」「気にしすぎ」「重金属は環境中にもある」など、原発と同じようなパターンで「危険隠し」が行われています。

重金属や放射性物質はたとえ低濃度であっても食物連鎖で濃縮していき、食物連鎖の頂点にいる生物に高濃度に蓄積するということを誤魔化すのに必死です。

やっぱり産総研で「花火の安全化」など税金を使って研究されていました。

http://rrpdb.db.aist.go.jp/RRPDB/system/Koukai.Top   で「花火」と検索すると

http://rrpdb.db.aist.go.jp/RRPDB/system/Koukai.List   こんなに出てきます。しかも産総研は花火を「化学産業」と位置づけています。

こうなると原発と同じで、危険性は過小評価され、品質管理すれば問題ないというような安全神話が生まれると思うのです。

茨城大学教育学部理科教育教室、化学研究室 の作った花火の科学に関するパワーポイントに、驚くようなスライドがありました。 こちら⇒花火の科学  より当ブログ内に抜粋転載

将来学校の先生になる学生さんが作ったと思われるパワーポイント。教材研究して丁寧に作られてるのですが以下のスライドは「火薬の平和利用」という言葉を付け加えてるところが私は正直納得いかなかったです。

 

 

 

火薬の平和利用って、なんか似てますね、核の平和利用と。火薬=武器のプロパガンダにつながる気がして仕方ありません。

「たまや〜」とか楽しんでる場合じゃないと私は思います。ついでに個人的には、運動会の時の早朝の花火もやめてほしいと思っています。

花火=火薬。こちらをご覧ください。 

欧州重大災害危険委員会MAHBの事故データベースMARS  より

「2000年5月13日 花火貯蔵倉庫で火災が発生して3回爆発した。事故原因は不明であるが、消防隊員4名を含め18名が死亡し946名が負傷した。その他3名が行方不明になり、民家400軒が破壊された。花火材料に含まれる重金属が環境影響を与えたと考えられる。」

とありますが、これはオランダ・オーファーアイセル州エンスヘーデで起きた花火倉庫の爆発事故です。

http://www.sozogaku.com/fkd/cf/CA0000254.html 

損害は8900万ドルにおよび、過去25年において西ヨーロッパで起きた産業事故の最大規模とも言われる事故と言われているようです。

動画を探してみました。この爆発事故をバラエテイ番組で紹介するなんて、まったく日本のテレビ番組は不謹慎です。恥ずかしい。

 

 

 

他にも世界中で花火爆発事故が起きています。日本、フィリピン、台湾の順。

 

 

 放射能汚染国家になった国、日本で重金属を撒き散らす花火を、エンタメのためにするのはもうやめたほうがいいと私は考えます。

私の子供は喘息でしたので、花火をほとんどさせていません。喘息の小学生が花火の煙を吸い込んだ途端に「ヒュー」と発作が出たということを、実際に知人から聞いて知っていたからです。

作る人も上げる人も命懸けの花火。産地不明のものを買い食いしながら、そして重金属を吸いながら炎色反応を見るのが花火大会。大気汚染防止法には適用されない。

今年もまた近づいています。当日はそらまめくんでPMなどをチェックしてみようと思います。

スモーキーマウンテンで生活する女の子 マニカちゃん

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2年後

 

 

 

(管理人より) 

フィリピンのスモーキーマウンテンに住むマニカちゃん(12歳)の暮らしと生き様にあなたは何を感じますか?

日本では 1億8000万円分の食べ物が捨てられています。

私は、日本に住む人たちがひとりひとり、廃棄物の問題に対して真剣に向き合って初めて自然エネルギーの欺瞞が見えてきて、原発をなくすことができるのではないかという気がしています。

裏を返せば、廃棄物問題に目を背けたら、もう原発の問題は解決しないということです。

1億8000万円分の『コンビニ弁当』が毎日棄てられている!【贅沢大国・日本】

コンビニ弁当が捨てられている。それも1億8000万円分もである。コンビニからでる廃棄は弁当に換算して、平均30個。それをコンビニ最大手のセブン-イレブンの店舗数1万2000点に直すと、36万食。金額にしてほぼ1億8000万円となる。ということは、それだけのお金額が毎日捨てられているのである。

 


福島県海開きのニュースで「砂」の放射能汚染度の数値が発表されない不思議。「砂浜」の砂の汚染度は??

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<海開き>うれしい! いわきの2海水浴場で /福島

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20140721ddlk07040080000c.html

2014年7月21日(月)11:43

 夏の訪れを告げる海開きが20日、いわき市の勿来、四倉の両海水浴場であった。市内10カ所の海水浴場はすべて放射性物質が検出限界値(1リットル当たり1ベクレル)未満だったが、津波対策の防波堤工事の影響で昨年と同じ両海水浴場だけの海開きとなった。来年も両海水浴場のみとなる見通し。

 市内最大の約300メートルの砂浜を持つ勿来海水浴場では、家族連れや若者ら約30人が今年最初の海水浴を楽しんだ=写真。母親や妹と震災後初めての海水浴にやってきた同市好間町の小学1年、船山幸之介君(6)は、波際を走り回りながら、「プールも楽しいけど海も楽しい」と喜んでいた。

 市や県によると、市内の海水浴場のほとんどで防波堤工事などが終わる2016年まで閉鎖が続く。さらに、大規模な防波堤の建造で砂浜が狭まったり、震災による地盤沈下で砂浜が消失している場所もあり、市観光交流課は「市内の海水浴場は震災前と同じ状況には戻らないだろう」と残念がる。【栗田慎一】

待望の海開き いわき・勿来海水浴場、四倉海水浴場

http://www.minyu-net.com/news/news/0721/news5.html

 いわき市の勿来、四倉の両海水浴場が20日、海開きした。同市には10カ所の海水浴場があるが、ほかは津波被害の復旧工事などで再開を見送った。

 勿来海水浴場で行われた海開き式では、勿来工高のフラチームが華麗なフラを披露した。震災犠牲者に黙とうをささげ、神事でシーズン中の無事故を祈った後、地元の観光をPRするサンシャインガイドいわきの鈴木真奈美さんが海開きを宣言した。清水敏男市長らがテープカットした。

 両海水浴場とも開設期間は8月17日までの午前9時から午後4時まで。空間放射線量を毎日測定、場内に掲示する。

(2014年7月21日 福島民友ニュース)

(管理人より)

花火の記事を書きましたので、海水浴のことも書いておこうと思います。

今年も全国で海開きのニュースが出ましたが、福島県でも2箇所の海水浴場の海開き。報道の中で、福島の地方紙も毎日新聞も、放射能濃度の具体的な数値を出していません。

ニュースの中では空間放射線量や海水の放射性物質濃度について少し触れているだけ。 砂浜の砂や砂浜沿いの海水の汚染が問題なのに、報道では思い切りスルーされています。

これではニュースを見た人が「問題なし」と判断してしまうと思います。果たしてそのような判断が適切かどうか、まず、いわき市のHPで調べてみます。

いわきの海開きについて  より 

「※勿来及び四倉海水浴場において、小さなお子様が砂遊びできるサンドパークを開設します。なお、監視塔において、スコップやバケツなどの砂遊びセットを無料で貸出します。」

http://www.city.iwaki.fukushima.jp/mimiyori/018034.html  より

毎回調べてて思うのですが、役所のHPは数字をそのまま載せずにPDFにしてずら〜っと並べてわかりにくくしてるとしか思えません。不親切なのか内容を隠したいのか・・・

放射性物質の測定は、体に付着する可能性が大きい「砂浜」の砂と「海底」の砂の両方すべきだと思います。

一番下の行に「砂」とありますが、「海底」の砂か「砂浜」の砂かわかりません。

しかも「設定なし」って!!!

海開きに、暑いのにゆるキャラ呼んだり、砂遊びセットとか用意するよりも、砂浜の砂の汚染を測定するほうが大事です。

実際、私は昔、海水浴に行き、ひっくり返って頭を海底にツッコミ、海底の砂が耳の穴に入り込んだ経験があります。半年ぐらいずっと耳の中から砂が出てきました。子供は砂浜で、首だけ出して砂に埋められたりして顔中、体中、砂だらけで遊びます。なので、砂浜の砂も、海底の砂も放射能汚染されてたらまずいわけです。

耳にも鼻にも口にも目にも入るのです。海水も何度も飲み込みます。

直近2回の海底砂の測定結果を見てみます。

08 H260630いわき市海水浴場における放射線モニタリング調査結果(海水、海底砂)(PDF形式 138.7KB)  より

 

10 H260707いわき市海水浴場における放射線モニタリング調査結果(海水、海底砂)(PDF形式 138.4KB) より

 

 

こんなに高い数値・・・食物の基準が100ベクレル/kgだから感覚が麻痺してしまうのでしょうか。 

海底の砂は波で打ち上げられて砂浜の砂になるわけですが、昨年2013年にちだいさんが勿来海水浴場の砂浜の砂を測定されていましたので転載します。

昨年は、砂浜の砂が 55ベクレル/kg 汚染されていたのですね・・・・今年は汚染水も追加で漏れていると考えると・・・ 

http://ameblo.jp/c-dai/entry-11634453081.html  より

 

福島県放射能測定マップより

http://fukushima-radioactivity.jp/else-mapdetail.php?category_cd=3&genre_cd1=7&point_no=3014  より

勿来海水浴場(南)の測定値 浜砂(土壌)(浜)の測定値 (測定機器:Ge半導体検出器)

2011年06月07日の砂浜の汚染は なんと、セシウム合算1104ベクレル/kg でした。

 

 

http://www.remnet.jp/lecture/forum/07_02.html   より内部被曝について

せめて砂浜の砂の放射能汚染度を2箇所でなく、なるべく多く10箇所以上測定すべきです。

そしてその具体的なデータを新聞や市のHPに発表した上で、海水浴に行くかどうか判断できるようになっていればまだいいのですが・・・

きちんと数字を確認すれば海水浴に行かない人もいると思います。

検査も広い海水浴場のたった3箇所。砂浜の砂の検査をしてない。

そういうことを知らずに「ニュースで大丈夫って言ってたよ、行こう行こう!」となってしまう人がいるのだと思います。

そもそも「いわき市海水浴安全対策会議」って誰がやってるんでしょうか?責任の所在が曖昧だと思います。誰が「泳いでいい」って決めたかわからない。

そういった状況で、海水浴に行くのはもはやリスクしかありません。

2011年に4400ベクレル/kgの汚染があった永崎海岸。3年たって砂浜の汚染度はどうなったか?

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 永崎海岸環境の復元プロジェクトから〜いわきの海岸砂浜の放射線調査〜(2011年)より 福島県海開きのニュースで「砂」の放射能汚染度の数値が発表されない不思議。「砂浜」の砂の汚染度は?? 

昨日はいわき市の海開きについて記事を書きました。1日でツイッターで120、フェイスブックで20拡散しました。ありがとうございます。

海水浴場のモニタリング結果というのは東電HPといわき市HPにそれぞれあって、ややわかりにくいですがネット上で見ることができます。

2014/7/22(月)の東電の定例会見でおしどりマコさんが海水浴場について質問されており、昨年から東電のモニタリングで海水の測定箇所の数が減らされていることがわかりました。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/156038  39:40〜 海水浴場測定箇所についての質問

昨年は測定箇所が10箇所だったのが今年は2箇所。東電によると、測定場所の選定、データの公表などもいわき市と相談して決めているということです。

東電HPで公表しているデータを見ると、昨年は海水浴シーズンが終わってから追加でストロンチウムを測定していますが、今年の海開きではなぜか測定していません。見てください↓

四倉海水浴場,勿来海水浴場 海水試料測定結果 平成25年11月12日東京電力株式会社  より 

四倉海水浴場,勿来海水浴場 海水試料測定結果 平成26年7月22日東京電力株式会社  より 

 

 いわき市のHPをみても、昨年の海水浴場の砂などの汚染データ等を削除してしまっているようです。何度検索しても出てきません。HPに最終的な来場者の人数しか残していないというズルさ・・・・いわき市の方の海水・海底砂の測定は「NPO法人いわき環境研究室」が委託されていますが

今年の測定が4月は5箇所の測定だったのに5月にはなぜか3箇所に減らされています。

02 H2604いわき市海水浴場における放射線モニタリング調査結果(海水、海底砂)(PDF形式 218.8KB)

04 H2605いわき市海水浴場における放射線モニタリング調査結果(海水、海底砂)(PDF形式 236.8KB)

まあ、市民が黙ってたら市役所はこういうずるいことをこっそりするんですね。似たようなPDFをいちいち開いて確認するなんて作業を市民はやりたくありませんから。 NPO法人いわき環境研究室 を見てみると

とありますから、海岸全域のデータはある可能性があります。なぜ全部公開しないのでしょうか。

このNPOは「いわき地域環境科学会」と連携して調査活動をしているようです。

2011年の調査がこちら↓  砂浜の砂の放射能濃度が記載されていました。

永崎海岸環境の復元プロジェクトから〜いわきの海岸砂浜の放射線調査〜  より

 

 その当時の朝日新聞で、永崎海岸で最大で4400ベクレル/kgの砂があったと報じています。グラフにはなぜかあらわれていません。おかしいですね。切捨てて平均化したのでしょうか。こういう場合はグラフだけでなく数値でも公表すべきです。勿来海岸にも強烈に高い値があったかもしれません。

四倉海岸も高いです。市民は汚染の最大値を知っておきたいと思うのですが、なぜ数値全部を公表しないのか訳がわかりません。

いわき市沿岸砂浜などの放射線量調査(中間報告)いわき地域環境科学会(平成23年12月1日)より

 2011年9月26日付け福島民友新聞にて、福島第1原発より排出された高濃度放射能汚染水が4月13日、
いわき市の沿岸まで南下したとのシミュレーションに係る記事が掲載された。(右図参照) 尚、いわき市沿岸での
海水中の放射能濃度は約1000Bq/kgであった。 これより、いわき市の海岸砂浜が海水により汚染された結果、
海水が影響する砂浜、特に下層部の放射線量が高くなっている測定値が得られたとの考えに至った。

2011年に 約1000Bq/kgという高濃度の汚染水がいわき市の海岸に接岸し、砂浜を汚染したことは事実。最大4400ベクレル/kgの汚染が 砂浜の砂にあったということです。

3年たって汚染はどうなったか、2014年度の砂浜の汚染度を測定していないのかしているかどうかも不明で(ネットで確認できない)そして、公開しないまま海開きするいわき市。

この調査を委託された団体の目的が、

「当会では、いわき市沿岸の砂浜における放射能汚染の実態を調査するとともに、そのメカニズム解明を通して、一日も早く安全な海岸環境へ復帰することを目指す」

ですから、もはや科学会ではありません。砂浜の汚染度を調べた結果、市民に全て公表し、安全な海岸に復帰することは無理だと判断しなければならないはずです。どこにホットスポットがあるかわからないから海開きをしてはいけないと言わなければおかしいはずです。まったく市民の命と環境を守る方向になっていません。

測定に関わったのは、東電、いわき市、いわき地域環境科学会、NPO法人いわき環境研究室です。

なぜそのようなことになったのか?

次回に続く

 

市から海水浴場の汚染調査を委託されているNPOの母体が日本財団から助成金を受けている事実。

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福島県海開きのニュースで「砂」の放射能汚染度の数値が発表されない不思議。「砂浜」の砂の汚染度は??

2011年に4400ベクレル/kgの汚染があった永崎海岸。3年たって砂浜の汚染度はどうなったか?

↑昨日の記事の続きです。

2013年の海開きのことを書いた個人の方のブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/kyomutekisonzairon/66544950.html) に砂浜の砂の汚染度のデータが残っていました。

しかし、なんと 四倉海岸における放射能に関する調査結果報告書⇒ いわき市HPリンク切れ!いわき市が削除してしまっています。

NPO法人いわき環境研究室が実施した2013年度分(3月実施)がこちら↓

このように昨年も?メッシュ状に調査していたというわけです。当時は誰もがいわき市HP上で確認できましたが、今はもう比較しようがありません。

昨年は四倉海岸では最大で3167ベクレル/kgが出ています!1000ベクレル/kg 超も見られます。

こういうのを2014年の今年もやってるのかどうかすらわかりません。

どうかお近くの方はいわき市に電話でご確認ください。なぜ、今年は砂浜の砂の汚染度を公開しないのかと。どなたか情報公開請求してみてください。

いわき市 商工観光部 観光交流課 施設係 

電話: 0246-22-7480  ファクス:0246-22-7581
メールでのお問い合わせはこちら

NPO法人いわき環境研究室は、いわき地域環境科学会と「強い協力関係がある」と書かれています。 http://www.essid.org/npo_setsuritsu.html 

http://www.essid.org/npo_setsuritsu.html より

「いわき環境研究室」は,本年8月に新設した組織である。本組織は,既存の組織である「いわき地域環境科学会」(以下「科学会」という)(昭和63年5月設立)の会員が中心となり,これまでの科学会の活動成果の発展的展開を図ると同時に,新たに地域環境の改善に寄与するような本研究室独自のテーマを掘り起こす調査・研究とそれらの成果を基に政策提言をも行っていく。

http://www4.ocn.ne.jp/~iwaki-kk/link.html  より

いわき地域環境科学会のリンクの説明に 「当NPO法人の母体となる任意団体」  と書いてあります。

NPO法人いわき環境研究室

役員 理事長(橋本孝一),副理事長(大平恭二),理事(松崎和敬,引地宏,和田佳代子),監事(江尻勝紀,佐藤烈)

http://www.essid.org/jpg/field66/NPO-chart.gif

  

 

いわき地域環境科学会いわきの海岸環境復元プロジェクトは日本財団の助成で行われています。

日本財団は原発推進団体です。⇒http://urx.nu/ao3x 

原子力推進事業に膨大な助成金を出しています。⇒ https://nippon.zaidan.info/dantai/000147/dantai_info.htm

https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1982/00359/mokuji.htm

http://nippon.zaidan.info/kinenkan/history30/1/1333.html より 原子力船むつにも5億円!

 

さらに見ていきます。NPO法人いわき環境研究室の2012年度の活動報告 を見ますと

原発推進団体から助成金をもらう環境団体が母体のNPOが再生可能エネルギーを大推進してることがわかります。あいおいニッセイ同和損害保険=三井住友系(原発推進)から寄付ももらっています。


原発推進企業、原発推進団体と助成金で結びついた環境団体を母体とする環境NPOが、自治体いわき市の受託事業で海水浴場の砂浜の砂の汚染度調査をし、再生可能エネルギーも推進してるということです。

東電の定例会見で、データの公表や測定箇所も東電といわき市と相談して決めると言っているのです。

結局全部原子力ムラとつながっているということ。ズブズブ。

ここでも再生可能エネルギーが原発を補完していることがわかります。いま多くの普通の脱原発市民が洗脳されている「原発VS再エネ」なんて偽物の対立軸です。

放射能汚染を過小評価(調査報告を読むとわかる)、さらにデータの隠蔽、メディアが正確に報道しない、再生可能エネルギーの普及に至るまで、この原発事故後の一連の流れは、全部、原発事故を起こした張本人が取り仕切っているということが、いわき市海水浴場の砂浜の砂問題でも明らかです。

一見、市民も含まれる環境団体ですが、調査を自治体に委託され、税金が流れ、さらに原発推進団体から助成金をもらっている事実は事実。これは誰もがネットで確認できることです。


【おかしなこと】

●2013年は砂浜の砂の汚染を調査し(いろんな深さで)数値データがいわき市のHPにあった。

●2013年の数値データをいわき市のHPにPDFであげてあったのに、いつのまにか削除されて見れなくなっている。

●2014年は調査対象がなぜか海底の砂になっていて、測定地点も減らされている。

●2014年に海開きを報じたニュースに、砂に関する汚染の具体的な数字がない。

 

もし、放射能汚染を過小評価したい側になったとしたら 

海底の砂を測定していれば一応、調査したことにはなる。(嘘にならない嘘)

市のHPにPDFでアップしておけば、わかりにくいので市民の目に付かない。

昨年の汚染データを削除しておけば、比較することができない。測定地点を減らしたことも気づく市民も、突っ込む市民もいないだろう。

 

と考えると思うのです。

こういうのを「環境的不正義」というのではないかと私は思います。


2013年にヤブロコフ博士が来日されて、日本にチェルノブイリの教訓を伝えてくださいました。それを噛み締めたいと思います。

http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/c2ddc3b148e8f37b1b4ea74152d1cc22  より

教訓その1「放射線の状況というものは安全です」という当局の公の宣言を決して信用してはいけない。」

教訓その2「空気・水・食料品に関して政府から独立した形で放射能をモニタリングするシステム、体制を確立しなければいけない。」 

教訓その3「体内の放射線核種ということに関して、つまり内部被曝に関して政府から独立したモニタリングを確立しなければいけない。」


 

風力発電所をめぐり中部電力子会社に県警が反対住民の情報漏らす!自然エネも原発と同じ。

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県警、反対住民の情報漏らす 発電所巡り中部電子会社に

http://digital.asahi.com/articles/ASG7R4G3MG7ROIPE01H.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG7R4G3MG7ROIPE01H

朝日新聞デジタル 2014年7月24日05時53分 

 岐阜県大垣市での風力発電施設建設をめぐり、同県警大垣署が事業者の中部電力子会社「シーテック」(名古屋市)に、反対住民の過去の活動や関係のない市民運動家、法律事務所の実名を挙げ、連携を警戒するよう助言したうえ、学歴または病歴、年齢など計6人の個人情報を漏らしていた。朝日新聞が入手した同社の内部文書でわかった。地方公務員法(守秘義務)違反にあたる可能性もある。 

 シーテックは大垣市上石津町と同県関ケ原町に16基、最大出力4万8千キロワットの風力発電施設の建設を計画。低周波による健康被害などを心配した上石津町の上鍛治屋地区(46戸)は2月、測量に伴う同社の立ち入り反対を決めた。 

 朝日新聞が入手したのは、同社地域対応グループと大垣署警備課長らとの協議内容をまとめた「議事録」で、2013年8月7日、14年2月4日、5月26日、6月30日の4回分。 

 最初の13年8月7日付によると、中部電岐阜支店から「大垣署が事業概要の情報を必要としている」と連絡があり、同グループ長らが署を訪れた。同署警備課は、一部の反対住民を「自然に手を入れる行為自体に反対する人物」とし、大垣市在住でダム反対などの運動家・近藤ゆり子さん(65)や、妻が共産党市議の弁護士らが所属する同市内の法律事務所「ぎふコラボ」との連携を心配していることを示した。 

 「大々的な市民運動へ展開すると事業も進まない」「平穏な大垣市を維持したい」などとして、今後の情報交換を依頼。その際、近藤さんについて、年齢や最終学歴などを伝えた。その後も「ぎふコラボ」事務局長の名前を教え、「病気で、次の行動が取りにくい」(5月26日付)などと教えていた。 

 シーテックの加藤広・地域対応グループ長は議事録の作成を認め、警察情報について「いろんなことを知っていた方が良い」、大垣署の牧村康弘副署長は「ノーコメント。治安のため情報を集め、共有することはある」と話した。(編集委員・伊藤智章、渋井玄人)

 

県警情報流出、中部電の子会社が謝罪 「議事録」認める

http://www.asahi.com/articles/ASG7S3K08G7SOIPE00J.html

朝日新聞デジタル 2014年7月24日13時59分 

岐阜県大垣市での風力発電施設建設をめぐる反対派住民らの動向について、事業者の中部電力子会社「シーテック」(名古屋市)が県警大垣署と情報交換していた問題で、同社は24日、「関係する住民のみなさまに申し訳なく思う」と謝罪した。 

 同社秘書・広報担当課の小川十永(みつなが)課長は取材に対し、大垣署から得た反対派住民らの個人情報を記した「議事録」を作成していたことを正式に認めた。個人情報を大垣署から聞いたことについて「通常の情報収集活動で、いろいろな話を警察から聞く。法令違反をしているとの認識は社としてない」と述べた。 

 議事録に個人情報を記載したことについては「取捨選択せずに記録に残してしまった。悪意はなかった。議事録が外部に出たことについて社内で調査を進めている」と話した。(渋井玄人)

 

(管理人より) 風力発電建設でやってることは原発建設とそっくりですね。推進側は市民を潰すのに必死です。

謝罪と書いてあるのに「議事録に残してしまった」と言ってるだけで、事実上、謝罪ではありません。悪いと思ってないのです。

自然エネルギーを推進する市民の中には、「小規模にして自宅に設置」などとDIY感覚で語ったり、すべてを「電力会社の陰謀工作」などと言う陰謀論にどっぷり浸かった狂信者がいますが、自然エネ推進は原発推進と何も変わらない。やり口が同じです。グリーンウオッシュされてるので余計にタチが悪いと思います。 

 

北海道)根室の風力発電計画中止 電源開発「採算低い」

http://digital.asahi.com/articles/ASG7J5GV2G7JIIPE01D.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG7J5GV2G7JIIPE01D

2014年7月17日03時00分 朝日新聞デジタル

 

 

太平洋に面した根室市のフレシマ地区で風力発電計画を進めていた電源開発(東京)は16日、「収益性が低いと判断した」として計画の中止を発表した。「野鳥の楽園」といわれる同市での計画には自然保護団体が反対の声を上げていたが、同社は「今回の判断とは無関係」としている。 

 計画では、最大で15基の風車を建設し、3万4500キロワットの発電を目指していた。周辺は絶滅危惧種のオオワシやオジロワシの飛来地であるため、「風車の羽根との衝突が避けられない」として、日本野鳥の会や市民団体が計画中止を求めていた。 

 16日、電源開発の飯沢雅人環境エネルギー事業部長らが根室市役所を訪れ、計画の中止を伝えた。記者会見で飯沢部長は「電力の自由化で競争も激しくなり、事業評価のハードルが上がった。投資効率のよいものに絞り進めていく」と中止の理由を述べた。根室市以外でも、同様の理由で中止する風力発電計画があるという。自然保護団体の反対については「判断の材料にはしていない」と述べた。 

 市側には発電所建設による税収増への期待もあったが、長谷川俊輔市長は「突然の中止に驚いている。経営上の問題とのことで、その判断を尊重したい」とのコメントを発表した。 

 計画に反対していた「根室の自然環境とエネルギー問題を考える会」の山本純郎会長は「まずはよかったが、今後、風のよい所を探せばまた同じ問題が出る。自然環境を考え計画を立ててほしい」と話している。

 

電源開発を調べてみても、「再エネが原発体制を補完する利権構造」だということがわかります。

HPのトップページの写真に風力発電や水力、火力など持ってきています。なぜか原発だけはありません。せこいですね。青空と緑の中にある風車の写真使ってます。

http://www.jpower.co.jp/index.html

 

ですが、バリバリの原発推進です。大間原発作ってるところですから http://www.jpower.co.jp/bs/field/gensiryoku/index.html

http://www.jpower.co.jp/news_release/pdf/news140620-2.pdf

http://www.jpower.co.jp/news_release/2014/06/news140620.html より 

 

電源開発の飯沢雅人環境エネルギー事業部長は、自然保護団体の反対については「判断の材料にはしていない」と述べています。

原子力ムラが自然エネルギーをやってるわけですから、自然保護団体や市民の意見を聞く態度など持ってるはずがありません。

「自然」エネルギーなのに、自然保護団体の意見を判断の材料にしないのが、国策再生可能エネルギー事業の実態です。

自然エネルギーを言葉のイメージだけで推進している市民や、「企業の風車はダメだけど市民ならいいよね」「風車はダメだけどパネルはいいよね」「小さい風車ならいいよね」などという市民は、原発なくそうと何かしら頑張ってるのかもしれないけど、原発なくすことにつながりません。原子力ムラを儲けさせるだけです。

原発を応援することになる自然エネルギーシステムについて言及しない、脱原発の有名人、政治家、環境NPO、生協、政党、議員に、この矛盾を突きつけてください。

本気で原発なくしたいなら。

岩手県大槌町、吉里吉里海岸の砂浜の砂の検査はされていない?!

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海の日:岩手・宮城の海水浴場 海開きが7割できず

http://mainichi.jp/select/news/20140720k0000m040083000c.html

毎日新聞 2014年07月19日 22時26分(最終更新 07月19日 22時41分)

◇砂浜消滅や防潮堤の復旧工事中で

 21日に東日本大震災後4度目の「海の日」を迎える岩手、宮城両県内では、いまだに7割以上の海水浴場が閉鎖中だ。津波による砂浜の消滅や防潮堤の復旧工事で立ち入り禁止になっているためで、海開きは「早くても5年後」と見込む自治体もある。

 海水浴場が27カ所ある宮城県内で、この夏に利用できるのは5カ所のみだ。「砂浜は地盤沈下し、消波ブロックも打ち上げられたままの状態」(女川町)などが理由という。

 岩手県では北部の7海水浴場は利用可能だが、陸前高田市や大船渡市など南部では復旧工事の車両が2018年度まで往来するため海開きができない。大船渡市の担当者は「内陸部の市町からも問い合わせがあるが、海開きまでは時間がかかる。工事が終わっても砂浜が再生するかどうか」と話す。

 陸前高田市立高田小5年の松田由希菜さん(10)は、2年生だった11年7月、景勝地・高田松原で海水浴をしている夢を見て、その絵を描いた。作文には「海と砂浜を思い出した」と書いた。だが、3年後の今は「海で泳ぎたいとは思わない。海の記憶は薄れたし、もう浜は消えたんだという感覚が当たり前のように心の中でできちゃって」という。

 精神科医で京都大非常勤講師の片田珠美さんは「プールと異なり、潮の流れがあって、生き物も見つかる海では探求心を深められる。学ぶことが多い」と、海水浴の経験は子どもたちの成長にプラスになると指摘する。

 陸前高田市の小学校などではプールも津波で壊れたまま。近隣校の施設を借りており、水泳の授業も震災前のように行うことができない。【根本太一】

 

海開き:吉里吉里海岸で4年ぶり 震災後初 岩手・大槌町

http://mainichi.jp/select/news/20140726k0000e040158000c.html

毎日新聞 2014年07月26日 11時27分(最終更新 07月26日 15時39分)

岩手県大槌町の吉里吉里海岸海水浴場で26日、東日本大震災後で初めての海開きが行われ、海水浴を楽しむ人たちの声が4年ぶりに響いた。

 震災前は、ひと夏で2万人以上が訪れていたが、震災の津波で浜にがれきが漂着するなど大被害を受けた。全国から集ったボランティアらの清掃活動などにより、再開にこぎ着けた。同町の中学1年、芳賀勝さん(13)は「震災後、水遊びができなくなっていたので、この日を待っていた」と笑顔を見せた。

 同海岸では防潮堤工事が行われており、泳げるのは幅約130メートル、岸から約50メートルの区域と、海岸全体の3分の1。工事が本格化する来夏以降は進捗(しんちょく)状況により浜を開放できるか判断するという。【佐々木順一】

  

(管理人より) 海開きできないとしながらも結局しています。上二つの記事も、いっさい海や砂の汚染に触れていません。工事が理由で海開きできないということになっています。

子供たちは危険性がわからないのですから、子供が楽しそうに海遊びする写真が安全性を示すものではありません。

大槌町のHPより

2013/7/1 吉里吉里海岸の水質検査 検出下限値は書かれていません。  

2013/7/24 吉里吉里海岸の水質検査 放射性物質や化学物質の検査はありません。

大槌町のHPで検索をかけてもこの2つ以外出てこない不思議・・・・

 

平成26年7月定例記者会見 町長発言  より転載

吉里吉里海岸海水浴場の開設について

吉里吉里海岸海水浴場」について、震災後初めてとなる今シーズンの開設が決まりましたので、概要をご報告いたします。

 吉里吉里海岸海水浴場につきましては、震災前から多くの町民に親しまれてきた海水浴場でしたが、震災以降、砂浜や海中のガレキといった支障物の撤去が進まず、地盤沈下や津波による砂浜の消失、シャワーやトイレといった海水浴施設の未整備など、海水浴場としての開設が困難な状況が続いておりました。  一方、これまでも地元を中心に海水浴場開設の強い要望が寄せられており、昨年度は海水浴場付近の海中ガレキの撤去も完了したこともあり、安全が確認された一部の区域に限定されますが、今回の海水浴場の開設に至ったところであります。  開設期間は、平成26年7月26日(土)から8月10日(日)までの16日間、時間は午前8時30分から午後3時までを予定しております。  開設にあたっては、あらかじめダイバーによる海中支障物の目視調査を実施しており、安全が確認された岸から50メートル、横幅130メートルの範囲をブイやロープなどで目印を表示したうえで遊泳を案内することとしております。  設備などにつきましては、簡易トイレと手洗い場を海水浴場内に設置するとともに、復興まちづくり大槌株式会社に協力いただき、来場者向け駐車場とシャワー設備を「ホワイトベース大槌」に用意いたします。  また、駐車場は、大槌町農村広場グラウンドにも準備し、ホワイトベースと合わせておよそ100台の駐車区画を確保しております。  期間中、現地には監視員を配置し、安全・安心な海水浴を楽しんでいただけるよう努めるほか、週末限定となりますが、盛岡ライフセービングクラブからの申し出により、複数名のライフセーバーが会場に常駐することにしています。  また、災害など万が一に備えての避難経路を設定し、現地でのわかりやすい表示と避難誘導の徹底を図ることとしております。  なお、先日、県から公表されましたとおり、海水浴場としての水質検査結果は「水質A」と判定されておりますとともに、海水の放射性物質濃度と砂浜の空間放射線量率の測定結果につきましても、いずれも安全値であることを確認しております。  海水浴場開設に関連しての主な日程ですが、安全祈願の神事を7月24日(木)午前10時から現地で執り行いますとともに、地域の皆様が主体となって、26日には「砂の芸術祭」「スタンドアップ・パドルサーフイン体験会」「シーカヤック体験会」が予定されているほか、8月2日には「ビーチバレー大会」などのイベントが開催されると伺っております。
 ぜひ大勢の方にご来場いただき、海水浴もイベントも大いに楽しんでいただければと思います。  吉里吉里海岸は、震災後も地元の自治会を中心に地域の方々が清掃活動に積極的に参加されるなど、地域の皆さまに愛され、親しまれてきた海岸です。今回、こうして海水浴場を開設できることで、大槌の子供たちが地元の海に親しみ、地域の豊かな自然を感じる機会になることを期待しますとともに、町内外からお越しになられる皆様にあらためて海の魅力を感じていただき、安全に、楽しく海水浴をお楽しみいただければと強く願っております。    

岩手県HP 海水浴場の水質調査について

水浴場の放射性物質に関する指針について(環境省)平 成 2 4 年 6 月 8 日

水浴場の水質等調査結果について


岩手県も大槌町も砂の検査はしていないということです。

吉里吉里海岸

所在地:岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里
電話番号:0193-42-2111(大槌町役場)

 

時系列に写真などで見ていきます。

巨大津波三陸沿岸被災地の今・大槌町 より 大槌町・吉里吉里地区 311直後でしょうか。

岩手県大槌町 吉里吉里海岸の瓦礫置場の線量報告 2012/04/29 

吉里吉里海岸 放射線量測定 番外編 〜海岸清掃と行政の問題に付いて  より 2012年10月29日

 

 

吉里吉里漁港 平成25年7月9日現在 (Wordファイル 4.0MB)  


砂をふるいにかける大変な作業なども地元の人々やボランティアさんの手で行われていたようです。しかし、その砂浜のすぐ隣には2012年10月までは少なくとも震災がれき置き場が存在していました。

放射性物質や化学物質に汚染された震災がれきが波に洗われ、海水に染み出していました。

私は、掃除をされた人たちの体調や、砂浜の砂の汚染、海水の化学物質などの汚染がどうなったのか気になっています。

人間の目で見て取り除けないレベルのサイズの粒子の汚染が危険なのです。

海水も、砂浜も汚染というものは均一ではありません。濃淡があるので環境省のような被曝の計算は無意味です。

ヤブロコフ博士の動画を見て欲しいと思います。http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/c/ee9ef2f2b7a3ae84607658a0ea926ace

「それぞれの放射線核種の影響は時間と空間において均質ではない」ヤブロコフ博士


口や目に入る量がわずかでも核種によっては強いダメージを与えるものもあります。

それをサンプリング検査でGOサイン出すという行政の対応は、私はありえないと思います。







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